Difference between revisions of "Lu Xun Complete Works/zh-ja/Shizhong"

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<span style="font-weight: bold;">対訳 / 对照:</span> [[Lu_Xun_Complete_Works/zh-en/Shizhong|<span style="color: #FFD700;">ZH-EN</span>]] &middot; [[Lu_Xun_Complete_Works/zh-de/Shizhong|<span style="color: #FFD700;">ZH-DE</span>]] &middot; [[Lu_Xun_Complete_Works/zh-fr/Shizhong|<span style="color: #FFD700;">ZH-FR</span>]] &middot; [[Lu_Xun_Complete_Works/zh-es/Shizhong|<span style="color: #FFD700;">ZH-ES</span>]] &middot; [[Lu_Xun_Complete_Works/zh-it/Shizhong|<span style="color: #FFD700;">ZH-IT</span>]] &middot; [[Lu_Xun_Complete_Works/zh-ru/Shizhong|<span style="color: #FFD700;">ZH-RU</span>]] &middot; [[Lu_Xun_Complete_Works/zh-ar/Shizhong|<span style="color: #FFD700;">ZH-AR</span>]] &middot; [[Lu_Xun_Complete_Works/zh-hi/Shizhong|<span style="color: #FFD700;">ZH-HI</span>]] &middot; <span style="color: #FFD700; font-weight: bold;">ZH-JA</span>
 
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       “闭会,闭会!……没有异议!……写下来罢!……”袭击队员从位置上站起,也不再听队长的说话,橐橐地走出屋子去了。
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       “闭会,闭会!……没有异议!……写下来罢!……”袭击队员从位置上站起,也不再听队长的说话,橐橐地走出屋子去了。<br/>
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【六 鉱山の人々】<br/>
 
<br/>
 
煙気のために、部屋の中は青みがかって蒸し暑くなっていた。腰掛けが足りなかった。農夫と襲撃隊員たちが混じり合って通路を塞ぎ、入り口に詰めかけ、レーヴィンソンの首の後ろで息をしていた。<br/>
 
<br/>
 
「始めましょう、ヨセフ・アブラモヴィチ」と、リョーブツィが不満そうに言った。彼は自分にも隊長にも満足していなかった。——すべてのことが、今やまるで完全に退屈で面倒なもののように思われた。<br/>
 
<br/>
 
モロシカが入り口に押し入り、陰鬱で険しい顔を見せ、トゥポフと並んで立った。<br/>
 
<br/>
 
レーヴィンソンはわざわざ重々しく説明した——もしこの案件が農夫と襲撃隊の双方に関係がなければ、もし隊の中に地元の者が多くなければ、決して農民たちの仕事を中断させはしなかったのだと。<br/>
 
<br/>
 
「みなさんが判断したとおりにすればよいのです。」彼は農夫たちの緩やかな調子を真似て、重々しく締めくくった。彼はゆっくりと腰掛けに座り、後ろを向くと、忽ち小さな目立たない人間になった——集会を暗がりに残し、彼ら自身で議論させ、彼は灯心のように消えてしまった。<br/>
 
<br/>
 
初めは多くの人が同時に話し、雑然として要領を得なかったが、やがて附和する者も出て、集会はたちまち熱を帯びた。数分間は、一言も聞き取れなかった。発言するのはたいてい農民で、襲撃隊員たちはただ静かに黙って待っていた。<br/>
 
<br/>
 
「それも正しくない」と、苔のような白髪で、いつも不満顔のエスタフィ爺さんが厳しく大声で言った。「昔はな、ミグラシカの時代にはな、こんなことをしでかした奴は、村中を打たれながら引き回されたものだ。盗んだ物を首にぶら下げ、鍋を叩きながら連れ歩いたものだ……」彼はまるで学校の校長のように、干からびた指を振り、まるで誰かを脅しているようだった。<br/>
 
<br/>
 
「またお前のミグラシカの話か!……」背の曲がった片目の男——日本人の話をした男が大声で言った。彼はしきりに手を振ろうとしたが、場所が狭くて、そのためにいっそう苛立っていた。「いつもいつもお前のミグラシカだ!……時代は過ぎたんだ!……お招きしましたがね、もう二度と帰ってこないよ!……」<br/>
 
<br/>
 
「ミグラシカであろうとなかろうと、こんなことをするのは、とにかく良くない。」——爺さんは頑として屈しなかった。「そうやって作っているのだ、みんなを養っているのだ。泥棒を養うために、われわれは必要ない。」<br/>
 
<br/>
 
「泥棒を養うだと? 泥棒の手伝いなんぞ、誰もしやせんよ。泥棒と言うなら、お前のほうこそ養っているかもしれんぞ!」と片目の男が、十年前にどこかへ逃げた爺さんの息子をほのめかして言った。「ここでは別の天秤が必要なんだ! この若者は、六年も戦ってきたんだぞ——瓜を一つ食ったくらいでなぜいけないんだ?……」<br/>
 
<br/>
 
「だが、なぜ盗まなきゃならんのだ?……」と一人が不思議そうに言った。「なんてこった、たいしたことじゃないか……うちへ来さえすれば、袋いっぱいにしてやるよ。あるよあるよ、持っていけ——われわれは家畜に餌をやっているんじゃない、いい人間に、何が惜しいものか!……」<br/>
 
<br/>
 
農民たちの声には、憤りは含まれていなかった。大多数の者はこの件について一致していた——古い規則はもう役に立たない、何か特別な方法が必要なのだ。<br/>
 
<br/>
 
「やはりみなさん自身で決めてください、議長と一緒に!」と誰かが大声で言った。「この件については、われわれは口出しすることはない……」<br/>
 
<br/>
 
レーヴィンソンが改めて立ち上がり、テーブルを叩いた。<br/>
 
<br/>
 
「同志諸君、順番に発言しましょう。」彼は落ち着いて、しかしはっきりと、みなに聞こえるように言った。「一斉に話しては、何の結論も出ません。ところでモロシカはどこだ?……おい、こっちへ来い……」彼は陰鬱な顔をして続けた。みなの目が伝令使の立っているほうへ向けられた。<br/>
 
<br/>
 
「俺はここにも見えているが……」モロシカが曖昧に言った。<br/>
 
<br/>
 
「行け、行け!……」トゥポフが彼を押した。<br/>
 
<br/>
 
モロシカは躊躇した。レーヴィンソンが前のほうへ歩み寄り、万力のような瞬きもしない視線で、釘のようにモロシカを群集の中から引き抜いた。<br/>
 
<br/>
 
伝令使は誰も見ず、うつむいてテーブルのほうへ歩いた。汗が滴り、手が震えていた。自分の体に何百もの好奇の視線が突き刺さっているのを感じ、顔を上げようとしたが、たちまち硬い麻のような髭を生やしたガンカレンコの顔に出くわした。工兵は同情深く、しかし厳しく彼を見ていた。モロシカは耐えられず、窓のほうを向いて、虚空に目を凝らした。<br/>
 
<br/>
 
「では、審議しましょう。」レーヴィンソンは相変わらず極めて穏やかに、しかし門の外の者にも聞こえるように言った。「誰か発言したい者は?……ほら、おじいさん、何か言いたいことがあるだろう?……」<br/>
 
<br/>
 
「ここで何を言えというんだ。」エスタフィ爺さんは狼狽して言った。「われわれはただ、身内同士の話だよ……」<br/>
 
<br/>
 
「自分たちで決めればいいじゃないか、簡単なことだ!」農民たちがまた騒々しく叫んだ。<br/>
 
<br/>
 
「ではおじいさん、私に言わせてくれ……」突然、トゥポフが抑えた力を込めて言った。なぜかエスタフィ爺さんのほうを見ながら、レーヴィンソンのことも「おじいさん」と呼び間違えた。<br/>
 
<br/>
 
トゥポフの声には名状しがたい威圧があり、みなの顔がそちらへ向いた。彼はテーブルに近づき、モロシカと並んで立ち——その大きく逞しい体でレーヴィンソンを覆い隠した。<br/>
 
<br/>
 
「自分たちで決めろだと?……心配しているのか!?……」彼は胸を張り、熱心な怒声を引きずるように言った。「ならば、自分たちで決めようじゃないか!……」彼は突然モロシカのほうに身をかがめ、その熱い目を彼に据えた。「お前はわれわれの仲間か、言え、モロシカ?……鉱山の者か?」彼は緊張し、刻毒に問うた。「ふん、ふん、汚い血め——スーチャンの鉱石め!……われわれの仲間でいたくないのか? ふざけるのか? 鉱山の者の面汚しをするのか?——よし!……」彼の声は、響き渡る硬�ite のように、重い鋼のような音を発して、静寂の中に落ちていった。<br/>
 
<br/>
 
モロシカは布のように白くなり、じっとその目を凝視した。心臓は揺れ動き、まるで銃弾に打たれたかのようだった。<br/>
 
<br/>
 
「よし!……」トゥポフは繰り返した……「行って騒ぎを起こせ!……お前がわれわれから離れたらどうなるか、見ものだ!……そしてわれわれはと言えば……このガキを追い出してしまえ!……」彼は突然レーヴィンソンのほうを向き、簡潔に言い終えた。<br/>
 
<br/>
 
「見ていろ——自分を台無しにするなよ!……」と襲撃隊の一人が大声で言った。<br/>
 
<br/>
 
「何だと?」トゥポフは獰猛に問い返し、一歩前に出た。<br/>
 
<br/>
 
「頼むよ、もういいだろう……」と隅から、驚いた老人の鼻声が聞こえた。<br/>
 
<br/>
 
レーヴィンソンが後ろから小隊長の袖を引いた。<br/>
 
<br/>
 
「トゥポフ……トゥポフ……」彼は静かに呼んだ。「もう少し脇へ寄ってくれ——人が見えなくなる。……」<br/>
 
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トゥポフは最後の矢を射尽くし、隊長を見て、当惑しながらよろめき、落ち着いた。
 
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“我就在说这个,”疑心似的斜瞥着图皤夫那面,刚卡连珂接下去说,(他以为那骂詈是对他的了。)“将这事就这样简单地拉倒,是不行的。但要立刻驱逐,也不是办法,——我们就毁了自己。我的意见是这样的:应该问他自己!……”他于是用手掌沉重地在空中一劈,仿佛要将别的无用的意见,从自己的意见分开。<br/>
 
“我就在说这个,”疑心似的斜瞥着图皤夫那面,刚卡连珂接下去说,(他以为那骂詈是对他的了。)“将这事就这样简单地拉倒,是不行的。但要立刻驱逐,也不是办法,——我们就毁了自己。我的意见是这样的:应该问他自己!……”他于是用手掌沉重地在空中一劈,仿佛要将别的无用的意见,从自己的意见分开。<br/>
 
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  “瞧哪,多么高兴呀。”马用了那冰冷的鼻子,来乱碰他的头的时候,他推着米式加的头,说:“你光知道装腔,我呢,——我却得来收拾。”
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  “瞧哪,多么高兴呀。”马用了那冰冷的鼻子,来乱碰他的头的时候,他推着米式加的头,说:“你光知道装腔,我呢,——我却得来收拾。”<br/>
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「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」と、疑い深げにトゥポフのほうをちらりと見ながら、ガンカレンコが続けた(彼はあの罵りが自分に向けられたのだと思ったのだ)。「これを簡単に片づけてしまうわけにはいかない。だが即座に追放するのも方法ではない——われわれ自身を滅ぼすことになる。私の意見はこうだ——本人に聞くべきだ!……」彼は手のひらで空中を重く断ち切った。まるでほかの無用な意見を自分の意見から切り離すかのように。<br/>
 
<br/>
 
「そうだ!……本人に聞いてみろ!……もし後悔しているなら、自分から言うはずだ!……」<br/>
 
<br/>
 
トゥポフは元の場所に戻ろうとしたが、通路の途中で立ち止まり、捜索するかのようにモロシカを凝視した。しかし彼はまったく自分の考えもなくぼんやりと見ているだけで、ただ汗ばんだ指で下着のボタンをいじっていた。<br/>
 
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「言え、お前はどう思っているんだ、言え!……」<br/>
 
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モロシカは横目でレーヴィンソンをちらりと見た。<br/>
 
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「はい、わたしはこう……」彼は小声で話し始めたが、言葉が出てこず、黙り込んだ。<br/>
 
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「言え、言え!」みなが彼を励ますように叫んだ。<br/>
 
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「はい、わたしはこう……やらかしてしまった……」彼はまた必要な言葉が見つからず、リョーブツィのほうに顔を向けた……「ほら、あの瓜が……もし悪いことだとわかっていたら……わざわざ悪い心で盗んだとでも言うのか?……うちの子供たちがほら……みんな知っているだろう、わたしもつい……それにトゥポフの言うように、わたしは仲間全体を……本当に、兄弟たちよ!……」突然、彼の胸の中で何かが破裂した。彼は胸をつかみ、全身を前のめりにし、両目から温かく潤んだ光が射した。……「仲間のためなら、わたしは最後の一滴の血だって捧げる。こんなふうに……こんなふうに、お前たちの面汚しを……それとも何なんだ!……」<br/>
 
<br/>
 
別の音が街から部屋の中に透き通ってきた——犬がシニドキンの村で吠え、娘たちが歌い、牧師の家の隣人から規則正しい鈍い音が伝わってきた、まるで砥石のように。渡し場では、人々が声を長く引いて「おおい、引けえ!」と叫ぶ声が聞こえた。<br/>
 
<br/>
 
「だが、自分をどう罰すればいいんだ?……」モロシカは続けて言った。悲痛だが、先ほどよりもすでに落ち着いており、あれほど誠実でもなくなっていた。「誓うしかない……鉱夫の誓いだ……それは覆らない……もう悪いことはしない……」<br/>
 
<br/>
 
「だが、もし守れなかったら?」レーヴィンソンが注意深く問うた。<br/>
 
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「守れなかったら……」モロシカは農民たちの前で恥じ入り、顔をしかめた。<br/>
 
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「だが、もしできなかったら?……」<br/>
 
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「その時は、どうなっても構わない……銃殺してくれ……」<br/>
 
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「よし、お前の命を貰うぞ!」トゥポフは厳しく言ったが、その目にはもう怒りはなく、ただ親しげに、嘲るように輝いていた。<br/>
 
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「では、終わりだ!……終わりだぞ!」人々が腰掛けの上で叫んだ。<br/>
 
<br/>
 
「では、これで終わったということだ……」農民たちは、この面倒な集会がまもなく終わることを喜んで言った。「つまらないことで、一年も話し続けたようなものだ……」<br/>
 
<br/>
 
「では、このように決定しようか、それとも……? ほかに提案はないか?……」<br/>
 
<br/>
 
「早く閉会しろ、地獄へ落ちろ……」先ほどの緊張から急に晴れやかな気分に変わった襲撃隊員たちが叫んだ。「うんざりだ……腹がまたどれほど減ったことか——腸と腸がぎゅうぎゅうに押し合っている!……」<br/>
 
<br/>
 
「いや、待ってくれ」とレーヴィンソンは手を挙げて、落ち着いて、目を据えて言った。<br/>
 
<br/>
 
「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」<br/>
 
<br/>
 
「何だ、まだあるのか?!」<br/>
 
<br/>
 
「こういう決議を定める必要があると思う……」彼は四方を見回した……「ここには書記もいないのか!……」彼はふと微かに、温かく笑った。「キシュ、ここへ来て書け……こういう決議だ——軍事の暇な時には、街の犬を追いかけるのではなく、農民の手伝いを少しすべし……」彼はまるで誰かが農民の手伝いをすることを自分で信じているかのように、確信に満ちた口調で言った。<br/>
 
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「いや、そんなことはまったく望んでおらんよ!」と農民の中の誰かが言った。<br/>
 
<br/>
 
レーヴィンソンは思った——「しめた!」<br/>
 
<br/>
 
「しっ……しっ!……」ほかの農民がその男を遮った。「聞いてみろ。やらせてみろ——手がすり減るわけでもあるまい!……」<br/>
 
<br/>
 
「リョーブツィのためには、特別に手伝ってやろうじゃないか……」<br/>
 
<br/>
 
「なぜ特別にだ?」と農民たちが叫んだ。「あいつはどんな大旦那だ?……?……議長をやっているからと言って、誰にだってできることだ!……」<br/>
 
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「閉会、閉会!……異議なし!……書き留めろ!……」襲撃隊員たちは席から立ち上がり、もう隊長の話も聞かず、靴音を響かせて部屋を出て行った。<br/>
 
<br/>
 
「ああ……ワーニャ!……」一人のぼさぼさ頭の尖った鼻の少年が、モロシカのところへ走ってきた。長靴を履き、小刻みに足を運んで彼を入り口へ引っ張った。「わたしのいとしい坊や、小さな息子、鼻たれ坊主……ああ!……」彼は器用に帽子を斜めにかぶり、もう一方の手でモロシカを抱いて、入り口の床板をとんとん鳴らして歩いた。<br/>
 
<br/>
 
「放せ、放せ!」伝令使は彼を押しのけたが、悪意からではなかった。<br/>
 
<br/>
 
レーヴィンソンとバクラーノフが、早足で脇を通り過ぎた。<br/>
 
<br/>
 
「トゥポフという奴は、なかなか強いな。」副手は興奮して唾を飛ばし、手を振りながら言った。「あいつとガンカレンコを喧嘩させたら、面白いだろうな! どっちが勝つと思う?……」<br/>
 
<br/>
 
レーヴィンソンは別のことを考えていて、彼の話を聞いていなかった。湿った埃が、足の裏に柔らかく感じられた。<br/>
 
<br/>
 
モロシカはいつの間にか後ろに残されていた。最後の農夫たちも彼に追いついた。彼らはもう穏やかに慌てず急がず話していた——まるで集会からではなく、仕事の後に帰ってきたかのように。
 
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【七 莱奋生】<br/>
 
【七 莱奋生】<br/>
 
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       “对的!……他的头很不错。”巴克拉诺夫感叹起来,但对于美迭里札的独立的思想的过于大胆的飞跃,又略有些歆羡。“前几时还在看马的,再过两年,一定会成为指挥我们的罢……”
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       “对的!……他的头很不错。”巴克拉诺夫感叹起来,但对于美迭里札的独立的思想的过于大胆的飞跃,又略有些歆羡。“前几时还在看马的,再过两年,一定会成为指挥我们的罢……”<br/>
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“美迭里札么?……呵——阿……是的,是一个脚色呀!”莱奋生也共鸣了。“但是,小心些罢,——不要自负……”<br/>
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      然而利用了各人都以自己为比别人高强,不听别人的话的这热心的论争,莱奋生就将美迭里札的计划,用了更单纯,更慎重的自己的计划换了出来。但他做得很巧妙,很隐藏,他的新的提案,便当作美迭里札的提案而付了表决,并且为大家所采用了。<br/>
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      在回答市镇和式泰信斯基的书信中,莱奋生通知几天之内,就要将部队移到伊罗罕札河的上流希比希村去,而于病院倘没有特别的命令,便还留在那地方。莱奋生是还住在那镇上的时候,就认识了式泰信斯基的。这回是他写给他的第二封告警的信了。<br/>
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      他在深夜里才做完他的工作;洋灯里的油已经点尽了。从敞开的窗间,流来了湿气和烂叶的气味。蟑螂在火炉后面索索作响,隔壁的小屋里,有略勃支的打鼾声。莱奋生忽然,记起了他妻子的信,便将油添在洋灯里,看了起来。并没有什么新鲜的,高兴的事。仍象先前一样,找不到什么地方做事,能卖的东西已经全部卖掉,现在只好靠着“工人红十字”的款子糊口,孩子们是生着坏血病和贫血症了。而且每一行里,无不流露着对于他的无限的关切。莱奋生沉思地理着胡子,动手来写回信。开初,他是不愿意将头钻进和这方面的生活相连结的思想里去的,但他的心情渐被牵引过去,他的脸渐渐缓和,他用难认的小字,写了两张纸,而其中的许多话,是谁也不能想到,莱奋生竟会知道着这样的言语的。<br/>
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      于是欠伸了疲倦的手脚,他到后院去了。马厩里面,马在踏蹄,啮着新鲜的草。守夜的卫兵紧抱着枪,睡在天幕下。莱奋生想:“倘若别的哨兵们也这样地睡着,可怎么呢?……”他站了一会,好容易克服了自己的渴睡的心情,将一匹雄马从马厩里牵出。他加了马具。那卫兵仍旧没有醒。“瞧罢,这狗养的。”——莱奋生想。他注意地拿了他的帽子,藏在干草里,便跳上鞍桥,去查卫兵去了。<br/>
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      他沿着灌木丛子,到了栅门口。<br/>
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      “谁在这里?”哨兵粗暴地问,响着枪闩。<br/>
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      “伙伴……”<br/>
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      “莱奋生?……为什么在夜里走动的?”<br/>
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      “巡察员来了没有?”<br/>
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      “十五分钟前来过了一个。”<br/>
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      “没有新消息么?”<br/>
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      “现下,是都平稳的……有烟草么?……”<br/>
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      莱奋生分给他一点满洲尔加,于是涉了河的浅滩,到了田野。<br/>
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      半瞎的月亮照临着,苍白的,满是露水的丛莽,显在昏暗中。浅河的每一个涟波,碰着砾石,都在分明地发响。前面的丘冈上,跳动着四个骑马的人。莱奋生转向丛莽那边去,躲了起来。声音逐渐近来了,莱奋生看清了两个人:是巡察。<br/>
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      “等一等,”一个一面说,一面勒马向路上去,马着鼻子,向旁边跳了起来。有一匹感到了莱奋生跨着的雄马,轻轻地嘶鸣了。<br/>
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      “不是吓了我们么?”前面的一个用了激动的勇壮的声音,说。“忒儿儿儿,……畜生!……”<br/>
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      “同你们在一起的是谁呀?”莱奋生将马靠近去,一面问。<br/>
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      “阿梭庚的斥候呵……日本军已在马理耶诺夫加出现了……”<br/>
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      “在马理耶诺夫加?”莱奋生出了惊,说。“那么,阿梭庚和他的部队,在那里呢?”<br/>
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      “在克理罗夫加。”斥候的一个说。“我们是退却了的……这战斗打得很凶恶,我们不能支持了。现在是派来和你这面来连络的。明天我们要退到高丽人的农场去了……”他沉重地俯向鞍上,——恰如他自己的言语的厉害的重担,压着了他一般。“都成了灰了。我们给打死了四十个。一夏天里,这样的损害,我们是一回也未曾有过的。”<br/>
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      “你早就离开克理罗夫加了么?”莱奋生问。“回转罢,我和你一同去……”<br/>
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      到了太阳快出的时候,他衰惫,瘦削,带着充血的眼和因为不眠而沉重的头,回到队里来了。<br/>
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      和阿梭庚的会面,决定底证明了莱奋生所下的决心——销声匿迹,从速离开这里的决心之正当。不特此也,阿梭庚的部队的样子,还将这事显得很分明:所有联系,都在朽烂了,宛如锈的钉子和锈的铁箍的桶,却遭了强有力的大斧的一击。人们不听指挥者的话,无目的地在后园徘徊,而且许多人还喝得烂醉。有一个人特别留在莱奋生的心里:一个绻发的瘦削的人,坐在路旁的广场上,用浑浊的眼睛,凝视着地面,在盲目底的绝望中,向灰白的朝雾一弹一弹地放枪。<br/>
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      一回来,莱奋生便将自己的信发出,给与受信人。但他已经决定于明晚离开这村庄,却没有给一个人知道。<br/>
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【六 鉱山の人々】<br/>
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煙気のために、部屋の中は青みがかって蒸し暑くなっていた。腰掛けが足りなかった。農夫と襲撃隊員たちが混じり合って通路を塞ぎ、入り口に詰めかけ、レーヴィンソンの首の後ろで息をしていた。<br/>
 
煙気のために、部屋の中は青みがかって蒸し暑くなっていた。腰掛けが足りなかった。農夫と襲撃隊員たちが混じり合って通路を塞ぎ、入り口に詰めかけ、レーヴィンソンの首の後ろで息をしていた。<br/>
 
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トゥポフの声には名状しがたい威圧があり、みなの顔がそちらへ向いた。彼はテーブルに近づき、モロシカと並んで立ち——その大きく逞しい体でレーヴィンソンを覆い隠した。<br/>
 
トゥポフの声には名状しがたい威圧があり、みなの顔がそちらへ向いた。彼はテーブルに近づき、モロシカと並んで立ち——その大きく逞しい体でレーヴィンソンを覆い隠した。<br/>
 
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「自分たちで決めろだと?……心配しているのか!?……」彼は胸を張り、熱心な怒声を引きずるように言った。「ならば、自分たちで決めようじゃないか!……」彼は突然モロシカのほうに身をかがめ、その熱い目を彼に据えた。「お前はわれわれの仲間か、言え、モロシカ?……鉱山の者か?」彼は緊張し、刻毒に問うた。「ふん、ふん、汚い血め——スーチャンの鉱石め!……われわれの仲間でいたくないのか? ふざけるのか? 鉱山の者の面汚しをするのか?——よし!……」彼の声は、響き渡る硬炭のように、重い鋼のような音を発して、静寂の中に落ちていった。<br/>
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「自分たちで決めろだと?……心配しているのか!?……」彼は胸を張り、熱心な怒声を引きずるように言った。「ならば、自分たちで決めようじゃないか!……」彼は突然モロシカのほうに身をかがめ、その熱い目を彼に据えた。「お前はわれわれの仲間か、言え、モロシカ?……鉱山の者か?」彼は緊張し、刻毒に問うた。「ふん、ふん、汚い血め——スーチャンの鉱石め!……われわれの仲間でいたくないのか? ふざけるのか? 鉱山の者の面汚しをするのか?——よし!……」彼の声は、響き渡る硬�ite のように、重い鋼のような音を発して、静寂の中に落ちていった。<br/>
 
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モロシカは布のように白くなり、じっとその目を凝視した。心臓は揺れ動き、まるで銃弾に打たれたかのようだった。<br/>
 
モロシカは布のように白くなり、じっとその目を凝視した。心臓は揺れ動き、まるで銃弾に打たれたかのようだった。<br/>
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トゥポフは最後の矢を射尽くし、隊長を見て、当惑しながらよろめき、落ち着いた。<br/>
 
トゥポフは最後の矢を射尽くし、隊長を見て、当惑しながらよろめき、落ち着いた。<br/>
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「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」と、疑い深げにトゥポフのほうをちらりと見ながら、ガンカレンコが続けた(彼はあの罵りが自分に向けられたのだと思ったのだ)。「これを簡単に片づけてしまうわけにはいかない。だが即座に追放するのも方法ではない——われわれ自身を滅ぼすことになる。私の意見はこうだ——本人に聞くべきだ!……」彼は手のひらで空中を重く断ち切った。まるでほかの無用な意見を自分の意見から切り離すかのように。<br/>
「だが、なぜわれわれはいつもこの馬鹿者を追い出さなければならないんだ?」巻き毛の、日に焼けた頭を群衆の上に昂然と掲げて、ガンカレンコが突然口を開いた。「わたしは彼を弁護しようとは少しも思わない、なぜなら人間は落ち着きなしではいられないからだ——彼は悪いことをした、しかも私は毎日彼と喧嘩している……だが彼は、率直に言って、戦える奴だ——これだけは否定できない。われわれは彼とウスリーの戦線を共にした、前衛部隊として。彼はわれわれの仲間だ——決して内通者にはならず、決してみんなを裏切らなかった……」<br/>
 
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「仲間か……」トゥポフが悲痛そうに口を挟んだ。「じゃあ、われわれは彼の仲間ではないとでも言うのか?……われわれは同じ坑道で掘ったんだ……ほとんど三ヶ月、一枚の外套の下で寝た!……今、あのいまいましいイタチ野郎の」彼は突然あの甘ったるい声のキシュを思い出した、「くせに、われわれに説教しようっていうのか!……」<br/>
 
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「私が言っているのはまさにそのことだ」と、疑い深げにトゥポフのほうをちらりと見ながら、ガンカレンコが続けた(彼はあの罵りが自分に向けられたのだと思ったのだ)。「これを簡単に片づけてしまうわけにはいかない。だが即座に追放するのも方法ではない——われわれ自身を滅ぼすことになる。私の意見はこうだ——本人に聞くべきだ!……」彼は手のひらで空中を重く断ち切った。まるでほかの無用な意見を自分の意見から切り離すかのように。<br/>
 
 
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「そうだ!……本人に聞いてみろ!……もし後悔しているなら、自分から言うはずだ!……」<br/>
 
「そうだ!……本人に聞いてみろ!……もし後悔しているなら、自分から言うはずだ!……」<br/>
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「その時は、どうなっても構わない……銃殺してくれ……」<br/>
 
「その時は、どうなっても構わない……銃殺してくれ……」<br/>
 
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「よし、お前の命を貰うぞ!」トゥポフは厳しく言ったが、その目にはもう怒りはなく、ただ親しげに、嘲るように輝いていた。
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「よし、お前の命を貰うぞ!」トゥポフは厳しく言ったが、その目にはもう怒りはなく、ただ親しげに、嘲るように輝いていた。<br/>
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「では、終わりだ!……終わりだぞ!」人々が腰掛けの上で叫んだ。<br/>
“美迭里札么?……呵——阿……是的,是一个脚色呀!”莱奋生也共鸣了。“但是,小心些罢,——不要自负……”<br/>
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「では、これで終わったということだ……」農民たちは、この面倒な集会がまもなく終わることを喜んで言った。「つまらないことで、一年も話し続けたようなものだ……」<br/>
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「では、このように決定しようか、それとも……? ほかに提案はないか?……」<br/>
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「早く閉会しろ、地獄へ落ちろ……」先ほどの緊張から急に晴れやかな気分に変わった襲撃隊員たちが叫んだ。「うんざりだ……腹がまたどれほど減ったことか——腸と腸がぎゅうぎゅうに押し合っている!……」<br/>
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「いや、待ってくれ」とレーヴィンソンは手を挙げて、落ち着いて、目を据えて言った。<br/>
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「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」<br/>
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「何だ、まだあるのか?!」<br/>
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「こういう決議を定める必要があると思う……」彼は四方を見回した……「ここには書記もいないのか!……」彼はふと微かに、温かく笑った。「キシュ、ここへ来て書け……こういう決議だ——軍事の暇な時には、街の犬を追いかけるのではなく、農民の手伝いを少しすべし……」彼はまるで誰かが農民の手伝いをすることを自分で信じているかのように、確信に満ちた口調で言った。<br/>
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「いや、そんなことはまったく望んでおらんよ!」と農民の中の誰かが言った。<br/>
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レーヴィンソンは思った——「しめた!」<br/>
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「しっ……しっ!……」ほかの農民がその男を遮った。「聞いてみろ。やらせてみろ——手がすり減るわけでもあるまい!……」<br/>
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「リョーブツィのためには、特別に手伝ってやろうじゃないか……」<br/>
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「なぜ特別にだ?」と農民たちが叫んだ。「あいつはどんな大旦那だ?……?……議長をやっているからと言って、誰にだってできることだ!……」<br/>
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「閉会、閉会!……異議なし!……書き留めろ!……」襲撃隊員たちは席から立ち上がり、もう隊長の話も聞かず、靴音を響かせて部屋を出て行った。<br/>
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「ああ……ワーニャ!……」一人のぼさぼさ頭の尖った鼻の少年が、モロシカのところへ走ってきた。長靴を履き、小刻みに足を運んで彼を入り口へ引っ張った。「わたしのいとしい坊や、小さな息子、鼻たれ坊主……ああ!……」彼は器用に帽子を斜めにかぶり、もう一方の手でモロシカを抱いて、入り口の床板をとんとん鳴らして歩いた。<br/>
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「放せ、放せ!」伝令使は彼を押しのけたが、悪意からではなかった。<br/>
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レーヴィンソンとバクラーノフが、早足で脇を通り過ぎた。<br/>
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「トゥポフという奴は、なかなか強いな。」副手は興奮して唾を飛ばし、手を振りながら言った。「あいつとガンカレンコを喧嘩させたら、面白いだろうな! どっちが勝つと思う?……」<br/>
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レーヴィンソンは別のことを考えていて、彼の話を聞いていなかった。湿った埃が、足の裏に柔らかく感じられた。<br/>
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モロシカはいつの間にか後ろに残されていた。最後の農夫たちも彼に追いついた。彼らはもう穏やかに慌てず急がず話していた——まるで集会からではなく、仕事の後に帰ってきたかのように。<br/>
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煙気のために、部屋の中は青みがかって蒸し暑くなっていた。腰掛けが足りなかった。農夫と襲撃隊員たちが混じり合って通路を塞ぎ、入り口に詰めかけ、レーヴィンソンの首の後ろで息をしていた。<br/>
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「始めましょう、ヨセフ・アブラモヴィチ」と、リョーブツィが不満そうに言った。彼は自分にも隊長にも満足していなかった。——すべてのことが、今やまるで完全に退屈で面倒なもののように思われた。<br/>
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モロシカが入り口に押し入り、陰鬱で険しい顔を見せ、トゥポフと並んで立った。<br/>
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レーヴィンソンはわざわざ重々しく説明した——もしこの案件が農夫と襲撃隊の双方に関係がなければ、もし隊の中に地元の者が多くなければ、決して農民たちの仕事を中断させはしなかったのだと。<br/>
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「みなさんが判断したとおりにすればよいのです。」彼は農夫たちの緩やかな調子を真似て、重々しく締めくくった。彼はゆっくりと腰掛けに座り、後ろを向くと、忽ち小さな目立たない人間になった——集会を暗がりに残し、彼ら自身で議論させ、彼は灯心のように消えてしまった。<br/>
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初めは多くの人が同時に話し、雑然として要領を得なかったが、やがて附和する者も出て、集会はたちまち熱を帯びた。数分間は、一言も聞き取れなかった。発言するのはたいてい農民で、襲撃隊員たちはただ静かに黙って待っていた。<br/>
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「それも正しくない」と、苔のような白髪で、いつも不満顔のエスタフィ爺さんが厳しく大声で言った。「昔はな、ミグラシカの時代にはな、こんなことをしでかした奴は、村中を打たれながら引き回されたものだ。盗んだ物を首にぶら下げ、鍋を叩きながら連れ歩いたものだ……」彼はまるで学校の校長のように、干からびた指を振り、まるで誰かを脅しているようだった。<br/>
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「またお前のミグラシカの話か!……」背の曲がった片目の男——日本人の話をした男が大声で言った。彼はしきりに手を振ろうとしたが、場所が狭くて、そのためにいっそう苛立っていた。「いつもいつもお前のミグラシカだ!……時代は過ぎたんだ!……お招きしましたがね、もう二度と帰ってこないよ!……」<br/>
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「ミグラシカであろうとなかろうと、こんなことをするのは、とにかく良くない。」——爺さんは頑として屈しなかった。「そうやって作っているのだ、みんなを養っているのだ。泥棒を養うために、われわれは必要ない。」<br/>
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「泥棒を養うだと? 泥棒の手伝いなんぞ、誰もしやせんよ。泥棒と言うなら、お前のほうこそ養っているかもしれんぞ!」と片目の男が、十年前にどこかへ逃げた爺さんの息子をほのめかして言った。「ここでは別の天秤が必要なんだ! この若者は、六年も戦ってきたんだぞ——瓜を一つ食ったくらいでなぜいけないんだ?……」<br/>
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「だが、なぜ盗まなきゃならんのだ?……」と一人が不思議そうに言った。「なんてこった、たいしたことじゃないか……うちへ来さえすれば、袋いっぱいにしてやるよ。あるよあるよ、持っていけ——われわれは家畜に餌をやっているんじゃない、いい人間に、何が惜しいものか!……」<br/>
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農民たちの声には、憤りは含まれていなかった。大多数の者はこの件について一致していた——古い規則はもう役に立たない、何か特別な方法が必要なのだ。<br/>
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「やはりみなさん自身で決めてください、議長と一緒に!」と誰かが大声で言った。「この件については、われわれは口出しすることはない……」<br/>
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レーヴィンソンが改めて立ち上がり、テーブルを叩いた。<br/>
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「同志諸君、順番に発言しましょう。」彼は落ち着いて、しかしはっきりと、みなに聞こえるように言った。「一斉に話しては、何の結論も出ません。ところでモロシカはどこだ?……おい、こっちへ来い……」彼は陰鬱な顔をして続けた。みなの目が伝令使の立っているほうへ向けられた。<br/>
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「俺はここにも見えているが……」モロシカが曖昧に言った。<br/>
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「行け、行け!……」トゥポフが彼を押した。<br/>
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モロシカは躊躇した。レーヴィンソンが前のほうへ歩み寄り、万力のような瞬きもしない視線で、釘のようにモロシカを群集の中から引き抜いた。<br/>
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伝令使は誰も見ず、うつむいてテーブルのほうへ歩いた。汗が滴り、手が震えていた。自分の体に何百もの好奇の視線が突き刺さっているのを感じ、顔を上げようとしたが、たちまち硬い麻のような髭を生やしたガンカレンコの顔に出くわした。工兵は同情深く、しかし厳しく彼を見ていた。モロシカは耐えられず、窓のほうを向いて、虚空に目を凝らした。<br/>
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「では、審議しましょう。」レーヴィンソンは相変わらず極めて穏やかに、しかし門の外の者にも聞こえるように言った。「誰か発言したい者は?……ほら、おじいさん、何か言いたいことがあるだろう?……」<br/>
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「ここで何を言えというんだ。」エスタフィ爺さんは狼狽して言った。「われわれはただ、身内同士の話だよ……」<br/>
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「自分たちで決めればいいじゃないか、簡単なことだ!」農民たちがまた騒々しく叫んだ。<br/>
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「ではおじいさん、私に言わせてくれ……」突然、トゥポフが抑えた力を込めて言った。なぜかエスタフィ爺さんのほうを見ながら、レーヴィンソンのことも「おじいさん」と呼び間違えた。<br/>
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トゥポフの声には名状しがたい威圧があり、みなの顔がそちらへ向いた。彼はテーブルに近づき、モロシカと並んで立ち——その大きく逞しい体でレーヴィンソンを覆い隠した。<br/>
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「自分たちで決めろだと?……心配しているのか!?……」彼は胸を張り、熱心な怒声を引きずるように言った。「ならば、自分たちで決めようじゃないか!……」彼は突然モロシカのほうに身をかがめ、その熱い目を彼に据えた。「お前はわれわれの仲間か、言え、モロシカ?……鉱山の者か?」彼は緊張し、刻毒に問うた。「ふん、ふん、汚い血め——スーチャンの鉱石め!……われわれの仲間でいたくないのか? ふざけるのか? 鉱山の者の面汚しをするのか?——よし!……」彼の声は、響き渡る硬炭のように、重い鋼のような音を発して、静寂の中に落ちていった。<br/>
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モロシカは布のように白くなり、じっとその目を凝視した。心臓は揺れ動き、まるで銃弾に打たれたかのようだった。<br/>
 
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「よし!……」トゥポフは繰り返した……「行って騒ぎを起こせ!……お前がわれわれから離れたらどうなるか、見ものだ!……そしてわれわれはと言えば……このガキを追い出してしまえ!……」彼は突然レーヴィンソンのほうを向き、簡潔に言い終えた。<br/>
      然而利用了各人都以自己为比别人高强,不听别人的话的这热心的论争,莱奋生就将美迭里札的计划,用了更单纯,更慎重的自己的计划换了出来。但他做得很巧妙,很隐藏,他的新的提案,便当作美迭里札的提案而付了表决,并且为大家所采用了。<br/>
 
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「見ていろ——自分を台無しにするなよ!……」と襲撃隊の一人が大声で言った。<br/>
      在回答市镇和式泰信斯基的书信中,莱奋生通知几天之内,就要将部队移到伊罗罕札河的上流希比希村去,而于病院倘没有特别的命令,便还留在那地方。莱奋生是还住在那镇上的时候,就认识了式泰信斯基的。这回是他写给他的第二封告警的信了。<br/>
 
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「何だと?」トゥポフは獰猛に問い返し、一歩前に出た。<br/>
      他在深夜里才做完他的工作;洋灯里的油已经点尽了。从敞开的窗间,流来了湿气和烂叶的气味。蟑螂在火炉后面索索作响,隔壁的小屋里,有略勃支的打鼾声。莱奋生忽然,记起了他妻子的信,便将油添在洋灯里,看了起来。并没有什么新鲜的,高兴的事。仍象先前一样,找不到什么地方做事,能卖的东西已经全部卖掉,现在只好靠着“工人红十字”的款子糊口,孩子们是生着坏血病和贫血症了。而且每一行里,无不流露着对于他的无限的关切。莱奋生沉思地理着胡子,动手来写回信。开初,他是不愿意将头钻进和这方面的生活相连结的思想里去的,但他的心情渐被牵引过去,他的脸渐渐缓和,他用难认的小字,写了两张纸,而其中的许多话,是谁也不能想到,莱奋生竟会知道着这样的言语的。<br/>
 
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「頼むよ、もういいだろう……」と隅から、驚いた老人の鼻声が聞こえた。<br/>
      于是欠伸了疲倦的手脚,他到后院去了。马厩里面,马在踏蹄,啮着新鲜的草。守夜的卫兵紧抱着枪,睡在天幕下。莱奋生想:“倘若别的哨兵们也这样地睡着,可怎么呢?……”他站了一会,好容易克服了自己的渴睡的心情,将一匹雄马从马厩里牵出。他加了马具。那卫兵仍旧没有醒。“瞧罢,这狗养的。”——莱奋生想。他注意地拿了他的帽子,藏在干草里,便跳上鞍桥,去查卫兵去了。<br/>
 
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レーヴィンソンが後ろから小隊長の袖を引いた。<br/>
      他沿着灌木丛子,到了栅门口。<br/>
 
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「トゥポフ……トゥポフ……」彼は静かに呼んだ。「もう少し脇へ寄ってくれ——人が見えなくなる。……」<br/>
      “谁在这里?”哨兵粗暴地问,响着枪闩。<br/>
 
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トゥポフは最後の矢を射尽くし、隊長を見て、当惑しながらよろめき、落ち着いた。<br/>
      “伙伴……”<br/>
 
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「だが、なぜわれわれはいつもこの馬鹿者を追い出さなければならないんだ?」巻き毛の、日に焼けた頭を群衆の上に昂然と掲げて、ガンカレンコが突然口を開いた。「わたしは彼を弁護しようとは少しも思わない、なぜなら人間は落ち着きなしではいられないからだ——彼は悪いことをした、しかも私は毎日彼と喧嘩している……だが彼は、率直に言って、戦える奴だ——これだけは否定できない。われわれは彼とウスリーの戦線を共にした、前衛部隊として。彼はわれわれの仲間だ——決して内通者にはならず、決してみんなを裏切らなかった……」<br/>
      “莱奋生?……为什么在夜里走动的?”<br/>
 
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「仲間か……」トゥポフが悲痛そうに口を挟んだ。「じゃあ、われわれは彼の仲間ではないとでも言うのか?……われわれは同じ坑道で掘ったんだ……ほとんど三ヶ月、一枚の外套の下で寝た!……今、あのいまいましいイタチ野郎の」彼は突然あの甘ったるい声のキシュを思い出した、「くせに、われわれに説教しようっていうのか!……」<br/>
      “巡察员来了没有?”<br/>
 
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「私が言っているのはまさにそのことだ」と、疑い深げにトゥポフのほうをちらりと見ながら、ガンカレンコが続けた(彼はあの罵りが自分に向けられたのだと思ったのだ)。「これを簡単に片づけてしまうわけにはいかない。だが即座に追放するのも方法ではない——われわれ自身を滅ぼすことになる。私の意見はこうだ——本人に聞くべきだ!……」彼は手のひらで空中を重く断ち切った。まるでほかの無用な意見を自分の意見から切り離すかのように。<br/>
      “十五分钟前来过了一个。”<br/>
 
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「そうだ!……本人に聞いてみろ!……もし後悔しているなら、自分から言うはずだ!……」<br/>
      “没有新消息么?”<br/>
 
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トゥポフは元の場所に戻ろうとしたが、通路の途中で立ち止まり、捜索するかのようにモロシカを凝視した。しかし彼はまったく自分の考えもなくぼんやりと見ているだけで、ただ汗ばんだ指で下着のボタンをいじっていた。<br/>
      “现下,是都平稳的……有烟草么?……”<br/>
 
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「言え、お前はどう思っているんだ、言え!……」<br/>
      莱奋生分给他一点满洲尔加,于是涉了河的浅滩,到了田野。<br/>
 
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モロシカは横目でレーヴィンソンをちらりと見た。<br/>
      半瞎的月亮照临着,苍白的,满是露水的丛莽,显在昏暗中。浅河的每一个涟波,碰着砾石,都在分明地发响。前面的丘冈上,跳动着四个骑马的人。莱奋生转向丛莽那边去,躲了起来。声音逐渐近来了,莱奋生看清了两个人:是巡察。<br/>
 
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「はい、わたしはこう……」彼は小声で話し始めたが、言葉が出てこず、黙り込んだ。<br/>
      “等一等,”一个一面说,一面勒马向路上去,马着鼻子,向旁边跳了起来。有一匹感到了莱奋生跨着的雄马,轻轻地嘶鸣了。<br/>
 
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「言え、言え!」みなが彼を励ますように叫んだ。<br/>
      “不是吓了我们么?”前面的一个用了激动的勇壮的声音,说。“忒儿儿儿,……畜生!……”<br/>
 
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「はい、わたしはこう……やらかしてしまった……」彼はまた必要な言葉が見つからず、リョーブツィのほうに顔を向けた……「ほら、あの瓜が……もし悪いことだとわかっていたら……わざわざ悪い心で盗んだとでも言うのか?……うちの子供たちがほら……みんな知っているだろう、わたしもつい……それにトゥポフの言うように、わたしは仲間全体を……本当に、兄弟たちよ!……」突然、彼の胸の中で何かが破裂した。彼は胸をつかみ、全身を前のめりにし、両目から温かく潤んだ光が射した。……「仲間のためなら、わたしは最後の一滴の血だって捧げる。こんなふうに……こんなふうに、お前たちの面汚しを……それとも何なんだ!……」<br/>
      “同你们在一起的是谁呀?”莱奋生将马靠近去,一面问。<br/>
 
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別の音が街から部屋の中に透き通ってきた——犬がシニドキンの村で吠え、娘たちが歌い、牧師の家の隣人から規則正しい鈍い音が伝わってきた、まるで砥石のように。渡し場では、人々が声を長く引いて「おおい、引けえ!」と叫ぶ声が聞こえた。<br/>
      “阿梭庚的斥候呵……日本军已在马理耶诺夫加出现了……”<br/>
 
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「だが、自分をどう罰すればいいんだ?……」モロシカは続けて言った。悲痛だが、先ほどよりもすでに落ち着いており、あれほど誠実でもなくなっていた。「誓うしかない……鉱夫の誓いだ……それは覆らない……もう悪いことはしない……」<br/>
      “在马理耶诺夫加?”莱奋生出了惊,说。“那么,阿梭庚和他的部队,在那里呢?”<br/>
 
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「だが、もし守れなかったら?」レーヴィンソンが注意深く問うた。<br/>
      “在克理罗夫加。”斥候的一个说。“我们是退却了的……这战斗打得很凶恶,我们不能支持了。现在是派来和你这面来连络的。明天我们要退到高丽人的农场去了……”他沉重地俯向鞍上,——恰如他自己的言语的厉害的重担,压着了他一般。“都成了灰了。我们给打死了四十个。一夏天里,这样的损害,我们是一回也未曾有过的。”<br/>
 
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「守れなかったら……」モロシカは農民たちの前で恥じ入り、顔をしかめた。<br/>
      “你早就离开克理罗夫加了么?”莱奋生问。“回转罢,我和你一同去……”<br/>
 
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「だが、もしできなかったら?……」<br/>
      到了太阳快出的时候,他衰惫,瘦削,带着充血的眼和因为不眠而沉重的头,回到队里来了。<br/>
 
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「その時は、どうなっても構わない……銃殺してくれ……」<br/>
      和阿梭庚的会面,决定底证明了莱奋生所下的决心——销声匿迹,从速离开这里的决心之正当。不特此也,阿梭庚的部队的样子,还将这事显得很分明:所有联系,都在朽烂了,宛如锈的钉子和锈的铁箍的桶,却遭了强有力的大斧的一击。人们不听指挥者的话,无目的地在后园徘徊,而且许多人还喝得烂醉。有一个人特别留在莱奋生的心里:一个绻发的瘦削的人,坐在路旁的广场上,用浑浊的眼睛,凝视着地面,在盲目底的绝望中,向灰白的朝雾一弹一弹地放枪。<br/>
 
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「よし、お前の命を貰うぞ!」トゥポフは厳しく言ったが、その目にはもう怒りはなく、ただ親しげに、嘲るように輝いていた。<br/>
      一回来,莱奋生便将自己的信发出,给与受信人。但他已经决定于明晚离开这村庄,却没有给一个人知道。
 
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「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」<br/>
 
「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」<br/>
 
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Line 969: Line 960:
 
レーヴィンソンは別のことを考えていて、彼の話を聞いていなかった。湿った埃が、足の裏に柔らかく感じられた。<br/>
 
レーヴィンソンは別のことを考えていて、彼の話を聞いていなかった。湿った埃が、足の裏に柔らかく感じられた。<br/>
 
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モロシカはいつの間にか後ろに残されていた。最後の農夫たちも彼に追いついた。彼らはもう穏やかに慌てず急がず話していた——まるで集会からではなく、仕事の後に帰ってきたかのように。
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モロシカはいつの間にか後ろに残されていた。最後の農夫たちも彼に追いついた。彼らはもう穏やかに慌てず急がず話していた——まるで集会からではなく、仕事の後に帰ってきたかのように。<br/>
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Revision as of 04:07, 24 April 2026

言語 / 语言: ZH · EN · DE · FR · ES · IT · RU · AR · HI · JA
対訳 / 对照: ZH-EN · ZH-DE · ZH-FR · ZH-ES · ZH-IT · ZH-RU · ZH-AR · ZH-HI · ZH-JA

示众 / Public Display

中日対訳 / 中日对照

中文 (Chinese) 日本語 (Japanese)

【六 矿山的人们】

   



   
因为烟气,屋子里就青苍,闷热了起来。凳子不够了。农夫和袭击队员们夹杂着,塞满了通路,挤在门口,就在莱奋生的颈子后面呼吸。


   
“开手罢,约瑟夫·亚伯拉弥支,”略勃支不满意似的说。他对于自己和队长,都不以为然。——所有的事情,到了现在,已经都好象完全无聊而且麻烦了。


   
木罗式加挤进门口,显着阴郁而狞恶的脸,和图皤夫并排站下。


   
莱奋生特地郑重说明,倘若他不以为这案件和农夫以及袭击队两面有关,倘若队里面没有许多本地人,他是决不使农人们放下工作的。


   
“照大家判定的办就是了。”他学着农夫的缓慢的调子,沉重地收了梢。他慢慢地坐在凳子上,向后一转,便忽然成了渺小的并不惹眼的人——将集会留在暗地里,使他们自己来议事,他却灯心似的消掉了。


   
起初有许多人同时说话,杂乱无章,不得要领,后来又有人随声附和,集会立刻热闹起来了。好几分钟中,竟不能听清一句话。发言的大抵是农人,袭击队员们只是沉静地默默地在等候。


   
“这也不对,”夏苔一般的白头发,总是不平的遏斯泰菲老头子严峻地大声说,“先前呢,米古拉式加[42]的时候呢,做出这等事来的小子,是在村子里打着游街示众的。偷的东西挂在颈子上,敲着锅子,带着走的……”他仿佛学校里的校长那样,摇着他干枯了的手指,好象在吓谁。


   
“不要再给我们来讲你的米古拉式加了罢!……”曲背的独只眼的——讲过日本人的那人大声说。他常常想摆手,但地方狭,他因此更加发狠了。“你总是你的米古拉式加!……时候过去了哩!……请了请了哩,再也不会回来的了!……”


   
“是米古拉式加也好,不是米古拉式加也好,做出这样的事来,总之是不好的。”——老头子很不屈服。“就是这样种作着,在养活大家的。不过来养偷儿,我们却不必。”


   
“谁说要养偷儿呀?偷儿的帮手,是谁也不来做的。说起偷儿来,你倒说不定正养着哩!”独眼的男人隐射着十年前逃到不知那里去了的老头子的儿子,说。“这里是要两样的天秤的!这小伙子,已经战斗了六年,——为什么尝了个瓜就不行了?……”


   
“但是为什么要偷呢?……”一个人诧异地说。“我的上帝,这算什么大不了的事……他只要到我们这里来,我就给他装满一口袋。有有,拿罢,——我们又不是喂牲口,给一个好人,有什么不情愿的!……”


   
在农民的声音中,并不含有愤懑。多数的人们,于这一件事是一致的,——旧的规则已经不中用了,必须有什么特别的方法。


   
“还是大家自己来决定罢,和议长一起!”有人大声说。“这一件事,我们没有什么要插嘴的……”


   
莱奋生从新站起,敲着桌子。


   
“同志们,还是挨次来说罢。”他镇静地,然而分明地说了,给大家能够听到。“一齐说起来,什么结局也不会有的。但木罗式加在那里呢?……喂,到这里来……”他显了阴沉的脸,接着说,大家的眼睛便都转向传令使所站的地方。


   
“我可是在这里也看见的……”木罗式加含糊地说。


   
“去罢,去罢!……”图皤夫推着他。


   
木罗式加踌躇了。莱奋生向前面走过去,象钳子似的,用那不瞬的视线,钉一般将木罗式加从群集中间拔出了。


   
传令使不看别人,垂着头走到桌子那边去。他汗出淋漓,他的手在发抖。他觉得自己身上有几百条好奇的视线,想抬起头来,但立刻遇到了生着硬麻一般胡子的刚卡连珂的脸。工兵同情地而且严厉地在看他。木罗式加受不住了,向着窗门那面,就将眼睛凝视着空虚的处所。


   
“那么,我们就来评议罢。”莱奋生仍象先前一样,非常平静地,然而使一切人们,连在门外的也能够听到地,说。“有谁要说话么?……哪,你,老伯伯,你有什么要说罢?……”


   
“在这里,有什么话好说呢。”遏斯泰菲老头子惶窘着,说:“我们是,不过是,自己一伙里的话呀……”


   
“事情不很简单么,自己们去决定就是了!”农民们又嚷嚷地叫了起来。


   
“那么,老伯伯,让我来说罢……”突然间,图皤夫用了按住的力量,说,不知道为什么,他看着遏斯泰菲老头子那一面,也将莱奋生错叫作“老伯伯”了。


   
在图皤夫的声音中,有一种难名的威逼,使大家的头都转到他那面去。他走近桌子,和木罗式加并排站定了,——并且用了那大的,茁壮的身子,将莱奋生遮掩起来。


   
“叫我们自己来决定?……你们担心么!?……”他挺出胸脯,拖长着热心的怒声说。“那么,就自己来决定罢!……”他忽然俯向木罗式加,将那热烈的眼盯在他上面。“你是我们一伙么,你说,木罗式加?……是矿工?”他紧张着,刻毒地问。“哼,哼,是肮脏的血呀,——苏羌的矿石呵!……不愿意做我们的一伙么?胡闹么?丢矿工们的脸么?——好!……”他的声音,恰如响亮的硬煤一样,发着沉重的钢一般的声音,落到寂静里去了。


   
木罗式加白得象布一样,牢牢地凝视着他的眼,心脏是在摇摆,仿佛受了枪弹的打击似的。


   
“好!……”图皤夫重复说……“去捣乱就是了!……倒要看看你离开了我们,会怎样!……至于我们呢……要赶出这小子去!……”他忽然向着莱奋生,简捷地说完话。


   
“瞧着罢,——只不要闹糟了自己!……”袭击队中的一个大声说。


   
“什么?”图皤夫凶猛地回问,向前走了一步。


   
“我的上帝,好了罢……”从角落上,发出吃了惊的老人的鼻声来。


   
莱奋生从后面拉着小队长的袖子。


   
“图皤夫……图皤夫……”他静静地叫道。“再靠边一点,——将人们遮住了。……”


   
图皤夫已经射出了最后的箭,看着队长,惶惑地跄踉着,平静了下来。


   
“但是,为什么我们总得赶走这呆子的呢?”将那绻发的给太阳晒黑了的头,昂在群众上面,刚卡连珂忽然开口说。“我毫不想来给他辩护,因为人是不能没有着落的呀,——他做了坏事,况且我是天天和他吵架的……但是他,说起来,是一个能战斗的小子,——这总是不该抹杀的。我们是和他经历了乌苏里的战线的,做着前卫部队。他是我们的伙伴——决不做内应,也决不卖大家的……”


   
“伙伴……”图皤夫悲痛地插嘴说。“那么,你以为我们就不是他的伙伴么?……我们在一个矿洞里开掘……差不多有三个月,我们在一件外套下面睡觉!……现在该死的臭黄鼠狼,”他忽然记起了那甜腻声音的企什来,“却想来教训我们一下了!……”


   
“我就在说这个,”疑心似的斜瞥着图皤夫那面,刚卡连珂接下去说,(他以为那骂詈是对他的了。)“将这事就这样简单地拉倒,是不行的。但要立刻驱逐,也不是办法,——我们就毁了自己。我的意见是这样的:应该问他自己!……”他于是用手掌沉重地在空中一劈,仿佛要将别的无用的意见,从自己的意见分开。


   
“不错!……问他自己罢!……如果他在懊悔,他该会自己说出来的!……”


   
图皤夫想挤回原地方去,但在通路的中途站住了,搜查一般地凝视着木罗式加。他却毫无主见地呆看着,只用汗津津的指头在弄小衫的扣子。


   
“说呀,你在怎么想,说呀!……”


   
木罗式加用横眼向莱奋生一瞥。


   
“是的,我这样……”他低声说了起来,但想不出话,沉默了。


   
“说呀,说呀!”大家象是激励他似的叫喊。


   
“是的,我这样……干了一下……”他又想不出必要的话来了,便转脸向着略勃支那面……“哪,这些瓜儿……如果我知道这是不对……还是怀了坏心思来做的呢?……我们这里的孩子就是……大家都知道的,我也就这样……并且照图皤夫说,我是将我们的伙伴全体……我实在是,弟兄们!……”骤然之间,他的胸中有什么东西迸裂了,他抓着胸膛,全身挺向前面,从他两眼里,射出了温暖的湿润的光,……“为了伙伴,我可以献出我最末的一滴血来。这样子……这样子,我还丢你们的脸……还是怎样!……”


   
另外的声音从街上透进了屋子中,——狗在式尼德庚的村庄里叫,姑娘们在唱歌,从牧师那里的邻居传来了整齐的钝声,好象挨磨一样。在渡头,是人们拖声喊着“呵,拉呀!”的声音。


   
“可是叫我怎样来罚自己呢?……”木罗式加接下去说,悲痛地,但比先前已经更加稳当,也没有那样诚恳了。“只能够立誓……矿工的誓呀……那是不会翻的……我决不干坏事了……”


   
“但是,如果靠不住呢?”莱奋生很注意地问。


   
“靠不住……”木罗式加愧在农民们的面前,颦了脸。


   
“但是,如果做不到呢?……”


   
“那时候,怎样都可以……枪毙我……”


   
“好,要你的命!”图皤夫严紧地说,但在他眼睛里,已经毫无怒色,只是亲爱地,嘲笑似的在发闪了。


   
“那么,完了罢!……完了哩!”人们在凳子上嚷着。


   
“那么,总算这就完了……”农民们高兴这麻烦的集会,不久就完。便说,“一点无聊的事,话倒说了一整年……”


   
“那么,这样决定罢,还是……?没有别的提议么?……”


   
“快闭会罢,落地狱的……”从刚才的紧张忽然变了畅快的心情,袭击队员都嚷了起来。“烦厌透哩……肚子又饿得多么凶,——肚肠和肚肠挤得铁紧罗!……”


   
“不,等一等,”莱奋生举起手来,镇静着,着眼睛,说。


   
“这问题,这算完了。这回是别的问题了!……”


   
“什么呢,又是?!”


   
“我想,有定下这样决议的必要的……”他向四近看了一转……“这里简直是没有书记的么!……”他忽而微微地,温和地笑起来了。“企什,到这里来写罢……是这样的决议呵:在军事的闲空的时候,不得追赶街上的狗,却须帮一点农民的忙……”他仿佛自己相信着有谁要帮农民的忙似的,用了含有确信的口气说。


   
“不呀,那样的事,我们倒一点不想的!”农民中有人说。


   
莱奋生想:——“着了!”


   
“嘘……嘘!……”别的农人打断了他。“听罢。叫他们做做罢——手也不会就磨损的!……”


   
“给略勃支,我们格外帮忙罢……”


   
“为什么格外?”农民们嚷了起来。“他是怎么的一位大老爷呀?……?……做议长算得什么,谁都会做的!……”


   
“闭会,闭会!……没有异议!……写下来罢!……”袭击队员从位置上站起,也不再听队长的说话,橐橐地走出屋子去了。

“我就在说这个,”疑心似的斜瞥着图皤夫那面,刚卡连珂接下去说,(他以为那骂詈是对他的了。)“将这事就这样简单地拉倒,是不行的。但要立刻驱逐,也不是办法,——我们就毁了自己。我的意见是这样的:应该问他自己!……”他于是用手掌沉重地在空中一劈,仿佛要将别的无用的意见,从自己的意见分开。




“不错!……问他自己罢!……如果他在懊悔,他该会自己说出来的!……”



图皤夫想挤回原地方去,但在通路的中途站住了,搜查一般地凝视着木罗式加。他却毫无主见地呆看着,只用汗津津的指头在弄小衫的扣子。



“说呀,你在怎么想,说呀!……”



木罗式加用横眼向莱奋生一瞥。



“是的,我这样……”他低声说了起来,但想不出话,沉默了。



“说呀,说呀!”大家象是激励他似的叫喊。



“是的,我这样……干了一下……”他又想不出必要的话来了,便转脸向着略勃支那面……“哪,这些瓜儿……如果我知道这是不对……还是怀了坏心思来做的呢?……我们这里的孩子就是……大家都知道的,我也就这样……并且照图皤夫说,我是将我们的伙伴全体……我实在是,弟兄们!……”骤然之间,他的胸中有什么东西迸裂了,他抓着胸膛,全身挺向前面,从他两眼里,射出了温暖的湿润的光,……“为了伙伴,我可以献出我最末的一滴血来。这样子……这样子,我还丢你们的脸……还是怎样!……”



另外的声音从街上透进了屋子中,——狗在式尼德庚的村庄里叫,姑娘们在唱歌,从牧师那里的邻居传来了整齐的钝声,好象挨磨一样。在渡头,是人们拖声喊着“呵,拉呀!”的声音。



“可是叫我怎样来罚自己呢?……”木罗式加接下去说,悲痛地,但比先前已经更加稳当,也没有那样诚恳了。“只能够立誓……矿工的誓呀……那是不会翻的……我决不干坏事了……”



“但是,如果靠不住呢?”莱奋生很注意地问。



“靠不住……”木罗式加愧在农民们的面前,颦了脸。



“但是,如果做不到呢?……”



“那时候,怎样都可以……枪毙我……”



“好,要你的命!”图皤夫严紧地说,但在他眼睛里,已经毫无怒色,只是亲爱地,嘲笑似的在发闪了。



“那么,完了罢!……完了哩!”人们在凳子上嚷着。



“那么,总算这就完了……”农民们高兴这麻烦的集会,不久就完。便说,“一点无聊的事,话倒说了一整年……”



“那么,这样决定罢,还是……?没有别的提议么?……”



“快闭会罢,落地狱的……”从刚才的紧张忽然变了畅快的心情,袭击队员都嚷了起来。“烦厌透哩……肚子又饿得多么凶,——肚肠和肚肠挤得铁紧罗!……”



“不,等一等,”莱奋生举起手来,镇静着,着眼睛,说。



“这问题,这算完了。这回是别的问题了!……”



“什么呢,又是?!”



“我想,有定下这样决议的必要的……”他向四近看了一转……“这里简直是没有书记的么!……”他忽而微微地,温和地笑起来了。“企什,到这里来写罢……是这样的决议呵:在军事的闲空的时候,不得追赶街上的狗,却须帮一点农民的忙……”他仿佛自己相信着有谁要帮农民的忙似的,用了含有确信的口气说。



“不呀,那样的事,我们倒一点不想的!”农民中有人说。



莱奋生想:——“着了!”



“嘘……嘘!……”别的农人打断了他。“听罢。叫他们做做罢——手也不会就磨损的!……”



“给略勃支,我们格外帮忙罢……”



“为什么格外?”农民们嚷了起来。“他是怎么的一位大老爷呀?……?……做议长算得什么,谁都会做的!……”



“闭会,闭会!……没有异议!……写下来罢!……”袭击队员从位置上站起,也不再听队长的说话,橐橐地走出屋子去了。



“唉呀……凡涅!……”一个头发蓬松的,尖鼻子的少年,跑到木罗式加这里来;穿着长靴,开小步拉他往门口走。“我的顶爱的小宝宝,小儿子,拖鼻涕小娃娃……唉呀!……”他灵巧地拉歪了帽子,别一只手拥着木罗式加,走得门口的地板得得地响。



“放手,放手!”传令使推开他,却并不是坏意思。



莱奋生和巴克拉诺夫,开快步从旁边走过了。



“图皤夫这家伙,倒象是强的。”副手亢奋着,口喷唾沫,挥着手说。“使他和刚卡连珂吵起架来,该是有趣的罢!你想,谁赢?……”



莱奋生在想别样的事情,没有听到他的话。潮湿的尘埃,在脚底下觉得软软地。



木罗式加不知什么时候剩在后面了。最后的农夫,也赶上了他。他们已经平静地不慌不忙地在谈论,——恰如并非从集会,却从工作之后回来的一般。



“那犹太人象个样子。”一个说,大概是指莱奋生了。丘冈上面爬着欢迎的小屋的灯,在招人们晚膳。河流在烟雾里,喧嚷着几百絮絮叨叨的声音。



“米式加还没有喂哩……”木罗式加逐渐走到平时走惯的处所,便记得起来了。



在马厩里,是觉得了主人的到来,米式加就静静地,不平似的嘶着,——好象在问“你在那里乱跑呀?”的一般。木罗式加在暗中摸到硬的鬃毛,便将马牵出了马厩。



“瞧哪,多么高兴呀。”马用了那冰冷的鼻子,来乱碰他的头的时候,他推着米式加的头,说:“你光知道装腔,我呢,——我却得来收拾。”

【七 莱奋生】

   



   
莱奋生的部队,已经什么事也不做,屯田了五星期,——所以预备的马匹,辎重,还有从那四近,别的部队的破破烂烂的驯良的逃兵们所曾经藏身的大锅之类的财产,就增多起来。人们睡得过度,连站着在做哨兵的时候,也睡着了。不安的报告,也不能使这庞然大物移一个位置,——他是怕了轻率的移动了。——新的事实,对于他的这危惧,或则加以证明,或则给以嘲笑。自己的过于慎重,他也自笑了好几回,——尤其是在日本军放弃了克理罗夫加,斥候在数百威尔斯忒[43]之间,不见敌人只影的事,明明白白了的时候。


   
但除了式泰信斯基之外,却谁也不知道这莱奋生的动摇。部队里面,大抵是谁也不知道莱奋生也会动摇的。他不将自己的思想和感情,分给别一个人,只常常用现成的“是的”和“不是”来应付。所以,他在一切人们,——除掉知道他的真价值的图皤夫,式泰信斯基,刚卡连珂那些人之外的一切人们,就见得是特别正确一流的人物。一切袭击队员,尤其是什么都想学队长,连表面的样子也在模仿的年青的巴克拉诺夫,大体是这么想的:“我呢,自然,是孽障的人,有许多缺点,例如许多事情,我不懂得,自己之中的许多东西,也不能克服。我的家里,有着精细的温和的妻或是新娘,我恋爱她;我吃甘甜的瓜,喝加面包的牛奶,或者又因为要在那里的晚上引诱姑娘们,爱穿刷亮的长靴。然而莱奋生——他却是全然别样的人。不能疑心他做过这样的事,——他懂得一切事,做得都恰如其分。他并不巴克拉诺夫似的去跟姑娘们,也不木罗式加似的去偷瓜。他只知道一件事——工作。因此之故,这样的正确的人,是不得不信赖他,服从他的。”


   



   



   



   
从莱奋生被推举为队长的时候起,没有人能给他想一个别的位置了,——大家都觉得惟有他来指挥部队这件事,乃是他的最大的特征。假使莱奋生讲过他那幼时,帮着他的父亲卖旧货,以及他的父亲直到死去,在想发财,但一面却怕老鼠,弹着不高明的梵亚林的事,那么,大约谁都以为这只是恰好的笑话的罢。然而莱奋生决不讲这些事。这并非因为他是隐瞒事物的人,倒是因为他知道大家都以他为特别种类的人物,虽然自己也很明白本身的缺点和别人的缺点,但要率领人们,却觉得只有将他们的缺点,指给他们,而遮掩了自己的缺点,这才能办的缘故。对于模仿着他自己的事,他也决不愿意略略嘲笑那年青的巴克拉诺夫的。象他那样年纪之际,他也曾模仿过教导他的人们。而且那时候,在他看来,他们也都见得是正确的人物,恰如现在的他之于巴克拉诺夫一样。到后来,他知道他的教师们并不如此了,然而他对于那些人,仍然非常感激。现在,巴克拉诺夫岂不是不但将他的表面的样子,并且连他先前的生活的经验——斗争,工作,行动的习惯,也都在收为己有么?莱奋生知道这表面的样子,当随年月一同消亡,而由个人底经验所积蓄的这习惯,却会传给新的莱奋生,新的巴克拉诺夫,而这件事,也非常重要,非常必要的。


   
……八月初的一个潮湿的夜半,骑兵的急使驰到部队里来了。这是袭击队各部队的本部长,年老的司荷威·珂夫敦所派遣的。老司荷威·珂夫敦写了信来,说袭击队的主力所集中的亚奴契诺村,被日本军前来袭击;说伊士伏忒加近旁的决死的战斗,苦得快死的有一百多人;说自己也中了九弹,躲在猎人的过冬的小屋里,还说自己的性命,恐怕也不会长久了。……


   
败北的风闻,以不祥的速度,沿着溪谷展了开去。然而急使尚且追上它,走掉了。于是各个传令使,就直觉了那是自从运动开始以来,所派遣的最可怕的急使。人们的动摇,又传播到马匹去。毛鬣蓬松的袭击队的马,露着牙齿,顺了阴郁的湿的村路,从这村狂奔到那村——泼起着马蹄所激的泥水……


   
莱奋生遇见急使,是夜里十二点半,过了半点钟,牧人美迭里札所率的骑兵小队,便越过了克理罗夫加村,循着希霍台·亚理尼的人所不知的鸟道,扇似的向三方面扩张开去,——并且将不安的通知,送给斯伐庚战斗区的诸部队去了。


   
莱奋生汇集诸部队送来的零散的报告,已经有四天了。他的脑紧张着,直感地在动作,恰如正在倾听一般。但他却仍象先前,冷静地和人们交谈,着那与众不同的碧绿的眼,并且揶揄巴克拉诺夫的跟着“肮脏的玛沙”。有一回,由恐怖而胆子大了起来的企什,问他为什么不讲应付的方法的时候,莱奋生便温和地敲着他的前额,答道,“那不是小鸟儿[44]的脑袋所能知道的。”他好象在用那一切样子,示给人们,只有他分明地知道这一切何以发生,怎样趋向,其中并无什么异样的可怕的事,而且他莱奋生,早已有了适宜的万无一失的救济之策了。但实则他不但并无什么策略,倒象勒令一下子解答那含有许多未知数的许多题目的学生一样,连自己也觉得为难。那不安的急使的一星期之前,袭击队员凯农尼珂夫到一个市镇去了,他还在等候从那地方来的报告。


   
这人在急使到后的第五天,弄得胡子蓬松,疲乏,饥饿,然而仍旧是出发以前照样的狡黠,红毛——只有这他毫没有改样——回来了。


   
“市镇统统毁掉了,克拉什理曼是被关在牢里了……”用了打牌上做手脚的人一般的巧妙,从很大的袖子里的一个袋子里,取出几封书信来,凯农尼珂夫说,还用嘴唇微微地笑着,——他是毫没有什么高兴的,然而倘不微笑,他就不能说什么了。“在符拉迭尔罗·亚历山特罗夫斯基和阿里格——有日本的陆战队在……苏羌是全给弄糟了……这事简直象坏烟草!……哪,你也吸罢……”他便向莱奋生递过一枝金头的烟卷来。这“你也吸罢”是说烟卷的呢,还是说“象坏烟草”一样不好的事情的呢,竟有些不能辨别了。


   
莱奋生望一望信面——于是将一封装进衣袋里,拆开另一封信来:那正证实着凯农尼珂夫的话。在充满着虚张声势的公文式的字里行间,那败北和无力的悲愤,却令人觉得过于明白。


   
“不行么,唔?……”凯农尼珂夫同情地问。


   
“可以……不算什么……但信是谁写的——绥图赫?”


   
凯农尼珂夫肯定地点头。


   
“就象他——他是总要分了部门来写的……”莱奋生用指甲在“第四部:当面的任务”之处的下面抓了一条线,——嗅一嗅烟草。“坏烟草呵,是不是?给我一个火……但大家面前,你不要多话呵……关于陆战队和别的事……给我买了烟管没有呢?”他并不听凯农尼珂夫的为什么不买烟管的说明,又在注视纸上了。


   
“当面的任务”这一部,是由五个条项所构成的。其中的四条,从莱奋生看来,仿佛是呆气的不能实行的事。(“唉,穆绥不在,真糟,”——他想,他这时才痛惜克拉什理曼的被捕。)第五条是这样地写着的:


   



   
“……目下,袭击队指挥者所要求的最重要的事,——排除任何的困难也须达成的事,——是即使不多,也须保持强固而有规律的战斗单位,他日在那周围……”


   



   
“叫巴克拉诺夫和经理部长来。”莱奋生迅速地说。


   
他将信件塞进图囊中,于是在那战斗单位的周围,他日会形成什么呢,他也没有看到底……从许多的任务里,只描出了一件——“最重要的东西”。莱奋生抛掉熄了的烟卷,敲着桌子……“保持战斗单位”……这思想他总是不能消释,以化学铅笔写在便笺上的六个字的形象,留在他的眼前。他机械底地取出第二封信,望着信封,知道是妻子所寄的。“这可以且慢,”他想着,又藏进袋子去:——“保持战斗单位……”


   
经理部长和巴克拉诺夫到来的时候,莱奋生已经知道,他要做的是什么了,——他和在他指挥之下的人们:他们为要保持这部队,作为战斗单位起见,是来做凡有一切的事的。


   
“我们应该立刻从这里出发。”莱奋生说。“我们的准备,都停当了么?……经理部长的发言……”


   
“是的,经理部长的发言。”巴克拉诺夫反响似的说,显着仿佛豫知了这一切的趋向一般的脸相,收紧了皮带。


   
“要我——这个,没有办妥的工作,我是不做的。我准备着,什么时候都可以出发……不过那些燕麦又怎么办呢?那是……”于是经理部长将一大串湿的燕麦,破的货包,病的马匹“不能运送燕麦”的事,一句话,就是将表明他全未准备的事,他以为这移动是有损的计划的事的情形,冗长地说了一通。他竭力想不看队长,病底地颦着脸,着眼睛,而且咳嗽着,这是因为豫先确信着自己的失败了的。


   
莱奋生抓住了他的衣扣,说:


   
“你说昏话……”


   
“不,这是真的,约瑟夫·亚伯拉弥支,我想,我们还是驻屯在这里好……”


   
“驻屯?……这里?!……”莱奋生恰如同情于经理部长之愚似的,摇一摇头。“头上已经就要出白头发了。你说,你究竟在用什么想的,用脑袋还是用卵袋的呀?……”


   
“我……”


   
“住口!”莱奋生含着许多意义地抓着他的扣子只一拉。“准备去,要什么时候都能走。懂了没有?……巴克拉诺夫,你监督着罢……”他放掉扣子。“羞人!……你的货包之类,毫没有什么要紧的……小事情!”他的眼睛冷下去了,在他的峻峭的视线之下,经理部长终于也确信了他在着忙的货包之类——真是小事情了。


   
“是的,自然……那是明明白白的……问题并不在这里……”他喃喃地说,好象倘若队长认为必要,便连自己背着燕麦走路,也将赞成的一般。“那有什么烦难呀?还可以立刻的!即使是今天——即使是一转眼……”


   
“哪,就是呵……”莱奋生笑起来了。“这就是了,就是了,去罢!”他在他的背脊上轻轻一推。“你要给我什么时候都可以……”


   
“老狐狸,厉害的,”怀着恚怒和感叹,经理部长走出屋子去的时候,想。


   
到傍晚,莱奋生召集了部队评议会和小队长。


   
他们各执了不同的态度,接受莱奋生的报告。图皤夫是拈着浓厚的沉重地拖下着的髭须,默默地坐了一晚上。他分明是和莱奋生同意的。对于出发,最为反对的,是第二小队长苦勃拉克。他是这一群中的最旧,最有功劳,而且最不高明的队长。但没有一个帮衬他的人。苦勃拉克是克理罗夫加的本地人,他所主张的,是克理罗夫加的田地,而不是工作的利益,那是谁都知道的。


   
“盖上盖子罢!得带住了……”牧人美迭里札打断他。“已经是忘掉老婆的裙子的时候了呀,苦勃拉克伯伯!”他照例地因了自己的话而激昂,用拳头敲着桌子。而且他的麻脸上,也即刻沁满了汗。“再在这里,人会将你们象小鸡一样——带住而且盖上的!……”他于是响着胡乱的脚步声,用鞭子敲着椅子,在屋子里走来走去。


   
“不要这么拚命,朋友,不然,立刻会乏的。”莱奋生忠告他。但在心里,却佩服着软皮鞭似的紧紧地编成的柔软的身体的激烈的举动。这人连一分钟也不能镇静地坐定,全身是火和动,他的凶猛的眼睛里,燃烧着再来战斗的无厌的欲求。


   
美迭里札将自己的退却的计划立定了。由此看来,显然是他的热烈的头,虽对于很大的广漠,也并无恐怖,而且未曾失掉了军事上的锐敏。


   
“对的!……他的头很不错。”巴克拉诺夫感叹起来,但对于美迭里札的独立的思想的过于大胆的飞跃,又略有些歆羡。“前几时还在看马的,再过两年,一定会成为指挥我们的罢……”

“美迭里札么?……呵——阿……是的,是一个脚色呀!”莱奋生也共鸣了。“但是,小心些罢,——不要自负……”

   


   
然而利用了各人都以自己为比别人高强,不听别人的话的这热心的论争,莱奋生就将美迭里札的计划,用了更单纯,更慎重的自己的计划换了出来。但他做得很巧妙,很隐藏,他的新的提案,便当作美迭里札的提案而付了表决,并且为大家所采用了。


   
在回答市镇和式泰信斯基的书信中,莱奋生通知几天之内,就要将部队移到伊罗罕札河的上流希比希村去,而于病院倘没有特别的命令,便还留在那地方。莱奋生是还住在那镇上的时候,就认识了式泰信斯基的。这回是他写给他的第二封告警的信了。


   
他在深夜里才做完他的工作;洋灯里的油已经点尽了。从敞开的窗间,流来了湿气和烂叶的气味。蟑螂在火炉后面索索作响,隔壁的小屋里,有略勃支的打鼾声。莱奋生忽然,记起了他妻子的信,便将油添在洋灯里,看了起来。并没有什么新鲜的,高兴的事。仍象先前一样,找不到什么地方做事,能卖的东西已经全部卖掉,现在只好靠着“工人红十字”的款子糊口,孩子们是生着坏血病和贫血症了。而且每一行里,无不流露着对于他的无限的关切。莱奋生沉思地理着胡子,动手来写回信。开初,他是不愿意将头钻进和这方面的生活相连结的思想里去的,但他的心情渐被牵引过去,他的脸渐渐缓和,他用难认的小字,写了两张纸,而其中的许多话,是谁也不能想到,莱奋生竟会知道着这样的言语的。


   
于是欠伸了疲倦的手脚,他到后院去了。马厩里面,马在踏蹄,啮着新鲜的草。守夜的卫兵紧抱着枪,睡在天幕下。莱奋生想:“倘若别的哨兵们也这样地睡着,可怎么呢?……”他站了一会,好容易克服了自己的渴睡的心情,将一匹雄马从马厩里牵出。他加了马具。那卫兵仍旧没有醒。“瞧罢,这狗养的。”——莱奋生想。他注意地拿了他的帽子,藏在干草里,便跳上鞍桥,去查卫兵去了。


   
他沿着灌木丛子,到了栅门口。


   
“谁在这里?”哨兵粗暴地问,响着枪闩。


   
“伙伴……”


   
“莱奋生?……为什么在夜里走动的?”


   
“巡察员来了没有?”


   
“十五分钟前来过了一个。”


   
“没有新消息么?”


   
“现下,是都平稳的……有烟草么?……”


   
莱奋生分给他一点满洲尔加,于是涉了河的浅滩,到了田野。


   
半瞎的月亮照临着,苍白的,满是露水的丛莽,显在昏暗中。浅河的每一个涟波,碰着砾石,都在分明地发响。前面的丘冈上,跳动着四个骑马的人。莱奋生转向丛莽那边去,躲了起来。声音逐渐近来了,莱奋生看清了两个人:是巡察。


   
“等一等,”一个一面说,一面勒马向路上去,马着鼻子,向旁边跳了起来。有一匹感到了莱奋生跨着的雄马,轻轻地嘶鸣了。


   
“不是吓了我们么?”前面的一个用了激动的勇壮的声音,说。“忒儿儿儿,……畜生!……”


   
“同你们在一起的是谁呀?”莱奋生将马靠近去,一面问。


   
“阿梭庚的斥候呵……日本军已在马理耶诺夫加出现了……”


   
“在马理耶诺夫加?”莱奋生出了惊,说。“那么,阿梭庚和他的部队,在那里呢?”


   
“在克理罗夫加。”斥候的一个说。“我们是退却了的……这战斗打得很凶恶,我们不能支持了。现在是派来和你这面来连络的。明天我们要退到高丽人的农场去了……”他沉重地俯向鞍上,——恰如他自己的言语的厉害的重担,压着了他一般。“都成了灰了。我们给打死了四十个。一夏天里,这样的损害,我们是一回也未曾有过的。”


   
“你早就离开克理罗夫加了么?”莱奋生问。“回转罢,我和你一同去……”


   
到了太阳快出的时候,他衰惫,瘦削,带着充血的眼和因为不眠而沉重的头,回到队里来了。


   
和阿梭庚的会面,决定底证明了莱奋生所下的决心——销声匿迹,从速离开这里的决心之正当。不特此也,阿梭庚的部队的样子,还将这事显得很分明:所有联系,都在朽烂了,宛如锈的钉子和锈的铁箍的桶,却遭了强有力的大斧的一击。人们不听指挥者的话,无目的地在后园徘徊,而且许多人还喝得烂醉。有一个人特别留在莱奋生的心里:一个绻发的瘦削的人,坐在路旁的广场上,用浑浊的眼睛,凝视着地面,在盲目底的绝望中,向灰白的朝雾一弹一弹地放枪。


   
一回来,莱奋生便将自己的信发出,给与受信人。但他已经决定于明晚离开这村庄,却没有给一个人知道。

【六 鉱山の人々】

煙気のために、部屋の中は青みがかって蒸し暑くなっていた。腰掛けが足りなかった。農夫と襲撃隊員たちが混じり合って通路を塞ぎ、入り口に詰めかけ、レーヴィンソンの首の後ろで息をしていた。

「始めましょう、ヨセフ・アブラモヴィチ」と、リョーブツィが不満そうに言った。彼は自分にも隊長にも満足していなかった。——すべてのことが、今やまるで完全に退屈で面倒なもののように思われた。

モロシカが入り口に押し入り、陰鬱で険しい顔を見せ、トゥポフと並んで立った。

レーヴィンソンはわざわざ重々しく説明した——もしこの案件が農夫と襲撃隊の双方に関係がなければ、もし隊の中に地元の者が多くなければ、決して農民たちの仕事を中断させはしなかったのだと。

「みなさんが判断したとおりにすればよいのです。」彼は農夫たちの緩やかな調子を真似て、重々しく締めくくった。彼はゆっくりと腰掛けに座り、後ろを向くと、忽ち小さな目立たない人間になった——集会を暗がりに残し、彼ら自身で議論させ、彼は灯心のように消えてしまった。

初めは多くの人が同時に話し、雑然として要領を得なかったが、やがて附和する者も出て、集会はたちまち熱を帯びた。数分間は、一言も聞き取れなかった。発言するのはたいてい農民で、襲撃隊員たちはただ静かに黙って待っていた。

「それも正しくない」と、苔のような白髪で、いつも不満顔のエスタフィ爺さんが厳しく大声で言った。「昔はな、ミグラシカの時代にはな、こんなことをしでかした奴は、村中を打たれながら引き回されたものだ。盗んだ物を首にぶら下げ、鍋を叩きながら連れ歩いたものだ……」彼はまるで学校の校長のように、干からびた指を振り、まるで誰かを脅しているようだった。

「またお前のミグラシカの話か!……」背の曲がった片目の男——日本人の話をした男が大声で言った。彼はしきりに手を振ろうとしたが、場所が狭くて、そのためにいっそう苛立っていた。「いつもいつもお前のミグラシカだ!……時代は過ぎたんだ!……お招きしましたがね、もう二度と帰ってこないよ!……」

「ミグラシカであろうとなかろうと、こんなことをするのは、とにかく良くない。」——爺さんは頑として屈しなかった。「そうやって作っているのだ、みんなを養っているのだ。泥棒を養うために、われわれは必要ない。」

「泥棒を養うだと? 泥棒の手伝いなんぞ、誰もしやせんよ。泥棒と言うなら、お前のほうこそ養っているかもしれんぞ!」と片目の男が、十年前にどこかへ逃げた爺さんの息子をほのめかして言った。「ここでは別の天秤が必要なんだ! この若者は、六年も戦ってきたんだぞ——瓜を一つ食ったくらいでなぜいけないんだ?……」

「だが、なぜ盗まなきゃならんのだ?……」と一人が不思議そうに言った。「なんてこった、たいしたことじゃないか……うちへ来さえすれば、袋いっぱいにしてやるよ。あるよあるよ、持っていけ——われわれは家畜に餌をやっているんじゃない、いい人間に、何が惜しいものか!……」

農民たちの声には、憤りは含まれていなかった。大多数の者はこの件について一致していた——古い規則はもう役に立たない、何か特別な方法が必要なのだ。

「やはりみなさん自身で決めてください、議長と一緒に!」と誰かが大声で言った。「この件については、われわれは口出しすることはない……」

レーヴィンソンが改めて立ち上がり、テーブルを叩いた。

「同志諸君、順番に発言しましょう。」彼は落ち着いて、しかしはっきりと、みなに聞こえるように言った。「一斉に話しては、何の結論も出ません。ところでモロシカはどこだ?……おい、こっちへ来い……」彼は陰鬱な顔をして続けた。みなの目が伝令使の立っているほうへ向けられた。

「俺はここにも見えているが……」モロシカが曖昧に言った。

「行け、行け!……」トゥポフが彼を押した。

モロシカは躊躇した。レーヴィンソンが前のほうへ歩み寄り、万力のような瞬きもしない視線で、釘のようにモロシカを群集の中から引き抜いた。

伝令使は誰も見ず、うつむいてテーブルのほうへ歩いた。汗が滴り、手が震えていた。自分の体に何百もの好奇の視線が突き刺さっているのを感じ、顔を上げようとしたが、たちまち硬い麻のような髭を生やしたガンカレンコの顔に出くわした。工兵は同情深く、しかし厳しく彼を見ていた。モロシカは耐えられず、窓のほうを向いて、虚空に目を凝らした。

「では、審議しましょう。」レーヴィンソンは相変わらず極めて穏やかに、しかし門の外の者にも聞こえるように言った。「誰か発言したい者は?……ほら、おじいさん、何か言いたいことがあるだろう?……」

「ここで何を言えというんだ。」エスタフィ爺さんは狼狽して言った。「われわれはただ、身内同士の話だよ……」

「自分たちで決めればいいじゃないか、簡単なことだ!」農民たちがまた騒々しく叫んだ。

「ではおじいさん、私に言わせてくれ……」突然、トゥポフが抑えた力を込めて言った。なぜかエスタフィ爺さんのほうを見ながら、レーヴィンソンのことも「おじいさん」と呼び間違えた。

トゥポフの声には名状しがたい威圧があり、みなの顔がそちらへ向いた。彼はテーブルに近づき、モロシカと並んで立ち——その大きく逞しい体でレーヴィンソンを覆い隠した。

「自分たちで決めろだと?……心配しているのか!?……」彼は胸を張り、熱心な怒声を引きずるように言った。「ならば、自分たちで決めようじゃないか!……」彼は突然モロシカのほうに身をかがめ、その熱い目を彼に据えた。「お前はわれわれの仲間か、言え、モロシカ?……鉱山の者か?」彼は緊張し、刻毒に問うた。「ふん、ふん、汚い血め——スーチャンの鉱石め!……われわれの仲間でいたくないのか? ふざけるのか? 鉱山の者の面汚しをするのか?——よし!……」彼の声は、響き渡る硬�ite のように、重い鋼のような音を発して、静寂の中に落ちていった。

モロシカは布のように白くなり、じっとその目を凝視した。心臓は揺れ動き、まるで銃弾に打たれたかのようだった。

「よし!……」トゥポフは繰り返した……「行って騒ぎを起こせ!……お前がわれわれから離れたらどうなるか、見ものだ!……そしてわれわれはと言えば……このガキを追い出してしまえ!……」彼は突然レーヴィンソンのほうを向き、簡潔に言い終えた。

「見ていろ——自分を台無しにするなよ!……」と襲撃隊の一人が大声で言った。

「何だと?」トゥポフは獰猛に問い返し、一歩前に出た。

「頼むよ、もういいだろう……」と隅から、驚いた老人の鼻声が聞こえた。

レーヴィンソンが後ろから小隊長の袖を引いた。

「トゥポフ……トゥポフ……」彼は静かに呼んだ。「もう少し脇へ寄ってくれ——人が見えなくなる。……」

トゥポフは最後の矢を射尽くし、隊長を見て、当惑しながらよろめき、落ち着いた。
「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」と、疑い深げにトゥポフのほうをちらりと見ながら、ガンカレンコが続けた(彼はあの罵りが自分に向けられたのだと思ったのだ)。「これを簡単に片づけてしまうわけにはいかない。だが即座に追放するのも方法ではない——われわれ自身を滅ぼすことになる。私の意見はこうだ——本人に聞くべきだ!……」彼は手のひらで空中を重く断ち切った。まるでほかの無用な意見を自分の意見から切り離すかのように。

「そうだ!……本人に聞いてみろ!……もし後悔しているなら、自分から言うはずだ!……」

トゥポフは元の場所に戻ろうとしたが、通路の途中で立ち止まり、捜索するかのようにモロシカを凝視した。しかし彼はまったく自分の考えもなくぼんやりと見ているだけで、ただ汗ばんだ指で下着のボタンをいじっていた。

「言え、お前はどう思っているんだ、言え!……」

モロシカは横目でレーヴィンソンをちらりと見た。

「はい、わたしはこう……」彼は小声で話し始めたが、言葉が出てこず、黙り込んだ。

「言え、言え!」みなが彼を励ますように叫んだ。

「はい、わたしはこう……やらかしてしまった……」彼はまた必要な言葉が見つからず、リョーブツィのほうに顔を向けた……「ほら、あの瓜が……もし悪いことだとわかっていたら……わざわざ悪い心で盗んだとでも言うのか?……うちの子供たちがほら……みんな知っているだろう、わたしもつい……それにトゥポフの言うように、わたしは仲間全体を……本当に、兄弟たちよ!……」突然、彼の胸の中で何かが破裂した。彼は胸をつかみ、全身を前のめりにし、両目から温かく潤んだ光が射した。……「仲間のためなら、わたしは最後の一滴の血だって捧げる。こんなふうに……こんなふうに、お前たちの面汚しを……それとも何なんだ!……」

別の音が街から部屋の中に透き通ってきた——犬がシニドキンの村で吠え、娘たちが歌い、牧師の家の隣人から規則正しい鈍い音が伝わってきた、まるで砥石のように。渡し場では、人々が声を長く引いて「おおい、引けえ!」と叫ぶ声が聞こえた。

「だが、自分をどう罰すればいいんだ?……」モロシカは続けて言った。悲痛だが、先ほどよりもすでに落ち着いており、あれほど誠実でもなくなっていた。「誓うしかない……鉱夫の誓いだ……それは覆らない……もう悪いことはしない……」

「だが、もし守れなかったら?」レーヴィンソンが注意深く問うた。

「守れなかったら……」モロシカは農民たちの前で恥じ入り、顔をしかめた。

「だが、もしできなかったら?……」

「その時は、どうなっても構わない……銃殺してくれ……」

「よし、お前の命を貰うぞ!」トゥポフは厳しく言ったが、その目にはもう怒りはなく、ただ親しげに、嘲るように輝いていた。

「では、終わりだ!……終わりだぞ!」人々が腰掛けの上で叫んだ。

「では、これで終わったということだ……」農民たちは、この面倒な集会がまもなく終わることを喜んで言った。「つまらないことで、一年も話し続けたようなものだ……」

「では、このように決定しようか、それとも……? ほかに提案はないか?……」

「早く閉会しろ、地獄へ落ちろ……」先ほどの緊張から急に晴れやかな気分に変わった襲撃隊員たちが叫んだ。「うんざりだ……腹がまたどれほど減ったことか——腸と腸がぎゅうぎゅうに押し合っている!……」

「いや、待ってくれ」とレーヴィンソンは手を挙げて、落ち着いて、目を据えて言った。

「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」

「何だ、まだあるのか?!」

「こういう決議を定める必要があると思う……」彼は四方を見回した……「ここには書記もいないのか!……」彼はふと微かに、温かく笑った。「キシュ、ここへ来て書け……こういう決議だ——軍事の暇な時には、街の犬を追いかけるのではなく、農民の手伝いを少しすべし……」彼はまるで誰かが農民の手伝いをすることを自分で信じているかのように、確信に満ちた口調で言った。

「いや、そんなことはまったく望んでおらんよ!」と農民の中の誰かが言った。

レーヴィンソンは思った——「しめた!」

「しっ……しっ!……」ほかの農民がその男を遮った。「聞いてみろ。やらせてみろ——手がすり減るわけでもあるまい!……」

「リョーブツィのためには、特別に手伝ってやろうじゃないか……」

「なぜ特別にだ?」と農民たちが叫んだ。「あいつはどんな大旦那だ?……?……議長をやっているからと言って、誰にだってできることだ!……」

「閉会、閉会!……異議なし!……書き留めろ!……」襲撃隊員たちは席から立ち上がり、もう隊長の話も聞かず、靴音を響かせて部屋を出て行った。

「ああ……ワーニャ!……」一人のぼさぼさ頭の尖った鼻の少年が、モロシカのところへ走ってきた。長靴を履き、小刻みに足を運んで彼を入り口へ引っ張った。「わたしのいとしい坊や、小さな息子、鼻たれ坊主……ああ!……」彼は器用に帽子を斜めにかぶり、もう一方の手でモロシカを抱いて、入り口の床板をとんとん鳴らして歩いた。

「放せ、放せ!」伝令使は彼を押しのけたが、悪意からではなかった。

レーヴィンソンとバクラーノフが、早足で脇を通り過ぎた。

「トゥポフという奴は、なかなか強いな。」副手は興奮して唾を飛ばし、手を振りながら言った。「あいつとガンカレンコを喧嘩させたら、面白いだろうな! どっちが勝つと思う?……」

レーヴィンソンは別のことを考えていて、彼の話を聞いていなかった。湿った埃が、足の裏に柔らかく感じられた。

モロシカはいつの間にか後ろに残されていた。最後の農夫たちも彼に追いついた。彼らはもう穏やかに慌てず急がず話していた——まるで集会からではなく、仕事の後に帰ってきたかのように。
煙気のために、部屋の中は青みがかって蒸し暑くなっていた。腰掛けが足りなかった。農夫と襲撃隊員たちが混じり合って通路を塞ぎ、入り口に詰めかけ、レーヴィンソンの首の後ろで息をしていた。

「始めましょう、ヨセフ・アブラモヴィチ」と、リョーブツィが不満そうに言った。彼は自分にも隊長にも満足していなかった。——すべてのことが、今やまるで完全に退屈で面倒なもののように思われた。

モロシカが入り口に押し入り、陰鬱で険しい顔を見せ、トゥポフと並んで立った。

レーヴィンソンはわざわざ重々しく説明した——もしこの案件が農夫と襲撃隊の双方に関係がなければ、もし隊の中に地元の者が多くなければ、決して農民たちの仕事を中断させはしなかったのだと。

「みなさんが判断したとおりにすればよいのです。」彼は農夫たちの緩やかな調子を真似て、重々しく締めくくった。彼はゆっくりと腰掛けに座り、後ろを向くと、忽ち小さな目立たない人間になった——集会を暗がりに残し、彼ら自身で議論させ、彼は灯心のように消えてしまった。

初めは多くの人が同時に話し、雑然として要領を得なかったが、やがて附和する者も出て、集会はたちまち熱を帯びた。数分間は、一言も聞き取れなかった。発言するのはたいてい農民で、襲撃隊員たちはただ静かに黙って待っていた。

「それも正しくない」と、苔のような白髪で、いつも不満顔のエスタフィ爺さんが厳しく大声で言った。「昔はな、ミグラシカの時代にはな、こんなことをしでかした奴は、村中を打たれながら引き回されたものだ。盗んだ物を首にぶら下げ、鍋を叩きながら連れ歩いたものだ……」彼はまるで学校の校長のように、干からびた指を振り、まるで誰かを脅しているようだった。

「またお前のミグラシカの話か!……」背の曲がった片目の男——日本人の話をした男が大声で言った。彼はしきりに手を振ろうとしたが、場所が狭くて、そのためにいっそう苛立っていた。「いつもいつもお前のミグラシカだ!……時代は過ぎたんだ!……お招きしましたがね、もう二度と帰ってこないよ!……」

「ミグラシカであろうとなかろうと、こんなことをするのは、とにかく良くない。」——爺さんは頑として屈しなかった。「そうやって作っているのだ、みんなを養っているのだ。泥棒を養うために、われわれは必要ない。」

「泥棒を養うだと? 泥棒の手伝いなんぞ、誰もしやせんよ。泥棒と言うなら、お前のほうこそ養っているかもしれんぞ!」と片目の男が、十年前にどこかへ逃げた爺さんの息子をほのめかして言った。「ここでは別の天秤が必要なんだ! この若者は、六年も戦ってきたんだぞ——瓜を一つ食ったくらいでなぜいけないんだ?……」

「だが、なぜ盗まなきゃならんのだ?……」と一人が不思議そうに言った。「なんてこった、たいしたことじゃないか……うちへ来さえすれば、袋いっぱいにしてやるよ。あるよあるよ、持っていけ——われわれは家畜に餌をやっているんじゃない、いい人間に、何が惜しいものか!……」

農民たちの声には、憤りは含まれていなかった。大多数の者はこの件について一致していた——古い規則はもう役に立たない、何か特別な方法が必要なのだ。

「やはりみなさん自身で決めてください、議長と一緒に!」と誰かが大声で言った。「この件については、われわれは口出しすることはない……」

レーヴィンソンが改めて立ち上がり、テーブルを叩いた。

「同志諸君、順番に発言しましょう。」彼は落ち着いて、しかしはっきりと、みなに聞こえるように言った。「一斉に話しては、何の結論も出ません。ところでモロシカはどこだ?……おい、こっちへ来い……」彼は陰鬱な顔をして続けた。みなの目が伝令使の立っているほうへ向けられた。

「俺はここにも見えているが……」モロシカが曖昧に言った。

「行け、行け!……」トゥポフが彼を押した。

モロシカは躊躇した。レーヴィンソンが前のほうへ歩み寄り、万力のような瞬きもしない視線で、釘のようにモロシカを群集の中から引き抜いた。

伝令使は誰も見ず、うつむいてテーブルのほうへ歩いた。汗が滴り、手が震えていた。自分の体に何百もの好奇の視線が突き刺さっているのを感じ、顔を上げようとしたが、たちまち硬い麻のような髭を生やしたガンカレンコの顔に出くわした。工兵は同情深く、しかし厳しく彼を見ていた。モロシカは耐えられず、窓のほうを向いて、虚空に目を凝らした。

「では、審議しましょう。」レーヴィンソンは相変わらず極めて穏やかに、しかし門の外の者にも聞こえるように言った。「誰か発言したい者は?……ほら、おじいさん、何か言いたいことがあるだろう?……」

「ここで何を言えというんだ。」エスタフィ爺さんは狼狽して言った。「われわれはただ、身内同士の話だよ……」

「自分たちで決めればいいじゃないか、簡単なことだ!」農民たちがまた騒々しく叫んだ。

「ではおじいさん、私に言わせてくれ……」突然、トゥポフが抑えた力を込めて言った。なぜかエスタフィ爺さんのほうを見ながら、レーヴィンソンのことも「おじいさん」と呼び間違えた。

トゥポフの声には名状しがたい威圧があり、みなの顔がそちらへ向いた。彼はテーブルに近づき、モロシカと並んで立ち——その大きく逞しい体でレーヴィンソンを覆い隠した。

「自分たちで決めろだと?……心配しているのか!?……」彼は胸を張り、熱心な怒声を引きずるように言った。「ならば、自分たちで決めようじゃないか!……」彼は突然モロシカのほうに身をかがめ、その熱い目を彼に据えた。「お前はわれわれの仲間か、言え、モロシカ?……鉱山の者か?」彼は緊張し、刻毒に問うた。「ふん、ふん、汚い血め——スーチャンの鉱石め!……われわれの仲間でいたくないのか? ふざけるのか? 鉱山の者の面汚しをするのか?——よし!……」彼の声は、響き渡る硬炭のように、重い鋼のような音を発して、静寂の中に落ちていった。

モロシカは布のように白くなり、じっとその目を凝視した。心臓は揺れ動き、まるで銃弾に打たれたかのようだった。

「よし!……」トゥポフは繰り返した……「行って騒ぎを起こせ!……お前がわれわれから離れたらどうなるか、見ものだ!……そしてわれわれはと言えば……このガキを追い出してしまえ!……」彼は突然レーヴィンソンのほうを向き、簡潔に言い終えた。

「見ていろ——自分を台無しにするなよ!……」と襲撃隊の一人が大声で言った。

「何だと?」トゥポフは獰猛に問い返し、一歩前に出た。

「頼むよ、もういいだろう……」と隅から、驚いた老人の鼻声が聞こえた。

レーヴィンソンが後ろから小隊長の袖を引いた。

「トゥポフ……トゥポフ……」彼は静かに呼んだ。「もう少し脇へ寄ってくれ——人が見えなくなる。……」

トゥポフは最後の矢を射尽くし、隊長を見て、当惑しながらよろめき、落ち着いた。

「だが、なぜわれわれはいつもこの馬鹿者を追い出さなければならないんだ?」巻き毛の、日に焼けた頭を群衆の上に昂然と掲げて、ガンカレンコが突然口を開いた。「わたしは彼を弁護しようとは少しも思わない、なぜなら人間は落ち着きなしではいられないからだ——彼は悪いことをした、しかも私は毎日彼と喧嘩している……だが彼は、率直に言って、戦える奴だ——これだけは否定できない。われわれは彼とウスリーの戦線を共にした、前衛部隊として。彼はわれわれの仲間だ——決して内通者にはならず、決してみんなを裏切らなかった……」

「仲間か……」トゥポフが悲痛そうに口を挟んだ。「じゃあ、われわれは彼の仲間ではないとでも言うのか?……われわれは同じ坑道で掘ったんだ……ほとんど三ヶ月、一枚の外套の下で寝た!……今、あのいまいましいイタチ野郎の」彼は突然あの甘ったるい声のキシュを思い出した、「くせに、われわれに説教しようっていうのか!……」

「私が言っているのはまさにそのことだ」と、疑い深げにトゥポフのほうをちらりと見ながら、ガンカレンコが続けた(彼はあの罵りが自分に向けられたのだと思ったのだ)。「これを簡単に片づけてしまうわけにはいかない。だが即座に追放するのも方法ではない——われわれ自身を滅ぼすことになる。私の意見はこうだ——本人に聞くべきだ!……」彼は手のひらで空中を重く断ち切った。まるでほかの無用な意見を自分の意見から切り離すかのように。

「そうだ!……本人に聞いてみろ!……もし後悔しているなら、自分から言うはずだ!……」

トゥポフは元の場所に戻ろうとしたが、通路の途中で立ち止まり、捜索するかのようにモロシカを凝視した。しかし彼はまったく自分の考えもなくぼんやりと見ているだけで、ただ汗ばんだ指で下着のボタンをいじっていた。

「言え、お前はどう思っているんだ、言え!……」

モロシカは横目でレーヴィンソンをちらりと見た。

「はい、わたしはこう……」彼は小声で話し始めたが、言葉が出てこず、黙り込んだ。

「言え、言え!」みなが彼を励ますように叫んだ。

「はい、わたしはこう……やらかしてしまった……」彼はまた必要な言葉が見つからず、リョーブツィのほうに顔を向けた……「ほら、あの瓜が……もし悪いことだとわかっていたら……わざわざ悪い心で盗んだとでも言うのか?……うちの子供たちがほら……みんな知っているだろう、わたしもつい……それにトゥポフの言うように、わたしは仲間全体を……本当に、兄弟たちよ!……」突然、彼の胸の中で何かが破裂した。彼は胸をつかみ、全身を前のめりにし、両目から温かく潤んだ光が射した。……「仲間のためなら、わたしは最後の一滴の血だって捧げる。こんなふうに……こんなふうに、お前たちの面汚しを……それとも何なんだ!……」

別の音が街から部屋の中に透き通ってきた——犬がシニドキンの村で吠え、娘たちが歌い、牧師の家の隣人から規則正しい鈍い音が伝わってきた、まるで砥石のように。渡し場では、人々が声を長く引いて「おおい、引けえ!」と叫ぶ声が聞こえた。

「だが、自分をどう罰すればいいんだ?……」モロシカは続けて言った。悲痛だが、先ほどよりもすでに落ち着いており、あれほど誠実でもなくなっていた。「誓うしかない……鉱夫の誓いだ……それは覆らない……もう悪いことはしない……」

「だが、もし守れなかったら?」レーヴィンソンが注意深く問うた。

「守れなかったら……」モロシカは農民たちの前で恥じ入り、顔をしかめた。

「だが、もしできなかったら?……」

「その時は、どうなっても構わない……銃殺してくれ……」

「よし、お前の命を貰うぞ!」トゥポフは厳しく言ったが、その目にはもう怒りはなく、ただ親しげに、嘲るように輝いていた。
「この問題はこれで終わった。今度は別の問題だ!……」

「何だ、まだあるのか?!」

「こういう決議を定める必要があると思う……」彼は四方を見回した……「ここには書記もいないのか!……」彼はふと微かに、温かく笑った。「キシュ、ここへ来て書け……こういう決議だ——軍事の暇な時には、街の犬を追いかけるのではなく、農民の手伝いを少しすべし……」彼はまるで誰かが農民の手伝いをすることを自分で信じているかのように、確信に満ちた口調で言った。

「いや、そんなことはまったく望んでおらんよ!」と農民の中の誰かが言った。

レーヴィンソンは思った——「しめた!」

「しっ……しっ!……」ほかの農民がその男を遮った。「聞いてみろ。やらせてみろ——手がすり減るわけでもあるまい!……」

「リョーブツィのためには、特別に手伝ってやろうじゃないか……」

「なぜ特別にだ?」と農民たちが叫んだ。「あいつはどんな大旦那だ?……?……議長をやっているからと言って、誰にだってできることだ!……」

「閉会、閉会!……異議なし!……書き留めろ!……」襲撃隊員たちは席から立ち上がり、もう隊長の話も聞かず、靴音を響かせて部屋を出て行った。

「ああ……ワーニャ!……」一人のぼさぼさ頭の尖った鼻の少年が、モロシカのところへ走ってきた。長靴を履き、小刻みに足を運んで彼を入り口へ引っ張った。「わたしのいとしい坊や、小さな息子、鼻たれ坊主……ああ!……」彼は器用に帽子を斜めにかぶり、もう一方の手でモロシカを抱いて、入り口の床板をとんとん鳴らして歩いた。

「放せ、放せ!」伝令使は彼を押しのけたが、悪意からではなかった。

レーヴィンソンとバクラーノフが、早足で脇を通り過ぎた。

「トゥポフという奴は、なかなか強いな。」副手は興奮して唾を飛ばし、手を振りながら言った。「あいつとガンカレンコを喧嘩させたら、面白いだろうな! どっちが勝つと思う?……」

レーヴィンソンは別のことを考えていて、彼の話を聞いていなかった。湿った埃が、足の裏に柔らかく感じられた。

モロシカはいつの間にか後ろに残されていた。最後の農夫たちも彼に追いついた。彼らはもう穏やかに慌てず急がず話していた——まるで集会からではなく、仕事の後に帰ってきたかのように。