Difference between revisions of "Lu Xun Complete Works/zh-ja/Yijian Xiaoshi"
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| − | 总而言之,那地方是过得很像家族一样的。许多人很有教养:审判厅长还暗记着当时还算十分时髦的修可夫斯基[67]的《路特米拉》,很有些读得非常巧妙,例如那诗句:“森林入睡,山谷就眠”就是,最出色的是从他嘴里读出“眠”字来,令人觉得好象真的看见山谷睡了觉;为要更加神似起见,到这时候,他还连自己也闭上了眼睛。邮政局长较倾向于哲学,整夜很用功的读着雍格[68]的《夜》和厄凯支好然[69]的《神奇启秘》,还做了很长的摘录;摘的是些什么呢,当然没有人能够分明决定。除此之外,他还是一个大滑稽家,他有华丽的言语,据他自己说,也喜欢把他的话“装饰”起来。而且他实在是用了一大批繁文把他的话装饰起来的,例如:“亲爱的先生,那是这样的,您可知道,您可明白,您可以想象出来的,大概,所谓”以及别的许许多,他都大有心得;另外他又很适当的用一种意味深长的眼,来装饰他的话,或者简直闭上一只眼睛,给人从他那讽刺的比喻里,觉出很凶的表现来。别的绅士们也大抵是很有教养,非常开通的人物:这一个看凯兰辛[70],那一个看《墨斯科新报》[71],第三个索性什么也不看。有一个,是大家叫作“睡帽”的,如果要他去做事,首先总得使劲的在他胁肋上冲一下,别一个却简直完全是懒骨头,一生都躺在熊皮上,想要推他起来罢,什么力气都白费,于是他也就总不起来了。看他们的外观,自然都是漂亮,体面,殷勤足以感人的人物——生肺病的,其中一个也没有。他们是全属于这一种人种里面的,在只有四只眼睛的温柔的互相爱抚的时候,往往用这样的话来称女人:我的胖儿,我的亲爱的大肚子,我的羔子,我的壶卢儿,我的叭儿之类。然而大抵是良善的种族,可爱的,大度的人物,一个人如果做过他们的客,或者同桌打过一夜牌,就很快的和他们亲密起来,十之九变成他们之一了。——在擅长妙法的乞乞科夫,就更加如此,因为他确是知道着令人喜爱的秘密的。他们热爱着他,至于使他决不定怎样离开这里的方法;他总只听见:“唉唉,只要再一礼拜;请您在我们这里再停一个礼拜罢,保甫尔·伊凡诺维支。”——一言以蔽之,如谚语所说,他成为掌珠了。然而出格的强有力,出格的显著,唔,非常之惊人,非常之奇特的,却是乞乞科夫对于闺秀们的印象。要说明一点这等事,我们是应该讲讲闺秀们本身,以及她们的社会之类,应该用活泼的辉煌的色彩,画出所谓她们的精神的特色来的:然而这在作者,却很难。一方面,是他在高官显宦的太太之前,怀着无限量的尊崇和敬畏的,而别方面……是的,别方面呢……就不过是难得很。却说N市的闺秀们……不,这不能,实在的,我怕。——在N市的闺秀们,什么是最值得注意的呢……不,奇怪得很,笔不肯动,它好象是一块铅块了。那么,也好:只好把描写她们的性格的事,让给在他的调色版上,比我更有鲜明灿烂的彩色的精粹的别人去;我们却单说一两句她们的外观,大体的表面就够。<br/> | + | 总而言之,那地方是过得很像家族一样的。许多人很有教养:审判厅长还暗记着当时还算十分时髦的修可夫斯基[67]的《路特米拉》,很有些读得非常巧妙,例如那诗句:“森林入睡,山谷就眠”就是,最出色的是从他嘴里读出“眠”字来,令人觉得好象真的看见山谷睡了觉;为要更加神似起见,到这时候,他还连自己也闭上了眼睛。邮政局长较倾向于哲学,整夜很用功的读着雍格[68]的《夜》和厄凯支好然[69]的《神奇启秘》,还做了很长的摘录;摘的是些什么呢,当然没有人能够分明决定。除此之外,他还是一个大滑稽家,他有华丽的言语,据他自己说,也喜欢把他的话“装饰”起来。而且他实在是用了一大批繁文把他的话装饰起来的,例如:“亲爱的先生,那是这样的,您可知道,您可明白,您可以想象出来的,大概,所谓”以及别的许许多,他都大有心得;另外他又很适当的用一种意味深长的眼,来装饰他的话,或者简直闭上一只眼睛,给人从他那讽刺的比喻里,觉出很凶的表现来。别的绅士们也大抵是很有教养,非常开通的人物:这一个看凯兰辛[70],那一个看《墨斯科新报》[71],第三个索性什么也不看。有一个,是大家叫作“睡帽”的,如果要他去做事,首先总得使劲的在他胁肋上冲一下,别一个却简直完全是懒骨头,一生都躺在熊皮上,想要推他起来罢,什么力气都白费,于是他也就总不起来了。看他们的外观,自然都是漂亮,体面,殷勤足以感人的人物——生肺病的,其中一个也没有。他们是全属于这一种人种里面的,在只有四只眼睛的温柔的互相爱抚的时候,往往用这样的话来称女人:我的胖儿,我的亲爱的大肚子,我的羔子,我的壶卢儿,我的叭儿之类。然而大抵是良善的种族,可爱的,大度的人物,一个人如果做过他们的客,或者同桌打过一夜牌,就很快的和他们亲密起来,十之九变成他们之一了。——在擅长妙法的乞乞科夫,就更加如此,因为他确是知道着令人喜爱的秘密的。他们热爱着他,至于使他决不定怎样离开这里的方法;他总只听见:“唉唉,只要再一礼拜;请您在我们这里再停一个礼拜罢,保甫尔·伊凡诺维支。”——一言以蔽之,如谚语所说,他成为掌珠了。然而出格的强有力,出格的显著,唔,非常之惊人,非常之奇特的,却是乞乞科夫对于闺秀们的印象。要说明一点这等事,我们是应该讲讲闺秀们本身,以及她们的社会之类,应该用活泼的辉煌的色彩,画出所谓她们的精神的特色来的:然而这在作者,却很难。一方面,是他在高官显宦的太太之前,怀着无限量的尊崇和敬畏的,而别方面……是的,别方面呢……就不过是难得很。却说N市的闺秀们……不,这不能,实在的,我怕。——在N市的闺秀们,什么是最值得注意的呢……不,奇怪得很,笔不肯动,它好象是一块铅块了。那么,也好:只好把描写她们的性格的事,让给在他的调色版上,比我更有鲜明灿烂的彩色的精粹的别人去;我们却单说一两句她们的外观,大体的表面就够。 |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | 【一つの小さな出来事】<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 私が田舎から都に出てきて、またたく間にもう六年になった。この間、耳にし目にしたいわゆる国家の大事は、数え上げればなかなか少なくない。だが私の心には、どれも大した痕跡を残さなかった。もしこれらの事の影響を探り出せと言われるなら、ただ私の悪い気質を増長させただけだ。――正直に言えば、日一日と人を見下すようになったということだ。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | だが一つの小さな出来事が、私にとって意味があった。私を悪い気質から引きずり出し、今に至るまで忘れることができない。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | あれは民国六年の冬、大北風が猛烈に吹いていた。生計のために、朝早くから道を歩かねばならなかった。道すがらほとんど人に出会わず、やっとのことで一台の人力車を雇い、S門まで引かせることにした。まもなく北風がおさまり、道の浮き塵はとうに吹き払われて、真っ白な大通りが残った。車夫もさらに速く走った。S門に近づいた途端、車の梶棒に一人の人間が引っかかり、ゆっくりと倒れた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 倒れたのは一人の女だった。白髪交じりの髪、衣服はみなぼろぼろだった。彼女は道端から突然車の前に横切ってきた。車夫はすでに道を譲っていたが、彼女の破れた綿の背心はボタンが留まっておらず、微風に吹かれて外に開いていたので、ついに梶棒に絡まったのだ。幸い車夫は少し足を緩めていた。さもなくば彼女は大きく前のめりに転び、頭を割って血を出していたろう。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 彼女は地に伏した。車夫もまた足を止めた。私はこの老女が怪我をしていないと見定め、また他に目撃者もいないので、余計なことをする車夫をたいそう恨めしく思った。自ら面倒を招き、私の道も遅れさせると。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 私は彼に言った。「何でもないよ。行ってくれ!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 車夫はまったく取り合わなかった――あるいは聞こえなかったのかもしれないが――車を下ろし、あの老女をゆっくりと起こし、腕を支えて立たせ、尋ねた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「どうしたのですか?」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「転んで怪我したんだよ」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 私は思った。お前がゆっくり倒れるのをこの目で見たのだ。怪我などするものか。大げさなだけだ。まったく忌々しい。車夫は余計なことをして、自ら苦労を買っている。さあ自分で何とかするがいい。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 車夫はこの老女の言葉を聞いても、まったく躊躇せず、依然として腕を支え、一歩一歩と前に歩いていった。私はいささか驚いて急いで前を見ると、巡警の分駐所だった。大風の後、外に人影もない。車夫はあの老女を支えて、まさにその門に向かって歩いていくところだった。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | この時、私は突然一種の異様な感覚に襲われた。全身埃まみれの彼の後ろ姿が、たちまち大きくなり、しかも歩くほどに大きくなって、仰ぎ見なければならないほどだった。しかも彼は私に対して、次第にほとんど一種の威圧となり、さらには皮の外套の下に隠した「小ささ」を絞り出さんばかりだった。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 私の活力はこの時おそらくいくらか凝滞していたのだろう。座ったまま動かず、考えもせず、分駐所から巡警が一人出てくるのが見えて、ようやく車を降りた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 巡警が私に近づいて言った。「自分で車を雇いなさい。あいつはもうお前さんを引けませんから」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 私は考える暇もなく外套のポケットから銅貨を一掴み取り出し、巡警に渡して言った。「これを彼に……」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 風はすっかり止み、道はまだ静かだった。歩きながら考えた。自分自身のことを考えるのがほとんど怖かった。以前のことはさておき、この一掴みの銅貨は何の意味だ? 褒美か? 私に車夫を裁く資格があるのか? 自分に答えることができなかった。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | この出来事は今に至るまで、しばしば思い出される。私はこのためにしばしば苦痛に耐え、懸命に自分自身のことを考えようとしてきた。数年来の文治武力は、幼い頃に読んだ「子曰詩云」と同じく、半句すら暗唱できなくなっている。ただこの一つの小さな出来事だけが、いつも目の前に浮かび、時にはなおさら鮮明になり、私を恥じ入らせ、自らを新たにせよと促し、そして私の勇気と希望を増してくれるのだ。<br/> | ||
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| + | (一九二〇年七月。)<br/> | ||
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| + | 【第八章】<br/> | ||
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| + | チチコフの農奴購入は、すでに町の話題となっていた。人々は論じ合い、語り合い、さらに移住目的で農奴を購入することが果たして得策かどうかを研究した。その中の多くの議論は、確実かつ客観的で見事なものだった。「もちろん有利だよ」とある者が言った。「南方の土地は肥えて良い、それは言うまでもない。だが水がない。チチコフの農奴たちはどうするのだ? あそこには川がないんだぞ」。「それはまだ大したことではない。川がなくても、それほどのことではないよ、スチェパン・ドミトリエヴィチ。だが移住というのは実に心もとないものだ。誰でも知っている、農奴というものは、新しい土地に移されて耕作させられる――そこには何もない――家もなく荘園もない――言っておくが、必ず逃げ出す。二二が四のごとく確実だ。靴を結んで、行ってしまう。見つけるのに何日もかかるぞ!」。「いやいや、お許しくだされ、アレクセイ・イワノヴィチ。私はあなたとはまったく違う見解です。農奴たちがチチコフのもとから逃げ出すとおっしゃるが、本物のロシア人は何でもやれるし、どんな気候にも住める。温かい手袋を一組与えさえすれば、どこへでも送れる。カムチャッカまでだって構わない。ちょっと走り回って暖を取り、斧を手にして新しい家を建てるだろうさ」。「だがね、イワン・グリゴリエヴィチ、君は一つのことをすっかり忘れている。チチコフが買い取ったのがどんな農奴か、全然考えていないじゃないか。地主というものは、良い者をそうやすやすと手放しはしない。酒飲みか、怠け者か、乱暴者でなければ、私の首を賭けてもいい」。「その通り、それは私も同意する。良い者を売るような者はいない。チチコフの者たちはおおかた酒飲みだろう、それは確かだ。だが歴史を考えてみるべきだ。つい先ほどまで怠け者だった者が、一度移住させれば、突然誠実な奴僕に変わることもある。世界に、歴史に、初めての例ではない」。「いやいや」と国立工場の監督が言った。「信じてもらいたいが、そんなことはない。チチコフの農奴には現に二つの大敵がいるからだ。第一の敵は小ロシアの諸県に近いこと。あそこでは酒の販売が自由なのは周知の事実だ。断言するが、二週間もすれば彼らは酒浸りになり、遊惰漢の怠け者になる。第二の敵は放浪生活の習慣と嗜好で、これは移住から学んだものだ。チチコフは見張り、管理し、厳しく締めなければならない。小さなことでも重く罰し、何も他人に任せず、みずからやり、必要とあれば鞭を打ち、平手打ちをくらわすのだ」。「なぜチチコフがみずから鞭を振るわなければならんのだ? 監督を一人置けばよい」。「いや、ちょうど良い監督が見つかるとお思いか? そういう連中はみな詐欺師でならず者だ!」。「主人自身が素人だからこそ、彼らが詐欺師になるのだ」。「その通りだ」と多くの者が口を挟んだ。「主人自身が領地の事務をいくらか心得、自分の者を知っていれば、常に良い監督を見つけられる」。だが国立工場の監督は異議を唱え、五千ルーブル以下では良い監督は見つからないと言った。裁判所長はそれを指摘し、三千ルーブルでも見つかると言った。すると監督は問い返した。「どこから見つけるおつもりか? 鼻の穴からほじくり出せるとでも?」。裁判所長の答えはこうだった。「鼻の穴からはもちろんほじくり出せない、それは無理だ。だがこの辺り、この地区にいる。ピョートル・ペトロヴィチ・サモイロフだ。チチコフが農奴の監督に彼を招くなら、まさにうってつけの人物だ!」。多くの者がチチコフの立場に身を置いて、この大群の農奴と見知らぬ土地に移住することを考えると、憂鬱になった。まことに大変な難事だ。みなが特に恐れたのは、チチコフの農奴のような頼りない連中が反乱を起こしはしないかということだった。この時、警察局長が注意を促した。反乱は恐れるに足らぬと。それを阻むために、ありがたいことにまさに一つの権力がある。すなわち裁判所長だ。裁判所長自身が出向く必要もなく、帽子を送りさえすれば、この帽子で農奴たちは理性を取り戻し、心を入れ替え、静かに家に帰ることだろうと。チチコフの農奴たちの反乱心について、多くの者が意見や重要な提案を述べた。その考えは実にさまざまだった。過度に軍隊式の厳しさと格別の苛酷を主張する者もあったが、いわゆる温和を示す者もあった。警察局長が注意を加えるには、チチコフは今まさに目の前に神聖な義務を見ているのだと。彼は自分の農奴たちの父親となることができ、しかも彼が好んで用いる言い回しによれば、彼らの間に広く慈善の教化を施すことができると。この機会に乗じて、彼は現代教育のランカスター法を大いに褒め称えた。<br/> | ||
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| + | 町中がこのように論じ合い相談し合い、中にはまた個人的な好意から、意見をチチコフに伝え、妥当な忠告を与え、また護衛を申し出て、農奴たちを無事に目的地まで送り届けようとする者もいた。忠告に対して、チチコフは甚だ謙恭に謝意を述べ、随時活用すると明言したが、護衛は辞退し、まったく余計なことだと言った。自分が購入した農奴はみな格別に馴良な性質で、みずから進んで一同移住し、心から喜んでいる。反乱など決してあり得ないと。<br/> | ||
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| + | これらの議論や世間話のすべてが、チチコフにまさに渇望していた極めてよい結果をもたらした。彼は百万の財産を持つ大富豪だという噂が広まった。多くもなく少なくもなく。第一章ですでに見たように、チチコフに対して本市の住民は、今回のことがなくとも、もともと大いに好意を寄せていた。まして正直に言えば、彼らは本当にみな善い人で、互いに睦まじく付き合い、親密に暮らし、会話にはきわめて誠実で温和な刻印が押されていた。「敬愛する友よ、イリヤ・イリイチ!」「聞いてくれたまえ、アンチパートル・ザハリエヴィチ、わが良友よ!」「嘘つきだな、お前、イワン・グリゴリエヴィチ!」。イワン・アンドレーエヴィチという名の郵便局長に対しては、人々はしばしばこう言った。「シュプレッヒェン・ジー・ドイチュ、イワン・アンドレーエヴィチ?」<br/> | ||
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| + | つまるところ、あの地方はまるで家族のように暮らしていた。多くの者はかなりの教養があった。裁判所長は、当時まだなかなか流行していたジュコーフスキーの『リュドミーラ』を暗記しており、かなり巧みに朗読した。たとえば「森は眠り、谷は安らう」の詩句など格別で、彼の口から「安らう」という字が出ると、本当に谷が眠ったかのような心持ちになる。いっそう神似させるために、その時には自分の目まで閉じるのだった。郵便局長はどちらかと言えば哲学に傾き、夜通し熱心にヤングの『夜』とエッカルツハウゼンの『神秘啓示』を読み、長い抜き書きを作った。何を抜き書きしたのかは、もちろん誰にも確と分からなかった。そのほか彼は大の洒落者で、華麗な言い回しを操り、自分でも言葉を「飾り立てる」のが好きだと言っていた。そして実際、大量の修辞で言葉を飾り立てていた。たとえば「親愛なる殿、それはつまり、ご存じのように、お分かりのように、ご想像がつきましょうが、おそらく、いわゆる」その他多々で、いずれも心得たものだった。さらに彼は意味深長な目つきで言葉を飾り、あるいはいっそ片目を閉じて、その諷刺的な比喩からなかなか鋭い印象を受けさせるのだった。他の紳士たちもおおむねかなり教養があり、非常に開明な人物だった。ある者はカラムジンを読み、ある者は『モスクワ新報』を読み、第三の者に至ってはそもそも何も読まなかった。一人はみなに「寝帽」と呼ばれ、何か用を頼もうとすれば、まず脇腹をどんと突かねばならなかった。もう一人はまったくの怠け者で、一生を熊の毛皮の上に寝て過ごし、起こそうとしても何の力も無駄で、やはり起き上がることはなかった。外見はもちろんみな端麗で体面があり、慇懃で人を感動させる人物だった――肺病にかかっている者など一人もいなかった。彼らはみなこの種の人間に属し、四つの目だけの優しい睦み合いの時には、よく女をこう呼んだものだ。「おれの太っちょ」「おれの可愛い太鼓腹」「おれの仔羊」「おれの瓢箪ちゃん」「おれのパグちゃん」の類。だがおおむね善良な種族で、愛すべき大度な人物だった。一度でも客となったり、一晩同じテーブルでカードをしたりすれば、たちまち親密になり、十中八九彼らの仲間になってしまう。――巧みな術を心得たチチコフの場合はなおさらで、彼はまことに人に好かれる秘密を知っていた。彼らはチチコフを熱愛し、どうやってここを離れるか方法が決まらぬほどだった。彼が聞くのはいつもこればかりだった。「ああ、もう一週間だけ。もう一週間我々のところにおいでください、パーヴェル・イワノヴィチ」。――一言で言えば、諺の通り、彼は掌中の珠となったのだ。だが格別に強烈で、格別に顕著で、ああ、実に驚くべき、実に奇特なのは、チチコフが令嬢たちに与えた印象であった。この種の事をいくらかでも説明するには、令嬢たち自身と、その社交界の類について語り、生き生きとした輝かしい色彩で、いわゆる彼女たちの精神的特色を描き出すべきなのだが、作者にとってこれは甚だ難しい。一方では高官顕官の夫人方に対して限りなき尊崇と畏敬を抱いているし、他方では……そう、他方では……ただもう難しいだけだ。さてN市の令嬢たちは……いや、これは無理だ、正直なところ、怖い。――N市の令嬢たちで、何が最も注目に値するか……いや、不思議なことに、筆が動こうとしない。まるで鉛の塊になったかのようだ。ならばよい、彼女たちの性格の描写は、パレットの上に私よりも鮮明燦爛たる彩色を持つ精緻な別の人に任せるほかない。我々はただ外見について、おおよその表面だけ一二語述べれば足りよう。 | ||
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N市的闺秀们是原有阔绰之称的,这一点,所有的妇女们可真足取为模范。关于什么正当的举动,什么美善的调子,礼节,以及态度上的最微妙最幽婉的训戒,尤其是关于研究时式,连细微末节也不漏之处,她们实在比彼得堡和墨斯科的闺秀们要进几步。她们穿着富于趣味的衣饰,坐着漂亮的马车,在大街上经过:还依时式带一个家丁,身缀金色丝绦,在踏台上飘来飘去。一张名片,如果那名字是写在忒力夫二或是凯罗厄斯上面的,那就是神圣的物事[72]。有两位大家闺秀,以前本是很要好的朋友,也是堂姊妹,就为了这样的一张名片彼此完全闹开——其中之一,没有去回看别一个。她们的丈夫和亲戚后来用尽心力,想她们从新和睦,却枉然——世界上的无论什么事,都该可以做成了,只有这一件可不成:使因为一面怠于回访,变成仇敌的两位闺秀从新和睦。于是这两位,用这市里的绅士淑女们的口气来说,就僵在“互加白眼”里了。关于这问题,有谁得了胜,就也会有许多非常动人的场面,那男人们往往为了他们的保护职务,演出极壮大,极勇侠的表现来。他们之间,决斗自然是没有的,因为大家都是文官;然而他们却彼此竭力来抉发别人的缺点,谁都知道,无论如何,这是比决斗厉害得远的。N市的闺秀们的风气,非常严紧,以高尚的愤怒,来对付一切过失和诱惑,如果给她们知道一种弱点,就判决得极严。如果她们一伙里,自己有了什么所谓这个那个的事呢,却玩得非常之秘密,谁也觉不出究竟有了什么事。体面总不会损。就是那男人,即使自己觉得了,或者听到了这个那个的事,也早有把握,会引了谚语,简而得要的回答道:“我所不知,我就不管。”这里还该叙述的是N市的闺秀们也如她们那彼得堡的同行一样,在言语和表白上,总是十分留心,而且努力于正当的语调的。没有人听到过她们说:“我醒鼻涕!”“我出汗,”“我吐口水,”她们却换上了这样的话:“我清了一下鼻子”或则“我用了我的手巾。”无论如何,也总不能说:“这杯子或盘子臭,”不能的,连觉得有些这意思的影子的话也不能说,要挑选一句这样的表现来替代它:“这杯子不成样子呵”,或者别的这一类话。因为要使俄国话更加高尚,就把所有言语的几乎一半,都从会话里逐出了,人就只好常常到法国话里去找逃路。这就成了完全两样的事情。用起法国话来,则即使比上面所述的还要厉害的词句,也全不算什么事。关于N市的闺秀们,就表面上说起来,大略如此。自然,倘使再看得深一点,那就又有完全不同的东西出现的:然而深察妇人的心,危险得很。我还是只以表面为度,再往前去罢。这以前,闺秀们是不大提起乞乞科夫的,虽然对于他那愉快的,体面的交际态度,也自然十分觉得。然而自从他的百万富翁的风传散布了以来,注意可也移到他另外的性质上去了。这并不是我们的闺秀们利己,或是贪财。罪恶只在百万富翁那一句话——不是百万富翁本身,只是那句话;因为这句话的发音中,除暗示着钱袋之外,也还含有一点东西,对于坏人,对于好人,对于非坏非好人,都给以强有力的印象;一言以蔽之,就是没有一个人不受它的影响的。百万富翁有一种便当之处,他能够特别观察那并非出于打算和谋划的非利己的卑屈,纯粹的卑屈:许多人知道得很清楚,他们不会从他这里有所得,也全不是向他有所求,然而偏要跑到他面前去,欣然微笑,摘下帽子,或者遇有百万富翁在场的午餐会,便去设法运动也来招待他自己。说这一种对于卑屈的倾向,也染上了闺秀们,那是不可以的。然而在许多客厅里,却确在开始议论起来,说乞乞科夫固不是美男子的标本,但总不失为一个体面人,假使他再胖上一点点,可就没有这么好看了。当这时候,对于瘦长男子,还来了几句近于侮辱的话:那不过是剔牙杖,不是人。闺秀们的打扮,也留心到各种的装饰了。匹头市场非常热闹,挤也挤不开。简直是赛会。许多马车穿梭似的在跑。有几匹布,是从市集贩来,因为价钱贵,至今不能卖掉的,这回却变成繁销,飞一般的脱手,使商人们也看得莫名其妙。当弥撒之际,看见闺秀们中有一位在衣服下面曳着拖裙,那裙圈胖得很大,至于把整个教堂占领,在场的警察便只好命令人民让出地方都退到大门口去,以免损害太太的衣服。连乞乞科夫,终于也不得不被对他的异常的注意,引起一点惊异了。大好天气的一天,他回到家里来,看见写字桌上有一封信。发信的是那里,送来的是谁,全都无从明白:侍者说,送信人不许他说出发信人是谁来。信的开头非常直截爽快,就是这样的句子:“不行,我非写信给你不可了!”以下说的是灵魂之间,实在神秘的交感,因为要使这真理格外显得有力,就用上许多点和横线,快要占到半行。再下去接续着几句金言,那确凿,真给人很深的意义,我们几乎负有引在这里的义务的:“什么是人生?——是流寓忧愁的山谷,什么是世界?——是无所感觉的人堆。”发信人于是说到为了去世已经二十五年的弱母,她眼泪滴湿了花笺;并且劝乞乞科夫从此离开拘束精神,闭塞呼吸的都会,跟她到荒野去;一到信的末尾,竟涌出确实的绝望来,用这几行做了结束:<br/> | N市的闺秀们是原有阔绰之称的,这一点,所有的妇女们可真足取为模范。关于什么正当的举动,什么美善的调子,礼节,以及态度上的最微妙最幽婉的训戒,尤其是关于研究时式,连细微末节也不漏之处,她们实在比彼得堡和墨斯科的闺秀们要进几步。她们穿着富于趣味的衣饰,坐着漂亮的马车,在大街上经过:还依时式带一个家丁,身缀金色丝绦,在踏台上飘来飘去。一张名片,如果那名字是写在忒力夫二或是凯罗厄斯上面的,那就是神圣的物事[72]。有两位大家闺秀,以前本是很要好的朋友,也是堂姊妹,就为了这样的一张名片彼此完全闹开——其中之一,没有去回看别一个。她们的丈夫和亲戚后来用尽心力,想她们从新和睦,却枉然——世界上的无论什么事,都该可以做成了,只有这一件可不成:使因为一面怠于回访,变成仇敌的两位闺秀从新和睦。于是这两位,用这市里的绅士淑女们的口气来说,就僵在“互加白眼”里了。关于这问题,有谁得了胜,就也会有许多非常动人的场面,那男人们往往为了他们的保护职务,演出极壮大,极勇侠的表现来。他们之间,决斗自然是没有的,因为大家都是文官;然而他们却彼此竭力来抉发别人的缺点,谁都知道,无论如何,这是比决斗厉害得远的。N市的闺秀们的风气,非常严紧,以高尚的愤怒,来对付一切过失和诱惑,如果给她们知道一种弱点,就判决得极严。如果她们一伙里,自己有了什么所谓这个那个的事呢,却玩得非常之秘密,谁也觉不出究竟有了什么事。体面总不会损。就是那男人,即使自己觉得了,或者听到了这个那个的事,也早有把握,会引了谚语,简而得要的回答道:“我所不知,我就不管。”这里还该叙述的是N市的闺秀们也如她们那彼得堡的同行一样,在言语和表白上,总是十分留心,而且努力于正当的语调的。没有人听到过她们说:“我醒鼻涕!”“我出汗,”“我吐口水,”她们却换上了这样的话:“我清了一下鼻子”或则“我用了我的手巾。”无论如何,也总不能说:“这杯子或盘子臭,”不能的,连觉得有些这意思的影子的话也不能说,要挑选一句这样的表现来替代它:“这杯子不成样子呵”,或者别的这一类话。因为要使俄国话更加高尚,就把所有言语的几乎一半,都从会话里逐出了,人就只好常常到法国话里去找逃路。这就成了完全两样的事情。用起法国话来,则即使比上面所述的还要厉害的词句,也全不算什么事。关于N市的闺秀们,就表面上说起来,大略如此。自然,倘使再看得深一点,那就又有完全不同的东西出现的:然而深察妇人的心,危险得很。我还是只以表面为度,再往前去罢。这以前,闺秀们是不大提起乞乞科夫的,虽然对于他那愉快的,体面的交际态度,也自然十分觉得。然而自从他的百万富翁的风传散布了以来,注意可也移到他另外的性质上去了。这并不是我们的闺秀们利己,或是贪财。罪恶只在百万富翁那一句话——不是百万富翁本身,只是那句话;因为这句话的发音中,除暗示着钱袋之外,也还含有一点东西,对于坏人,对于好人,对于非坏非好人,都给以强有力的印象;一言以蔽之,就是没有一个人不受它的影响的。百万富翁有一种便当之处,他能够特别观察那并非出于打算和谋划的非利己的卑屈,纯粹的卑屈:许多人知道得很清楚,他们不会从他这里有所得,也全不是向他有所求,然而偏要跑到他面前去,欣然微笑,摘下帽子,或者遇有百万富翁在场的午餐会,便去设法运动也来招待他自己。说这一种对于卑屈的倾向,也染上了闺秀们,那是不可以的。然而在许多客厅里,却确在开始议论起来,说乞乞科夫固不是美男子的标本,但总不失为一个体面人,假使他再胖上一点点,可就没有这么好看了。当这时候,对于瘦长男子,还来了几句近于侮辱的话:那不过是剔牙杖,不是人。闺秀们的打扮,也留心到各种的装饰了。匹头市场非常热闹,挤也挤不开。简直是赛会。许多马车穿梭似的在跑。有几匹布,是从市集贩来,因为价钱贵,至今不能卖掉的,这回却变成繁销,飞一般的脱手,使商人们也看得莫名其妙。当弥撒之际,看见闺秀们中有一位在衣服下面曳着拖裙,那裙圈胖得很大,至于把整个教堂占领,在场的警察便只好命令人民让出地方都退到大门口去,以免损害太太的衣服。连乞乞科夫,终于也不得不被对他的异常的注意,引起一点惊异了。大好天气的一天,他回到家里来,看见写字桌上有一封信。发信的是那里,送来的是谁,全都无从明白:侍者说,送信人不许他说出发信人是谁来。信的开头非常直截爽快,就是这样的句子:“不行,我非写信给你不可了!”以下说的是灵魂之间,实在神秘的交感,因为要使这真理格外显得有力,就用上许多点和横线,快要占到半行。再下去接续着几句金言,那确凿,真给人很深的意义,我们几乎负有引在这里的义务的:“什么是人生?——是流寓忧愁的山谷,什么是世界?——是无所感觉的人堆。”发信人于是说到为了去世已经二十五年的弱母,她眼泪滴湿了花笺;并且劝乞乞科夫从此离开拘束精神,闭塞呼吸的都会,跟她到荒野去;一到信的末尾,竟涌出确实的绝望来,用这几行做了结束:<br/> | ||
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| − | 他在会上的出现,引起了非常特别的情形。所有在场的人,都连忙来迎接他,一个还捏纸牌在手里,别一个是正在谈天,到了紧要之处,刚说出“您想,地方法官就回答道……”地方法官究竟怎么回答呢?他却不再讲下去,直奔我们的主角去和他打招呼了:“保甫尔·伊凡诺维支!“阿,我的天,保甫尔·伊凡诺维支!”“亲爱的保甫尔·伊凡诺维支!”“可敬的保甫尔·伊凡诺维支!”“保甫尔·伊凡诺维支心肝!”“您来啦吗,保甫尔·伊凡诺维支!”“他来了哩,我们的保甫尔·伊凡诺维支!“您给我拥抱一下罢,保甫尔·伊凡诺维支!”“这里来,给我诚心的接吻一下,我的宝贵的保甫尔·伊凡诺维支!”乞乞科夫觉得,他几乎同时被许多人所拥抱了。他还没有从审判厅长的拥抱里脱出,警察局长就已经把他围在他的臂膊里,警察局长又交给卫生监督,监督交给烧酒专卖局长,烧酒专卖局长交给建筑技师……那知事,这时正和一对闺秀们站在一起,一只手拿一张糖果的包纸,别一只手抱一匹波罗革那的小狗,一看见乞乞科夫就把两样——包纸和小狗——都抛在地板上,至于使小狗大声的嗥起来……总而言之,来客是散布着快活和高兴的。并未愉快得发光的脸,或者并未反映一点一般的高兴的脸,竟一个也没有。官们的脸,在他们的上司前来检阅下属的政绩之际,就这样的发光:这时最初的恐怖消散了,还觉得很得些上司的赞许,竟至于和气的露出一点小小的玩笑来,那就是说几句话,带着愉快的微笑——于是围着他的,跟着他的官们,就高兴的加倍的笑起来了,连话也不大听到,不大明白的官们,也一样的高兴的笑起来了,是的,连远远的一直站在门口,一生从来没有笑过,只给百姓看他拳头的警察——也遵照了反射和模拟的永久不变的定律,在他脸上现出微笑来,不过那微笑,却很有些像他嗅了一种强烈的鼻烟,现在刚刚要打嚏。我们的主角和大家招呼,又给各人回答,自己觉得非常的纯熟:他向右边弯腰,又向左边弯腰,虽然因为习惯,不免略有一点歪,然而不碍事,还是倾倒了所有在场的人物。闺秀们立刻像绚烂的花环似的来围住他,把他罩在各种香气的云雾里:这一个发着玫瑰味,那一个带来紫罗兰和春天的气息,第三个是涌出强烈的木犀草的芳香。乞乞科夫只是昂起鼻子,吸进香气去。她们的装饰上,也展布着无穷的趣味;所有羽纱,缎子和网的颜色,全是最时式的轻淡和褪光的,那细微的差别,单是说说名目也就不容易——这地方的文化和趣味,是已经达到这样的高超和精细了。飘带,结子和花束,以如画的纷乱,在衣服上飞动,虽然这纷乱,是由许多不纷乱的头脑,费过不少的时光。头上的轻装只搁在耳朵上,仿佛想要说:“且住!我要飞去了!只可惜不能带了我的美人一同去!”她们都穿着很紧窄的衫子,看起来就显出挺拔和合适的丰姿(我应该趁这机会声明,N市的闺秀们是都见得有点儿胖胖的,但她们知道很巧妙的收束起来,于是成了很适宜的姿态,人也不觉得她们的肥大了。)一切都经过深思熟虑:颈子和肩膀露出得刚刚合适,不太少,可也不太多:谁都照了自己的感觉和确信,显示着她的东西,来要一个男人的命;其余的部分,就用了很大的鉴识和意趣,遮盖起来:或者用一种飘带做成的,比叫作“接吻”的点心连要轻飘飘的围巾,淡烟似的绕在颈子上,或者在背后的衣服下面,衬一条我们乡下大抵称为“卫道”的细麻所做的小小的花纱。这花纱,是前前后后,遮到决不使男子再会送命的程度的,然而这正是害事之处的嫌疑,却也就在这里。长手套并不紧接着袖口,显出肘弯以上的臂膊的动人的一段来,有许多还丰满得令人羡慕;有一些人,因为拉得太高,竟把羔皮手套撕破了——总而言之,好象一切东西,都想要说:“不不,这不是乡下,这是巴黎!”不过有时也突然现出一顶谁也一向没有见过的包帽,或者跳出一枝孔雀毛,或者反对时髦的别的什么和一种只顾自己的趣味的表示来。然而没有这些是不行的——这就是省会的特征:总要露一点这样的破绽。乞乞科夫站在闺秀们的面前,心里想:“但究竟谁是发信人呢?”他试在一刹时中,伸出他的鼻子去;却碰着了肘弯,翻领,袖口,飘带,香喷喷的小衫和衣服的一大阵。粗野的迦落巴特[73]发狂似的在他眼前奔了过去:邮政局长夫人,地方审判厅长,插蓝毛毛的太太,插白毛毛的太太,乔具亚的公爵咭卜卡咭哩全夫,彼得堡来的一个官,墨斯科来的一个官,法国人咕咕,沛尔勖诺夫斯基先生和沛来本陀夫斯基先生——都忽然当面在地球上出现,在那里奔腾奋迅了。<br/> | + | 他在会上的出现,引起了非常特别的情形。所有在场的人,都连忙来迎接他,一个还捏纸牌在手里,别一个是正在谈天,到了紧要之处,刚说出“您想,地方法官就回答道……”地方法官究竟怎么回答呢?他却不再讲下去,直奔我们的主角去和他打招呼了:“保甫尔·伊凡诺维支!“阿,我的天,保甫尔·伊凡诺维支!”“亲爱的保甫尔·伊凡诺维支!”“可敬的保甫尔·伊凡诺维支!”“保甫尔·伊凡诺维支心肝!”“您来啦吗,保甫尔·伊凡诺维支!”“他来了哩,我们的保甫尔·伊凡诺维支!“您给我拥抱一下罢,保甫尔·伊凡诺维支!”“这里来,给我诚心的接吻一下,我的宝贵的保甫尔·伊凡诺维支!”乞乞科夫觉得,他几乎同时被许多人所拥抱了。他还没有从审判厅长的拥抱里脱出,警察局长就已经把他围在他的臂膊里,警察局长又交给卫生监督,监督交给烧酒专卖局长,烧酒专卖局长交给建筑技师……那知事,这时正和一对闺秀们站在一起,一只手拿一张糖果的包纸,别一只手抱一匹波罗革那的小狗,一看见乞乞科夫就把两样——包纸和小狗——都抛在地板上,至于使小狗大声的嗥起来……总而言之,来客是散布着快活和高兴的。并未愉快得发光的脸,或者并未反映一点一般的高兴的脸,竟一个也没有。官们的脸,在他们的上司前来检阅下属的政绩之际,就这样的发光:这时最初的恐怖消散了,还觉得很得些上司的赞许,竟至于和气的露出一点小小的玩笑来,那就是说几句话,带着愉快的微笑——于是围着他的,跟着他的官们,就高兴的加倍的笑起来了,连话也不大听到,不大明白的官们,也一样的高兴的笑起来了,是的,连远远的一直站在门口,一生从来没有笑过,只给百姓看他拳头的警察——也遵照了反射和模拟的永久不变的定律,在他脸上现出微笑来,不过那微笑,却很有些像他嗅了一种强烈的鼻烟,现在刚刚要打嚏。我们的主角和大家招呼,又给各人回答,自己觉得非常的纯熟:他向右边弯腰,又向左边弯腰,虽然因为习惯,不免略有一点歪,然而不碍事,还是倾倒了所有在场的人物。闺秀们立刻像绚烂的花环似的来围住他,把他罩在各种香气的云雾里:这一个发着玫瑰味,那一个带来紫罗兰和春天的气息,第三个是涌出强烈的木犀草的芳香。乞乞科夫只是昂起鼻子,吸进香气去。她们的装饰上,也展布着无穷的趣味;所有羽纱,缎子和网的颜色,全是最时式的轻淡和褪光的,那细微的差别,单是说说名目也就不容易——这地方的文化和趣味,是已经达到这样的高超和精细了。飘带,结子和花束,以如画的纷乱,在衣服上飞动,虽然这纷乱,是由许多不纷乱的头脑,费过不少的时光。头上的轻装只搁在耳朵上,仿佛想要说:“且住!我要飞去了!只可惜不能带了我的美人一同去!”她们都穿着很紧窄的衫子,看起来就显出挺拔和合适的丰姿(我应该趁这机会声明,N市的闺秀们是都见得有点儿胖胖的,但她们知道很巧妙的收束起来,于是成了很适宜的姿态,人也不觉得她们的肥大了。)一切都经过深思熟虑:颈子和肩膀露出得刚刚合适,不太少,可也不太多:谁都照了自己的感觉和确信,显示着她的东西,来要一个男人的命;其余的部分,就用了很大的鉴识和意趣,遮盖起来:或者用一种飘带做成的,比叫作“接吻”的点心连要轻飘飘的围巾,淡烟似的绕在颈子上,或者在背后的衣服下面,衬一条我们乡下大抵称为“卫道”的细麻所做的小小的花纱。这花纱,是前前后后,遮到决不使男子再会送命的程度的,然而这正是害事之处的嫌疑,却也就在这里。长手套并不紧接着袖口,显出肘弯以上的臂膊的动人的一段来,有许多还丰满得令人羡慕;有一些人,因为拉得太高,竟把羔皮手套撕破了——总而言之,好象一切东西,都想要说:“不不,这不是乡下,这是巴黎!”不过有时也突然现出一顶谁也一向没有见过的包帽,或者跳出一枝孔雀毛,或者反对时髦的别的什么和一种只顾自己的趣味的表示来。然而没有这些是不行的——这就是省会的特征:总要露一点这样的破绽。乞乞科夫站在闺秀们的面前,心里想:“但究竟谁是发信人呢?”他试在一刹时中,伸出他的鼻子去;却碰着了肘弯,翻领,袖口,飘带,香喷喷的小衫和衣服的一大阵。粗野的迦落巴特[73]发狂似的在他眼前奔了过去:邮政局长夫人,地方审判厅长,插蓝毛毛的太太,插白毛毛的太太,乔具亚的公爵咭卜卡咭哩全夫,彼得堡来的一个官,墨斯科来的一个官,法国人咕咕,沛尔勖诺夫斯基先生和沛来本陀夫斯基先生——都忽然当面在地球上出现,在那里奔腾奋迅了。 |
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| + | N市の令嬢たちはもとより贅沢で名高く、この点においてはすべての婦人たちの真の模範となり得る存在であった。正しい振る舞い、美しく善い調べ、礼節、そして態度における最も微妙で最も優雅な戒めについて、とりわけ流行の研究に関しては些末な事柄さえ見逃さぬ点で、彼女たちはペテルブルグやモスクワの令嬢たちより数歩先んじていた。趣味豊かな衣装を身にまとい、美しい馬車に乗って大通りを行き過ぎた。流行に従い金色の飾り紐を付けた従僕を一人連れ、踏み台の上をゆらゆらと揺れていた。一枚の名刺でも、その名がテリフニまたはカロエスの紙に書かれていれば、それは神聖な品であった[72]。二人の令嬢がいて、以前は仲の良い友人で従姉妹でもあったが、たった一枚のこのような名刺のために完全に仲違いした——一方が他方の訪問に返礼しなかったのである。夫たちや親戚が心血を注いで仲直りさせようとしたが徒労であった——世の中のいかなる事も成し遂げ得ようが、ただこの一つだけは不可能であった。訪問の返礼を怠ったために仇敵と化した二人の令嬢を再び和解させることは。かくしてこの二人は、この市の紳士淑女たちの言い方を借りれば、「互いに白い眼を向け合う」状態で膠着した。この問題で誰かが勝利を収めれば非常に感動的な場面が演じられ、男たちはその保護の職務のために壮大にして勇侠なる姿を見せた。彼らの間に決闘は無論なかった、皆が文官であったから。しかし互いに全力を尽くして相手の欠点を暴き立て、これは決闘よりも遙かに手厳しいものであった。N市の令嬢たちの気風は非常に厳格で、崇高な憤怒をもってあらゆる過失と誘惑に対処し、弱点を知れば極めて厳しく裁いた。仲間内でいわゆるあれこれの事があれば極めて秘密裏に事を運び、誰にも気づかれなかった。体面は決して損なわれない。夫が自ら気づいても、諺を引いて答えた。「我が知らぬことは、我が関せず」と。N市の令嬢たちもペテルブルグの同輩と同じく、言葉遣いに常に注意を払い正しい語調に努めていた。「鼻をかむ」とか「汗をかく」とか「唾を吐く」とは決して言わず、「鼻を少し整えました」あるいは「手巾を使いました」と替えた。「この杯が臭い」とも言えず、「この杯はいただけませんわ」などと代用した。ロシア語を高尚にするため、あらゆる言葉のほとんど半分が会話から追放され、しばしばフランス語に逃げ道を求めた。フランス語なら全く別の話で、更に激しい言葉でも問題にならない。N市の令嬢たちについて表面的に言えばこのようなものである。もう少し深く観れば全く異なるものが現れよう。しかし婦人の心を深く察するのは甚だ危険である。私は表面にとどめて先へ進もう。以前、令嬢たちはチチコフをあまり話題にしなかった。彼の愉快で体面ある社交態度には好感を持っていたが。しかし百万長者の噂が広まって以来、注目は彼の別の性質に移った。令嬢たちが利己的だったからではない。罪は「百万長者」という一語にあった。その発音には金袋を暗示する以外にも何かがあり、悪人にも善人にも強い印象を与える。その影響を受けぬ人は一人もいない。百万長者には便利がある。打算からではない純粋な卑屈を観察できることだ。多くの人は彼から何も得られぬと知りながら、前に走り寄って微笑み帽子を脱いだ。この卑屈への傾向が令嬢たちに染み付いたとは言えまい。しかし多くの客間で議論が始まった。チチコフは美男子ではないが体面ある紳士で、もう少し太れば見栄えが悪くなると。痩せた男への侮辱に近い言葉も飛んだ。あれは爪楊枝で人ではない、と。令嬢たちの装いもあらゆる装飾に気を配った。反物市場は大変な賑わいで押し合いへし合いであった。まるで縁日のようであった。値が張って売れ残っていた布も今度は飛ぶように売れた。ミサの際に令嬢の一人の裾の輪が大きく膨らんで教会を占領し、警官は人々に場所を空けるよう命じた。チチコフでさえ自分への異常な注目に驚いた。ある晴れた日、帰宅すると机の上に手紙があった。どこから来たか誰が届けたか分からず、召使は差出人を明かすことを禁じられたという。書き出しはこうだった。「いいえ、私はどうしてもあなたにお手紙を書かねばなりません!」以下は魂の間の神秘的な感応について述べられ、多くの点と横線が使われていた。続いて金言があった。「人生とは何か——それは憂愁の谷への流浪。世界とは何か——それは無感覚な人の群れ」。差出人は亡き母のために涙で便箋を濡らしたことを述べ、チチコフに都会を離れ共に荒野へ行くよう勧め、末尾にはこう結ばれていた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 二羽の斑鳩が<br/> | ||
| + | 君を墓まで運び<br/> | ||
| + | 彼らは鳴き且つ歌い<br/> | ||
| + | 君にわが深き憂いを示す<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 最後の一行はあまり滑らかではなかったが構わない。手紙は当時の精神に完全に適っていた。署名はなく、本名も姓も月日も年号もなかった。追伸にチチコフ自身の心が差出人を察するだろうこと、明日の知事邸での舞踏会にこの人物も出席するだろうことが書かれていた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | すべてが大変興味深かった。匿名には多くの刺激と誘惑が含まれ、チチコフは手紙を二度三度読み返した。「差出人が誰か突き止められたら実に面白いのだが!」事態は転変を見せ始めていた。一時間以上を推測に費やし、やがて頭を下げて呟いた。「しかしこの手紙はいささか故意に作り上げた感がある!」手紙を丁寧に畳んで旅行鞄に入れ、劇場広告と七年間動かずにいた結婚式の招待状の隣に収めた。ちょうどその時、知事邸の舞踏会の招待状が届いた。県都ではごく普通のことだ。知事のいるところに舞踏会は付き物で、さもなければ名士たちの敬愛を欠くことになりかねない。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 彼は直ちに一切を脇に置き、舞踏会の準備に専念した。鏡の前で顔を検分するだけで一時間を要した。厳粛な顔、微笑を含んだ恭しい顔が次々と映った。鏡に向かって辞儀をしフランス語めいた声を発したが、実はフランス語を解さなかった。人を喜ばせる驚きの表情を作り、眉を上げ唇を引いた。人が独りでいて自分を美男子と思い、鍵穴から覗かれていないと確信している時、何をしでかさぬことがあろうか。最後に軽く顎を撫でて言った。「ああ、このいい男よ!」そして着替えにかかった。始終機嫌よく、帯を締めネクタイを結びながらでたらめに礼をし、一度跳び上がりさえした。だがこの一跳ねで箪笥が震え、ブラシが机から落ちた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 舞踏会での彼の出現は非常に特別な状況を引き起こした。皆が急いで彼を迎えた。「パーヴェル・イワーノヴィチ!」「親愛なるパーヴェル・イワーノヴィチ!」チチコフは同時に多くの人々に抱擁されている心地がした。裁判所長の抱擁から抜け出さぬうちに警察署長が彼を囲み、署長は衛生監督に、監督は焼酎専売局長に、局長は建築技師に渡した。知事は菓子の包み紙とボローニャ犬を床に投げ出し、犬が吠え出した。要するに来客は喜びと歓喜を撒き散らしたのである。 | ||
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“我们这里是——全省都在活动了哩!”乞乞科夫后退着,一面自己说。但当闺秀们散开的时候,他却又重行察看,看他可能从颜面和眼睛的表示上,辨出寄信的人来;然而,颜面和眼睛都不告诉他,寄信人是那一个。各到各处,每张脸上都漂泛着一点依稀的可疑,无限的微妙——唉,多么微妙……!“不成,”乞乞科夫心里说:“女人……就是这样的物事”——这时他做了一个示意的手势——“那简直是无话可说的!如果谁想把她们脸上闪过的一切这曲折和层迭,再来叙述一下,或者模拟一下罢……也简直办不到!单是她们的眼睛就是一个无边无际的国土,倘有人错走了进去,那就完了!钩也钩不回,风也刮不出。谁试来描写一下她们的眼神罢:这温润,绵软,蜜甜的眼神……谁知道这样的眼神有多少种呢:刚的和柔的,朦朦胧胧的,或者如几个人所说的‘酣畅的’眼神,而且还有并不酣,然而更加危险的——那就是简直抓住人心,好象用箭穿通了灵魂的一种。不成,找不出话来形容的。这是人类社会的‘寻开心的’一半,再没有别的了!”<br/> | “我们这里是——全省都在活动了哩!”乞乞科夫后退着,一面自己说。但当闺秀们散开的时候,他却又重行察看,看他可能从颜面和眼睛的表示上,辨出寄信的人来;然而,颜面和眼睛都不告诉他,寄信人是那一个。各到各处,每张脸上都漂泛着一点依稀的可疑,无限的微妙——唉,多么微妙……!“不成,”乞乞科夫心里说:“女人……就是这样的物事”——这时他做了一个示意的手势——“那简直是无话可说的!如果谁想把她们脸上闪过的一切这曲折和层迭,再来叙述一下,或者模拟一下罢……也简直办不到!单是她们的眼睛就是一个无边无际的国土,倘有人错走了进去,那就完了!钩也钩不回,风也刮不出。谁试来描写一下她们的眼神罢:这温润,绵软,蜜甜的眼神……谁知道这样的眼神有多少种呢:刚的和柔的,朦朦胧胧的,或者如几个人所说的‘酣畅的’眼神,而且还有并不酣,然而更加危险的——那就是简直抓住人心,好象用箭穿通了灵魂的一种。不成,找不出话来形容的。这是人类社会的‘寻开心的’一半,再没有别的了!”<br/> | ||
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| − | 这世界上,也会有这等事:乞乞科夫在他的一生中,虽然不过很短的一瞬息,但也成了一下子诗人了;不过诗人的名目,也还过份一点。至少,在这瞬间,他觉得自己象是一个少年人,或者一个时髦的骠骑兵了。那美人儿旁边恰有一把椅子是空的,他连忙坐下去。谈话开首有些不中肯,不久也就滔滔不绝,他而且得意了起来,然而……我应该在这里声明我的很大的惋惜,凡是身负重要的职务,上了年纪,有了品位的人,和闺秀们谈天,是有一点不大顺口的;说得很流畅的只有中尉,大尉以上的高级军官就全不行。他们在说什么呢,只有上帝知道:可总不是怎么高明的物事,但年青的姑娘们却笑得抖着肩膀;一个枢密顾问官倒也会对你们讲些极顶神妙的东西:说俄罗斯是一个强国,或者说句应酬话,自然并非没有精神的,不过全都很带着钞书的味道,倘若他说一点笑话,自己先就笑个不停,比听着的闺秀们还利害。我在这地方加了这样的声明,为的是要使读者明白,为什么在我们的主角谈话中间,我们的金头发竟打起呵欠来了。但我们的主角好象全没有觉得,仍旧不住的搬出他在各处已经用过许多回的所有出色的物事来,例如:在洵毕尔斯克省的梭夫伦·伊凡诺维支·培斯贝七尼那里,这时住着他的女儿亚兑拉大·梭夫伦诺夫娜和她那三个堂姊妹:马理亚·喀夫理罗夫娜、亚历山特拉·喀夫理罗夫娜和亚兑拉大·喀夫理罗夫娜;还有,在略山省的菲陀尔·菲陀罗维支·贝来克罗耶夫那里;在喷沙省的弗勒勒·毕西理也维支·坡背陀诺斯尼和他的兄弟彼得·毕西理也维支那里,这时住着他们的堂姊妹加德里娜·密哈罗夫娜和两个姪孙女:罗若·菲陀罗夫娜和爱密理亚·菲陀罗夫娜;最后是在伐忒卡省的彼得·华尔梭诺夫也维支那里,住着他的儿媳的姊妹贝拉该耶·雅戈罗夫娜和侄女苏非亚·罗斯谛斯拉夫娜和两个异父姊妹苏非亚·亚历山特罗夫娜和玛克拉土拉·亚历山特罗夫娜。<br/> | + | 这世界上,也会有这等事:乞乞科夫在他的一生中,虽然不过很短的一瞬息,但也成了一下子诗人了;不过诗人的名目,也还过份一点。至少,在这瞬间,他觉得自己象是一个少年人,或者一个时髦的骠骑兵了。那美人儿旁边恰有一把椅子是空的,他连忙坐下去。谈话开首有些不中肯,不久也就滔滔不绝,他而且得意了起来,然而……我应该在这里声明我的很大的惋惜,凡是身负重要的职务,上了年纪,有了品位的人,和闺秀们谈天,是有一点不大顺口的;说得很流畅的只有中尉,大尉以上的高级军官就全不行。他们在说什么呢,只有上帝知道:可总不是怎么高明的物事,但年青的姑娘们却笑得抖着肩膀;一个枢密顾问官倒也会对你们讲些极顶神妙的东西:说俄罗斯是一个强国,或者说句应酬话,自然并非没有精神的,不过全都很带着钞书的味道,倘若他说一点笑话,自己先就笑个不停,比听着的闺秀们还利害。我在这地方加了这样的声明,为的是要使读者明白,为什么在我们的主角谈话中间,我们的金头发竟打起呵欠来了。但我们的主角好象全没有觉得,仍旧不住的搬出他在各处已经用过许多回的所有出色的物事来,例如:在洵毕尔斯克省的梭夫伦·伊凡诺维支·培斯贝七尼那里,这时住着他的女儿亚兑拉大·梭夫伦诺夫娜和她那三个堂姊妹:马理亚·喀夫理罗夫娜、亚历山特拉·喀夫理罗夫娜和亚兑拉大·喀夫理罗夫娜;还有,在略山省的菲陀尔·菲陀罗维支·贝来克罗耶夫那里;在喷沙省的弗勒勒·毕西理也维支·坡背陀诺斯尼和他的兄弟彼得·毕西理也维支那里,这时住着他们的堂姊妹加德里娜·密哈罗夫娜和两个姪孙女:罗若·菲陀罗夫娜和爱密理亚·菲陀罗夫娜;最后是在伐忒卡省的彼得·华尔梭诺夫也维支那里,住着他的儿媳的姊妹贝拉该耶·雅戈罗夫娜和侄女苏非亚·罗斯谛斯拉夫娜和两个异父姊妹苏非亚·亚历山特罗夫娜和玛克拉土拉·亚历山特罗夫娜。 |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | 「我々のところは——全省が活気づいておりますぞ!」チチコフは後ずさりしながら独り言を言った。だが令嬢たちが散開すると、彼は再び注意深く観察し、顔や眼差しから手紙の差出人を見分けようとした。しかし顔も眼も、誰が差出人かを告げなかった。どこを見ても、どの顔にも微かな疑いが漂い、限りない微妙さ——ああ、何という微妙さ……!「いけない」とチチコフは心中呟いた。「女というものは……まさにそういうものだ」——この時彼は意味深な手振りをした——「全く言いようがない!彼女たちの顔に過る一切のその曲折と重層を、誰かが叙述あるいは模倣しようとしたところで……到底不可能だ!彼女たちの眼差しだけでも無辺の国である。人が迷い込めばそれまでだ!鉤でも引き出せず、風でも吹き飛ばせない。誰か彼女たちの眼差しを描写してみるがよい。この潤い、柔らかさ、蜜甜さを……そのような眼差しがどれほどの種類あるか誰に分かろう。剛い眼差し、柔らかい眼差し、朦朧たる眼差し、あるいは人の言う「酣暢たる」眼差し、しかもまた酣ならずして更に危険な——まさに人の心を鷲掴みにし、矢のように魂を貫く一種の眼差しである。いけない、言葉が見つからない。これは人間社会の『戯れの』半分、それ以外の何物でもない!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | ああ、いけない!我らの主人公からこのような巷の言葉が滑り出ようとは思いもよらなかった。だがどうしようもない。これはロシアの作家の宿命なのだ!もし巷言がこの書に紛れ込んだとしても、それは作者の罪ではなく、読者、とりわけ上流の読者の罪である。彼らからはまず体裁の良いロシア語など聞こえてこない。ドイツ語、フランス語、英語であなたを応接し、話し方の真似にも全力を注ぐ。フランス語は鼻にかけ、英語は小鳥のように話すだけでは足りず、鳥のような顔つきまで作り、この真似のできない者を嘲笑する。彼らが懸命に避けるのは一切のロシア語である——せいぜい田舎にロシア風の別荘を建てる程度だ。上流の読者とはかくの如きものであり、上流を自認する一切の読者もまた然り。しかし他方にはかくも厳格に高い要求をする者がある。最も規矩正しく純粋で高尚な文体で文章を書けと——つまりロシア語が自ら円熟して雲から落ちてきて、舌の上に着地し、口を開けば飛び出すだけでよいというわけだ。人間社会の女性の半分は推し量り難いが、尊敬すべき読者諸君の方がしばしば一層推し量り難い。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | この間、チチコフはますます惑い、出席者の中から差出人を見分ける術を見失った。改めて研究する眼差しで一人一人を観察すると、多情な女性たちの眼には何かが煌めき、哀れなる凡夫の心に希望と甘い苦痛を与えた。ついに彼は叫んだ。「いけない、これは徒労だ、分からない!」しかしこれは彼の上機嫌にいささかの影響も及ぼさなかった。相変わらずあの快活で屈託のない態度で一二人の令嬢と洒落た会話を交わし、軽快な小歩であちらこちらと、女たちの周りを回り歩いた。厚底靴の老いたる色男、ロシアで俗に「鼠の牡馬」と呼ばれる者のように。人混みを素早く通り抜ける時は辞儀をしながら足を少し前に出す、いわゆる螺旋式であった。令嬢たちは皆愉快で満足し、彼の中に多くの好ましく興味深い特色を見出したのみならず、その顔の表情に女が必ず好む威厳ある勇敢な堂々たるものを認めた。実際、彼のことで殆ど喧嘩になりかけた。チチコフは大体入口の近くに立っていたので、皆が入口近くの椅子を争った。一人の令嬢が先に席を占めると不愉快な場面が生じ、自分も座ろうとした多くの者が甚だ憤慨した。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | チチコフが令嬢たちと活発な会話を繰り広げていた、いや実は彼女たちの方が活発に仕掛け、微妙で優美な比喩を含む話題を次々と持ちかけ、彼は額に汗を流し、礼節の義務を忘れてしまった——つまり女主人への挨拶を。既に二三分間彼の前に立っていた知事夫人の声を聞いてようやく思い出した。知事夫人は親しげに首を振り、柔らかでいくらか狡猾な調子で話しかけた。「ああ、いらっしゃいましたのね、パーヴェル・イワーノヴィチ!……」ここで知事夫人の言葉を完全には再現できない。ただ非常に友愛に満ちた親密な言葉を幾つか述べたことだけは知っている。彼女の言った大意はこうだった。「あなたのお心を人がこれほど強く占めてしまって、中にはほんの小さな場所も、あなたがこれほど薄情にもお忘れになったこの者のために残されていないのでしょうか?」我らの主人公は直ちに知事夫人の方へ向き直り、返答を用意した。しかし何気なく目を上げた時、突然打撃を受けたように立ち止まった。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 知事夫人が前に立っていた、しかし彼女だけではなかった。十六七歳の若い娘の腕を取っていた。鮮やかな金髪、精緻で整った顔立ち、尖った顎と卵形の顔。画家が聖母を描く模範としうるほどで、一切のもの——山も森も平野も顔も唇も足も——広大なるを好むロシアでは容易に見出し難い。ロストドレフ家から帰る途中、御者の不注意か馬の衝突かで馬車と馬具が絡み合った時、ミカイル叔父とミニョーイ叔父がもつれを解こうとした時、彼が路上で出会ったのがまさにこの金髪の娘であった。チチコフはすっかり狼狽し、口からはもはや筋の通った言葉が出なかった。<br/> | ||
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| + | 「まだ私の娘を御存知ではありませんでしたわね?」知事夫人が言った。「女学校を出たばかりですの」<br/> | ||
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| + | 彼は思いがけなくも彼女と相見える光栄に浴したと答え、さらに幾言か付け加えようとしたが完全に失敗した。知事夫人は一二言述べると娘と共に広間の向こう端へ他の客を迎えに向かった。チチコフは根が生えたように立ち尽くしていた。ちょうど上機嫌で散歩に出かけた人が突然立ち止まる。何かを忘れたのだ。おそらくこのような人ほど役に立たない者はあるまい。一撃で顔から憂いなき表情が消え去る。懸命に思い出そうとする。手巾か?ポケットにある!金か?ある!何も欠けていないのに、何か得体の知れない魔物が耳元で忘れ物を囁き続ける。ぼんやりと人の波や馬車の列、兵士の銃と帽子を眺めているが、心中では何も分からない。チチコフもまさにこのように周囲と全く無関係になった。女たちの香る唇から柔らかな質問と暗示が飛んできた。「何をお考えですの?」——「あなたのお心の幸福なる曠野は何処に?」——「この楽しい瞑想の谷へあなたを導いたお方のお名前は?」しかし彼はもはや顧みなかった。令嬢たちの言葉は風に語ったも同然であった。令嬢たちを静かに立たせたまま、広間の向こう側へ知事夫人と娘の行方を探しに行った。だが令嬢たちは容易に手を放そうとせず、各人が固い決心をしていた。心にとって危険な薬を、最も強烈な誘惑の力を尽くそうと。ここで付言せねばならぬ。何人かの令嬢——決して全員ではない——は小さな弱点に悩まされていた。自分に魅力的なところがあると思えば、それが額であれ口であれ手であれ、他の人々も即座に賞賛すべきだと思い込む。「何と見事なギリシャ式の鼻!」「何と魅力的な額!」美しい肩を持つ者はすべての青年がその肩に魅せられると信じた。しかしこの晩は皆が誓いを立て、舞踏の際に精一杯魅力的に見せようとした。郵便局長夫人はワルツを踊りながら美しい頭を疲れたように傾け、天上に至ったかのようであった。ある可愛らしい令嬢は右足親指の鶏眼のためフェルトの靴を履いていたが、座っていられずワルツを何度か踊った。郵便局長夫人にあまり得意にならせぬために。<br/> | ||
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| + | しかしこれらすべてはチチコフに期待された効果を及ぼさなかった。彼は令嬢たちの足取りにほとんど目もくれず、爪先立ちで皆の頭越しに金髪の娘を探した。ついに見つけた。母と並んで座り、東洋風の帽子に挿した羽根が揺れていた。彼はまさにこの砦に突撃しようとした。春の気配に駆られたか、誰かが背後から押したか。ともかく一切の障害を顧みず突進した。焼酎専売局長は脇腹を突かれ辛うじて片足で踏みとどまり、郵便局長もたじろいた。しかしチチコフは見もしなかった。遠くの金髪の娘だけが眼を奪い、心は舞踏場を飛び越える希望に満ちていた。別の隅では四組がマズルカを踊り、軍靴の踵が床を叩いていた。チチコフは踊り手の足をほとんど踏みつけながら知事夫人と娘のところへ直行した。しかし近づくと非常に臆病になり、勇猛な小歩も踏めず、いささか狼狽した。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 我らの主人公に恋が生じたのか断言できない。彼のような人間——太ってもいないが痩せてもいない——に恋する能力があるかも疑わしい。しかし彼自身にも説明のつかない奇妙な光景が展開した。後に彼自身が述べたところでは、舞踏会の全体と喧騒が一瞬のうちに遠くへ退き、ヴァイオリンとラッパは山の向こうで鳴り、一切は煙霧に包まれ、粗雑に塗られた画布の上の平原のようであった。その朦朧たる平原の中にただ一人、鮮やかにくっきりと金髪の娘の優美な姿が浮かび上がった。見事な卵形の顔、すらりとした豊かな体——女学校を出たばかりの少女にしか見られぬもの——ほとんど質素な白い衣が軽やかに柔らかな肢体を包み、至るところに堂皇たる曲線を見せた。彼女は象牙の彫り物のようであった。朧な群衆の中で彼女だけが燦然と際立っていた。<br/> | ||
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| + | チチコフはその生涯において、ほんの一瞬であったが詩人になった。もっとも「詩人」はやや大げさだろう。少なくともこの瞬間、彼は自分が青年か粋な驃騎兵であるかのように感じた。美人の傍にちょうど椅子が空いていて急いで腰を下ろした。会話は初め的を射なかったがやがて滔々と流れ、得意にもなってきた。しかし……ここで告白せねばならぬ。重要な職務を担い年配で品位ある紳士が令嬢たちと談笑するのはいささか口が回りにくい。流暢に話せるのは中尉や大尉まで、高級士官は全く駄目だ。何を話しているか神のみぞ知る。大したことではないが若い娘たちは肩を揺すって笑う。枢密顧問官は結構な話をするかもしれないが書物の匂いがする。冗談を言えば自分がまず笑い出す。このような注釈を加えたのは、主人公の会話の最中に金髪の娘がなぜ欠伸を始めたかを説明するためだ。しかし主人公はまるで気づかず、各地で使い古した持ちネタを次々と披露した。例えばスンビルスク県のソフロン・イワーノヴィチ・ペスベチニのところの娘と三人の従姉妹、リャザン県のフョードル・フョードロヴィチ・ペレクロエフ、ペンザ県のフロル・ヴァシリエヴィチ・ポベドノスニと兄弟、ヴャトカ県のピョートル・ワルソノフィエヴィチのところの親族等々。 | ||
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| + | {| class="wikitable" style="width: 100%; border-collapse: collapse;" | ||
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| + | ! style="width: 50%; background-color: #f0f0f0; padding: 8px;" | 中文 (Chinese) | ||
| + | ! style="width: 50%; background-color: #f0f0f0; padding: 8px;" | 日本語 (Japanese) | ||
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| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
乞乞科夫的态度惹起了一切闺秀们的不平。其中的一个故意在他旁边经过,要他悟出这一点来,并且用她展开的裾裙,稍稍卤莽地扫着金头发,一面又整理着在她肩头飘动的围巾,那巾角就正拂在这年青闺秀的脸孔上;也在这时候,别一位闺秀便在乞乞科夫的背后,和从她那里洋溢出来的紫罗兰香一起,嘴里飞出了一句颇为恶毒的辛辣的言辞。然而无论他实在没有听见,或者不过装作不听见,他的举动在这地方却真的有些不合,因为闺秀们的意见是总该给点尊重的。他也后悔自己的过失,但可惜是在后来,已经到了太晚的时候了。<br/> | 乞乞科夫的态度惹起了一切闺秀们的不平。其中的一个故意在他旁边经过,要他悟出这一点来,并且用她展开的裾裙,稍稍卤莽地扫着金头发,一面又整理着在她肩头飘动的围巾,那巾角就正拂在这年青闺秀的脸孔上;也在这时候,别一位闺秀便在乞乞科夫的背后,和从她那里洋溢出来的紫罗兰香一起,嘴里飞出了一句颇为恶毒的辛辣的言辞。然而无论他实在没有听见,或者不过装作不听见,他的举动在这地方却真的有些不合,因为闺秀们的意见是总该给点尊重的。他也后悔自己的过失,但可惜是在后来,已经到了太晚的时候了。<br/> | ||
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| − | 乞乞科夫也立刻找到一个邻近,应该将自己的恼怒,全都归他负担的来了。这亲爱的邻近就是罗士特来夫,不消说,他就上上下下,四面八方的拚命的痛骂了一通,恰如偷儿的对于村长,车夫的对于旅客,对于远行的大尉,看情形也对于将军的一样,在许多古典的咒骂上,另外再加上一大批新鲜的,由他自己的发明精神而来的东西。罗士特来夫的整部家谱被拉出来了,他家族里的许多列祖列宗,都遭了利害的玩弄。<br/> | + | 乞乞科夫也立刻找到一个邻近,应该将自己的恼怒,全都归他负担的来了。这亲爱的邻近就是罗士特来夫,不消说,他就上上下下,四面八方的拚命的痛骂了一通,恰如偷儿的对于村长,车夫的对于旅客,对于远行的大尉,看情形也对于将军的一样,在许多古典的咒骂上,另外再加上一大批新鲜的,由他自己的发明精神而来的东西。罗士特来夫的整部家谱被拉出来了,他家族里的许多列祖列宗,都遭了利害的玩弄。 |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | チチコフの態度は全ての令嬢たちの不平を買った。一人が故意に傍を通り、広げたスカートの裾で金髪の娘を掠め、肩掛けの巾角をその顔にかけた。別の令嬢がチチコフの背後で菫の香と共に悪意に満ちた辛辣な一言を飛ばした。しかし彼が聞こえなかったのか聞こえぬ振りをしたのか、いずれにせよ振る舞いはいささか不穏当であった。令嬢たちの意見には敬意を払うべきだからだ。彼は過ちを悔いたが、既に手遅れであった。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 多くの顔に当然の憤怒が描かれた。チチコフの名声がいかに大きかろうと、百万の家産を持つと信じられようと、威厳ある顔つきであろうと——一つだけ令嬢たちが男に決して赦さぬものがある。女は男と比べれば性格において力が弱いが、ある時には世のあらゆるものに勝って強靭不屈となる。チチコフが無意識に示した蔑視は、椅子事件で殆ど決裂しかけていた令嬢たちを和解と一致に復帰させた。何気ない言葉の中に突如として毒のある鋭い嘲りが見出された。さらに一人の若者が舞踏者についての諷刺詩を一二節作り、それは直ちにチチコフの作とされた。憤怒はますます高まり、令嬢たちは広間の隅々に集まって私語を交わし、彼に不名誉な指弾を加えた。哀れな金髪の娘も散々に貶され、死刑を宣告された。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | この間に、我らの主人公には極めて厄介な襲撃が待ち構えていた。彼が若き相手に古代の故事を語り、ギリシャの哲学者ディオゲネスに話が及んだ時、ロストドレフが突如登場した。客間の奥の一室から現れ、上機嫌で検事の腕を取って入ってきた。哀れな検事は眉をひそめ、この親密なる案内人から逃れる術を探していた。ロストドレフは紅茶を二杯——無論蔗酒入りの——一気に飲み干し、また法螺話を始めた。チチコフは遠くから彼を認めるや目下の佳遇を犠牲にして飛ぶように逃げた。だが傍に突如知事が現れ、彼を引き留めて二人の令嬢との間の論争の裁定を求めた。婦人の愛は永続するか否かについて意見が一致しないのだという。だがこの時ロストドレフは既に見つけ、一目散に駆け寄ってきた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「おおい!ヘルソンの地主殿!」彼は叫びながら駆け寄り、顔を震わせて哄笑した。「死人をたくさん買ったかね?閣下、お聞き下さい!この男は死せる魂の売買をしておるのです!本当ですよ、チチコフ!友情に免じて言うが、ここにいる我々は皆あなたの友人だ。私はお前を絞首刑にしてやる!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | チチコフはなす術を失った。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「信じられないでしょう、閣下!」ロストドレフは続けた。「『死んだ魂を売って下さい』と言ったんですよ。私は笑い死にしそうでした。町で皆が教えてくれました、三百万ルーブル分の魂を買ったと。チチコフ、お前は豚だ!閣下、ねえ、検事殿?」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 検事もチチコフも狼狽し、返す言葉がなかった。ロストドレフは構わず話し続けた。「お前が一体誰か教えてくれなければ放さないぞ。お前は恥を知れ。閣下もおられる。ねえ検事殿?閣下、我々がどれほど親しいか。もしあなたが聞いたなら、『親父とチチコフ、どちらが好きか?』ならばチチコフだ!天にかけて!さあ接吻させてくれ!」しかし接吻は見苦しく、ほとんど突進するようであった。皆が彼から退き、もはや聞こうとしなかった。だが死せる魂を買うという話は声を張り上げて叫ばれ、高笑いを伴い、広間の遠くの客まで注目した。報告は余りに唐突で、皆の顔に半ば疑惑、半ば呆然の表情が浮かんだ。チチコフは令嬢たちが目くばせし悪意ある微笑を浮かべているのを見、ますます狼狈した。ロストドレフが大嘘つきなのは誰もが知っていた。しかし俗世の凡人とは——極めて馬鹿げた新聞でも新聞でさえあれば無条件に別の凡人に広める。「また噂が立った!」と言いつつ聞いた者は「大嘘だ!」と言いながらすぐさま第三者に伝え、「何という卑劣な嘘だ!」と共に叫ぶ。こうして消息は全市に広まり、皆が飽きるまで語り続けた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | この退屈極まりない偶発事は我らの主人公を甚だ心穏やかならぬものにした。愚者の荒唐無稽な言葉も聡明な人を手も足も出なくさせることがある。彼は非常に不快で苦しくなった。磨き上げた長靴で汚い水溜りに踏み込んだようなものだ。懸命にそれを忘れようとした。トランプの席に着いたが何もうまくいかず、二度他人の札を取り間違え、一度は自分の番でもないのに札を出してしまった。腕利きの彼がこのような失態を犯し、希望の星たるスペードの王まで打ち捨てたとは、裁判所長も理由が分からなかった。郵便局長も裁判所長も警察署長も、恋をしているに違いないとからかった。しかし慰めにはならなかった。晩餐も愉快でなく、ロストドレフは令嬢たちにも無作法と言われて追い出されていた。コティヨン[74]の最中に床に座り込んで踊り手の裾を掴んだのだ。晩餐は愉快に食べられ、三本燭台と花と菓子の皿に囲まれた顔々は虚栄の歓喜に輝いていた。しかしチチコフは遠路から帰った疲労困憊の人のようで頭が言うことを聞かず、晩餐の終わりも待ちきれず早々に帰宅した。<br/> | ||
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| + | 読者には馴染みの、入口に箪笥が置かれ隅にゴキブリが窺う部屋で、彼の精神も思考も安楽椅子同様に平静ではなかった。心は沈鬱で、重苦しい空虚が苛んでいた。「この舞踏会を考え出した奴どもなど悪魔に連れて行かれるがよい!」彼は叫んだ。「何がそんなに楽しいのだ?全県は不作と物価高騰と飢饉に満ちているのに!一山の女どもの古着だ。身には千ルーブル以上を纏っているが結局は農奴の小作料だ。男たちがなぜ賄賂を取るのか——妻に高価な肩掛けを買うためだ!そして叫ぶ、舞踏会だ、何と愉快だ!畜生、こんな舞踏会はロシアの精神とは無関係だ、完全に非ロシア的制度だ。まだある。丸裸の悪魔のように黒い燕尾服の年配男が飛び出して足を振り回す。別の者は正経な話をしながら床の上で奇妙な模様を描く……猿真似だ。フランス人が四十になっても十五六の子供のようだから我々もそうせねばならぬというのか!舞踏会の度に何か悪いことが起こる。頭の空虚さは名士と話した後のようだ。表面的なことばかり語る。聞けば美しく面白いが頭は何も得ていない。素朴な商人と話す方がましだ。彼は本業しか知らないが徹底的に知っている。一体こんな舞踏会から何が得られるのだ?」チチコフはこのように不満を述べた。しかし真の原因は別にあった。衆人の前で突如訳の分からぬ光が当てられ、奇妙で曖昧な役回りを演じさせられたことだ。明敏な眼で見ればすべて些事であったが。しかし人間には奇妙なところがある。彼を苛立たせたのはこれらの人々の信頼を失ったことであった。自分では重んじてもおらず辛辣に評していたのに。自分にも責任があると分かるといよいよ苛立った。我々は皆この弱点を持つ。いつも自分を庇い、近くのものに怒りをぶつける。人であったり部下であったり妻であったり、あるいは椅子を放り投げて脚をもぎ取る。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | チチコフもすぐに身近な者を見つけた——ロストドレフを。上から下まで痛罵し、ロストドレフの家系全体が引き合いに出され列祖列宗が弄ばれた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | しかしチチコフが陰鬱な思いに苛まれ安楽椅子に眠れぬまま座っている間に、蝋燭は次第に弱まり、窓外の暗夜は微かな曙光に変わり、遠くで鶏が鳴き、眠れる町の街路を質素な毛織の外套の身分不詳の不幸な男が静かに歩いていた——町の反対側では、主人公の苦境を一層困難にする芝居が既に幕を開けようとしていた。遠くの大通りや路地で軋みながら甚だ奇妙なものが進んでいた。客車でもなく幌馬車でもなく、むしろ丸い頬の太鼓腹の西瓜を一対の車輪に載せたようなものであった。 | ||
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他回答说,他曾经出乎意外地和她有过相见的光荣:以后还想添上几句去,然而完全失败了。知事太太又说了一两句话,就和她的女儿走向大厅的那一头,去招呼另外的客人,乞乞科夫却还生根一般的站着。他在这地方还站了很久的工夫,恰如一个高高兴兴的到街上去散步的人,周围景象,无不浏览,却突然立住了,因为他想了起来,自己还忘记了什么;恐怕再没有比这样的人,更加不中用的了:只一击就从他脸上失去了无忧无愁的样子。他竭力的回想,自己究竟忘记了什么呢:手巾么?手巾就塞在衣袋里!他的钱?钱可是也在的!好象什么也没有缺,然而总有一个莫名其妙的妖魔,在耳朵边悄悄的告诉他忘记了什么。他只是胡胡涂涂的看着潮涌的人群,尾追的马车,兵们的枪和帽,店家的招牌之类,心里却并不明白。乞乞科夫也就是这模样,和周围的事情全不相关了。这之间,从女人的发香的口唇里,向他飞过许多柔腻的质问和暗示来。“我们这些可怜的地上居民可以斗胆的问您,您在沉思着什么吗?”——“您的思想所寄托的幸福的旷野,是在什么地方呢?”——“引您进这快活的暝想之谷的那人的名字,我们可以知道吗?”然而他不再看重这些问题了,闺秀们的亲爱的言语,恰如说给了风的一样,是的,他竟这样的疏忽,至于放闺秀们静静的站着,自己却跑到大厅的那一边,去探知事太太和她女儿的踪迹去了。但闺秀们却并不肯这么轻易的就放手——各人都暗自下了坚固的决心,要用尽对于我们的心,非常危险的药味,要用尽她们的极顶强烈的撩人之力。我在这里应该夹叙一下,有几个闺秀——我说,有几个,决不是全体——是被一个小小的弱点所累的:如果她觉得自己有一点动人之处,无论前额也好,嘴也好,手也好,就以为这种特色,别人也应该立刻佩服,大家异口同声的喊道:“瞧呀,瞧呀,她有多么出色的希腊式的鼻子呀!”或者是“多么整齐的动人的前额呵!”如果有很美的肩膀呢,她首先就相信一切青年男子,都要给这肩膀所迷,她一走过,就无条件的叫起来道:“阿呀,她有多么出色的肩膀呀!”而对于脸孔,头发,眼睛和前额,却看也不看,即使看,也不过当作不关紧要的东西。闺秀们中的有几个,是在这样的想的。但这一晚上,却谁都立下誓愿,在跳舞之际,要竭力表现得动人,还把自己的最大美艳的特色,显得非常明白。邮政局长夫人在应着音响,跳着华勒支舞之间,把她俊俏的头,非常疲乏的侧了起来,令人觉得真的到了上界。一个非常可爱的闺秀,到会的目的,是完全不在跳舞的,用她自己的话来说,是在右脚的大趾上,有了鸡眼睛模样,豌豆儿大小的不舒服或是不便当,所以她只得穿了绒鞋,——但竟也坐不住了,就穿着她的绒鞋跳了几回华勒支,为的是不过使邮政局长夫人不要太自鸣得意。<br/> | 他回答说,他曾经出乎意外地和她有过相见的光荣:以后还想添上几句去,然而完全失败了。知事太太又说了一两句话,就和她的女儿走向大厅的那一头,去招呼另外的客人,乞乞科夫却还生根一般的站着。他在这地方还站了很久的工夫,恰如一个高高兴兴的到街上去散步的人,周围景象,无不浏览,却突然立住了,因为他想了起来,自己还忘记了什么;恐怕再没有比这样的人,更加不中用的了:只一击就从他脸上失去了无忧无愁的样子。他竭力的回想,自己究竟忘记了什么呢:手巾么?手巾就塞在衣袋里!他的钱?钱可是也在的!好象什么也没有缺,然而总有一个莫名其妙的妖魔,在耳朵边悄悄的告诉他忘记了什么。他只是胡胡涂涂的看着潮涌的人群,尾追的马车,兵们的枪和帽,店家的招牌之类,心里却并不明白。乞乞科夫也就是这模样,和周围的事情全不相关了。这之间,从女人的发香的口唇里,向他飞过许多柔腻的质问和暗示来。“我们这些可怜的地上居民可以斗胆的问您,您在沉思着什么吗?”——“您的思想所寄托的幸福的旷野,是在什么地方呢?”——“引您进这快活的暝想之谷的那人的名字,我们可以知道吗?”然而他不再看重这些问题了,闺秀们的亲爱的言语,恰如说给了风的一样,是的,他竟这样的疏忽,至于放闺秀们静静的站着,自己却跑到大厅的那一边,去探知事太太和她女儿的踪迹去了。但闺秀们却并不肯这么轻易的就放手——各人都暗自下了坚固的决心,要用尽对于我们的心,非常危险的药味,要用尽她们的极顶强烈的撩人之力。我在这里应该夹叙一下,有几个闺秀——我说,有几个,决不是全体——是被一个小小的弱点所累的:如果她觉得自己有一点动人之处,无论前额也好,嘴也好,手也好,就以为这种特色,别人也应该立刻佩服,大家异口同声的喊道:“瞧呀,瞧呀,她有多么出色的希腊式的鼻子呀!”或者是“多么整齐的动人的前额呵!”如果有很美的肩膀呢,她首先就相信一切青年男子,都要给这肩膀所迷,她一走过,就无条件的叫起来道:“阿呀,她有多么出色的肩膀呀!”而对于脸孔,头发,眼睛和前额,却看也不看,即使看,也不过当作不关紧要的东西。闺秀们中的有几个,是在这样的想的。但这一晚上,却谁都立下誓愿,在跳舞之际,要竭力表现得动人,还把自己的最大美艳的特色,显得非常明白。邮政局长夫人在应着音响,跳着华勒支舞之间,把她俊俏的头,非常疲乏的侧了起来,令人觉得真的到了上界。一个非常可爱的闺秀,到会的目的,是完全不在跳舞的,用她自己的话来说,是在右脚的大趾上,有了鸡眼睛模样,豌豆儿大小的不舒服或是不便当,所以她只得穿了绒鞋,——但竟也坐不住了,就穿着她的绒鞋跳了几回华勒支,为的是不过使邮政局长夫人不要太自鸣得意。<br/> | ||
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| − | “您不相信我罢,大人!”罗士特来夫接着说。“他对我说的是:‘听哪,把您的死掉的魂灵卖给我罢,’我几乎要笑死了。待到我上了市镇,人们却告诉我说他因为要移住,买了三百万卢布的魂灵,了不得的移住呀!他到我这里就来买过死人的。听哪,乞乞科夫:你是一只猪,天在头上,你是一只猪!大人也在这里,对不对,检事先生?”<br/> | + | “您不相信我罢,大人!”罗士特来夫接着说。“他对我说的是:‘听哪,把您的死掉的魂灵卖给我罢,’我几乎要笑死了。待到我上了市镇,人们却告诉我说他因为要移住,买了三百万卢布的魂灵,了不得的移住呀!他到我这里就来买过死人的。听哪,乞乞科夫:你是一只猪,天在头上,你是一只猪!大人也在这里,对不对,检事先生?” |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | 彼は答えた、思いがけなくも彼女と相見える光栄に浴したことがあると。さらに幾言か付け加えようとしたが完全に失敗した。知事夫人は一二言述べると娘と共に広間の向こう端へ他の客を迎えに向かい、チチコフは根が生えたように立ち尽くしていた。長い間そこに立っていた。ちょうど上機嫌で散歩に出た人が突然立ち止まる——何かを忘れたのだ。おそらくこのような人ほど不甲斐ない者はあるまい。一撃で顔から憂いなき表情が消える。懸命に思い出そうとする。手巾か?ポケットにある!金か?ある!何も欠けていないのに、得体の知れない魔物が耳元で忘れ物を囁く。ぼんやりと人の波、馬車、兵士の銃と帽子、店の看板を眺めているが、心中では何も分からない。チチコフもまさにこのように周囲と無関係になった。女たちの香る唇から柔らかな質問が飛んできた。「何をお考えですの?」「あなたのお心の幸福なる曠野は何処に?」「この瞑想の谷へあなたを導いたお方のお名前は?」しかし彼は顧みなかった。令嬢たちを立たせたまま広間の向こう側へ知事夫人と娘を探しに駆けた。だが令嬢たちは容易に手を放さず、心にとって危険な薬を尽くそうと決心していた。何人かの令嬢——決して全員ではない——は小さな弱点に悩まされていた。自分の魅力に他者も賞賛すべきだと思い込むのだ。「何と見事なギリシャ式の鼻!」「何と出色の肩!」しかしこの晩は皆が舞踏で精一杯魅力的に見せようとした。郵便局長夫人はワルツで美しい頭を傾け天上に至ったかのようであった。ある令嬢は鶏眼のためフェルトの靴だったが座っていられずワルツを踊った。<br/> | ||
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| + | しかしこれらすべてはチチコフに効果を及ぼさなかった。彼は令嬢たちの足取りにほとんど目もくれず、爪先立ちで金髪の娘を探した。ついに母と座っている彼女を見つけた。東洋風の帽子に羽根が揺れていた。彼はこの砦に突撃しようとした。春の気配に駆られたか誰かが背後から押したか、一切の障害を顧みず突進した。焼酎専売局長は脇腹を突かれ辛うじて片足で踏みとどまった。郵便局長もたじろいた。しかしチチコフは遠くの金髪の娘だけを見つめ、心は希望に満ちていた。別の隅では四組がマズルカを踊り軍靴が床を叩いていた。チチコフは踊り手をほとんど踏みつけながら知事夫人と娘のところへ直行した。しかし近づくと非常に臆病になり、すべての振る舞いに慌てふためきが現れた。<br/> | ||
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| + | 我らの主人公に恋が生じたのか断言できない。彼のような人間に恋する能力があるかも疑わしい。しかし彼自身にも説明のつかない奇妙な光景が展開した。後に彼自身が述べたところでは、舞踏会の全体が一瞬のうちに遠くへ退き、ヴァイオリンとラッパは山の向こうで鳴り、一切は煙霧に包まれ、粗雑に塗られた画布の上の平原のようであった。朦朧たる平原の中にただ一人鮮やかに金髪の娘の優美な姿が浮かんだ。見事な卵形の顔、すらりとした体——女学校を出たばかりの少女にしか見られぬもの——ほとんど質素な白い衣が柔らかな肢体を包み、至るところに堂皇たる曲線を見せた。彼女は象牙の彫り物のように、朧な群衆の中でただ一人燦然と際立っていた。<br/> | ||
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| + | この世にはかくの如きこともある。チチコフはその生涯においてほんの一瞬であったが詩人になった。少なくともこの瞬間、彼は自分が青年か粋な驃騎兵であるかのように感じた。美人の傍に椅子が空いていて急いで腰を下ろした。会話は初め的を射なかったがやがて滔々と流れた。しかし重要な職務を担い年配で品位ある紳士が令嬢たちと談笑するのは口が回りにくい。枢密顧問官は結構な話をするが書物の匂いがする。主人公の会話の最中に金髪の娘が欠伸を始めた。しかし主人公は気づかず使い古した持ちネタを次々と披露した。各地の誰それの家の親族の名を延々と…… | ||
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| + | {| class="wikitable" style="width: 100%; border-collapse: collapse;" | ||
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| + | ! style="width: 50%; background-color: #f0f0f0; padding: 8px;" | 中文 (Chinese) | ||
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然而检事和乞乞科夫都非常失措,简直找不出答话来;罗士特来夫却有些快活起来了,不管别人,尽说着他的话:“哦,哦,我的乖乖……如果你不告诉我为什么要买死魂灵,我是不放开你的。听哪,乞乞科夫,你应该羞;你一定自己也明白,你没有比我再好的好朋友了。瞧罢,大人也在这里……对不对,检事先生?您不相信罢,大人,我们彼此有怎样的交情,实在的,如果您问我——我站在这里,如果您问我:‘罗士特来夫,从实招来,你的亲爷和乞乞科夫两个里,你爱谁呀!’那我就回答说:乞乞科夫!天在头上!……心肝,来呀,让我和你接一个吻,亲一个嘴。您也许可我和他接一个吻罢,大人。请你不要推却,乞乞科夫,让我在你那雪白的面庞上,亲一个嘴儿罢!”然而罗士特来夫和他的亲嘴来得很不像样,几乎是直奔过去的。大家都从他身边退开,也不再去听他了。不过他那买死魂灵的话,却是放开喉咙,喊了出来的,又带着响亮的笑声,所以连停在大厅的较远之处的客人们,也无不加以注意。这报告来得太兀突,使大家的脸上带着一半疑惑,一半胡涂的表情,一声不响的呆立起来。乞乞科夫并且看见许多闺秀们都在使着眼色,恶意的可憎的微笑着,在有几个的脸上,还看出一点非常古怪的东西和另有意思的东西来,于是更加狼狈了。罗士特来夫是一个说谎大家,那是谁都知道的.从他那里听些胡说八道,也是谁都不以为意的:然而尘世的凡人——唉唉,怎么这凡人竟会这样的呢,可实在很难解:一有极其昏妄,极其无聊的新闻,只要是新闻,他就无条件的散布到别一个凡人那里去,虽然也说:“又起了多么大的谣言了呵!”那别一个凡人就尖起耳朵,听得很高兴,后来固然也说道:“然而这是一个大谎,完全不必相信的!”于是连忙出外,去找第三个凡人,告诉他这故事,之后又因了义愤,同声叫喊道:“多么下贱的谎话呀!”而消息就这样的传遍了全市镇,所有在此的凡人们,多日谈论着这件事,一直到大家弄得厌倦,这才说,这故事是没有谈论的价值的。<br/> | 然而检事和乞乞科夫都非常失措,简直找不出答话来;罗士特来夫却有些快活起来了,不管别人,尽说着他的话:“哦,哦,我的乖乖……如果你不告诉我为什么要买死魂灵,我是不放开你的。听哪,乞乞科夫,你应该羞;你一定自己也明白,你没有比我再好的好朋友了。瞧罢,大人也在这里……对不对,检事先生?您不相信罢,大人,我们彼此有怎样的交情,实在的,如果您问我——我站在这里,如果您问我:‘罗士特来夫,从实招来,你的亲爷和乞乞科夫两个里,你爱谁呀!’那我就回答说:乞乞科夫!天在头上!……心肝,来呀,让我和你接一个吻,亲一个嘴。您也许可我和他接一个吻罢,大人。请你不要推却,乞乞科夫,让我在你那雪白的面庞上,亲一个嘴儿罢!”然而罗士特来夫和他的亲嘴来得很不像样,几乎是直奔过去的。大家都从他身边退开,也不再去听他了。不过他那买死魂灵的话,却是放开喉咙,喊了出来的,又带着响亮的笑声,所以连停在大厅的较远之处的客人们,也无不加以注意。这报告来得太兀突,使大家的脸上带着一半疑惑,一半胡涂的表情,一声不响的呆立起来。乞乞科夫并且看见许多闺秀们都在使着眼色,恶意的可憎的微笑着,在有几个的脸上,还看出一点非常古怪的东西和另有意思的东西来,于是更加狼狈了。罗士特来夫是一个说谎大家,那是谁都知道的.从他那里听些胡说八道,也是谁都不以为意的:然而尘世的凡人——唉唉,怎么这凡人竟会这样的呢,可实在很难解:一有极其昏妄,极其无聊的新闻,只要是新闻,他就无条件的散布到别一个凡人那里去,虽然也说:“又起了多么大的谣言了呵!”那别一个凡人就尖起耳朵,听得很高兴,后来固然也说道:“然而这是一个大谎,完全不必相信的!”于是连忙出外,去找第三个凡人,告诉他这故事,之后又因了义愤,同声叫喊道:“多么下贱的谎话呀!”而消息就这样的传遍了全市镇,所有在此的凡人们,多日谈论着这件事,一直到大家弄得厌倦,这才说,这故事是没有谈论的价值的。<br/> | ||
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| − | 但当乞乞科夫为阴郁的思想所苦恼,一睡不睡的坐在他那坚硬的靠椅里,痛责着罗士特来夫和他的全家的时候,当烛光渐渐低微,烛心焦了一大段,脂烛随时怕会熄灭的时候,当窗外的漆黑的暗夜,已由熹微的晨光,转成莽苍苍的曙色的时候,当远处已有一二鸡鸣,在睡着的市镇的街道上,悄悄的走着一个只知道一条(可惜只是一条)不可拘束的俄罗斯人民所走的道路的,穿着简单的呢外套的莫辨地位和出身的不幸人的时候——在市镇的那一头,使我们主角的苦恼的地位更加为难的戏剧,却已经在开幕了。这时候,在远处的大街和小巷里,轧轧的走着一件非常奇特的东西,一下子很难叫出名目,既不像客车,也不像篷车,可又不像半篷车,倒仿佛一个胖面颊,大肚子的西瓜,搁在一对轮子上。这西瓜的面颊,就是车门,还剩有黄颜色的痕迹,但是很不容易关,因为闩和锁都不行了,只用几条绳勉强的缚住。西瓜里面,塞满着纱枕头,有像烟袋的,有圆的,也有和普通枕头一样的,还有袋子,装着谷物,白面包,小麦面包,捏粉的咸饼干。上面还露着一只填王瓜的鸡和王瓜馅的包子。马夫台上站着一个人,家丁模样,身穿杂色的手织麻布的背心。他不刮脸,头发是已经花白起来了。这是常见的人物,在我们那里的乡下,普通都叫作“小子”的。这铁轮皮和锈螺钉的喧闹,惊醒了街的那一头的巡丁,抓起钺斧,在睡眼惺忪中放声大叫道:谁呀?待到他觉得并没有人,不过是猛烈的车轮声在远处作响,便伸手在领子上捉住一个小动物,走近街灯去,就在那地方亲手用指甲执行了死刑。于是又放下钺斧,遵照着他的武士品级的规矩,仍旧熟睡了。马匹的前蹄时时打着失,因为没有钉着马掌,而且也分明因为它们还没有熟悉这幽静的市镇的街道。这辆车又转过几个弯,从一条街弯进别一条去,终于通过圣尼古拉区教堂旁边的昏暗的小巷,停在住持太太的门口了。从车子里爬出一个姑娘来,头戴包帕,身穿背心,捏起两个拳头,像男人似的使劲的槌门。(那杂色麻布背心的小子,是因为他睡得像死尸一样,后来被拉着脚,从他的位置上拖开了。)狗儿嗥了起来。接着也开了门,好容易总算吞进了这不像样的车辆。车子拉到堆着柴木,搭着许多鸡棚和别的堆房的狭小的前园里;才从车子里又走出一位太太来;这就是女地主十等官夫人科罗皤契加。我们的主角一走,这位老太太就非常着急,怕自己遭了他的诓骗,在三夜不能睡觉之后,终于决了心,虽然马匹还未钉好马掌,也一定亲赴市镇,去探听一下死魂灵是什么时价,而且她这么便宜的卖掉了,是否归结是上了一个大当。她的到来,会发生什么结果呢,读者从两位闺秀们的谈天里,立刻可以知道了。这谈天……但这谈天,还不如记在下一章里罢。<br/> | + | 但当乞乞科夫为阴郁的思想所苦恼,一睡不睡的坐在他那坚硬的靠椅里,痛责着罗士特来夫和他的全家的时候,当烛光渐渐低微,烛心焦了一大段,脂烛随时怕会熄灭的时候,当窗外的漆黑的暗夜,已由熹微的晨光,转成莽苍苍的曙色的时候,当远处已有一二鸡鸣,在睡着的市镇的街道上,悄悄的走着一个只知道一条(可惜只是一条)不可拘束的俄罗斯人民所走的道路的,穿着简单的呢外套的莫辨地位和出身的不幸人的时候——在市镇的那一头,使我们主角的苦恼的地位更加为难的戏剧,却已经在开幕了。这时候,在远处的大街和小巷里,轧轧的走着一件非常奇特的东西,一下子很难叫出名目,既不像客车,也不像篷车,可又不像半篷车,倒仿佛一个胖面颊,大肚子的西瓜,搁在一对轮子上。这西瓜的面颊,就是车门,还剩有黄颜色的痕迹,但是很不容易关,因为闩和锁都不行了,只用几条绳勉强的缚住。西瓜里面,塞满着纱枕头,有像烟袋的,有圆的,也有和普通枕头一样的,还有袋子,装着谷物,白面包,小麦面包,捏粉的咸饼干。上面还露着一只填王瓜的鸡和王瓜馅的包子。马夫台上站着一个人,家丁模样,身穿杂色的手织麻布的背心。他不刮脸,头发是已经花白起来了。这是常见的人物,在我们那里的乡下,普通都叫作“小子”的。这铁轮皮和锈螺钉的喧闹,惊醒了街的那一头的巡丁,抓起钺斧,在睡眼惺忪中放声大叫道:谁呀?待到他觉得并没有人,不过是猛烈的车轮声在远处作响,便伸手在领子上捉住一个小动物,走近街灯去,就在那地方亲手用指甲执行了死刑。于是又放下钺斧,遵照着他的武士品级的规矩,仍旧熟睡了。马匹的前蹄时时打着失,因为没有钉着马掌,而且也分明因为它们还没有熟悉这幽静的市镇的街道。这辆车又转过几个弯,从一条街弯进别一条去,终于通过圣尼古拉区教堂旁边的昏暗的小巷,停在住持太太的门口了。从车子里爬出一个姑娘来,头戴包帕,身穿背心,捏起两个拳头,像男人似的使劲的槌门。(那杂色麻布背心的小子,是因为他睡得像死尸一样,后来被拉着脚,从他的位置上拖开了。)狗儿嗥了起来。接着也开了门,好容易总算吞进了这不像样的车辆。车子拉到堆着柴木,搭着许多鸡棚和别的堆房的狭小的前园里;才从车子里又走出一位太太来;这就是女地主十等官夫人科罗皤契加。我们的主角一走,这位老太太就非常着急,怕自己遭了他的诓骗,在三夜不能睡觉之后,终于决了心,虽然马匹还未钉好马掌,也一定亲赴市镇,去探听一下死魂灵是什么时价,而且她这么便宜的卖掉了,是否归结是上了一个大当。她的到来,会发生什么结果呢,读者从两位闺秀们的谈天里,立刻可以知道了。这谈天……但这谈天,还不如记在下一章里罢。 |
| − | + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | |
| + | チチコフの態度は全ての令嬢たちの不平を買った。一人が故意に傍を通り広げたスカートの裾で金髪の娘を掠めた。別の令嬢が背後で菫の香と共に辛辣な一言を飛ばした。しかし彼は聞こえぬ振りをし、振る舞いはいささか不穏当であった。彼は過ちを悔いたが既に手遅れであった。<br/> | ||
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| + | 多くの顔に憤怒が描かれた。チチコフの名声がいかに大きかろうと——一つだけ令嬢たちが男に決して赦さぬものがある。彼が無意識に示した蔑視は、椅子事件で殆ど決裂しかけていた令嬢たちを和解に復帰させた。何気ない言葉の中に毒のある嘲りが見出された。若者が諷刺詩を作り直ちにチチコフの作とされた。憤怒はますます高まり、令嬢たちは隅々で私語を交わし、金髪の娘も散々に貶された。<br/> | ||
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| + | この間に極めて厄介な襲撃が主人公を待っていた。彼が金髪の娘にギリシャの哲学者の話をしている時、ロストドレフが客間の奥から突如現れた。上機嫌で検事の腕を取り入ってきた。紅茶を二杯一気に飲み干し法螺話を始めた。チチコフは遠くから認めるや逃げようとしたが、知事に引き留められた。ロストドレフは駆け寄り叫んだ。<br/> | ||
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| + | 「ヘルソンの地主殿!死人を買ったかね?閣下、この男は死せる魂の売買をしております!私はお前を絞首刑にしてやる!」<br/> | ||
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| + | 検事もチチコフも狼狈した。ロストドレフは構わず続けた。「なぜ死せる魂を買うのか教えなければ放さないぞ!お前は恥を知れ!閣下、我々の友情は深い、親父とチチコフなら私はチチコフを選ぶ!天にかけて!接吻させてくれ!」しかし接吻は見苦しかった。皆が退いたが、死せる魂の話は大声で叫ばれ広間の遠くまで届いた。皆の顔に半ば疑惑半ば呆然の表情が浮かんだ。令嬢たちが目くばせし悪意の微笑を浮かべているのが見えた。ロストドレフが大嘘つきなのは誰もが知っていたが、俗世の凡人は極めて馬鹿げた新聞でも無条件に広める。「大嘘だ!」と言いながらすぐさま第三者に伝え、「何という卑劣な嘘だ!」と叫ぶ。消息は全市に広まった。<br/> | ||
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| + | この偶発事は主人公を甚だ不安にした。彼は不快で苦しくなった。トランプの席に着いたが何もうまくいかなかった。郵便局長や裁判所長に恋をしているとからかわれたが慰めにならなかった。晩餐も愉快でなく、早々に帰宅した。<br/> | ||
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| + | 馴染みの部屋で、精神も安楽椅子同様に不安定であった。「舞踏会を考え出した奴どもなど悪魔に持って行かれろ!全県は不作と飢饉なのに!千ルーブルの衣装は結局農奴の小作料だ。男たちが賄賂を取るのは妻に高価な服を買うためだ。こんな舞踏会はロシアの精神と無関係だ。猿真似に過ぎない。こんな舞踏会から何が得られるのだ?」しかし真の原因は別にあった。衆人の前で奇妙な役回りを演じさせられたことだ。明敏な眼で見ればすべて些事だったが。我々は皆この弱点を持つ。いつも自分を庇い近くのものに怒りをぶつける。チチコフもロストドレフを痛罵し、その家系全体を弄んだ。<br/> | ||
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| + | 陰鬱な思いに苛まれ眠れぬまま座っている間に蝋燭は弱まり、窓外の暗夜は曙光に変わった。遠くで鶏が鳴き、眠れる町の街路を質素な外套の不幸な男が歩いていた——町の反対側では主人公の苦境を更に困難にする芝居が幕を開けようとしていた。遠くの通りで軋みながら奇妙なものが進んでいた。客車でもなく幌馬車でもなく、太鼓腹の西瓜を車輪に載せたようなものであった。 | ||
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第九章】<br/> | 第九章】<br/> | ||
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| − | “这倒是一个出色的故事!那么他是爱弄老的?哪,我们的太太们的脾气也真好,人可以说。一下子就着了迷了。”<br/> | + | “这倒是一个出色的故事!那么他是爱弄老的?哪,我们的太太们的脾气也真好,人可以说。一下子就着了迷了。” |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | 【第九章】<br/> | ||
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| + | ある日の朝、まだN市の訪問時間にもならぬうちに、青い柱の黄色い建物の玄関から、豪華な花柄の衣服を纏った一人の令嬢がふわりと現れた。前には多くの襟飾りの付いた外套を着、金色の錦の飾り紐を巻いた光る丸帽子を被った従僕がいた。令嬢は急いで階段を下り、門口に停まっていた馬車に乗り込んだ。従僕は急いで車の扉を閉め、踏み台に飛び乗り、御者に「出せ」と声をかけた。この令嬢は新しいニュースを知ったばかりで、それを他人に伝えたくてたまらなかった。絶えず窓の外を覗き、道がまだ半分しか進んでいないのを見て甚だ焦った。すべての家がいつもより長く感じられ、白い石造りの小窓のある救済所も果てしなく続くようで、ついに叫んだ。「この忌々しい建物は、いつまで経っても終わらないのか!」御者も既に二度、もっと速く走るよう命じられていた。「もっと速く、もっと速く、アンドリューシカ!今日は本当に遅いんだから!」ようやく目的地に着いた。馬車は深灰色の木造平屋の前に停まった。窓には白い彫り物があり、高い木格子で覆われていた。狭い板塀が家全体を囲み、中には道路の塵埃を被って白く見える細い木が数本あった。窓の中には花瓶が一つ二つ、嘴で棒を噛みながら籠の外を覗いている鸚鵡が一羽、そして日向ぼっこをしている叭児狗が二匹いた。この家に住んでいたのが、先ほど到着した令嬢の親友であった。<br/> | ||
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| + | この二人の令嬢を作者がどう呼べばいつもの非難を受けずに済むか、実に難題であった。適当な姓を選べば——危険である。いかなる姓を選んでも、この広大な国のどこかの片隅にその姓の者がいて、本気で怒り出し、作者が探訪のために密かに旅行したと言い、彼がどんな人間か、どんな毛皮の外套で散歩するか、どんなアグラフェーナ・イワーノヴナ夫人と付き合い、何を好んで食べるかを調べに来たのだと言う。官位や肩書きに触れればなおさら危険だ。今や我が国では官位と身分に甚だ過敏で、印刷物に見るや即座に個人攻撃と受け取る。どこかの町に馬鹿者がいると言っただけで——それが個人攻撃だ。たちまち立派な紳士が飛び出して叫ぶ、「私も人間だ、私も馬鹿だと言うのか?」要するに、彼は即座に自分のことだと思い込む。こうした不愉快な未然の災いを防ぐため、この市でほぼ全員がそう呼んでいた名称で招待側の令嬢を呼ぶことにしよう——すなわち「全身美人の夫人」と。彼女がこの名を得たのは正当で、極めて美しく可愛く見せるためには何も惜しまなかったからだ。もっとも可愛さの中から時折女性特有の狡猾さと聡明さが顔を出し、愉快な言葉の中に時として恐ろしい棘が潜んでいた。何とかして上流に食い込もうとする人物に対して彼女の心を傷つけてはならない。しかしこれらすべては外省特有の細心にして大度な形式の衣を纏っていた。彼女の一挙一動は趣があり、抒情詩を好み、頭を夢見心地で肩に傾けた。一言で蔽えば、彼女は確かに全身美人の夫人であった。先ほど訪問した方の令嬢は性格がそれほど複雑でも有能でもなかったので、「まあまあ美人の夫人」と呼ぶことにしよう。<br/> | ||
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| + | 彼女の到来は窓台で日向ぼっこしていた叭児狗を驚かせた——毛の中に埋もれた獅子毛のアデライーダと四本足の特別に細長い雄犬のポトプーリ。二匹とも尾を巻いて元気に吠えながら前廳へ駆け込んだ。到着した令嬢はそこで外套を脱ぎ、最新流行の摩登色の衣服と首に巻いた長い蛇[75]を見せた。濃厚な素馨花の香が部屋中に満ちた。全身美人の夫人がまあまあ美人の夫人の来訪を知ると、前廳へ走り出た。二人の女友達は握手し、接吻し、叫んだ——ちょうど女学校を出たばかりの若い娘たちが、母からこちらの父はあちらの父より貧しく官位も低いと教えられる前に再会した時のように。接吻の音があまりに大きかったので叭児狗がまた吠え出し、手巾で叩かれた——そして二人は淡い青の客間へ入った。沙発、楕円形のテーブル、藤蔓の刺繍の窓幔があり、獅子毛のアデライーダと長脚の太ったポトプーリも唸りながら付いてきた。「こちらへ、この角へ!」女主人が言って客を沙発の一角に座らせた。「そう、そう!後ろに靠枕がありますわ!」同時に背後に見事な刺繍の靠枕を押し込んだ。十字布に刺繍された騎士で、鼻は階段のようで唇は四角い。「あなたがいらして嬉しいわ。誰かが来ると聞いて、こんなに朝早く誰かしらと思ったの。パラーシャが副知事の奥様かもしれませんと言うので、あの馬鹿がまた私を退屈させに来るのかしらと……もうお断りしようと思っていたのに……」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | もう一人の令嬢がまさに本題に入ろうとしてニュースを披露しようとした時、全身美人の夫人から発せられた叫び声が会話を完全に変えてしまった。<br/> | ||
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| + | 「何と素晴らしい、鮮やかな細い布地でしょう!」全身美人の夫人が叫んだ。まあまあ美人の夫人の衣服を注意深く検めながら。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「ええ、とても鮮やかで生き生きとした布地でしょう!でもプラスコーヴィヤ・フョードロヴナが言うには、斜め格子がもう少し小さくて、点が肉桂色でなく明るい青ならもっと見栄えがすると……」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | こうして二人の令嬢は布地や流行、花飾りや紙型について長々と議論を続け、やがてもう一人がようやく本題に入った。<br/> | ||
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| + | 「あなた、このチチコフという方がどんな人か知っていて?」「ええ、出色の紳士ですわ!」「出色ですって?でも私に言わせれば——顔にも向かって言いますが——あの人は価値のない人間です……」<br/> | ||
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| + | こうしてついに死せる魂の話とチチコフの知事令嬢誘拐の噂へと話は発展していった。 | ||
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| + | {| class="wikitable" style="width: 100%; border-collapse: collapse;" | ||
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| + | ! style="width: 50%; background-color: #f0f0f0; padding: 8px;" | 中文 (Chinese) | ||
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“这倒并不是的,安娜·格力戈利也夫娜!和您所想象的,完全是另一回事。您想想看,他忽然站在她面前了,连牙齿也武装着,就是一个力那勒陀·力那勒提尼,[78]并且对她吆喝道:‘把灵魂卖给我,那些死掉了的,’他说。科罗皤契加自然是回答得很有理:‘我不能卖给您;他们是已经死掉的了。’——‘不,’他喊道,‘他们没有死。知道他们死没有死,这是我的事,’他说,‘他们是没有死的,没有死的!”他叫喊着。‘他们是没有死的!’总而言之,他闹了一个大乱子,全村都逃了,孩子哭喊起来,大家嚷叫着,谁也不明白谁,一句话,不得了,不得了,不得了!您简直不能知道,安娜·格力戈利也夫娜,当我听了这些一切的时候,我有多么害怕。‘亲爱的太太,’我的玛式加对我说。‘您去照一照镜子罢!您发了青了!’‘唉唉,现在照什么镜,’我说,‘我得赶快上安娜·格力戈利也夫娜那里去,去告诉她哩。’我立刻叫套车。我的车夫安特留式加问我要到什么地方去,我却说不出一句话儿来,只是白痴似的看着他的脸。我相信,他一定以为我发了疯了。唉唉,安娜·格力戈利也夫娜,如果您能够知道一点我怎么兴奋呵!”<br/> | “这倒并不是的,安娜·格力戈利也夫娜!和您所想象的,完全是另一回事。您想想看,他忽然站在她面前了,连牙齿也武装着,就是一个力那勒陀·力那勒提尼,[78]并且对她吆喝道:‘把灵魂卖给我,那些死掉了的,’他说。科罗皤契加自然是回答得很有理:‘我不能卖给您;他们是已经死掉的了。’——‘不,’他喊道,‘他们没有死。知道他们死没有死,这是我的事,’他说,‘他们是没有死的,没有死的!”他叫喊着。‘他们是没有死的!’总而言之,他闹了一个大乱子,全村都逃了,孩子哭喊起来,大家嚷叫着,谁也不明白谁,一句话,不得了,不得了,不得了!您简直不能知道,安娜·格力戈利也夫娜,当我听了这些一切的时候,我有多么害怕。‘亲爱的太太,’我的玛式加对我说。‘您去照一照镜子罢!您发了青了!’‘唉唉,现在照什么镜,’我说,‘我得赶快上安娜·格力戈利也夫娜那里去,去告诉她哩。’我立刻叫套车。我的车夫安特留式加问我要到什么地方去,我却说不出一句话儿来,只是白痴似的看着他的脸。我相信,他一定以为我发了疯了。唉唉,安娜·格力戈利也夫娜,如果您能够知道一点我怎么兴奋呵!”<br/> | ||
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| − | “哼!真是奇怪得很!”通体漂亮的太太说。“死魂灵,究竟是什么意思呢?我老实说,这故事我可是一点也不懂,简直一点也不懂。我听说死魂灵,现在已经是<br/> | + | “哼!真是奇怪得很!”通体漂亮的太太说。“死魂灵,究竟是什么意思呢?我老实说,这故事我可是一点也不懂,简直一点也不懂。我听说死魂灵,现在已经是 |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | 「それはまったく違いますのよ、アンナ・グリゴリエヴナ! あなたのお考えとはまるで別のことですの。考えてみてくださいな。彼が突然彼女の前に現れたのですわ。歯まで武装して、まるでリナルド・リナルディーニそのもので、彼女に怒鳴りつけたのです。『魂を売れ、死んだやつらの魂を』と言いました。コロボーチカはもちろん至極もっともな返事をしました。『お売りすることはできません。彼らはもう死んでおりますから』。『いや』と彼は叫びました。『死んではおらぬ。死んだかどうかを知るのはわしのことだ』と言いました。『死んではおらぬ、死んではおらぬ!』と叫びました。『死んではおらぬ!』。つまるところ、大騒ぎを起こし、村じゅうが逃げ出し、子供たちは泣き叫び、みなわめき合い、誰にも誰のことやら分からず、一言で言えば、大変なこと、大変なこと、大変なことでしたわ! アンナ・グリゴリエヴナ、これを全部聞いた時に、私がどれほど怖かったか、想像もおつきになりますまい。『奥様』と私のマーシェンカが申しました。『鏡をお見になってくださいませ! 真っ青でございますよ!』。『ああ、今は鏡どころではないわ』と私は申しました。『すぐにアンナ・グリゴリエヴナのところに駆けつけて、お知らせしなければ』。私はすぐに馬車の用意を命じました。御者のアンドリューシカが、どちらへ参りますかと聞きますのに、私は一言も口がきけず、ただ白痴のように彼の顔を見つめるばかり。きっと気がふれたと思ったことでしょう。ああ、アンナ・グリゴリエヴナ、私がどれほど興奮したか、もしお分かりになれば!」<br/> | ||
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| + | 「まあ! まったく奇妙なこと!」全身漂亮な夫人が言った。「死せる魂とは、いったいどういう意味なのでしょう? 正直に申しまして、この話は私にはまるで分かりません。まるきり分かりません。死せる魂のことは聞いておりますが、今ではもう」 | ||
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第二回了。我的男人说,这是罗士特来夫撒谎!但一定还有什么藏在里面的!”<br/> | 第二回了。我的男人说,这是罗士特来夫撒谎!但一定还有什么藏在里面的!”<br/> | ||
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| − | 这两位闺秀们把先前仅是推测的事情,后来都成为确信,那是毫不足怪的。我们这些人,简洁的说,就是我们,我们称之为聪明的人们,那办法就完全一样,我们的学者的讨论,就是最好的证据。一位学者,对于事物,首先是像真的扒手一样,非常小心,而且近乎胆怯的来开手的,他提出一个极谦和稳健的问题:“此国之得名,是否自地球上之某处而来?”或是“此种记载,能或传于后世,将来否?”或是“吾等不应解此民众为如何如何之民众乎?”于是他立刻引据了古代的作家,只要发见一点什么暗示,或者只是他算作暗示的暗示,他就开起快步来了,勇气也有了,随便和古代的作家谈起天来,向他们提出质问去,接着又自己来回答,把他那由谦虚稳健的推测开手的事,一下子完全忘记了;这时他已经好象一切都在目前,非常明白,以这样的话,来结束他的观察道:“而是乃如此。此民众应作如此解。此乃根据,应借以判别此对象者也!”于是俨然的在讲座上宣扬,给大家都听得见——而新的真理就到世界上去游行,以赢得新的附和者和赞叹者。<br/> | + | 这两位闺秀们把先前仅是推测的事情,后来都成为确信,那是毫不足怪的。我们这些人,简洁的说,就是我们,我们称之为聪明的人们,那办法就完全一样,我们的学者的讨论,就是最好的证据。一位学者,对于事物,首先是像真的扒手一样,非常小心,而且近乎胆怯的来开手的,他提出一个极谦和稳健的问题:“此国之得名,是否自地球上之某处而来?”或是“此种记载,能或传于后世,将来否?”或是“吾等不应解此民众为如何如何之民众乎?”于是他立刻引据了古代的作家,只要发见一点什么暗示,或者只是他算作暗示的暗示,他就开起快步来了,勇气也有了,随便和古代的作家谈起天来,向他们提出质问去,接着又自己来回答,把他那由谦虚稳健的推测开手的事,一下子完全忘记了;这时他已经好象一切都在目前,非常明白,以这样的话,来结束他的观察道:“而是乃如此。此民众应作如此解。此乃根据,应借以判别此对象者也!”于是俨然的在讲座上宣扬,给大家都听得见——而新的真理就到世界上去游行,以赢得新的附和者和赞叹者。 |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | 「ええ、でもまだ何か中身があるはずですわ!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「いいえ、あなたご自身でちょっと考えてみて下さいまし、安娜・格利戈利也夫娜。私がこれを聞いた時、どんな気持ちだったか!『さて、』科罗皤契加が言うには、『私は今どうしたらいいか全く分かりません。彼は私に偽の契約書に署名しろと無理強いし、十五ルーブルの紙幣を机の上に投げたのです。私は』と彼女は言いました、『世間知らずの、身寄りのない寡婦で、このようなことは何も分かりません』と。まさにこのような話ですのよ!ああ、もしあなたに私のこの興奮が少しでもお分かりになれば」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「いいえ、お聞きなさい、これは死せる魂のためではありません!全く別の何かがそこに潜んでいるのです」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「正直なところ、私もそう思っておりましたの」ともうまあまあ美人の夫人はいくらか驚いた様子で言った。彼女はすぐさま非常に焦って、一体何が潜んでいるのかを知りたくなり、漫然と尋ねた。「あなたから見て、何が潜んでいるのですの?」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「でも、あなたはどうお考えですの?」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「私ですか?……正直なところ、まるで謎を解いているようで」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「でも私はあなたのご意見を知りたいのですわ!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | しかしまあまあ美人の夫人は何も思いつかず黙っていた。事物に対して興奮することはできても、細やかに想像し総合することは彼女の領分ではなかったので、細やかな友人の忠告と助けがとりわけ必要であった。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「では私がお教えしましょう、この死せる魂がどういう意味か」と全身美人の夫人が言い、女友達は耳を尖らせた。彼女はまるで自分から耳が尖ったかのように、身を乗り出し、沙発から離れんばかりであった。いくらかがっしりしてはいたが突然痩せて羽のように軽くなり、微風が吹けば飛ばされそうに見えた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「死せる魂とは……」全身美人の夫人が言った。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「何ですって?何ですって?」女友達が興奮して追い問うた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「死せる魂とは……!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「ああ、仰って下さい、神にかけて!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「単なる虚構、一つの偽装に過ぎません。実はこういうことです——彼は知事の令嬢を誘拐しようとしているのです」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | この結論は実に意外であり、あらゆる点から見ても離奇であった。まあまあ美人の夫人はこれを聞くや化石のように座ったまま蒼白になり、死人のようであった。今度こそ本当に興奮した。「ああ、何てこと!」彼女は両手を打って叫んだ。「これは夢にも思いませんでしたわ!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「あなたが口を開いた瞬間に、何のためかもう分かっておりましたのよ」と全身美人の夫人が答えた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「これでは女学校の教育について人々は何と言うでしょう?この可愛らしい天真爛漫さ!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「天真爛漫ですって!私は彼女の話を聞きましたが、こんなことを口にする勇気は私にはありません」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | こうして二人は知事の令嬢を散々にこき下ろし、チチコフとロストドレフの共謀について論じ、ますます話を膨らませていった。やがて検事が入ってきて一切の報告を受けたが、着いた眼を瞬かせながら呆然と立ち尽くし、一言も理解しなかった。二人の令嬢は彼を放ったらかしにして、各々市中に騒動を広めに出かけた。半時間余りで計画は達成され、市は底から掻き乱された。すべてが甚だ激昂し、誰もが何が何だか分からなくなった。死せる魂、知事の令嬢とチチコフ——すべてが入り乱れ、頭の中で奇妙に起伏し旋転した。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 忽然、市の住民は全く相反する二つの党派に分裂した——男と女である。男たちの意見は甚だ混乱し、死せる魂にのみ拘った。女党は知事令嬢の誘拐に専念した。女たちの方が遥かに用心深く秩序正しく思慮深かった。彼女たちにおいてはすべてが確固たる生き生きとした外観を獲得し、一幅の完成された図画のように明瞭であった。チチコフは元々彼女に恋しており、月下の花園で密会し、知事も金持ちのチチコフに娘を嫁がせる気であったが前妻が邪魔をしている、という話が出来上がった。別の家ではまた異なる話になった。チチコフには妻がおらず、まず母親に手をつけ、それから娘を求めたが母親が恐れて拒絶し、それでチチコフは誘拐を決意した、と。流言はますます広がり新たな説明と修正が加わり、ついに完全な確定的事実として知事夫人の耳にまで達した。知事夫人は甚だ苦悩し、大いに憤激した。哀れな金髪の娘は十六七歳の少女には堪え難い説教を受け、質問、指示、叱責、訓戒、脅迫の洪水が注がれ、泣き咽んで一言も分からなかった。門番には厳命が下され、いかなる場合もチチコフを通すなとされた。 | ||
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当我们的两位闺秀用了许多锐利的感觉,把这么错杂纠缠的事件,顺顺当当的解释清楚了的时候,那检事,却和他的永久不动的脸孔,浓密的眉毛和着的眼睛,走进客厅里来了。两位闺秀便马上报告他一切的新闻,讲述购买死魂灵,讲述乞乞科夫诱拐知事小姐的目的,而且讲的这么长,一直弄到他莫名其妙。他迷惑似的永是站在老地方,着左眼睛,用一块手帕揩掉胡子上面的鼻烟,听到的话却还是一句也不懂。当这时机,闺秀们便放下他不管,跑了出去,各奔自己的前程,到市里去发生骚扰去了。这计划,不过半点多钟就给她们做到。市镇由最内部开始,什么都显了很野的激昂,一下子就没有人还知道别的事。闺秀们是善于制造这种烟雾的,使所有的人,尤其是官员,都几乎茫然自失。她们的地位,开初就像一个中学生,用纸片卷了鼻烟,就是我们这里叫作“骠骑兵”的,探进睡着的同窗的鼻孔里面去。那睡着的人呼吸有些不通畅了,一面却以打鼾的全力,吸进鼻烟去,醒了,跳了起来,瞪着眼睛,看来看去,像一个傻子,却不明白他在什么地方,出了什么事;但接着又觉到了射在墙上的太阳的微光,躲在屋角里的同窗的笑声,穿窗而入的曙色,已经清醒的森林,数千鸟声的和鸣,在朝阳下发闪,在芦苇间曲折流行的小河,那明晃晃的波中,有无数稀湿的儿童在嬉游,叫人去洗澡——这时他才觉得,他鼻子里原来藏着骠骑兵。我们的市镇里的居民和官员的景况,开初就完全是这样的。谁都小羊似的呆站着,而且瞪着眼睛。死魂灵,知事的女儿和乞乞科夫;这一切都纠缠起来,在他们的脑袋里希奇古怪的起伏和旋转;待到最先的迷惘收了场,他们这才来区别种种的事物,将这一个和那一个分开,要求着清帐,但到他们觉得关于这事件简直不能明白的时候,他们就发恼了。“这算是什么比喻,哼,真的,死魂灵是什么昏话呢?这故事和死魂灵,有什么逻辑关系呢?那么,人怎么会买死魂灵?那里会有这样的驴子来做这等事?他用什么呆钱来买死魂灵?他拿这死魂灵究竟有什么用?况且:知事的女儿和这事件又有什么相干?如果他真要诱拐她,为什么他就得要死魂灵?如果他要买死魂灵,又何必去诱拐知事的女儿?莫非他要把死魂灵来送知事的女儿吗?市里流传着怎样的一种胡说白道呵!多么不像样:人还来不及回头看一看,这胡涂话就已经说给别人了……如果这事件还有一点什么意义呢!……但别一面也许有什么藏在那里面,否则也不会生出这种流言来。总该有什么缘故的。但死魂灵能是缘故的吗?什么混帐缘故也不是,这实在就像‘一个木雕的马掌,’‘一双煮软的长靴’或是‘一只玻璃的义足’一样!”总而言之,凡是说话,闲谈,私语,以及全市里所讲述的,都不外乎死魂灵和知事的女儿,乞乞科夫和死魂灵,知事的女儿和乞乞科夫,一切东西,全都动弹起来了。好象一阵旋风,吹过了沉睡至今的市镇。所有的懒人和隐士,向来是终年穿着睡衣,伏在火炉背后,忽而归罪于靴匠,说把他的长靴做得太小了,忽而归罪于成衣匠或者他的喝醉的车夫的,却也都从他们的巢穴里爬了出来,连那些久已和他的朋友断绝关系,只还和两位地主熊皮氏先生和负炉氏先生相往来的人们(两个很出名的姓氏,是从躺“在熊皮上”和“背靠着炉后面”的话制成,在我们这里很爱说,恰如成语里的“去访打鼾氏先生和黑甜氏先生”一样,那两人是无论侧卧,仰卧,以及什么位置的卧法,都能死一般的熟睡,从鼻子里发出大鼾,小鼾,以及一切附属的声音来的;)连那些请吃五百卢布的鱼羹和三四尺长的鲟鳇鱼,还有只能想象的入口即化的馒头,也一向不能诱他离家的人们,也统统出现了;一言以蔽之,好象是这市镇显得人口增多,幅员加广,到处是令人心满意足的活泼的交际模样。居然泛起一位希梭以·巴孚努且维支先生和一位麦唐纳·凯尔洛维支先生来了,这是先前毫没有听到过的;忽然在客厅里现出一个一臂受过弹伤的长条子,一个真的巨人来了,这大块头是一向没有看见过的。街上是只见些有盖的马车,大洪水以前的板车,嘎嘎的叫的箱车,轰轰的响的四轮车——乱七八糟。在别的时候和别的景况之下,这流言恐怕绝不会被注意,但N市久已没有了新闻。从最近的三个月以来,在都会里几乎等于没有所谓谈柄,而这在都市里,是谁都知道,那重要不下于按时输送粮食的。忽然间,这市镇的居民分为代表两种完全不同的意见的,两个完全相反的党派了:男的和女的。男人们的意见胡涂之至;他们只着重于死魂灵。女党则专管知事女儿的诱拐。这一党里——为闺秀们的名誉起见,说在这里——用心,秩序和思虑,都好得差远。这分明是因为女人的定命,原在成为贤妻,到处总在给好秩序操心的。在她们那里,一切就立刻获得一种确凿而生动的外观,显豁而切实的形状,无不明明白白,透澈而且清楚,好象一幅完工的钩勒分明的图画。现在这事情了然了,说是乞乞科夫原是早已爱上了那人的,说是她也到花园里在月下去相会,说是倘使没有乞乞科夫的前妻夹在这中间(怎么知道他已经结过婚的呢,谁也说不出,)知事也早把他的女儿给乞乞科夫做老婆了,因为他有钱,像犹太人一样,说是那女人的心里还怀着绝望的爱,便写了一封很动人的信给知事,又说是乞乞科夫遭了她父母的坚决的拒绝,便决计来诱拐了。在许多人家里,这故事却又说得有点不同:乞乞科夫并没有老婆,但是一个精细切实的汉子,他要得那女儿,就先从母亲入手,和她有了一点秘密的事,这才说要娶她的女儿,母亲可是怕了起来,这是很容易犯罪,违背宗教的神圣的禁令的,便为后悔所苛责,一下子拒绝了,那时乞乞科夫才决了心,要把女儿诱拐。也还有一大批说明和修正,那流言传得愈广,一直侵入市边和小巷里,这些说明和修正也发生得愈多。在我们俄国,社会的下层,是也极喜欢上等人家的故事的,所以便是那样的小人家,也立刻来谈这丑闻,虽然毫不知道乞乞科夫,却还是马上造成新的流言和解释。这故事不断的加上兴味去,逐日具备些新鲜的和一定的形态,终于成为完全确切的事实,传到知事太太自己的耳朵里去了。知事太太是一家的母亲,是全市的第一个名媛,为了这故事,非常苦恼,况且她真的想也想不到,于是就大大的,也极正当的愤激了起来。可怜的金头发,是挨了一场十六七岁的女孩儿很难忍受的极不愉快的面谕。质问,指示,谴责,训戒和威吓的洪流,向这可怜的娃儿直注下来,弄得她流泪,呜咽,一句话也不懂;门丁是受了严厉的命令,无论怎样,也决不许再放进乞乞科夫来。<br/> | 当我们的两位闺秀用了许多锐利的感觉,把这么错杂纠缠的事件,顺顺当当的解释清楚了的时候,那检事,却和他的永久不动的脸孔,浓密的眉毛和着的眼睛,走进客厅里来了。两位闺秀便马上报告他一切的新闻,讲述购买死魂灵,讲述乞乞科夫诱拐知事小姐的目的,而且讲的这么长,一直弄到他莫名其妙。他迷惑似的永是站在老地方,着左眼睛,用一块手帕揩掉胡子上面的鼻烟,听到的话却还是一句也不懂。当这时机,闺秀们便放下他不管,跑了出去,各奔自己的前程,到市里去发生骚扰去了。这计划,不过半点多钟就给她们做到。市镇由最内部开始,什么都显了很野的激昂,一下子就没有人还知道别的事。闺秀们是善于制造这种烟雾的,使所有的人,尤其是官员,都几乎茫然自失。她们的地位,开初就像一个中学生,用纸片卷了鼻烟,就是我们这里叫作“骠骑兵”的,探进睡着的同窗的鼻孔里面去。那睡着的人呼吸有些不通畅了,一面却以打鼾的全力,吸进鼻烟去,醒了,跳了起来,瞪着眼睛,看来看去,像一个傻子,却不明白他在什么地方,出了什么事;但接着又觉到了射在墙上的太阳的微光,躲在屋角里的同窗的笑声,穿窗而入的曙色,已经清醒的森林,数千鸟声的和鸣,在朝阳下发闪,在芦苇间曲折流行的小河,那明晃晃的波中,有无数稀湿的儿童在嬉游,叫人去洗澡——这时他才觉得,他鼻子里原来藏着骠骑兵。我们的市镇里的居民和官员的景况,开初就完全是这样的。谁都小羊似的呆站着,而且瞪着眼睛。死魂灵,知事的女儿和乞乞科夫;这一切都纠缠起来,在他们的脑袋里希奇古怪的起伏和旋转;待到最先的迷惘收了场,他们这才来区别种种的事物,将这一个和那一个分开,要求着清帐,但到他们觉得关于这事件简直不能明白的时候,他们就发恼了。“这算是什么比喻,哼,真的,死魂灵是什么昏话呢?这故事和死魂灵,有什么逻辑关系呢?那么,人怎么会买死魂灵?那里会有这样的驴子来做这等事?他用什么呆钱来买死魂灵?他拿这死魂灵究竟有什么用?况且:知事的女儿和这事件又有什么相干?如果他真要诱拐她,为什么他就得要死魂灵?如果他要买死魂灵,又何必去诱拐知事的女儿?莫非他要把死魂灵来送知事的女儿吗?市里流传着怎样的一种胡说白道呵!多么不像样:人还来不及回头看一看,这胡涂话就已经说给别人了……如果这事件还有一点什么意义呢!……但别一面也许有什么藏在那里面,否则也不会生出这种流言来。总该有什么缘故的。但死魂灵能是缘故的吗?什么混帐缘故也不是,这实在就像‘一个木雕的马掌,’‘一双煮软的长靴’或是‘一只玻璃的义足’一样!”总而言之,凡是说话,闲谈,私语,以及全市里所讲述的,都不外乎死魂灵和知事的女儿,乞乞科夫和死魂灵,知事的女儿和乞乞科夫,一切东西,全都动弹起来了。好象一阵旋风,吹过了沉睡至今的市镇。所有的懒人和隐士,向来是终年穿着睡衣,伏在火炉背后,忽而归罪于靴匠,说把他的长靴做得太小了,忽而归罪于成衣匠或者他的喝醉的车夫的,却也都从他们的巢穴里爬了出来,连那些久已和他的朋友断绝关系,只还和两位地主熊皮氏先生和负炉氏先生相往来的人们(两个很出名的姓氏,是从躺“在熊皮上”和“背靠着炉后面”的话制成,在我们这里很爱说,恰如成语里的“去访打鼾氏先生和黑甜氏先生”一样,那两人是无论侧卧,仰卧,以及什么位置的卧法,都能死一般的熟睡,从鼻子里发出大鼾,小鼾,以及一切附属的声音来的;)连那些请吃五百卢布的鱼羹和三四尺长的鲟鳇鱼,还有只能想象的入口即化的馒头,也一向不能诱他离家的人们,也统统出现了;一言以蔽之,好象是这市镇显得人口增多,幅员加广,到处是令人心满意足的活泼的交际模样。居然泛起一位希梭以·巴孚努且维支先生和一位麦唐纳·凯尔洛维支先生来了,这是先前毫没有听到过的;忽然在客厅里现出一个一臂受过弹伤的长条子,一个真的巨人来了,这大块头是一向没有看见过的。街上是只见些有盖的马车,大洪水以前的板车,嘎嘎的叫的箱车,轰轰的响的四轮车——乱七八糟。在别的时候和别的景况之下,这流言恐怕绝不会被注意,但N市久已没有了新闻。从最近的三个月以来,在都会里几乎等于没有所谓谈柄,而这在都市里,是谁都知道,那重要不下于按时输送粮食的。忽然间,这市镇的居民分为代表两种完全不同的意见的,两个完全相反的党派了:男的和女的。男人们的意见胡涂之至;他们只着重于死魂灵。女党则专管知事女儿的诱拐。这一党里——为闺秀们的名誉起见,说在这里——用心,秩序和思虑,都好得差远。这分明是因为女人的定命,原在成为贤妻,到处总在给好秩序操心的。在她们那里,一切就立刻获得一种确凿而生动的外观,显豁而切实的形状,无不明明白白,透澈而且清楚,好象一幅完工的钩勒分明的图画。现在这事情了然了,说是乞乞科夫原是早已爱上了那人的,说是她也到花园里在月下去相会,说是倘使没有乞乞科夫的前妻夹在这中间(怎么知道他已经结过婚的呢,谁也说不出,)知事也早把他的女儿给乞乞科夫做老婆了,因为他有钱,像犹太人一样,说是那女人的心里还怀着绝望的爱,便写了一封很动人的信给知事,又说是乞乞科夫遭了她父母的坚决的拒绝,便决计来诱拐了。在许多人家里,这故事却又说得有点不同:乞乞科夫并没有老婆,但是一个精细切实的汉子,他要得那女儿,就先从母亲入手,和她有了一点秘密的事,这才说要娶她的女儿,母亲可是怕了起来,这是很容易犯罪,违背宗教的神圣的禁令的,便为后悔所苛责,一下子拒绝了,那时乞乞科夫才决了心,要把女儿诱拐。也还有一大批说明和修正,那流言传得愈广,一直侵入市边和小巷里,这些说明和修正也发生得愈多。在我们俄国,社会的下层,是也极喜欢上等人家的故事的,所以便是那样的小人家,也立刻来谈这丑闻,虽然毫不知道乞乞科夫,却还是马上造成新的流言和解释。这故事不断的加上兴味去,逐日具备些新鲜的和一定的形态,终于成为完全确切的事实,传到知事太太自己的耳朵里去了。知事太太是一家的母亲,是全市的第一个名媛,为了这故事,非常苦恼,况且她真的想也想不到,于是就大大的,也极正当的愤激了起来。可怜的金头发,是挨了一场十六七岁的女孩儿很难忍受的极不愉快的面谕。质问,指示,谴责,训戒和威吓的洪流,向这可怜的娃儿直注下来,弄得她流泪,呜咽,一句话也不懂;门丁是受了严厉的命令,无论怎样,也决不许再放进乞乞科夫来。<br/> 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| − | 然而男人们纵使这么的武装起来,想顽强的来抵抗,他们这党里却总是缺少那些女党所特出的秩序和纪律。他们全都不中用,不切实,不合式,不调和,不正当;脑袋里满是混杂和纷乱,思想上是缠夹和胡涂——一言以蔽之,就是把男人的倒楣的本性,粗鲁,拙笨,迟钝的本性,既不会齐家,又没有确信,不虔诚,又懒惰,被永是怀疑和顾忌恐怖所搅坏的本性,很确切的暴露出来了。据男人们说,诱拐一个知事的女儿,骠骑兵比文人还要擅长,乞乞科夫未必来做这种事,不要相信女人,她们统统是胡说白道的,女人就像一只有洞的袋子,装进什么去,也漏出什么来:那应该着眼的要点,是死魂灵,虽然只有鬼知道那是怎么一回事,但也确有什么很不好,很讨厌的东西藏在那里面的。为什么男人们会觉得藏着什么很不好,很讨厌的东西的呢——我们不久就知道。这时恰恰放出一个新的总督到省里来了——这分明就是使官员们陷于不安和激昂情状的事件:于是永远要有各种查考和叱责了,于是头要洗得干净,摆得规矩了,于是上司照例办给他的下属的一切的羹汤,大家就总得喝尽了。——“上帝呀!”官员们想,“只要他一知道市镇上传播着这样的流言,他就不会当作笑话,可真的要发怒的呵。”卫生监督忽然完全发了青,他把这解释的很可怕了,怕“死魂灵”这句话,也许暗示着近来生了时疫,却因为办理不得法,死在病院里和别地方的许多人,怕乞乞科夫到底是从总督衙门里派出来的一个官,先来这里暗暗的探访一下的。他把自己的忧虑告诉了审判厅长。审判厅长说不会有这等事,但自己也立刻发了青,因为起了这思想:然而,如果乞乞科夫所买的魂灵确是死的呢?他不但许可了买卖契约,还做了泼留希金的证人。万一传到总督的耳朵里去了呢,那可怎么办?他把自己的忧虑去通知别几个,别几个也都忽然发青了:这忧愁刹时散布开去,比黑死病传染得还快。谁都在自己身上找出了并未犯过的罪案。“死魂灵”这句话显着很广泛的意义,至于令人疑心到它也许指着新近埋掉两个人的那两件事了。那两件案子都了结的还不怎么久。第一件,是几个梭耳维且各特的商人们闹出来的,他们在市镇的定期市集上,做过生意之后,就和几个从乌斯德希梭里斯克来的熟识的商人们来一桌小吃。俄国式的小吃,但用德国式的手段:羼水烧酒,柠檬香糖热酒,药酒以及别的种种。这小吃,自然照例以勇敢的混战收场。梭耳维且各特的先生们,把乌斯德希梭里斯克的先生们痛打了一顿,虽然这一面在胁肋上也挨着很利害的几下,肚子上又受了伤,证明着阵亡的战士的拳头,有多么非常之大。胜利者中的一个,就像我们的拳斗家的照例的说法,张扬了起来,这就是说,鼻子给打扁了,只剩着一节指头的那么一点点。商人们都认了罪,并且声明,他们也太开了小玩笑。不久,大家就都说,为了这命案,他们每人出了四张一百卢布的钞票;此外就全都不了解。但据研讯的结果,乌斯德希梭里斯克的商人们却都是被煤气闷死的了。于是他们也就算是这样的落了葬。别一件,出的还不久,那是这样子的:虱傲村的官家农奴连络了皤罗夫村的,以及打手村的官家农奴,好象把一位宪兵,原是陪审官资格,叫作特罗巴希金的,从地上消灭了。这位宪兵,就是陪审官特罗巴希金,非常随便,时常跑到他们的村里去,那情形几乎有疫病一般的可怕。但那原因,大约是在他有一点心肠软,对于村里的女人实在太热心。这案子也没有十分明白,虽然农夫们简直说,这宪兵爱闹的像一匹雄猫,他们逐了他不只一两回,有一回还只好精赤条条的从一家小屋子里赶出。为了他的心肠软,宪兵是当然要受严罚的,但别一方面,如果虱傲村和打手村的农奴真的和谋害有关,其专横却也不合道理,难以推诿。事情总是莫名其妙;人看见那宪兵倒在路上;他的制服或是他的长衫,像一堆破衣,相貌也几乎分辨不清了。案件弄到衙门里,终于移在刑事法庭,经私下的豫先商量之后,就发出这样意思来:人们聚集,即成惊人之数,故农奴中之何人,应负杀害宪兵之罪,殊不可知,况在特罗巴希金一方面,已系死人,纵使胜诉,亦属无聊,但农奴们是还在活着的,所以从宽发落,当有大益,于是下了判决,陪审官特罗巴希金应自负其死亡之责,因为他对于虱傲村和打手村之农户,加以法外之压迫,而且是在夜间乘橇归家之际,突然中风身故的。这案子好象已经了结得很圆稳;但官员们却又忽而觉得,这所谓死魂灵者,又即和这事件有关。正值这时候,可又来了一些事,即使没有这些事,官员们已经够在困苦的地位的了,然而知事又收到了两封信。一封是通知,说据最近的密报,省中有人在造假钞票,用的是各种不同的姓名。所以应该立即施行严厉的查缉。别一封是邻省知事的关于漏网的强盗的通知,谓在贵省的绅士群中,倘忽见有可疑之人,既无旅行护照,又无别种正当之证明书,则应请即将此人逮捕。两封信惹起了全体的惶恐;所有先前的豫料和推测,忽然都毫无用处了。这里面,关于乞乞科夫模样的话,自然是一句也没有的。但大家各自回想起来,却谁也不很明白乞乞科夫究竟是什么人,他自己也不过很含混,很游移的发表过他的身世,他单是说,他生平经历过大难,因为他想给真理服役,所以只得惹起目前的猜疑。然而这些话还是太朦胧,太含混。而且他又说,他有许多要他性命的敌人,那就更得想一想了:莫非他正有生命的危险,莫非他正在被穷追,莫非他正要开手做什么……那么,他究竟是何等样人呢?当他制造假钞票的人,或者竟是一个强盗,那自然是不能的——他有一副那么堂堂的相貌;但首先是:他实在是何等样人呢?到这时候,官员诸公这才起了开初就该发生的疑问,就是在这诗篇的<br/> | + | 然而男人们纵使这么的武装起来,想顽强的来抵抗,他们这党里却总是缺少那些女党所特出的秩序和纪律。他们全都不中用,不切实,不合式,不调和,不正当;脑袋里满是混杂和纷乱,思想上是缠夹和胡涂——一言以蔽之,就是把男人的倒楣的本性,粗鲁,拙笨,迟钝的本性,既不会齐家,又没有确信,不虔诚,又懒惰,被永是怀疑和顾忌恐怖所搅坏的本性,很确切的暴露出来了。据男人们说,诱拐一个知事的女儿,骠骑兵比文人还要擅长,乞乞科夫未必来做这种事,不要相信女人,她们统统是胡说白道的,女人就像一只有洞的袋子,装进什么去,也漏出什么来:那应该着眼的要点,是死魂灵,虽然只有鬼知道那是怎么一回事,但也确有什么很不好,很讨厌的东西藏在那里面的。为什么男人们会觉得藏着什么很不好,很讨厌的东西的呢——我们不久就知道。这时恰恰放出一个新的总督到省里来了——这分明就是使官员们陷于不安和激昂情状的事件:于是永远要有各种查考和叱责了,于是头要洗得干净,摆得规矩了,于是上司照例办给他的下属的一切的羹汤,大家就总得喝尽了。——“上帝呀!”官员们想,“只要他一知道市镇上传播着这样的流言,他就不会当作笑话,可真的要发怒的呵。”卫生监督忽然完全发了青,他把这解释的很可怕了,怕“死魂灵”这句话,也许暗示着近来生了时疫,却因为办理不得法,死在病院里和别地方的许多人,怕乞乞科夫到底是从总督衙门里派出来的一个官,先来这里暗暗的探访一下的。他把自己的忧虑告诉了审判厅长。审判厅长说不会有这等事,但自己也立刻发了青,因为起了这思想:然而,如果乞乞科夫所买的魂灵确是死的呢?他不但许可了买卖契约,还做了泼留希金的证人。万一传到总督的耳朵里去了呢,那可怎么办?他把自己的忧虑去通知别几个,别几个也都忽然发青了:这忧愁刹时散布开去,比黑死病传染得还快。谁都在自己身上找出了并未犯过的罪案。“死魂灵”这句话显着很广泛的意义,至于令人疑心到它也许指着新近埋掉两个人的那两件事了。那两件案子都了结的还不怎么久。第一件,是几个梭耳维且各特的商人们闹出来的,他们在市镇的定期市集上,做过生意之后,就和几个从乌斯德希梭里斯克来的熟识的商人们来一桌小吃。俄国式的小吃,但用德国式的手段:羼水烧酒,柠檬香糖热酒,药酒以及别的种种。这小吃,自然照例以勇敢的混战收场。梭耳维且各特的先生们,把乌斯德希梭里斯克的先生们痛打了一顿,虽然这一面在胁肋上也挨着很利害的几下,肚子上又受了伤,证明着阵亡的战士的拳头,有多么非常之大。胜利者中的一个,就像我们的拳斗家的照例的说法,张扬了起来,这就是说,鼻子给打扁了,只剩着一节指头的那么一点点。商人们都认了罪,并且声明,他们也太开了小玩笑。不久,大家就都说,为了这命案,他们每人出了四张一百卢布的钞票;此外就全都不了解。但据研讯的结果,乌斯德希梭里斯克的商人们却都是被煤气闷死的了。于是他们也就算是这样的落了葬。别一件,出的还不久,那是这样子的:虱傲村的官家农奴连络了皤罗夫村的,以及打手村的官家农奴,好象把一位宪兵,原是陪审官资格,叫作特罗巴希金的,从地上消灭了。这位宪兵,就是陪审官特罗巴希金,非常随便,时常跑到他们的村里去,那情形几乎有疫病一般的可怕。但那原因,大约是在他有一点心肠软,对于村里的女人实在太热心。这案子也没有十分明白,虽然农夫们简直说,这宪兵爱闹的像一匹雄猫,他们逐了他不只一两回,有一回还只好精赤条条的从一家小屋子里赶出。为了他的心肠软,宪兵是当然要受严罚的,但别一方面,如果虱傲村和打手村的农奴真的和谋害有关,其专横却也不合道理,难以推诿。事情总是莫名其妙;人看见那宪兵倒在路上;他的制服或是他的长衫,像一堆破衣,相貌也几乎分辨不清了。案件弄到衙门里,终于移在刑事法庭,经私下的豫先商量之后,就发出这样意思来:人们聚集,即成惊人之数,故农奴中之何人,应负杀害宪兵之罪,殊不可知,况在特罗巴希金一方面,已系死人,纵使胜诉,亦属无聊,但农奴们是还在活着的,所以从宽发落,当有大益,于是下了判决,陪审官特罗巴希金应自负其死亡之责,因为他对于虱傲村和打手村之农户,加以法外之压迫,而且是在夜间乘橇归家之际,突然中风身故的。这案子好象已经了结得很圆稳;但官员们却又忽而觉得,这所谓死魂灵者,又即和这事件有关。正值这时候,可又来了一些事,即使没有这些事,官员们已经够在困苦的地位的了,然而知事又收到了两封信。一封是通知,说据最近的密报,省中有人在造假钞票,用的是各种不同的姓名。所以应该立即施行严厉的查缉。别一封是邻省知事的关于漏网的强盗的通知,谓在贵省的绅士群中,倘忽见有可疑之人,既无旅行护照,又无别种正当之证明书,则应请即将此人逮捕。两封信惹起了全体的惶恐;所有先前的豫料和推测,忽然都毫无用处了。这里面,关于乞乞科夫模样的话,自然是一句也没有的。但大家各自回想起来,却谁也不很明白乞乞科夫究竟是什么人,他自己也不过很含混,很游移的发表过他的身世,他单是说,他生平经历过大难,因为他想给真理服役,所以只得惹起目前的猜疑。然而这些话还是太朦胧,太含混。而且他又说,他有许多要他性命的敌人,那就更得想一想了:莫非他正有生命的危险,莫非他正在被穷追,莫非他正要开手做什么……那么,他究竟是何等样人呢?当他制造假钞票的人,或者竟是一个强盗,那自然是不能的——他有一副那么堂堂的相貌;但首先是:他实在是何等样人呢?到这时候,官员诸公这才起了开初就该发生的疑问,就是在这诗篇的 |
| − | + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | |
| − | + | 我らの二人の令嬢が鋭敏な感覚をもってかくも錯綜した事件を見事に解きほぐした時、検事はその永久に動かぬ顔、濃い眉と瞑った眼で客間に入ってきた。二人の令嬢は直ちに一切のニュースを報告し、死せる魂の購入について、知事令嬢の誘拐の目的について語り、しかも甚だ長々と話し続けたので検事は全く訳が分からなくなった。二人は彼を放ったらかしにして各々の目的地へ、市中に騒動を広めに出かけた。この計画は半時間余りで達成された。市は底から掻き乱され、すべてが甚だ激昂し、もはや誰にも何が何だか分からなくなった。<br/> | |
| + | <br/> | ||
| + | 忽然、市の住民は二つの党派に分裂した——男と女。男たちの意見は甚だ混乱し、死せる魂にのみ拘った。女党は知事令嬢の誘拐に専念した。女たちの方が遥かに秩序正しく思慮深かった。彼女たちにおいてはすべてが確固たる生き生きとした外観を獲得した。チチコフは元々彼女に恋しており、月下の花園で密会し、知事も金持ちのチチコフに娘を嫁がせようとしたが前妻が邪魔をした、と。別の家ではチチコフに妻はなく、まず母親に手をつけ、それから娘を求めたが拒絶され、誘拐を決意した、と。流言はますます広がり、ついに知事夫人の耳に達した。知事夫人は大いに憤激し、金髪の娘は堪え難い説教を受けた。門番にはチチコフを通すなと厳命が下された。<br/> | ||
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| + | 令嬢たちは知事夫人に対する任務を完遂した後、男党を引き込もうとした。死せる魂は嫌疑を避け誘拐を容易にするための手段に過ぎないと説明した。男たちの多くが女党に転向し、同志からの非難を受けたが。<br/> | ||
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| + | しかし男たちは抵抗しようとしても女党の秩序と規律に欠けていた。すべてが不中用で不切実で不調和で不正当であった。思想は混乱し——男の不幸な本性、粗野で鈍重な本性が露呈した。男たちによれば、知事令嬢の誘拐は驃騎兵の方が文人より巧みであり、チチコフはそんなことはするまい、女の言うことは信用するなとのことだった。着目すべきは死せる魂だが、鬼のみぞ知るとはいえ何か良からぬものが潜んでいるに違いないと。<br/> | ||
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| + | なぜ良からぬものが潜んでいると感じたのか——間もなく分かる。ちょうど新しい総督が赴任してきたのだ——これは明らかに官員たちを不安にさせる事件であった。査察、叱責が来る。「あの流言を知れば笑い事では済まされぬ!」卫生監督は蒼白になった。「死せる魂」という言葉は、おそらく最近疫病で死んだ多くの人を暗示しているのではないか、チチコフは総督衙門から密かに派遣された探偵官ではないかと恐れた。彼は審判廳長にこの憂慮を伝えた。審判廳長は一笑に付しかけたが自分も蒼白になった。<br/> | ||
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| + | 皆が各々の推測を述べ、ある者はチチコフはナポレオンの変装ではないかとさえ言い出した。警察署長は一八一二年の戦役に参加しナポレオン本人を見たことがあり、確かにチチコフより背が高いわけではなく、顔もさして痩せてはいなかったが太くもなかったと認めた。官員たちはロストドレフに聞いてみることにした。<br/> | ||
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| + | ロストドレフの陳述は官員たちの大胆な推測とは正反対で、すべてを覆した。チチコフが死せる魂を買ったのは事実であり、自分も売ったと。探偵官かと問われれば当然探偵官で、学校時代からスパイの渾名があったと。偽札を作っているかと問われれば当然作っていると。誘拐を手伝ったかと問われれば手伝ったと。教会名、牧師名、費用まで言い出した。しかし彼の話は何もかも出鱈目で、真実とは似ても似つかず、官員たちはただ溜息をつくほかなかった。<br/> | ||
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| + | これらすべての議論と憶測が、なぜか哀れな検事に甚だ大きな印象を与えた。その印象は強烈で、帰宅するなり考え込み、そのまま考え続け、ある晴れた日に突然——何故とも分からず——椅子から崩れ落ち、死んでしまった。脳卒中か何か別の原因か、ともかく椅子から落ちて長々と床に横たわった。皆は例の如く驚き、医者を呼び、瀉血したが、検事はもはや魂なき死体に過ぎないと結論された。この時になってようやく、故人には確かに魂があったのだと惜しまれたが、彼の謙虚さゆえに誰にも気づかれなかったのである。 | ||
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| + | ! style="width: 50%; background-color: #f0f0f0; padding: 8px;" | 中文 (Chinese) | ||
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| + | 第一章里,就该发生的疑问了。大家又决定到卖给他死魂灵的人们那里,去研究几件事,至少,是想知道那交易是怎样的情形,死魂灵究竟该作怎样的解释,以及乞乞科夫是否在偶然间,或者滑了口,走漏过一点他的计划和目的,或者对他们讲过他是什么人。最先是到科罗皤契加那里去,但所得并不多:他用十五卢布买了死魂灵,也还要买鸟毛,哦,他还和她约定,竭力来买她另外的一切。他也把脂肪供给国家,所以他的确是骗子;因为先已有人买了她的鸟毛,而且把脂肪供给过国家。他什么利益都垄断,住持太太就给骗去足足一百卢布了。此外也探不出什么来;她说来说去,总只是这几句,于是官员们即刻明白,科罗皤契加简直不过是一个痴呆的老虔婆。玛尼罗夫声明:他敢担保保甫尔·伊凡诺维支,犹如担保自己一样。只要他能有保甫尔·伊凡诺维支那样出众的人格百分之一,他就极情愿放弃全部财产;一说到他,他大抵就细起了眼睛,还吐露了一点关于友情的思想。这思想,自然是尽够证明他温良的心术的;但对于这事件本身,他却并没有说明白。梭巴开维支回答道:由他看来,乞乞科夫是一个体面的人,他,梭巴开维支,只卖给了他最好的农奴,无论从那一点看,都是壮健活泼的人物;然而他自然不能担保将来就不会出什么事。倘使他们吃不起移住的辛苦,在路上死掉了,那就不是他的罪;这全在上帝的手中,世界上时疫和别的死症多得很,已经有过全村死尽的事实了。官员诸公又用了另一种方法来救自己的急,这实在不能说是高明的,然而也常常使用。他们曲曲折折,使相识的奴仆,去打听乞乞科夫的跟丁,看他们是否知道自己主人的过往经历和生活关系中的一点什么节目。然而打听出来的也很少。从彼得尔希加,除了那一些住房的霉臭之外,他们毫无所得,绥里方也不过短短的说明道:“他先前是官,在税关上办事的。”这就是一切。这一流人,是有一种希奇古怪的脾气的:如果直截的问他们什么事,他们就什么也说不出。他们不能在自己的脑袋里把这事连结起来,或者只是简单的说,他们不知道。但倘若问他们别的事,可就什么都搬出来了,只要你愿意,而且还讲的很详细,连你从来并不想听的。官员们所做的一切的调查,只使他们明白了一件事:乞乞科夫到底是什么人呢,他们实在不知道,但他一定总该是什么人。他们终于决定,关于这对象,要有一致的意见,至少是弄出一个切实的判断来,他们怎么办,他们取什么标准,他们该怎样调查,他是什么人,是政治的不可放过,应该逮捕监禁的人,还倒是一个能把他们自己当作政治的不可放过的脚色,加以逮捕监禁的人呢。为了这目的,大家就彼此约定,都到警察局长的家里去,读者也早经熟识,那全市的父母和恩人的家里去了。 | ||
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| + | 第一章で、すでに生じてしかるべき疑問だった。皆はさらに、死せる魂を彼に売った人々のところに行き、いくつかの事柄を調べることに決めた。少なくとも、その取引がどのようなものであったか、死せる魂とはいったいどう解釈すべきか、またチチコフが偶然の間に、あるいは口を滑らせて、少しでも計画や目的を漏らしたことはないか、あるいは自分が何者であるかを彼らに語ったことはないかを知りたかった。最初にコロボーチカのところへ行ったが、得られたものは多くなかった。彼は十五ルーブルで死せる魂を買い、さらに鳥の羽毛も買いたがった。ああ、それから彼女の他の一切のものを力を尽くして買うとも約束していた。彼は脂肪も国家に納めており、したがって確かに詐欺師である。なぜなら以前にすでに別の者が彼女の鳥の羽毛を買い、脂肪も国家に納めたことがあったからだ。彼はあらゆる利益を独占し、住持の女房はまんまと百ルーブルも騙し取られた。それ以外に探り出せることはなかった。彼女は何度言っても同じことの繰り返しで、そこで役人たちはたちまち了解した。コロボーチカは愚かな信心深い老婆にすぎないと。マニーロフは、パーヴェル・イワノヴィチの保証人になることは、自分自身の保証人になるのと同じだと宣言した。パーヴェル・イワノヴィチのように卓越した人格の百分の一でも持てるなら、全財産を喜んで放棄すると言い、彼について語る時にはたいてい目を細め、友情についての思想を少し漏らした。この思想は、もちろん彼の温良な心根を十分に証明するものだったが、事件そのものについては何も明らかにしなかった。ソバケーヴィチは答えた。自分の見るところ、チチコフは体面のある人物であり、自分ソバケーヴィチはただ最良の農奴だけを売った。どの点から見ても壮健で活発な者たちであると。だが将来何事も起こらぬとは当然保証できない。移住の辛苦に堪えられず、途中で死んだとしても、それは自分の罪ではない。すべては神の御手の中にあるのであり、世の中には疫病やその他の死病がいくらでもあり、村ごと死に絶えた事実さえすでにあるのだからと。役人諸公はまた別の方法で急場を凌ごうとしたが、これは高明とは言えないものの、しばしば用いられる手であった。彼らは回りくどく、知人の下僕を使わせて、チチコフの下男たちのところに行かせ、主人の来歴や生活関係の中に何か手がかりがないか探らせた。だが探り出せたものもまた甚だ少なかった。ペトルーシカからは、家の黴の臭い以外に何も得られず、セリファンもただ短く説明しただけだった。「以前は役人で、税関で勤めておりました」。それが全部だった。この種の人間には一風変わった気質がある。何かを直截に尋ねると、何も言えない。自分の頭の中でそれをつなぎ合わせることができないか、あるいはただ知らないと言うだけだ。だが別のことを尋ねれば、何でもかんでも持ち出してくる。お望みとあらば、聞きたくもないことまで詳しく語るのだ。役人たちのあらゆる調査から分かったのはただ一つ。チチコフがいったい何者であるか、彼らにはまったく分からない。だが彼は何者かであるに違いない。ついに彼らは決定した。この問題について一致した意見を持ち、少なくとも確実な判断を出さねばならぬと。どうするか、何を基準とするか、どう調査すべきか。彼は政治上放置すべからざる人物で、逮捕拘禁すべきなのか。それとも逆に、彼ら自身を政治上放置すべからざる人物として逮捕拘禁し得る人物なのか。この目的のために、皆は互いに申し合わせ、警察局長の家に集まることにした。読者もすでにおなじみの、全市の父母にして恩人のあの家に。 | ||
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第十章】<br/> | 第十章】<br/> | ||
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| − | 戈贝金大尉的故事<br/> | + | 戈贝金大尉的故事 |
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| + | 第十章】<br/> | ||
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| + | 読者がすでに全市の父母にして恩人と知る警察局長の家に、皆が集まった。ここで役人たちは初めて、互いの頬が絶え間ない愁苦と興奮のために、こんなにも痩せ衰えたことに気づく機会を得た。実に、新総督の任命、極めて重要な公文書、そして恐ろしい愁苦――これらすべてが彼らの顔にはっきりと痕跡を残し、燕尾服まで大きくなってしまっていた。誰もが哀れに、疲れ果てて見えた。裁判所長も衛生監督も検事も、みな痩せて青ざめていた。セミョーン・イワノヴィチとかいう、姓は誰も知らない、人差し指に金の指輪をはめ、殊更に夫人方に見せたがる人物さえ、いくらか痩せていた。もちろんその中には、大胆不敵の勇者もいて、恐怖もなく欠点もなく、心の平静を失わなかったが、その数は甚だ少なかった。うむ、数えられるのは実のところたった一人、郵便局長だけだった。ただ彼だけが常に平穏そのもので、何の変化もなく、こんな時にも相変わらずこう言っていた。「ご存じでしょう、総督閣下。あなたはまだ何度も転任なさるでしょうが、私は郵便局にもう三十年ですよ」。この言葉に対して、他の役人たちはしばしばこう返したものだ。「お前は幸運だよ。」「シュプレッヒェン・ジー・ドイチュ、イワン・アンドレーイチ。」「お前の仕事は手紙の配達だ――届いた手紙を受け取って、発送するだけだ。せいぜい郵便局を一時間早く閉めて、遅れた商人から、時間切れの郵便受付の代わりに少しばかりせしめるか、あるいは送ってはならない小包を送り出すくらいのことだ。そういう境遇なら、当然高い調子で歌えるさ。だがお前が我々の立場に来てみろ。ここでは毎日、妖魔が人の姿で現れ、ひっきりなしに手品を弄ばせようとするのだ。自分ではまったく欲しくないのに、向こうが手の中に押し込んでくる。お前の厄介はそれほど大きくない。小さな息子が一人いるだけだ。こちらはどうだ。神はまことに私のプラスコーヴィヤ・フョードロヴナを祝福してくださり、毎年必ずプラスコーシュカかペトルーシュカを授けてくださる。こうなれば、お前も別の歌を歌うことになるさ」。役人たちはこう言ったが、妖魔に絶えず抗し続けることが実際にできるかどうか、その判断は作者の任ではない。皆が集まったこの宗務会議とも言うべきものには、明らかに一つの欠如があった。民衆の口で言うところの、無欠の常識というものだ。要するに、代議の集会に関しては、我々はあまりうまく生まれついていないようだ。田舎の農民の団体から一切の学術的・非学術的な委員会に至るまで、我々のあらゆる会議は、一人の指揮者が上に立っていなければ、めちゃくちゃになる。なぜこうなるのか、容易には言えない。あたかも我々の国民は、ただ昼食か一杯の宴、たとえばドイツ式の大広間やクラブの集まりでこそ、まことに才能を発揮するかのようだ。いつでも、何に対しても、実に機嫌がよい。順風満帆のように、我々は忽然、慈善会や救済会やら、神が知るような別の会を設立する。目的はよいが、その後は必ず何事も起こらない。おそらく我々は最初の、つまり朝のうちにすでに満足し、これらの事はすべてやり遂げたと信じてしまうのだ。たとえば、慈善を目的として何かの会を設立し、多額の資金を集めた場合を例に取ろう。我々の善行を表彰するために、市のすべての富裕な人々を招いて午餐を設け、少なくとも現金の半分を費やす。残りの半分は委員たちのために蒸気暖房付きの門番のいる立派な邸宅を借り、こうして全資金の残りはわずか五ルーブル半となる。そしてこのわずかの金の分配についても、会の各委員は一致できず、誰もが貧しい伯母か叔母に送ろうとする。だが今回集まった会議は、まったく別の性質のものだった。切迫した必要が出席者を招集した。議題も貧しい者や第三者とは関係なく、商議する事柄はすべて役人たち自身に関わるものだった。各人を等しく脅かす危機であるから、皆が一致協力するのはまったく不思議ではない。しかしそれにもかかわらず、この会議もまたこの上なく昏迷した結末を迎えた。意見の相違と論争はこの種の会議では避けがたいから、それはさておく。だが各人の意見や議論の中に、顕著な優柔不断が現れた。ある者は、チチコフは偽札の製造者だと言いながら、すぐに付け加えた。「もっとも、そうでないかもしれないが」。別の者はまた、彼は総督府の属官かもしれないと言ったが、すぐに訂正して、「だが、悪魔にしか分かるまい。人の顔には何者かとは書いていないのだから」と言った。変装した強盗だとする説には誰も賛成せず、皆がその誠実で落ち着いた風姿に感服し、話しぶりにもそのような凶漢を思わせるものはなかった。長い間、深く考え込んでいた郵便局長が、突然――霊感が降りたのか、あるいは別の理由からか――まったく思いがけなく叫び出した。「ご存じですか、諸君、彼が何者であるか!」。彼のこの言葉は震える声で発せられ、列席者全員もまた異口同音に叫んだ。「では、何者なのだ?」。「彼は他でもない、諸君、まことに尊敬すべき人物、コペイキン大尉に相違ありません!」。皆はたちまち尋ねた。「では、そのコペイキンとは何者だ?」。郵便局長は驚いて答えた。「何と、コペイキン大尉が何者か、ご存じないのですか?」<br/> | ||
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| + | 皆は口を揃えて、このコペイキン大尉のことは一言も聞いたことがないと告げた。<br/> | ||
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| + | 「このコペイキン大尉は」と郵便局長は言い、嗅ぎ煙草入れを開けた。だがほんの少しだけ開けた。近くの者が指を突っ込むかもしれず、その指は必ずしも清潔ではないと彼は思っていたからだ。――彼はいつもこう言っていた。「分かっていますよ、分かっていますよ、お前さん、お前さんの指をどこに突っ込もうとしているのか! 嗅ぎ煙草というものは、気をつけて、清潔にしなければならんのですよ。」――「このコペイキン大尉は」と彼は繰り返し、嗅ぎ煙草を一つまみ嗅いで、「うむ――つまり、もし私が彼の話をすれば――これは実に面白い話で、一人の作家にとっては、まさに完璧な一篇の詩ですな」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 列席者全員が、この話、あるいは郵便局長の言う一人の作家にとって実に面白い「詩」を知りたいという希望を表明した。すると彼は以下のような語りを始めた。<br/> | ||
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| + | コペイキン大尉の話 | ||
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“在一八一二年的出兵[82]之后,可敬的先生,”邮政局长说,虽然并不是只有一个先生,坐在房里的倒一共有六个,“在一八一二年的出兵之后,和别的伤兵一起,有一个大尉,名叫戈贝金的,也送到卫戍病院里来了。是一个粗心浮气的朋友,恶魔似的强横,凡世界上所有的事,他都做过,在过守卫本部,受过许多点钟的禁锢。在克拉司努伊[83]附近,或是在利俾瑟[84]之战罢,那不关紧要,总之是他在战场上失去了一只臂膊和一条腿。您也知道,那时对于伤兵还没有什么设备:那废兵的年金,您也想得到,说起来,是一直到后来这才制定的。戈贝金大尉一看,他应该做事,可是您瞧,他只有一条臂膊,就是左边的那一条。他就到他父亲的家里去,但那父亲给他的回答是:‘我也还是不能养活你;我,’您想想就是‘我自己就得十分辛苦,这才能够维持。’于是我的戈贝金大尉决定,您明白,可敬的先生,于是戈贝金决定,上圣彼得堡去,到该管机关那里,看他们可能给他一点小小的补助。他呢,说起来,是所谓牺牲了他的一生,而且流过血的……他坐着一辆货车或是公家的驿车,上首都去了,您瞧,可敬的先生,不消说,他吃尽辛苦,这才到了彼得堡。您自己想想看:现在是这人,就是戈贝金大尉,在彼得堡,就是在所谓世上无双的地方了!他的周围忽然光辉灿烂,所谓一片人生的广野,童话样的仙海拉宰台[85],您听明白了没有?您自己想想就是,他面前忽然躺着这么一条涅夫斯基大街,或者这么一条豌豆街,或者,妈的,这么一条列退那耶街,这里的空中耸着这么的一座塔,那里又挂着几道桥,您知道,一点架子和柱子也没有,一句话,真正的什米拉米斯。[86]实在的,可敬的先生!他先在街上走了一转,为的是要租一间房子;然而对于他,什么都令人疑疑惑惑:所有这些窗幔,卷帘和所有鬼物事,您知道,就是地毯呀,真正波斯的,可敬的先生……一句话,说起来,就是所谓用脚踏着钱。人走过街上,鼻子远远的就觉得,千元钞票发着气味;您知道,我那戈贝金大尉的整个国立银行里,却只有五张蓝钞票和一两枚银角子……那么,您很知道,这是买不成一块田地的,也就是说,倘使再加上四万去,却也许买得到;然而有四万,人就先去租法国的王位了。好,他终于住在一个客店‘力伐耳市’里,每天一卢布,您知道,午餐两样,一碟菜汤加一片汤料肉……他看起来,他的钱是用不多久的。他就打听,他应该往那里去。‘你能到那里去呢,’人们对他说。‘长官都不在市里呀。您明白的,都在巴黎。军队还没有回来。但这里有一个叫作临时委员会的。您去试试看,’人们对他说,‘在那里您也许会得点什么结果的罢。’——‘那么,好,我就到委员会去,’戈贝金说。‘我要去告诉他们了。事情是如此这般的。我呢,说起来,是流了我的血,而且牺牲了我的一生的。’于是他,有一天的早晨,起来的早一点,用左手理一理胡子,于是,您瞧,他到理发店里去了,这是因为要显得新开张的意思,穿好他的制服,用木脚一拐一拐的走到委员会的上司那里去。您只要自己想想就是!他问,上司住在那里呢。人们告诉他说,海边上的那房子,就是他的。真是一所茅棚,您懂吗!玻璃窗,大镜子,大理石,磁漆,您只要自己想想就是,可敬的先生!一句话,令人头昏眼花。金属的门上的把手,是精致的好东西,好到人得先跑到店里去买两戈贝克肥皂,于是,就这么说罢,来洗一两点钟手,这才敢于去捏它。甬道前面呢,您瞧,站着一个手里拿着大刀的门丁,一副伯爵相,麻布领子,干干净净的像一匹养得很好的布尔狗……我这戈贝金总算拖着他的木脚走进前厅去,坐在一个角落里,只因为恐怕那臂膊在亚美利加或是印度上,在镀金的磁瓶上,您很知道的,碰一下。您瞧,他自然应该等候许多工夫,因为他到这里的时候,那上司呢,说起来,还刚刚起床,当差的正给他搬进什么一个银的盆子去,您很知道,是洗脸用的。我的戈贝金一直等了四个钟头之久;当直的官员总算出来了,说道:‘长官就来!’这时屋子里早已充满了肩章和肩绶。一句话,人们拥挤得好象盘子里的豆子一样。到底,可敬的先生,长官进来了。那,您自然自己想得到的:是长官自己呵。唔,自然,他的相貌就正和他的品级和官衔相称,这样的一副样子,您懂了没有?全是京派的谦虚。他先问这个,然后再问那个:‘您到这里贵干呀?’——‘那么,您呢?’——‘您有什么见教呢?’——‘您光降是为了什么事情呢?’临末也轮到了我的戈贝金:‘如此如此;这般这般,’他说,‘我流了我的血,一条腿和一只臂膊失掉了,说起来。我已经不能做事,请允许我问一声,我可不可以得一点小小的补助,什么一种安排,算是教养之用的小奖金或者恩饷呢,您是很知道的。’长官看见这人装着义足,右边的袖子也空空的挂着。‘就是了,’他说,‘请您过几天再来听信罢!’我的戈贝金真是高兴非凡。‘哪,’他想,‘事情成功了。’他很得意,您想想就知道的;简直在铺道上直跳。他到巴勒庚酒店去,喝烧酒,在‘伦敦’[87]吃中饭,叫了一碟炸排骨加胡椒花苞,再是一碟嫩鸡带各样的佐料,还有一瓶葡萄酒——一句话,这是一场阔绰的筵宴,说起来。他在铺道上忽然看见来了一个英国女人。您知道,长长的,像天鹅一样。我的戈贝金,狂喜到血都发沸了,就下死劲的要用他的木脚跟着她跑,下死劲,下死劲,下死劲;‘唔,不行!’他想,‘且莫忙妈的什么娘儿们;慢慢的来,等我有了恩饷。我实在太荒唐了。’就在这一天,请注意呀,他几乎化掉了他的钱的一半。三四天之后,您瞧,他就又到委员会里去见长官:‘我来了,’他说:‘为的是等信,如此如此,这般这般,旧病和负伤的结果……说起来,我是流了我的血,您知道的。’说的都是官场话,那自然!‘是呀,是呀,’那长官说,‘但我先得通知您,您的事情,没有上司的决定,我可是没法办理的。您自己看就是,是怎么一个时候。战事是差不多,说起来,还没有完结。请您再熬一会儿,等到大臣们回来罢。您可以相信,不会忘记您的。如果您没法过活,就请您拿了这个去……这是已经尽了我所有的力量的……’哪,您知道,他给的自然并不多,不过用得省一点,也还可以将就到决定的日子。然而我的戈贝金不愿意这样子。他想,他是到明天就会有一两千的:‘这是你的,我的亲爱的,喝一下高兴高兴罢!’他现在却只好等候,而且等到不知什么时候为止了。他的脑袋里,您知道,是接二连三的出现着英国女人,肉汤和炸排骨。他就像一匹猫头鹰或者一只茸毛狗,给厨子泼了一身水,从长官那里跑出来——夹着尾巴,挂下了耳朵。在彼得堡的生活,他有些厌倦了,他也已经这样那样的尝了一下。现在是:瞧着罢,你以后怎么办,一切好东西都没有路道,您瞧。况且他还是一个活泼的年青人,胃口好,说起来,真像狼肚子。他怎么不常常走过什么一个饭店前面,现在您自己想想看,厨子是外国人,一个法兰西人,您知道,那么一幅坦白的脸,总是只穿着很精致的荷兰小衫,还有一块围身,说起来,雪似的白。这家伙现在站在他的灶跟前,在给你们做什么Finserb或是炸排骨加香菌,一句话,是很好的大菜,使我们的大尉馋的恨不得自己去吃一通。或者他走过米留丁的店门口:笑嘻嘻的迎着他的是一条熏鲑鱼,或者一篮子樱桃——每件五卢布,或者一大堆西瓜,简直是一辆公共汽车,您知道,都在窗子里,向外面找寻着衣袋里有些多余的百来块钱的呆子;您想想罢,一句话,步步都是诱惑,真教人所谓嘴里流涎,然而对于他呢:请等一等。现在请您设身处地的来想一想:一面呢,您瞧,熏鱼和西瓜,别一面呢,是这么的一种苦小菜,那名目就叫作:‘明天再来。’‘哼,什么,’他想,‘不管他们要怎么样,我到委员会去,和所有的长官闹一场罢,我告诉他们:不行,多谢,这是不成的!’真的,他是强横的,不要面子的人——他一出搁楼,胆子就越大——于是他到委员会去了:‘唔,您要怎样呢?’人问他,‘您还要什么呢,您可是已经得了回信的了。’——‘我告诉您,’他说,‘我可是不能这么苦熬苦省。我得有我的炸排骨和一瓶法国的红酒吃中饭,还去看一回戏,高兴一下子,您知道,’他说。——‘那可不成,这是只好请您原谅我们的了,’这时长官就说……‘要这样子,您是应该忍耐的。您已经得了一点,可以敷衍到得到上头的决定,而且您也可以相信,您总会获得报酬,因为在我们这里,在俄国,如果有一个人,给他的祖国,说起来,是所谓尽了义务,对这样的人,置之不理,是还未有过先例的。但是,如果您现在就要随意的吃炸排骨,上戏园,您知道,那可只好请您原谅。只好请您自己去想法。只好请您自己办。’然而,您只要自己想一想就是,我的戈贝金屹然不动。这些话,像豌豆从墙上一样,都从他那里滚下去了。他大叫一声,给全体起了一个大乱子。他给所有的科长和秘书一阵真正的弹雨……‘好,你们这么说,那么说就是,’他说,‘好,你们可真不知道你们的义务和责任的,你们这些违法者!’一句话,他责骂他们了一通。别的衙门里的一个将军,也几乎遭殃。连这人也拉上了,您懂了没有?总之,他闹的乱七八糟。这么一个捣乱家伙,怎么办才好呢?长官看起来,除了用所谓严厉的办法来下场,也再没有别的路。‘好罢,’他说,‘如果您对给您的东西还不满足,又不愿意在京里静候您的事情的决定,那么,我把您送回原籍去就是。叫野战猎兵来,送他回家去罢!’然而那野战猎兵,您很知道,却已经站着,等在门外面了:这么一个高大的家伙,您知道,简直好象天造他来跑腿的一样。一句话,是一个很好的拔牙钳。于是我们这上帝的忠仆就被装在马车里,由野战猎兵带走了。‘唔,’戈贝金想,‘我至少也省了盘缠钱。这一点,我倒要谢谢大人老爷们的。’他这么的走着,可敬的先生,和那野战猎兵,当他这样的坐在野战猎兵的旁边的时候,说起来,他在所谓对自己说:‘好,’他说,‘你告诉我,我只好自己办,自己想法子!好,可以,’他说,‘我就来想法子罢!’他怎样的被送到他一定的地方,就是他到底弄到那里去了呢,什么也不知道。所以关于戈贝金大尉的消息,就沉在忘却的河流里面了,您知道,诗人之所谓莱多河。[88]但这地方,您瞧,我的先生们,在这地方,可以说,却打着我们的奇闻的结子的。戈贝金究竟那里去了呢,谁也不知道;然而您自己想想罢,不到两个月,略山的林子里就现出一群强盗来,而这群强盗的头领,您瞧,却并非别的……”<br/> 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“在一八一二年的出兵[82]之后,可敬的先生,”邮政局长说,虽然并不是只有一个先生,坐在房里的倒一共有六个,“在一八一二年的出兵之后,和别的伤兵一起,有一个大尉,名叫戈贝金的,也送到卫戍病院里来了。是一个粗心浮气的朋友,恶魔似的强横,凡世界上所有的事,他都做过,在过守卫本部,受过许多点钟的禁锢。在克拉司努伊[83]附近,或是在利俾瑟[84]之战罢,那不关紧要,总之是他在战场上失去了一只臂膊和一条腿。您也知道,那时对于伤兵还没有什么设备:那废兵的年金,您也想得到,说起来,是一直到后来这才制定的。戈贝金大尉一看,他应该做事,可是您瞧,他只有一条臂膊,就是左边的那一条。他就到他父亲的家里去,但那父亲给他的回答是:‘我也还是不能养活你;我,’您想想就是‘我自己就得十分辛苦,这才能够维持。’于是我的戈贝金大尉决定,您明白,可敬的先生,于是戈贝金决定,上圣彼得堡去,到该管机关那里,看他们可能给他一点小小的补助。他呢,说起来,是所谓牺牲了他的一生,而且流过血的……他坐着一辆货车或是公家的驿车,上首都去了,您瞧,可敬的先生,不消说,他吃尽辛苦,这才到了彼得堡。您自己想想看:现在是这人,就是戈贝金大尉,在彼得堡,就是在所谓世上无双的地方了!他的周围忽然光辉灿烂,所谓一片人生的广野,童话样的仙海拉宰台[85],您听明白了没有?您自己想想就是,他面前忽然躺着这么一条涅夫斯基大街,或者这么一条豌豆街,或者,妈的,这么一条列退那耶街,这里的空中耸着这么的一座塔,那里又挂着几道桥,您知道,一点架子和柱子也没有,一句话,真正的什米拉米斯。[86]实在的,可敬的先生!他先在街上走了一转,为的是要租一间房子;然而对于他,什么都令人疑疑惑惑:所有这些窗幔,卷帘和所有鬼物事,您知道,就是地毯呀,真正波斯的,可敬的先生……一句话,说起来,就是所谓用脚踏着钱。人走过街上,鼻子远远的就觉得,千元钞票发着气味;您知道,我那戈贝金大尉的整个国立银行里,却只有五张蓝钞票和一两枚银角子……那么,您很知道,这是买不成一块田地的,也就是说,倘使再加上四万去,却也许买得到;然而有四万,人就先去租法国的王位了。好,他终于住在一个客店‘力伐耳市’里,每天一卢布,您知道,午餐两样,一碟菜汤加一片汤料肉……他看起来,他的钱是用不多久的。他就打听,他应该往那里去。‘你能到那里去呢,’人们对他说。‘长官都不在市里呀。您明白的,都在巴黎。军队还没有回来。但这里有一个叫作临时委员会的。您去试试看,’人们对他说,‘在那里您也许会得点什么结果的罢。’——‘那么,好,我就到委员会去,’戈贝金说。‘我要去告诉他们了。事情是如此这般的。我呢,说起来,是流了我的血,而且牺牲了我的一生的。’于是他,有一天的早晨,起来的早一点,用左手理一理胡子,于是,您瞧,他到理发店里去了,这是因为要显得新开张的意思,穿好他的制服,用木脚一拐一拐的走到委员会的上司那里去。您只要自己想想就是!他问,上司住在那里呢。人们告诉他说,海边上的那房子,就是他的。真是一所茅棚,您懂吗!玻璃窗,大镜子,大理石,磁漆,您只要自己想想就是,可敬的先生!一句话,令人头昏眼花。金属的门上的把手,是精致的好东西,好到人得先跑到店里去买两戈贝克肥皂,于是,就这么说罢,来洗一两点钟手,这才敢于去捏它。甬道前面呢,您瞧,站着一个手里拿着大刀的门丁,一副伯爵相,麻布领子,干干净净的像一匹养得很好的布尔狗……我这戈贝金总算拖着他的木脚走进前厅去,坐在一个角落里,只因为恐怕那臂膊在亚美利加或是印度上,在镀金的磁瓶上,您很知道的,碰一下。您瞧,他自然应该等候许多工夫,因为他到这里的时候,那上司呢,说起来,还刚刚起床,当差的正给他搬进什么一个银的盆子去,您很知道,是洗脸用的。我的戈贝金一直等了四个钟头之久;当直的官员总算出来了,说道:‘长官就来!’这时屋子里早已充满了肩章和肩绶。一句话,人们拥挤得好象盘子里的豆子一样。到底,可敬的先生,长官进来了。那,您自然自己想得到的:是长官自己呵。唔,自然,他的相貌就正和他的品级和官衔相称,这样的一副样子,您懂了没有?全是京派的谦虚。他先问这个,然后再问那个:‘您到这里贵干呀?’——‘那么,您呢?’——‘您有什么见教呢?’——‘您光降是为了什么事情呢?’临末也轮到了我的戈贝金:‘如此如此;这般这般,’他说,‘我流了我的血,一条腿和一只臂膊失掉了,说起来。我已经不能做事,请允许我问一声,我可不可以得一点小小的补助,什么一种安排,算是教养之用的小奖金或者恩饷呢,您是很知道的。’长官看见这人装着义足,右边的袖子也空空的挂着。‘就是了,’他说,‘请您过几天再来听信罢!’我的戈贝金真是高兴非凡。‘哪,’他想,‘事情成功了。’他很得意,您想想就知道的;简直在铺道上直跳。他到巴勒庚酒店去,喝烧酒,在‘伦敦’[87]吃中饭,叫了一碟炸排骨加胡椒花苞,再是一碟嫩鸡带各样的佐料,还有一瓶葡萄酒——一句话,这是一场阔绰的筵宴,说起来。他在铺道上忽然看见来了一个英国女人。您知道,长长的,像天鹅一样。我的戈贝金,狂喜到血都发沸了,就下死劲的要用他的木脚跟着她跑,下死劲,下死劲,下死劲;‘唔,不行!’他想,‘且莫忙妈的什么娘儿们;慢慢的来,等我有了恩饷。我实在太荒唐了。’就在这一天,请注意呀,他几乎化掉了他的钱的一半。三四天之后,您瞧,他就又到委员会里去见长官:‘我来了,’他说:‘为的是等信,如此如此,这般这般,旧病和负伤的结果……说起来,我是流了我的血,您知道的。’说的都是官场话,那自然!‘是呀,是呀,’那长官说,‘但我先得通知您,您的事情,没有上司的决定,我可是没法办理的。您自己看就是,是怎么一个时候。战事是差不多,说起来,还没有完结。请您再熬一会儿,等到大臣们回来罢。您可以相信,不会忘记您的。如果您没法过活,就请您拿了这个去……这是已经尽了我所有的力量的……’哪,您知道,他给的自然并不多,不过用得省一点,也还可以将就到决定的日子。然而我的戈贝金不愿意这样子。他想,他是到明天就会有一两千的:‘这是你的,我的亲爱的,喝一下高兴高兴罢!’他现在却只好等候,而且等到不知什么时候为止了。他的脑袋里,您知道,是接二连三的出现着英国女人,肉汤和炸排骨。他就像一匹猫头鹰或者一只茸毛狗,给厨子泼了一身水,从长官那里跑出来——夹着尾巴,挂下了耳朵。在彼得堡的生活,他有些厌倦了,他也已经这样那样的尝了一下。现在是:瞧着罢,你以后怎么办,一切好东西都没有路道,您瞧。况且他还是一个活泼的年青人,胃口好,说起来,真像狼肚子。他怎么不常常走过什么一个饭店前面,现在您自己想想看,厨子是外国人,一个法兰西人,您知道,那么一幅坦白的脸,总是只穿着很精致的荷兰小衫,还有一块围身,说起来,雪似的白。这家伙现在站在他的灶跟前,在给你们做什么Finserb或是炸排骨加香菌,一句话,是很好的大菜,使我们的大尉馋的恨不得自己去吃一通。或者他走过米留丁的店门口:笑嘻嘻的迎着他的是一条熏鲑鱼,或者一篮子樱桃——每件五卢布,或者一大堆西瓜,简直是一辆公共汽车,您知道,都在窗子里,向外面找寻着衣袋里有些多余的百来块钱的呆子;您想想罢,一句话,步步都是诱惑,真教人所谓嘴里流涎,然而对于他呢:请等一等。现在请您设身处地的来想一想:一面呢,您瞧,熏鱼和西瓜,别一面呢,是这么的一种苦小菜,那名目就叫作:‘明天再来。’‘哼,什么,’他想,‘不管他们要怎么样,我到委员会去,和所有的长官闹一场罢,我告诉他们:不行,多谢,这是不成的!’真的,他是强横的,不要面子的人——他一出搁楼,胆子就越大——于是他到委员会去了:‘唔,您要怎样呢?’人问他,‘您还要什么呢,您可是已经得了回信的了。’——‘我告诉您,’他说,‘我可是不能这么苦熬苦省。我得有我的炸排骨和一瓶法国的红酒吃中饭,还去看一回戏,高兴一下子,您知道,’他说。——‘那可不成,这是只好请您原谅我们的了,’这时长官就说……‘要这样子,您是应该忍耐的。您已经得了一点,可以敷衍到得到上头的决定,而且您也可以相信,您总会获得报酬,因为在我们这里,在俄国,如果有一个人,给他的祖国,说起来,是所谓尽了义务,对这样的人,置之不理,是还未有过先例的。但是,如果您现在就要随意的吃炸排骨,上戏园,您知道,那可只好请您原谅。只好请您自己去想法。只好请您自己办。’然而,您只要自己想一想就是,我的戈贝金屹然不动。这些话,像豌豆从墙上一样,都从他那里滚下去了。他大叫一声,给全体起了一个大乱子。他给所有的科长和秘书一阵真正的弹雨……‘好,你们这么说,那么说就是,’他说,‘好,你们可真不知道你们的义务和责任的,你们这些违法者!’一句话,他责骂他们了一通。别的衙门里的一个将军,也几乎遭殃。连这人也拉上了,您懂了没有?总之,他闹的乱七八糟。这么一个捣乱家伙,怎么办才好呢?长官看起来,除了用所谓严厉的办法来下场,也再没有别的路。‘好罢,’他说,‘如果您对给您的东西还不满足,又不愿意在京里静候您的事情的决定,那么,我把您送回原籍去就是。叫野战猎兵来,送他回家去罢!’然而那野战猎兵,您很知道,却已经站着,等在门外面了:这么一个高大的家伙,您知道,简直好象天造他来跑腿的一样。一句话,是一个很好的拔牙钳。于是我们这上帝的忠仆就被装在马车里,由野战猎兵带走了。‘唔,’戈贝金想,‘我至少也省了盘缠钱。这一点,我倒要谢谢大人老爷们的。’他这么的走着,可敬的先生,和那野战猎兵,当他这样的坐在野战猎兵的旁边的时候,说起来,他在所谓对自己说:‘好,’他说,‘你告诉我,我只好自己办,自己想法子!好,可以,’他说,‘我就来想法子罢!’他怎样的被送到他一定的地方,就是他到底弄到那里去了呢,什么也不知道。所以关于戈贝金大尉的消息,就沉在忘却的河流里面了,您知道,诗人之所谓莱多河。[88]但这地方,您瞧,我的先生们,在这地方,可以说,却打着我们的奇闻的结子的。戈贝金究竟那里去了呢,谁也不知道;然而您自己想想罢,不到两个月,略山的林子里就现出一群强盗来,而这群强盗的头领,您瞧,却并非别的……”<br/> 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| − | 然而,大家虽然不相信乞乞科夫就是戈贝金大尉,也发见了邮政局长已经离题太远。但他们那一面却也不肯示弱,被邮政局长的玄妙的推测所刺戟,越迷越远了。在他们一流的许多优秀的臆想中,有一种尤其值得注意:这想的很奇特,以为乞乞科夫恐怕就是拿破仑化了装藏在他们的市里的;英国人久已嫉妒着俄国的力量和广大,早经常常表现于漫画上,画的是一个俄国人和一个英国人谈话:英国人站着,用麻绳牵着一只狗,这只狗可就是拿破仑的意思:“小心些,”那英国人说,“如果给我一点什么不合意,我就叫这狗来咬你。”谁知道呢,现在他们也许已经把这狗从圣海伦那[89]放出,装作乞乞科夫模样,到俄国各处来徘徊了,他其实却决不是乞乞科夫。<br/> | + | 然而,大家虽然不相信乞乞科夫就是戈贝金大尉,也发见了邮政局长已经离题太远。但他们那一面却也不肯示弱,被邮政局长的玄妙的推测所刺戟,越迷越远了。在他们一流的许多优秀的臆想中,有一种尤其值得注意:这想的很奇特,以为乞乞科夫恐怕就是拿破仑化了装藏在他们的市里的;英国人久已嫉妒着俄国的力量和广大,早经常常表现于漫画上,画的是一个俄国人和一个英国人谈话:英国人站着,用麻绳牵着一只狗,这只狗可就是拿破仑的意思:“小心些,”那英国人说,“如果给我一点什么不合意,我就叫这狗来咬你。”谁知道呢,现在他们也许已经把这狗从圣海伦那[89]放出,装作乞乞科夫模样,到俄国各处来徘徊了,他其实却决不是乞乞科夫。 |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | 「一八一二年の出征[82]の後のことでありますが」と郵便局長が言った。部屋には六人いたが彼は一人だけに話しかけるかのように言った。「一八一二年の出征の後、他の傷病兵と共にゴベーキンという大尉が衛戍病院に送られてきました。無鉄砲な男で、悪魔のように横暴、世のあらゆることをやらかし、歩哨勤務にも就き、何時間もの禁固を受けたこともあった。クラースヌイ[83]付近かリプシッヒ[84]の戦いかは重要ではありませんが、ともかく戦場で片腕と片脚を失ったのです。当時は傷病兵への設備などなく、廃兵年金も後になってようやく制定されたものでした。<br/> | ||
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| + | ゴベーキン大尉は働かねばならぬと思ったが、残った腕は左の一本だけ。父の家に行ったが、父は言った、『私も自分を養うのが精一杯だ』と。そこで大尉はペテルブルグへ行き、管轄機関に何とか補助を求めようとした。彼は命を犠牲にし血を流したのだから。貨物馬車か公用駅馬車に乗って首都に着いた。さて、この人物ゴベーキン大尉がペテルブルグに、世に比類なき都に到着したのです。周囲は忽ち光輝に包まれ、いわば人生の広野、おとぎ話のようなシェヘラザード[85]が広がった。ネフスキー大通り、豌豆通り、あるいは何通りか、空中に聳える塔、架かる橋——支柱もなく、まさにセミラミス[86]のようでした。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 彼はまず宿を探して歩き回ったが、何もかも疑わしかった。窓幔、巻帘、絨毯——ペルシャの本物の——要するに足で金を踏んでいるようなもので、街を歩けば鼻先に千ルーブル紙幣の匂いがする。だが私のゴベーキン大尉の国立銀行の全財産は青い紙幣五枚と銀貨が一二枚だけ。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 結局『リヴァル市』という旅館に落ち着いた。一日一ルーブルで、昼食はスープ一皿と肉一切れ。金は長くは持たぬと見た。管轄機関を尋ねると、『長官は皆パリにおいでだ。軍はまだ帰還していない。だが臨時委員会がある。そこで何とかなるかもしれない』と。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | ゴベーキン大尉はある朝早く起き、左手で髭を整え、理髪店に寄り、制服を着て木の義足でこつこつと委員会の上司のもとへ出向いた。上司の住まいは海辺の御殿のような建物で、ガラス窓、大鏡、大理石、磁器の把手——素手で触れる前に二コペイカの石鹸を買って手を洗わねばならぬほどだった。玄関には大刀を持った門番が伯爵のような風采で立っていた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | ゴベーキン大尉は義足を引きずって前廳に入り、隅に腰を下ろし、周囲の鍍金の磁瓶にぶつけぬよう肘を縮めた。四時間待った。ようやく当直官が出てきて言った、『長官がお見えです』。部屋は肩章と飾緒で一杯だった。ついに長官が入ってきた——当然ながらその相貌は品位と官位に相応しいものであった。あちらこちらに尋ね、ようやくゴベーキン大尉の番が来た。『かくかくしかじかでございます。血を流し、片腕と片脚を失いました。何とか小さな補助を賜れませんでしょうか』。長官は義足と空の袖を見て言った、『では数日後に返答をお聞きに来なさい』。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | ゴベーキン大尉は大喜びで、バルカン酒場で焼酎を飲み、『ロンドン』で昼食を摂り、排骨と鶏と葡萄酒を注文した——大盤振る舞いだった。舗道で英国婦人を見かけ木の義足で追いかけようとしたが、『いやいや、今は女どころではない、恩饋を貰ってからだ』と思い直した。だがこの日一日で金の半分近くを使ってしまった。三四日後にまた委員会に行くと、『上の決定がなければ手が出せない。大臣たちの帰りを待ちなさい。あなたのことは忘れません。当面これでお凌ぎなさい』と僅かな金を渡された。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | ゴベーキンは明日にでも一二千ルーブル貰えると思っていたのに。フランス料理店の前を通れば外国人の料理人が——フランス人の、白いシャツにオランダの前掛け姿で——何やら上等の料理を拵えているのが見える。ミリューチンの店の前を通れば燻鮭、桜桃、西瓜の誘惑。しかし彼には苦い小菜——『明日また来なさい』の一品しかなかった。<br/> | ||
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| + | ついにゴベーキンは委員会に乗り込んだ。『排骨とフランスの赤葡萄酒で昼食を摂り、芝居にも行かねばなりませんのに、何とかして下さい!』長官は言った、『それはお気の毒ですが、上の決定を待たねばなりません。忍耐なさい。ロシアでは祖国に義務を果たした者を放っておくことはありません』。だが回を重ねるごとに同じ答えが返された。ゴベーキン大尉はとうとう堪忍袋の緒が切れた。彼は無鉄砲で面子を構わぬ男であった…… | ||
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对于这臆测,官员们自然并不信仰,但他们想来想去,各人都静静的研究着这事情,却觉得乞乞科夫的侧脸,显然和拿破仑的似乎有些相象。警察局长曾经参加一八一二年的战事,见过拿破仑本人,也承认他的确并不比乞乞科夫高大,脸盘也不见得更瘦,可是别一面,又并不见得更肥。许多读者,也许以为这一切是非常不确的——哦,作者也极愿意跟着说,这故事非常不确;但没奈何的是确曾闹过我们在这里所说的事情,而这市镇并非荒僻之处,乃是邻近两大首都的地方,却也尤为奇特。这事即起于对法国人的光荣的战胜之后,是大家还应该记得的。当这时候,所有我们的地主,官僚,商人,掌柜,以及一切有教育的和无教育的人物,在最初的八年间,是都成了俗化的政治家的了。《墨斯科新报》和《祖国之子》被抢夺着看,至于得到末一个读者的手里,已经变成一团糟,不大看得出。没有这些问题了:您买这批燕麦是什么价钱呀,先生?——昨天的下雪,您以为怎样呢?——只听到问的是:哪,报上怎么说?——拿破仑没有跑掉吗?——而商人们尤其害怕,因为他们很相信一个三年前就下了监狱的前知者的豫言。这新的豫言者,忽然之间——没有人知道他是从那里来的——脚登草鞋,身披非常腥臭的光皮,在市上出现了,并且宣告说,拿破仑是反基督,现在系着石头的索子,困在七重墙和七个海后面,但他马上就要粉碎他的索子,来征服全世界了这豫言者就为了他的豫言下了监狱,也为了法律。但却完成了他的传道,商人们因此很失掉一点理性。许久之后,即使有着赚钱的交易的时候,商人们也还跑到客店里去,在那里聚起来喝茶,谈着反基督。许多商人们和高尚的贵族,也不自禁的想着这件事,而且在那时支配了一切人心的神秘情调的潮流之下,相信从构成拿破仑这字的每个字母上,会发见一种特别的,大有道理的意义;有许多人竟还想从这里看出《默示录》的数目字来了。[90]所以即使官员们研究着这一点,实在也毫不足怪的。然而,他们也就立刻省悟过来,觉得他们的幻想太发达了,事情却全不是这么一回事。他们这么想,那么想,讨论来,讨论去,终于决定了去问一问罗士特来夫,倒也许并不坏。他是发表了死魂灵的故事的第一个人,而且据人们说,和乞乞科夫有很密切的关系,应该知道一点他的生活情形的;于是大家决定,先去听一听罗士特夫来怎么说。<br/> | 对于这臆测,官员们自然并不信仰,但他们想来想去,各人都静静的研究着这事情,却觉得乞乞科夫的侧脸,显然和拿破仑的似乎有些相象。警察局长曾经参加一八一二年的战事,见过拿破仑本人,也承认他的确并不比乞乞科夫高大,脸盘也不见得更瘦,可是别一面,又并不见得更肥。许多读者,也许以为这一切是非常不确的——哦,作者也极愿意跟着说,这故事非常不确;但没奈何的是确曾闹过我们在这里所说的事情,而这市镇并非荒僻之处,乃是邻近两大首都的地方,却也尤为奇特。这事即起于对法国人的光荣的战胜之后,是大家还应该记得的。当这时候,所有我们的地主,官僚,商人,掌柜,以及一切有教育的和无教育的人物,在最初的八年间,是都成了俗化的政治家的了。《墨斯科新报》和《祖国之子》被抢夺着看,至于得到末一个读者的手里,已经变成一团糟,不大看得出。没有这些问题了:您买这批燕麦是什么价钱呀,先生?——昨天的下雪,您以为怎样呢?——只听到问的是:哪,报上怎么说?——拿破仑没有跑掉吗?——而商人们尤其害怕,因为他们很相信一个三年前就下了监狱的前知者的豫言。这新的豫言者,忽然之间——没有人知道他是从那里来的——脚登草鞋,身披非常腥臭的光皮,在市上出现了,并且宣告说,拿破仑是反基督,现在系着石头的索子,困在七重墙和七个海后面,但他马上就要粉碎他的索子,来征服全世界了这豫言者就为了他的豫言下了监狱,也为了法律。但却完成了他的传道,商人们因此很失掉一点理性。许久之后,即使有着赚钱的交易的时候,商人们也还跑到客店里去,在那里聚起来喝茶,谈着反基督。许多商人们和高尚的贵族,也不自禁的想着这件事,而且在那时支配了一切人心的神秘情调的潮流之下,相信从构成拿破仑这字的每个字母上,会发见一种特别的,大有道理的意义;有许多人竟还想从这里看出《默示录》的数目字来了。[90]所以即使官员们研究着这一点,实在也毫不足怪的。然而,他们也就立刻省悟过来,觉得他们的幻想太发达了,事情却全不是这么一回事。他们这么想,那么想,讨论来,讨论去,终于决定了去问一问罗士特来夫,倒也许并不坏。他是发表了死魂灵的故事的第一个人,而且据人们说,和乞乞科夫有很密切的关系,应该知道一点他的生活情形的;于是大家决定,先去听一听罗士特夫来怎么说。<br/> | ||
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| − | “我是认得您的!我看见您也不只一两回了,”那门丁道。“只有您一个我不能放进去,别人都行,只有您不!”<br/> | + | “我是认得您的!我看见您也不只一两回了,”那门丁道。“只有您一个我不能放进去,别人都行,只有您不!” |
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | この臆測に対して官員たちは当然信を置かなかったが、各々静かに考えてみると、チチコフの横顔はナポレオンに似ていなくもないと感じた。警察署長は一八一二年の戦役に参加しナポレオン本人を見たことがあり、確かにチチコフより背が高いわけではなく、顔もさして痩せてはいなかったが太くもなかったと認めた。多くの読者はこれを甚だ不確かと思うだろう——ああ、作者もそう願うが、残念ながら我々がここに述べた通りのことが確かに起こったのであり、しかもこの市は僻地ではなく両大首都に近い場所であったことが一層奇特である。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | この事はフランス人に対する光栄なる勝利の後に起こった。当時、すべての地主、官僚、商人、番頭、教養ある者もない者も、最初の八年間はことごとく俗化した政治家となった。『墨斯科新報』と『祖国之子』は奪い合って読まれ、最後の読者の手に届く頃にはぼろぼろになっていた。「燕麦はいくらで買いました?」「昨日の雪はいかがでしたか?」という問いは消え、「新聞には何と書いてある?ナポレオンは逃げなかったか?」とだけ聞かれた。商人たちは特に恐れた。三年前に投獄された予言者を信じていたからだ。この予言者は忽然——どこから来たか誰も知らぬ——草鞋を履き甚だ腥い皮の衣を着て現れ、ナポレオンは反キリストであり、石の鎖で七重の壁と七つの海の向こうに繋がれているが、間もなく鎖を砕いて全世界を征服すると宣告した。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 官員たちはロストドレフに聞くことに決めた——彼が死せる魂の話を最初に公にした人物であり、チチコフとの密接な関係を知っているはずだからだ。この官員たちは実に奇怪な人物であった。ロストドレフが嘘つきで一言一句信用ならぬことを百も承知でありながら、彼に頼ったのだ。人間とはかくの如きものだ。神を信じないのに鼻を摘まれると死ぬと信じる。詩人の崇高な創作は顧みず、無恥漢の産物に口を開けて叫ぶ、「心の声だ!」と。医者を蔑んでおきながら唾で治す婆のもとへ走って行く。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | ロストドレフの陳述は官員たちの推測と正反対であった。チチコフは確かに死せる魂を一二千ルーブルで買い、自分も売ったと。探偵官かと聞けば当然そうだと。偽札を作っているかと聞けば当然と。彼の家には二万の偽札が隠されていたが、一夜で全部真札に入れ替えたと。誘拐を手伝ったかと聞けば当然と。教会名、牧師名、費用まで出てきた。しかし話は何もかも出鱈目で、ナポレオンの話も失笑を買っただけだった。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | これらの議論と憶測が検事に甚だ大きな印象を与えた。帰宅して考え込み、ある日突然椅子から崩れ落ちて死んだ。脳卒中か何かは分からぬが、椅子から落ちて長々と床に横たわった。この時になって初めて、故人には魂があったのだと惜しまれた。死の出現はたとえ卑小な人物にあっても偉大な名士と同様に恐ろしい。彼は不久以前までは生き、動き、トランプを打ち、文書に署名し、官員たちの間に出入りしていた。今や台の上に横たわり、左の眼はもう瞑り、ただ一つの眉が少し吊り上がって、顔に奇妙な疑問の表情を与えていた。その唇の上に浮かぶ問いが何であったか——彼は何のために生き何のために死んだのかを知りたかったのか——それは神のみぞ知ることであった。 | ||
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| + | {| class="wikitable" style="width: 100%; border-collapse: collapse;" | ||
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| + | ! style="width: 50%; background-color: #f0f0f0; padding: 8px;" | 中文 (Chinese) | ||
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“唔,怎么?为什么只有我不,为什么不?”<br/> | “唔,怎么?为什么只有我不,为什么不?”<br/> | ||
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| − | 他设法把罗士特来夫从速支使出去,立刻叫了绥里方来,命令他一到天亮就得准备妥当,因为明早六点钟就要从这市上出发。他又嘱咐他检查一遍,车子上是否添好了油,等等,等等。绥里方单是说:“知道了,保甫尔·伊凡诺维支!”却在门口站了一会,动也不动。主人又命令彼得尔希加立刻从卧床底下,拖出那积满了灰尘的箱子来,和那小子动手收拾他所有的物件;这并不费事,他只是什么都随手抛进箱子里面去:袜子,小衫,干净的和龌龊的衬衣,靴楦,一个日历之类。这些都收拾的很匆忙,因为他要在这一夜里全都整好,以免明天早上白费了时光。绥里方还在门口站了一两分钟,于是走掉了。以总算还在意料之中的谨慎和缓慢,把他那湿的长靴的印子留在踏坏了的梯级上,走下楼梯去。他在那里又站了不少的工夫,搔着后脑壳。这举动,是什么意思?它所表示的究竟是什么呢?是在懊恼和那里的一个也是身穿破皮袍,腰系破皮带的伙伴,明天同到什么御酒馆里去的约定,因此不成功;还是在这新地方已经发生了交情,舍不得一到黄昏,红小衫的青年们在宫女面前弹起巴罗拉加来,人们卸下白天的重担和疲劳,低声谈天时候的门前的伫立,和殷勤的握手——还是不过因为要离开那穿了皮袍,坐在那里的厨房里的炉边的暖热之处,京里才有的白菜汤和软馒头的同人,从新在雨雪之下,去受旅行的颠连和辛苦,所以觉得苦痛呢?这只有上帝知道——谁愿意猜,猜就是。俄国的人民一搔后脑壳,是表示着很多意思的。<br/> | + | 他设法把罗士特来夫从速支使出去,立刻叫了绥里方来,命令他一到天亮就得准备妥当,因为明早六点钟就要从这市上出发。他又嘱咐他检查一遍,车子上是否添好了油,等等,等等。绥里方单是说:“知道了,保甫尔·伊凡诺维支!”却在门口站了一会,动也不动。主人又命令彼得尔希加立刻从卧床底下,拖出那积满了灰尘的箱子来,和那小子动手收拾他所有的物件;这并不费事,他只是什么都随手抛进箱子里面去:袜子,小衫,干净的和龌龊的衬衣,靴楦,一个日历之类。这些都收拾的很匆忙,因为他要在这一夜里全都整好,以免明天早上白费了时光。绥里方还在门口站了一两分钟,于是走掉了。以总算还在意料之中的谨慎和缓慢,把他那湿的长靴的印子留在踏坏了的梯级上,走下楼梯去。他在那里又站了不少的工夫,搔着后脑壳。这举动,是什么意思?它所表示的究竟是什么呢?是在懊恼和那里的一个也是身穿破皮袍,腰系破皮带的伙伴,明天同到什么御酒馆里去的约定,因此不成功;还是在这新地方已经发生了交情,舍不得一到黄昏,红小衫的青年们在宫女面前弹起巴罗拉加来,人们卸下白天的重担和疲劳,低声谈天时候的门前的伫立,和殷勤的握手——还是不过因为要离开那穿了皮袍,坐在那里的厨房里的炉边的暖热之处,京里才有的白菜汤和软馒头的同人,从新在雨雪之下,去受旅行的颠连和辛苦,所以觉得苦痛呢?这只有上帝知道——谁愿意猜,猜就是。俄国的人民一搔后脑壳,是表示着很多意思的。 |
| − | + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | |
| + | 「うむ、なぜだ? なぜ私だけがいけないのだ、なぜだ?」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「命令でそうなっております。何か仔細がおありなのでしょう」と門番は言い、「かしこまりました」と一声付け加えると、不遜な態度を取り、もはや先ほどのように外套を脱がせてやる時のへつらった愛想笑いはなかった。彼はどうやらこう思っているようだった。「ふん! お偉い方々がお前を門前払いにするからには、お前は下等な人間に違いない!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「奇妙だ!」チチコフは思い、すぐさま裁判所長を訪ねた。だが所長は彼の顔を見るなり、ひどく狼狽し、二言もまともに話せぬほどで、互いにつまらぬ話を並べ立て、どちらもすっかり気まずくなった。チチコフが去った後、彼は道すがら懸命に考え、所長がどんな意見を持ち、その言葉にどんな意味が込められているのかを推し量ろうとしたが、何も分からなかった。そこでまた他の人々を訪ねた。警察局長を、副知事を、郵便局長を。だがどこでも歓迎されないか、あるいはまことに奇妙な応対をされ、訳の分からぬことを言われて、いらいらし、彼らは本当に少し正気でないのかと思わざるを得なかった。もう一人を訪ね、さらに何人かの知人を探し、この変化の原因を知ろうとしたが、やはり手がかりがなかった。彼は半ば眠っているように街を彷徨い、自分がぼんやりしているのか、役人たちが気がおかしくなったのか、これがすべて夢なのか、それとも夢よりもさらに味気ない、荒唐無稽な現実なのか決めかねた。夕方遅く、もう暗くなってから、彼はようやく上機嫌で出かけた旅館に戻り、茶を用意させて、鬱屈と退屈を紛らわそうとした。自分のこの奇妙な境遇を沈思しながら茶を一杯注いだ時、突然扉が開き、思いもよらぬロストゥドレフが入ってきた。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「諺にも言うだろう、友のためなら道を厭わずと」とその男は大声で言い、帽子を脱いだ。「ちょうどこの前を通りかかったら、お前の窓にまだ灯がついていた。『まだ寝ていないな』と思って、『上がって覗いてみよう』と。おお、こいつはいい。茶があるじゃないか。一杯いただこう。今日はいろんなものを食ったので、腹が反乱を起こしている! 煙草を一服詰めてくれ。お前の煙管はどこだ?」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「私は煙草は吸わないよ」チチコフはそっけなく言った。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「馬鹿を言え。お前が大の煙草好きなのを、俺が知らないとでも。おい! お前の下男は何という名だ? おい、ワフラミー、聞け!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「彼はワフラミーではない。ペトルーシカという名だ」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「何だと? お前は以前ワフラミーを使っていなかったか?」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「そんな者はいませんよ!」チチコフは言った。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「そうだ、本当だ。あれはチェレピンのだった。彼にワフラミーがいたんだ。知ってるか、チェレピンの運の良さを。彼の叔母が実の息子と喧嘩した。息子が女中と結婚したからで、全財産をチェレピンに贈ったのだ。こりゃ面白い。こっちにもああいう叔母がいればいいのになあ。そうじゃないか? ところで友よ、なぜお前は突然こんなに引っ込んでしまったのだ。誰もまるで見かけなくなったぞ! 分かっている、お前は学問の研究をしているのだろう、本もたくさん読んでいる(ロストゥドレフがどこから、我らの主人公が学問の研究をし本をたくさん読んでいると決めたのか、申し訳ないが我々には明かしかねる。もっともチチコフにはなおさら分かるまいが)。聞け、チチコフ! お前がただ見ただけでも……お前の諷刺の精神にも役立つだろうに。――(なぜチチコフに諷刺の精神があるのか――これもまるで分からない。)考えてみろよ、最近、商人レハチョフのところで賭博をやった時のことを。ああ、笑えたぜ。俺と一緒にいたペレペンノフが、いつもこう言うんだ。『チチコフがここにいたら、まさにうってつけだったのになあ!』と(チチコフはペレペンノフなる人物に会ったことは一度もなかったが)。おい、白状しろよ。あの時お前は実にひどい負けっぷりだったな。チェスをやった時のことを覚えているだろう? 確かに俺が勝ったのに……お前はまんまと俺を騙した! だが、畜生め、俺はそう長くは怒れない性分だ。最近、所長のところで……ああ、そうだ、もう一つ言わなければ。町じゅうがお前と絶縁したぞ! みんなお前が偽札を作っていると信じている……突然みんなが俺のところに押しかけてきた――そこで俺は当然お前をかばってやった、山のように――俺たちは同級だ、お前の親父も知っていると言ってやった。つまり、思いきりでたらめを吹き込んでやったのさ!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「俺が偽札を?」チチコフは叫んで椅子から飛び上がった。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「だがなぜお前もあいつらをあんなに驚かせたんだ?」ロストゥドレフは続けた。「やつらは本当に半狂乱だ。お前を密偵か強盗だと思っている。――検事はびっくりして死んでしまった……明日が葬式だ。行くつもりか? 正直に言うと、やつらは新しい総督を恐れ、さらにお前が何か事件を起こしやしないかと恐れているのだ。総督については、俺はこう思う。もし高慢すぎて威張り散らすようなら、貴族たちとうまくやれないだろう。貴族は親しみが欲しいのだ、そうだろう? もちろん自分の部屋に引きこもって舞踏会も開かないこともできるが、そんなことをして何になる? ますますよくない。だが聞け、チチコフ、お前は本当に危ないことをやっているぞ!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「どんな危ないことだ?」チチコフは不安そうに聞き返した。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「なに、知事の娘を誘拐するということさ。正直に言って、俺は予想していた。天に誓って予想していたんだ! 舞踏会でお前を見た時、『ほう!』と俺は心の中で思った。『チチコフがここにいるにはまだ訳があるに違いない』と……。だがお前は目がない。あの娘にどこがいいのか、俺にはまるで分からん。別にいるぞ、ビクーソフの親戚の、姉の娘。あれこそ美人だ! あれなら言えるぞ、出色だと!」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「何を馬鹿なことを言っているんだ? 誰が知事の娘を誘拐するというのだ? 何のことだ?」チチコフは訳が分からぬように彼を見つめて言った。<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 「おい、とぼけるなよ。友よ、大した秘密だな! はっきり言おう。俺がお前のところに駆けつけたのは、まさにこの件で、少しでも力になってやろうと思ったのだ。結婚の手助けもできるし、誘拐用に俺の馬車と馬も貸してやる。ただし条件が一つある。三千ルーブル貸してくれ。どうにもならん羽目に陥っているんだ」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | ロストゥドレフのこのでたらめを聞きながら、チチコフは何度も目を擦り、夢を見ているのではないかと確かめた。偽札、知事の娘の誘拐、彼が原因であるらしい検事の死、新総督の着任――これらすべてが彼を少なからず驚かせた。「ああ、まずい。こんな有様では」と彼は思った。「ぐずぐずしてはおれない。すぐに立ち去らねば」<br/> | ||
| + | <br/> | ||
| + | 彼はなんとかロストゥドレフを早々に追い出し、すぐにセリファンを呼んで、夜が明けたらすべて準備を整えておくよう命じた。明朝六時にはこの町を発つのだからと。さらに車に脂が差してあるかどうか確認せよ、その他諸々と念を押した。セリファンはただ「かしこまりました、パーヴェル・イワノヴィチ」と言ったが、戸口にしばらく立ったまま微動だにしなかった。主人はまたペトルーシカに命じて、寝台の下から埃まみれのあの箱をすぐに引きずり出し、小僧と一緒にすべての持ち物を詰め始めた。これはさほど手間がかからなかった。何もかも手当たり次第に箱に放り込むだけだった。靴下、シャツ、清潔な衣類も汚れた衣類も、靴型、暦の類。みなひどく急いで片づけた。今夜のうちにすべて整え、明朝時間を無駄にしないためだった。セリファンは戸口にまだ一、二分立っていたが、やがて去った。まだしも予想の範囲内と言える慎重さと緩慢さで、濡れた長靴の跡を踏み潰された階段に残しながら下りていった。そこでまたしばらく立ち止まり、後頭部を掻いた。この仕草は何を意味するのか? それが表しているのはいったい何なのか? あの同じく破れた皮外套を着、破れた革帯を締めた仲間と、明日どこかの酒場で会うという約束が果たせなくなったことを嘆いているのか? それとも新しい土地ですでに情が移り、夕暮れ時に赤いシャツの若者たちが女中たちの前でバラライカを弾き、人々が昼間の重荷と疲れを降ろして小声で語り合う時の、門前での佇みや慇懃な握手が惜しいのか?――それともただ、皮外套を着た仲間と一緒に座っている厨房の炉端の暖かさや、都でしか味わえない白菜のスープと柔らかい饅頭を離れ、再び雨や雪の中で旅の辛苦を受けねばならぬことが辛いだけなのか? これは神のみぞ知る。――当てたい者は当てるがよい。ロシアの人間が後頭部を掻く時、それは実に多くのことを意味しているのだ。 | ||
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第十一章】<br/> | 第十一章】<br/> | ||
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| − | “我马上用这刀砍掉你!”一个飞驰的急差吆喝着,他胡子长有三尺多。“你不看见吗,这是官车?妈的!”于是那三驾马车,就像幻影似的在雷和烟云中消失了。 | + | “我马上用这刀砍掉你!”一个飞驰的急差吆喝着,他胡子长有三尺多。“你不看见吗,这是官车?妈的!”于是那三驾马车,就像幻影似的在雷和烟云中消失了。 |
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第十一章】<br/> | 第十一章】<br/> | ||
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「止まれ、止まれ、この馬鹿者め!」チチコフはセリファンに叫んだ。<br/> | 「止まれ、止まれ、この馬鹿者め!」チチコフはセリファンに叫んだ。<br/> | ||
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| − | 「今すぐこの刀でぶった斬るぞ!」飛ぶように駆ける急使が怒鳴った。三尺もある髭を生やしている。「見えないのか、官用車だ? 畜生め!」。すると三頭立ての馬車は、幻影のように雷鳴と煙雲の中に消え去った。<br/> | + | 「今すぐこの刀でぶった斬るぞ!」飛ぶように駆ける急使が怒鳴った。三尺もある髭を生やしている。「見えないのか、官用車だ? 畜生め!」。すると三頭立ての馬車は、幻影のように雷鳴と煙雲の中に消え去った。 |
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| + | 然而这两个字里可藏着多么希罕的,神奇的蛊惑:公路!而且又多么的出色呢,这公路!一个晴天,秋叶,空气是凉爽的……你紧紧的裹在自己的雨衣里,帽子拉到耳朵边,舒服的缩在你的车角上!到得后来,寒气就从肢节上走掉,涌出温暖来了。马在跑着……有些磕睡了起来。眼睑合上了。朦胧中还听得一点“雪不白呀……”的歌儿,马的鼻息和轮子的响动,终于是把你的邻人挤在车角里,高声的打了鼾。然而你现在醒来了,已经走过了五站;月亮升在空中;你经过一个陌生的市镇,有旧式圆屋顶和昏沉的尖塔的教堂,有阴暗的木造的和雪白的石造的房屋;处处有一大条闪烁的月光,白麻布头巾似的罩在墙壁和街道上,漆黑的阴影斜躺在这上面,照亮了的木屋顶,像闪闪的金属一般的在发着光;一个人也没有:都睡了觉。只有一个孤独的灯,还点在这里或是那里的小窗里:是居民在修自己的长靴,或则面包师正在炉边做事罢?——你不高兴什么呢?唉唉,怎样的夜……天上的力!在这上面的是怎样的夜呀!唉唉,空气,唉唉,天空,在你那莫测的深处,在我们的上头,不可捉摸的明朗地,响亮地展开着的又高又远的天空!……夜的凉爽的呼息,吹着你的眼睛,唱着使你入于甜美的酣睡;于是你懵腾了,全不自觉,而且打鼾了——然而被你挤在车角上的可怜的邻人,却因为你这太重的负担,忿忿的一摇。你又从新醒了转来,你的面前就又是田地和平原;只见无际的野地,此外什么也没有。路标一个个的跑过去;天亮了;在苍白的,寒冷的地平线上,露出微弱的金色的光芒,朝风冷冰冰的,有力的吹着耳朵。你要裹好着外套!多么出色的寒冷呵!又来招你的睡眠可多么希奇!一震又震醒了你。太阳已经升在天顶了。“小心,小心!”你的旁边有人在喊着,车子驰下了峻坂来。下面等着一只渡船;一个很大的清池,在太阳下,铜锅似的在发闪;一个村庄,坡上是如画的小屋;旁边闪烁着村教堂的十字架,好象一颗星;蜂鸣似的响着农夫们的起劲的闲谈,还有肚子里的熬不下去的饥饿……我的上帝,这是很远很远的旅行的道路,可是多么美丽呵!每当陷没和沉溺,我总是立刻缒住你,你也总是拉我上来,宽仁的抓着我的臂膊!而且由这样子,又产生了多少满是神异的诗情的雄伟的思想和梦境,多少幸福的印象充实了魂灵!……<br/> | ||
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| + | 这时候,我们的朋友乞乞科夫的梦想,也不再这样的全是散文一类了。我们且来看一看他起了怎样的感情罢!首先是他简直毫无所感,单是不住的回过头去看,因为要断定那市镇是否的确已经在他的背后;但待到早已望不见,也没有了打铁店,没有了磨粉作坊,以及凡在市旁边常常遇着的一切,连石造教堂的白色塔尖也隐在地平线后的时候,他却把全盘注意都向着路上了;他向两边看,把N市忘得干干净净,好象他在很久,很久之前,还是早先的孩子时代,曾在那里住过似的。终于也遇到了使他觉得无聊的路,他就略闭了眼睛,把头靠在皮枕上。作者应该声明,到底找着了来说几句关于他那主角的话的机会,这是他觉得很高兴的,因为直到现在,实在总是——读者自己也很知道——忽而被罗士特来夫,忽而被什么一个跳舞会,忽而被闺秀们或者街谈巷议,或者是许多别的小事情所妨碍,这些小事情,要写进书里去,这才显得它小,但还在世界上飞扬之际,是当作极其重大,极其要紧的事件的。现在我们却要放下一切,专来做这工作了。<br/> | ||
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| + | 我很怀疑,我这诗篇里的主角,是否中了读者的意。在闺秀们中,他完全没有被中意,是已经可以断定的——因为闺秀们都愿意她们的主角是一位无不完全的模范,只要有一点极小的体质上或是精神上的缺点,那就从此完结了。作者更深一层的映进了他的魂灵,当作镜子来照清他的形象——这人在她们的眼睛里也还是毫无价值。乞乞科夫的肥胖和中年,就已经该是他的非常吃亏之处,这肥胖,是没有人原谅的,许多闺秀们会轻蔑的转过脸去,并且说道:“呸,多么讨厌!”唉唉,真是的!这些一切,作者都很明白,但话虽如此——他却还不能选一个正人君子来做主角……然而……在这故事里,可也许会听到未曾弹过的弦索,看见俄罗斯精神的无限的丰饶,一个男子,有神明一般的特长和德性,向我们走来,或者一个出色的俄国女儿,具有女性的一切之美,满是高尚的努力,甘作伟大的牺牲,在全世界上找不出第二个!别个种族里的一切有德的男男女女,便在他们面前褪色,消失,恰如死文学的遇见了活言语一样!俄罗斯精神的一切强有力的活动,就要朗然分明……而且要明白了别国民不过触着浮面的,斯拉夫性情却抓得多么深,捏得多么紧……然而,为什么我应该来叙述另外还有什么事呢?已经到了男子的成年,锻炼过内面生活的严厉的苦功和孤独生活的清净的克己的诗人,倒像孩子似的忘其所以,是不相称的。各个事物,都自有它的地位和时候!然而也仍不选有德之士为主角。我们还可以说一说他为什么不选的原因。这是因为已经到了给可怜的有德家伙休息的时候;因为“有德之士”这句话已经成了大家的口头禅;因为人们已经将有德之士当作竹马,而且没有一个作家不骑着他驰驱,还用鞭子以及天知道另外的东西鞭策他前进;因为人们已经把有德之士驱使得要死,快要连道德的影子也不剩,他身上只还留下几条肋骨和一点皮,因为人们简直已经并不尊重有德之士了。不,究竟也到了把坏人驾在车子前面的时候了!那么,我们就把他来驾在我们的车子前面罢!<br/> | ||
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| + | 我们的主角的出身,是不大清楚的。他的两亲是贵族,世袭的,还不过是本身的贵族呢——却只有敬爱的上帝明白。而且他和父母也不相像;至少,当他生下来的时候,有一个在场的亲戚,是生得很小俏的太太,我们乡下称为野鸭的,就抱着孩子,叫了起来道:“阿呀,我的天哪!这可和我豫料的一点不对呀!我想他是该像外祖母的,那就很好,不料他竟一点也不这样,倒如俗语里说的:不像爷,不像娘,倒像一个过路少年郎。”一开头,人生就偏执地,懊恼地,仿佛通过了一个遮着雪的昏暗的窗门似的来凝视他了;他的儿童时代,就没有一个朋友,也没有一个伙伴!一间小房子,一个小窗子,无论冬,夏,总是不开放;他的父亲是一个病人,身穿羊皮裹子的长外褂,赤脚套着编织的拖鞋;他在屋子里踱来踱去,叹着气,把唾沫吐在屋角的沙盂里,孩子就得永远坐在椅子上,捏着笔,指头和嘴唇沾满了墨水,当面学着不能规避的字:“汝毋妄言,应敬尊长,抱道在躬!”拖鞋的永久的拖曳和蹒跚,熟识的永久的森严的言语:“你又发昏了吗?”如果孩子厌倦了练习的单调,在字母上加一个小钩子或者小花纹,就得接受这一句;于是,是久已熟识,然而也总是苦痛的感觉,跟着这句话,就从背后伸过长指头的爪甲来,把耳轮拧得非常之疼痛。这是他最初的做孩子的景象,只剩下一点模糊的记忆了的。然而人生都变化得很突然和飞快:一个好天气的日子,春日的最初的光线刚刚温暖了地面,小河才开始着潺湲,那父亲就携着他的儿子的手,上了一辆四轮车,拉的是在我们马业们中叫做“喜鹊”的小花马;一个矮小的驼背的车夫赶着车,他是乞乞科夫的父亲所有的惟一的一家农奴的家长。这旅行几乎有一日半之久,在路上过了一夜,渡过一条小河,吃着冷馒头和烤羊肉,到第三天的早晨,这才到了市镇上。意外的辉煌和街道的壮丽,都给孩子一个很深的印象,使他诧异到大张了嘴巴,后来“喜鹊”和车子都陷在泥洼里了,这地方是一条又狭又峭,满是泥泞的街道的进口,那马四脚满是泥污,下死劲的挣了许多工夫,靠着驼背车夫和主人自己的策励,这才终于把车子和坐客从泥泞中拉出,到了一个小小的前园;这是站在小冈子上面的;旧的小房屋前面有两株正在开花的苹果树,树后是一片简陋的小园,只有一两株野薇,接骨木,和一直造在里面的小木屋,盖着木板,有一个半瞎的小窗。这里住着乞乞科夫的亲戚,是一位老得打皱的老婆婆,然而每天早晨还到市场去,后来就在茶炊上烘干她的袜子。她敲敲孩子的面颊,喜欢他长得这么胖,养得这么好。在这里,他就得从此住下,去进市立学校了。那父亲在老婆婆家里过了一夜。第二天就又上了路,回到家里去。当他的儿子和他作别的时候,他并没有淌下眼泪来:他给了半卢布的铜元,做做零用,更其重要的倒是几句智慧的教训:“你听哪,保甫卢沙,要学正经,不要胡涂,也不要胡闹,不过最要紧的是要博得你的上头和教师的欢心。只要和你的上头弄好,那么,即使你生来没有才能,学问不大长进,也都不打紧;你会赛过你所有的同学的。不要多交朋友,他们不会给你多大好处的;如果要交.那就拣一拣,要拣有钱有势的来做朋友,好帮帮你的忙,这才有用处。不要乱花钱,滥请客,倒要使别人请你吃,替你化;但顶要紧的是:省钱,积钱,世界上的什么东西都可以不要,这却不能不要的。朋友和伙伴会欺骗你,你一倒运,首先抛弃你的是他们,但钱是永不会抛弃你的,即使遭了艰难或危险!只要有钱,你想怎样就怎样,什么都办得到,什么都做得成。”给了这智慧的教训之后,那父亲就受了他的儿子的告别,和“喜鹊”一同回去了。那儿子就从此不再看见他,然而他的言语和教训,却深刻的印进了魂灵。 | ||
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
だが、この二字の中に何と珍しく、神秘な魅惑が隠されていることか。大道! しかもまた何と見事なことか、この大道は! 晴天、秋の葉、空気は冷涼……雨合羽にしっかりと身を包み、帽子を耳まで引き下ろし、心地よく車の隅に縮こまる。やがて寒気が四肢から去り、温もりが湧き上がってくる。馬は走っている……少し眠くなる。瞼が合わさる。朦朧とした中に「雪は白くない……」という歌の切れ端がまだ聞こえ、馬の鼻息と車輪の音が聞こえ、ついには隣人を車の隅に押しやって、大いびきをかいている。だが今、目が覚めた。もう五つの駅を過ぎていた。月が空に昇り、見知らぬ町を通り過ぎる。旧式の丸屋根と薄暗い尖塔のある教会、暗い木造の家と真っ白な石造りの家々。あちこちに月光の大きな帯が煌めき、白い麻布の頭巾のように壁と通りに覆いかぶさり、真っ黒な影がその上に斜めに横たわり、照らし出された木の屋根がきらきらと金属のように光っている。人っ子一人いない。みな寝ている。ただ一つの孤独な灯が、あちらこちらの小窓にまだ点っている。住人が自分の長靴を繕っているのか、それともパン屋が炉のそばで仕事をしているのか?――何が不満なのだ? ああ、何という夜……天上の力よ! この上に広がるのは何という夜であろう! ああ、大気よ、ああ、天空よ。お前の測り知れぬ深みの中で、我々の頭上に、捉えがたく明朗に、朗々と広がる、高く遠い天空よ!……夜の冷涼な息吹がお前の目に吹きつけ、甘美な眠りへと誘う歌を歌う。そしてお前は朦朧となり、まったく無意識に、そして鼾をかいている――だが車の隅に押しやられた哀れな隣人は、お前のこの重すぎる荷物に、憤然と身を揺する。お前はまた目を覚ます。目の前にはまた田地と平原。ただ果てしない野が広がるだけで、他には何もない。道標が一つずつ走り過ぎてゆく。夜が明ける。蒼白い冷たい地平線に、微かな金色の光が現れ、朝風が冷たく力強く耳を打つ。外套をしっかりと巻きつけねば! 何と見事な寒さだろう! そしてまた何と不思議な睡魔が誘いかけてくることか! 一揺れしてまた目が覚める。太陽はすでに天頂に昇っている。「気をつけろ、気をつけろ!」傍らで誰かが叫び、車は急な坂を駆け下りてきた。下では渡し船が待っている。大きな澄んだ池が太陽の下で銅の鍋のようにきらめき、村があり、斜面には絵のような小屋が並び、そばに村の教会の十字架が星のように煌めく。蜂の羽音のように農夫たちの賑やかな雑談が響き、そして腹の中のどうにも堪えがたい飢え……わが神よ、これは遥かな旅路だが、何と美しいことか! 沈み溺れる時、私はいつもお前に縋りつき、お前はいつも私を引き上げ、慈悲深く腕を掴んでくれた! そしてこのようにして、神秘と詩情に満ちた雄大な思想と夢想が、どれほど多く生まれたことか、幸福な印象がどれほど魂を充たしたことか!……<br/> | だが、この二字の中に何と珍しく、神秘な魅惑が隠されていることか。大道! しかもまた何と見事なことか、この大道は! 晴天、秋の葉、空気は冷涼……雨合羽にしっかりと身を包み、帽子を耳まで引き下ろし、心地よく車の隅に縮こまる。やがて寒気が四肢から去り、温もりが湧き上がってくる。馬は走っている……少し眠くなる。瞼が合わさる。朦朧とした中に「雪は白くない……」という歌の切れ端がまだ聞こえ、馬の鼻息と車輪の音が聞こえ、ついには隣人を車の隅に押しやって、大いびきをかいている。だが今、目が覚めた。もう五つの駅を過ぎていた。月が空に昇り、見知らぬ町を通り過ぎる。旧式の丸屋根と薄暗い尖塔のある教会、暗い木造の家と真っ白な石造りの家々。あちこちに月光の大きな帯が煌めき、白い麻布の頭巾のように壁と通りに覆いかぶさり、真っ黒な影がその上に斜めに横たわり、照らし出された木の屋根がきらきらと金属のように光っている。人っ子一人いない。みな寝ている。ただ一つの孤独な灯が、あちらこちらの小窓にまだ点っている。住人が自分の長靴を繕っているのか、それともパン屋が炉のそばで仕事をしているのか?――何が不満なのだ? ああ、何という夜……天上の力よ! この上に広がるのは何という夜であろう! ああ、大気よ、ああ、天空よ。お前の測り知れぬ深みの中で、我々の頭上に、捉えがたく明朗に、朗々と広がる、高く遠い天空よ!……夜の冷涼な息吹がお前の目に吹きつけ、甘美な眠りへと誘う歌を歌う。そしてお前は朦朧となり、まったく無意識に、そして鼾をかいている――だが車の隅に押しやられた哀れな隣人は、お前のこの重すぎる荷物に、憤然と身を揺する。お前はまた目を覚ます。目の前にはまた田地と平原。ただ果てしない野が広がるだけで、他には何もない。道標が一つずつ走り過ぎてゆく。夜が明ける。蒼白い冷たい地平線に、微かな金色の光が現れ、朝風が冷たく力強く耳を打つ。外套をしっかりと巻きつけねば! 何と見事な寒さだろう! そしてまた何と不思議な睡魔が誘いかけてくることか! 一揺れしてまた目が覚める。太陽はすでに天頂に昇っている。「気をつけろ、気をつけろ!」傍らで誰かが叫び、車は急な坂を駆け下りてきた。下では渡し船が待っている。大きな澄んだ池が太陽の下で銅の鍋のようにきらめき、村があり、斜面には絵のような小屋が並び、そばに村の教会の十字架が星のように煌めく。蜂の羽音のように農夫たちの賑やかな雑談が響き、そして腹の中のどうにも堪えがたい飢え……わが神よ、これは遥かな旅路だが、何と美しいことか! 沈み溺れる時、私はいつもお前に縋りつき、お前はいつも私を引き上げ、慈悲深く腕を掴んでくれた! そしてこのようにして、神秘と詩情に満ちた雄大な思想と夢想が、どれほど多く生まれたことか、幸福な印象がどれほど魂を充たしたことか!……<br/> | ||
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この叙事詩の主人公が読者のお気に召したかどうか、甚だ疑わしい。令嬢たちにまったく気に入られなかったことは、すでに断言できる――令嬢たちは主人公が万事完璧な模範であることを望み、体質上あるいは精神上にほんの些細な欠点でもあれば、もうそれきりなのだから。作者がより深く彼の魂に踏み入り、鏡のようにその姿を照らし出しても、彼女たちの目にはやはり何の価値もない。チチコフの肥満と中年だけでも、すでに大いに不利であり、この肥満は誰にも許されない。多くの令嬢たちは軽蔑して顔を背け、こう言うだろう。「ちぇっ、何て厭な!」。ああ、まったく! これらすべてを作者はよく承知しているが、それでもなお――正人君子を主人公に選ぶわけにはいかないのだ……だが……この物語の中には、まだ弾かれたことのない弦の音が聞こえ、ロシア精神の無限の豊かさが見えるかもしれない。神のような長所と徳を備えた男が我々に向かって歩んでくるかもしれないし、あるいは見事なロシアの娘が、女性のあらゆる美を備え、高尚な努力に満ち、偉大な犠牲を甘んじて受け、全世界に二人といない存在が現れるかもしれない! 他の民族のあらゆる有徳の男女は、彼らの前に色褪せ消え去る。あたかも死んだ文学が生きた言葉に出会ったかのように! ロシア精神のあらゆる力強い活動が朗然と明らかになる……そして分かるだろう、他の民族がただ表面に触れるにすぎないものを、スラヴの気質はいかに深く掴み、いかにしっかりと握りしめるかを……だが、なぜ私が他にまだ何があるかを語らねばならないのだろう? 壮年に達し、内面生活の厳しい修練と孤独な生活の清浄な克己を経た詩人が、子供のように我を忘れるのは不似合いだ。あらゆる事物には、おのずからその場所と時がある! だがそれでもなお有徳の士を主人公に選ばない。その理由も述べることができよう。それは、もう哀れな有徳の人物を休ませてやるべき時だからだ。「有徳の士」という言葉がすでにみなの口癖になったからだ。人々はすでに有徳の士を竹馬にして、どの作家もそれに跨って駆け回り、鞭や天が知るような別のもので駆り立てているからだ。人々はすでに有徳の士を酷使して死なせかけ、道徳の影さえもほとんど残らず、その身にはただ数本の肋骨と少しの皮が残るだけだからだ。人々はもはや有徳の士を敬いすらしないからだ。いや、いよいよ悪人を馬車の前に繋ぐ時が来たのだ! それでは、彼を我々の馬車の前に繋ごう!<br/> | この叙事詩の主人公が読者のお気に召したかどうか、甚だ疑わしい。令嬢たちにまったく気に入られなかったことは、すでに断言できる――令嬢たちは主人公が万事完璧な模範であることを望み、体質上あるいは精神上にほんの些細な欠点でもあれば、もうそれきりなのだから。作者がより深く彼の魂に踏み入り、鏡のようにその姿を照らし出しても、彼女たちの目にはやはり何の価値もない。チチコフの肥満と中年だけでも、すでに大いに不利であり、この肥満は誰にも許されない。多くの令嬢たちは軽蔑して顔を背け、こう言うだろう。「ちぇっ、何て厭な!」。ああ、まったく! これらすべてを作者はよく承知しているが、それでもなお――正人君子を主人公に選ぶわけにはいかないのだ……だが……この物語の中には、まだ弾かれたことのない弦の音が聞こえ、ロシア精神の無限の豊かさが見えるかもしれない。神のような長所と徳を備えた男が我々に向かって歩んでくるかもしれないし、あるいは見事なロシアの娘が、女性のあらゆる美を備え、高尚な努力に満ち、偉大な犠牲を甘んじて受け、全世界に二人といない存在が現れるかもしれない! 他の民族のあらゆる有徳の男女は、彼らの前に色褪せ消え去る。あたかも死んだ文学が生きた言葉に出会ったかのように! ロシア精神のあらゆる力強い活動が朗然と明らかになる……そして分かるだろう、他の民族がただ表面に触れるにすぎないものを、スラヴの気質はいかに深く掴み、いかにしっかりと握りしめるかを……だが、なぜ私が他にまだ何があるかを語らねばならないのだろう? 壮年に達し、内面生活の厳しい修練と孤独な生活の清浄な克己を経た詩人が、子供のように我を忘れるのは不似合いだ。あらゆる事物には、おのずからその場所と時がある! だがそれでもなお有徳の士を主人公に選ばない。その理由も述べることができよう。それは、もう哀れな有徳の人物を休ませてやるべき時だからだ。「有徳の士」という言葉がすでにみなの口癖になったからだ。人々はすでに有徳の士を竹馬にして、どの作家もそれに跨って駆け回り、鞭や天が知るような別のもので駆り立てているからだ。人々はすでに有徳の士を酷使して死なせかけ、道徳の影さえもほとんど残らず、その身にはただ数本の肋骨と少しの皮が残るだけだからだ。人々はもはや有徳の士を敬いすらしないからだ。いや、いよいよ悪人を馬車の前に繋ぐ時が来たのだ! それでは、彼を我々の馬車の前に繋ごう!<br/> | ||
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| − | 我らの主人公の出自はあまりはっきりしない。その両親が貴族であったのか、世襲の、あるいはただ一代限りの貴族であったのか――敬愛する神のみぞ知る。しかも彼は両親に似ていなかった。少なくとも、彼が生まれた時、その場にいた一人の親戚――小柄で小粋な、我々の田舎で「小鴨」と呼ぶ類の婦人――は、赤子を抱いて叫んだ。「まあ、何てこと! 思っていたのとまるで違うわ! お祖母さんに似るはずだったのに、そうすれば良かったのに。ところがまるでそうじゃなくて、俗に言うとおり、父親にも母親にも似ず、通りすがりの若者に似ているのよ」。最初から、人生は偏屈に、不機嫌に、あたかも雪に覆われた薄暗い窓ガラスを通すように、彼を凝視した。彼の子供時代には、一人の友も、一人の仲間もなかった! 小さな部屋に小さな窓、冬でも夏でも決して開かない。父親は病人で、羊皮裏の長外套を着て、裸足に編んだスリッパを履き、部屋の中を行ったり来たり、溜息をつき、唾を隅の砂壺に吐いていた。子供はいつも椅子に座り、ペンを握って、指と唇をインクだらけにしながら、避けることのできない手本を目の前に書き続けなければならなかった。「汝みだりに言うなかれ、目上を敬え、道を身に抱け!」。スリッパの永遠の引きずりとよたよた歩き、聞き慣れた永遠の厳しい言葉。「またぼんやりしているのか?」。子供が練習の単調さに倦んで、文字に小さな鉤や花飾りを加えると、すぐさまこの一語を浴びせられる。続いて、すでに馴染みの、だがいつも辛い感覚とともに、後ろから長い指の爪が伸びてきて、耳朶を痛いほど捻るのだった。これが彼の最初の子供時代の光景で、ただぼんやりした記憶が残るのみとなった。だが人生はすべて突然に、飛ぶように変わるもの。ある晴れた日、春の最初の光がちょうど大地を温め、小川がせせらぎを始めた頃、父親は息子の手を取って四輪車に乗った。我々の馬商いたちの間で「鵲」と呼ばれる小さなまだら馬が引いていた。小柄なせむしの御者が駆り、彼はチチコフの父が所有する唯一の農奴一家の家長だった。この旅はほぼ一日半かかり、途中で一泊し、小川を渡り、冷たい饅頭と焼き羊肉を食べ、三日目の朝にようやく町に着いた。思いがけない華やかさと通りの壮麗さが子供に深い印象を与え、驚きのあまり口を大きく開けた。やがて「鵲」と車はぬかるみにはまった。狭くて険しく、泥だらけの通りの入り口だった。馬は四脚を泥まみれにし、せむしの御者と主人みずからの激励を受けて、死に物狂いで引き、ようやく車と乗客を泥濘から引き出し、小さな丘の上に建つ小さな前庭に着いた。古い小さな家の前には、ちょうど花を咲かせている二本の林檎の木があり、その後ろにはささやかな小庭で、野薔薇と接骨木が一、二本あり、奥には板葺きの小さな木小屋が建ち、半ば盲いた小窓がついていた。ここにチチコフの親戚が住んでいた。皺だらけの老婆だったが、毎朝まだ市場に出かけ、その後は茶沸かしの上で靴下を乾かしていた。彼女は子供の頬をつねり、こんなに太って、よく育って嬉しいと喜んだ。ここに彼はこれから住んで、市立学校に通わなければならなかった。父親は老婆の家で一泊し、翌日にはまた道に出て、家に帰っていった。息子と別れる時、涙は流さなかった。半ルーブルの銅貨を小遣いとして与え、もっと重要なのは智慧の教えだった。「いいか、パーヴルーシャ、真面目に学べ。ぼんやりするな、悪さもするな。だが何より大事なのは、目上の人や先生に気に入られることだ。目上とうまくやりさえすれば、たとえ生まれつき才能がなく、学問があまり進まなくても、大したことではない。同級生をみな追い越せるのだ。友達は多く作るな。ろくなことにはならない。もし作るなら選べ。金持ちで力のある者を友に選んで助けてもらえ、それでこそ役に立つ。無駄金を使うな、人に奢るな。むしろ人に奢ってもらい、人に払ってもらえ。だが一番大事なのは、金を貯めることだ。世の中の何を持たなくとも、これだけは持たねばならぬ。友人も仲間もお前を騙す。お前が不運に陥れば、真っ先にお前を捨てるのは彼らだ。だが金は決してお前を捨てない。たとえ艱難や危難に遭おうとも! 金さえあれば、したいようにでき、何でもでき、何でも成し遂げられるのだ」。この智慧の教えを与えた後、父親は息子に別れを告げ、「鵲」とともに帰っていった。息子はそれきり父親を見ることはなかったが、その言葉と教えは魂に深く刻み込まれた。<br/> | + | 我らの主人公の出自はあまりはっきりしない。その両親が貴族であったのか、世襲の、あるいはただ一代限りの貴族であったのか――敬愛する神のみぞ知る。しかも彼は両親に似ていなかった。少なくとも、彼が生まれた時、その場にいた一人の親戚――小柄で小粋な、我々の田舎で「小鴨」と呼ぶ類の婦人――は、赤子を抱いて叫んだ。「まあ、何てこと! 思っていたのとまるで違うわ! お祖母さんに似るはずだったのに、そうすれば良かったのに。ところがまるでそうじゃなくて、俗に言うとおり、父親にも母親にも似ず、通りすがりの若者に似ているのよ」。最初から、人生は偏屈に、不機嫌に、あたかも雪に覆われた薄暗い窓ガラスを通すように、彼を凝視した。彼の子供時代には、一人の友も、一人の仲間もなかった! 小さな部屋に小さな窓、冬でも夏でも決して開かない。父親は病人で、羊皮裏の長外套を着て、裸足に編んだスリッパを履き、部屋の中を行ったり来たり、溜息をつき、唾を隅の砂壺に吐いていた。子供はいつも椅子に座り、ペンを握って、指と唇をインクだらけにしながら、避けることのできない手本を目の前に書き続けなければならなかった。「汝みだりに言うなかれ、目上を敬え、道を身に抱け!」。スリッパの永遠の引きずりとよたよた歩き、聞き慣れた永遠の厳しい言葉。「またぼんやりしているのか?」。子供が練習の単調さに倦んで、文字に小さな鉤や花飾りを加えると、すぐさまこの一語を浴びせられる。続いて、すでに馴染みの、だがいつも辛い感覚とともに、後ろから長い指の爪が伸びてきて、耳朶を痛いほど捻るのだった。これが彼の最初の子供時代の光景で、ただぼんやりした記憶が残るのみとなった。だが人生はすべて突然に、飛ぶように変わるもの。ある晴れた日、春の最初の光がちょうど大地を温め、小川がせせらぎを始めた頃、父親は息子の手を取って四輪車に乗った。我々の馬商いたちの間で「鵲」と呼ばれる小さなまだら馬が引いていた。小柄なせむしの御者が駆り、彼はチチコフの父が所有する唯一の農奴一家の家長だった。この旅はほぼ一日半かかり、途中で一泊し、小川を渡り、冷たい饅頭と焼き羊肉を食べ、三日目の朝にようやく町に着いた。思いがけない華やかさと通りの壮麗さが子供に深い印象を与え、驚きのあまり口を大きく開けた。やがて「鵲」と車はぬかるみにはまった。狭くて険しく、泥だらけの通りの入り口だった。馬は四脚を泥まみれにし、せむしの御者と主人みずからの激励を受けて、死に物狂いで引き、ようやく車と乗客を泥濘から引き出し、小さな丘の上に建つ小さな前庭に着いた。古い小さな家の前には、ちょうど花を咲かせている二本の林檎の木があり、その後ろにはささやかな小庭で、野薔薇と接骨木が一、二本あり、奥には板葺きの小さな木小屋が建ち、半ば盲いた小窓がついていた。ここにチチコフの親戚が住んでいた。皺だらけの老婆だったが、毎朝まだ市場に出かけ、その後は茶沸かしの上で靴下を乾かしていた。彼女は子供の頬をつねり、こんなに太って、よく育って嬉しいと喜んだ。ここに彼はこれから住んで、市立学校に通わなければならなかった。父親は老婆の家で一泊し、翌日にはまた道に出て、家に帰っていった。息子と別れる時、涙は流さなかった。半ルーブルの銅貨を小遣いとして与え、もっと重要なのは智慧の教えだった。「いいか、パーヴルーシャ、真面目に学べ。ぼんやりするな、悪さもするな。だが何より大事なのは、目上の人や先生に気に入られることだ。目上とうまくやりさえすれば、たとえ生まれつき才能がなく、学問があまり進まなくても、大したことではない。同級生をみな追い越せるのだ。友達は多く作るな。ろくなことにはならない。もし作るなら選べ。金持ちで力のある者を友に選んで助けてもらえ、それでこそ役に立つ。無駄金を使うな、人に奢るな。むしろ人に奢ってもらい、人に払ってもらえ。だが一番大事なのは、金を貯めることだ。世の中の何を持たなくとも、これだけは持たねばならぬ。友人も仲間もお前を騙す。お前が不運に陥れば、真っ先にお前を捨てるのは彼らだ。だが金は決してお前を捨てない。たとえ艱難や危難に遭おうとも! 金さえあれば、したいようにでき、何でもでき、何でも成し遂げられるのだ」。この智慧の教えを与えた後、父親は息子に別れを告げ、「鵲」とともに帰っていった。息子はそれきり父親を見ることはなかったが、その言葉と教えは魂に深く刻み込まれた。 |
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| + | 到第二天,保甫卢沙就上学校去了。对于规定的学科,他并不见得有特别的才能;优秀之处倒在肯用功和爱整洁;然而他立刻又迸出另外一种才能来:很切实的智力。他立刻明白了办法,和朋友交际,就遵照着父亲的教训,那就是使他们请自己吃,给自己化,他自己却一点也不破费,而且有时还得到赠品,后来看着机会,仍旧卖给原先的赠送者,事事俭省,是他孩子时候就学好了的。从父亲得来的半卢布,他不但一文也没有化,在这一年里倒还增加了数目,这是因为他显出一种伟大的创业精神来:用白蜡做成云雀,画得斑斓悦目,非常之贵的卖掉了。后来有一时期,他又试办着别样的投机事业,用的是这样的方法:他到市场上去买了食物来,进得学校,就坐在最富足,最有钱的人的旁边:一看出一个同学无精打采了——这就是觉得肚饿的征候——他就装作并非故意模样,在椅子下面,给他看见一个姜饼或者面饼的一角。待到引得人嘴馋,他于是取得一个价钱,并无一定,以馋的大小为标准。两个月之久,他又在房里不断的训练着一匹关在小木笼里的鼠子;到底练得那鼠子听着命令,用后脚直立,躺倒,站起了,他就一样的卖掉,得了大价钱。用这样的法子,积到大约五个卢布的时候,便缝在一个小袋里,再重新来积钱。和学校的上头的关系,他可更要聪明些。谁也不及他,能在椅子上坐得鼠子一般静。我们在这里应该声明一下,教师是最喜欢安静的人,而对于机灵的孩子却是受不住的;他觉得他们常常在笑他。一个学生,如果先被认作狡猾,爱闹的了,那么,他只要在椅子上略略一动,无意的把眉头一皱,教师就要对他发怒。他毫不宽假的窘迫他,责罚他。“我要教好你的骄傲和反抗!”他叫喊着说。“我看得你清清楚楚,比你自己还清楚!跪下!你要知道肚子饿是什么味道了!”于是这孩子就应该擦破膝盖,挨饿一天,连自己也不明白为什么。“本领,资质,才能——这都是胡说白道!”教师常常说。“我顶着重的是品行。一个彬彬有礼的学生,就是连字母也不认识,一切学科我还是给他很好的分数;但一给我看出回嘴和笑人的坏脾气——就给一个零分,即使他有一个梭伦[92]藏在衣袋里!”所以他也很忿忿的憎恶克理罗夫[93],因为这人在他的寓言里说过:“喝酒毫不要紧,但要明白事情!”他又时常十分满足的,脸上和眼里全都光辉灿烂的,讲述他先前教过的学校,竟有这么安静,连一个蝇子在屋里飞过,也可以听出来,整整一个年,学生在授课时间中敢发一声咳嗽,醒一下鼻子的,连一回也没有,直到摇铃为止,谁也辨不出教室里有没有人。乞乞科夫立刻捉着了教师的精神和意思,懂得这好品行是什么了。在授课时间中,无论别人怎么来拧他,来抓他,他连一动眼,一皱眉的事,也一回也没有;铃声一响,乞乞科夫可就没命的奔到门口去,为的是争先把帽子递给那教师——那教师戴的是一顶普通的农家帽;于是首先跑出了教室,设法和他在路上遇到好几回,每一回又恭恭敬敬的除下了帽子。他的办法得了很出色的效验。自从他入校以来,成绩一直都很好,毕业是优等的文凭和全学科最好的分数,另外还有一本书,印着金字道:“敦品励学之赏。”当他离开学校的时候,已经是一个有着必须常常修剃的下巴的一表非凡的青年了。这时就死掉了他的父亲。他留给自己的儿子的是四件破旧的粗呢小衫,两件羊皮里子的旧长褂,以及全不足道的一点钱。那父亲分明是只会说节俭的好教训,自己却储蓄得很有限的,乞乞科夫立刻把古老的小屋子和连带的瘠地一起卖了一千个卢布,把住着的一家农奴送到市里去,自己就在那里住下,给国家去服务了。这时候,那最着重安静和好品行的可怜的教师,不知道为了他没本领,还是一种别的过失呢,却失了业;因为气愤,他就喝起酒来;但又立刻没有了钱;生病,无法可想,连一口面包也得不到,他只好长久饿在一间冰冷的偏僻的阁楼里。那些先前为了顽皮和乖巧,他总是斥为顽梗和骄傲的学生们,一知道他的景况,便赶紧来募集一点钱,有几个还因此卖掉了自己的缺少不得的物件;只有保甫卢沙·乞乞科夫却推托了,说他一无所有,单捐了一枚小气的五戈贝克的银钱,同学们向他说了一句:哼,你这吝啬鬼!便抛在地上了。可怜的教师一知道他先前的学生的这举动,就用两手掩了脸;像一个孱弱的孩子,眼泪滔滔不绝,涌出他昏浊的眼睛来,“在临死的床上,上帝还送我这眼泪!”他用微弱的声音说;到得知道了乞乞科夫怎样对他的时候,他就苦痛的叹息,接着道:“唉唉,保甫卢沙,保甫卢沙!人是多么会变化呵!他曾是怎样的一个驯良的好孩子呀!他毫不粗野,软得像丝绢一样。他骗了我了,唉唉,他真的骗了我了!……”<br/> | ||
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| + | 但也不能说我们的主角的天性,竟有这样的冷酷和顽固,感情竟有这样的麻木,至于不知道怜悯和同情。这两种感情,他是都很觉得的,而且还准备了帮助,只因为他不能动用那决计不再动用的款子,所以也不能捐很多的钱:总而言之,父亲的“要省钱,积钱”的忠告,是已经落在肥地上了。不过他也并非为钱而爱钱;吝啬还不全是支配他的发条。不是的,这并非指使他的原动力;他所企慕的是无不舒服的安乐富足的生活,车马,整顿的家计,美味的饭菜——这才是占领了他,驱策着他的东西。所以他要刻苦了自己和别人,一文一文的省钱,积钱,直到尝饱了这一切阔绰的时候。倘有一个有钱人坐了华美的轻车,驾着马具辉煌的高头大马,从他旁边经过,他就生根似的站下来,于是好象从大梦里醒来一样,说道:“而且他是一个普通的助理,却烫着蜷头发!”凡有显示着豪富和安乐的,都给他一个很深的印象,连他自己也不很明白是怎么一回事。出了学校以后,他一刻也没有安静过:希望很强,要赶快找一种职业,给国家去服务。然而,虽有优等的文凭,却不过就了财政厅里的一个不相干的位置;没有奥援,是弄不到很远的窠儿的!终于他又找着了一点小事情,薪水每年三四十卢布。但他决计献身于这职务,把所有障碍都打退,克服。他真的显出未曾前闻的克己和忍耐来了,用最要的事情来节制了自己的需要。从早晨一早起到很迟的晚上止,总是毫不疲倦的坐在桌子前面,倾注精神和肉体的全力,写呀写呀,都化在他的文件上,不很回家,睡在办公室的桌子上,有时就和当差的和管门的一同吃中饭,而且知道顶要紧的是干净的,高尚的外观,衣服像样,脸上有一种令人愉快的表情,还要从举动上,显出他是一位真正的上等人。这里应该说,财政厅的官员,是尤以他们的质朴和讨厌见长的。所有脸孔,都像烤得不好的白面包;一边的面颊是鼓起的,下巴是歪的,上唇肿得像一个水泡,而且还要开着裂;总而言之,他们都很不漂亮。他们都用一种很凶的言语,声音很粗,好象要打人;在巴克呼斯大仙[94]那里,他们献了很多的牺牲,在证明斯拉夫民族里,也还剩着不少邪教的残滓;唔,他们还时常有点醉醺醺的来办公,使办公室实在不愉快,至少也只好称这里的空气为酒香。在这样的官员里,乞乞科夫当然是惹眼的了,一切事情,他几乎和他们完全相反;他的相貌是动人的,他的声音是愉快的,而且什么酒类都不喝。然而他的前途还是很暗淡。他得了一位很老的科长来做上司,是石头似的没感觉和不摇动的好模范;总是不可亲近,脸上从来没有显过一点笑影,对人从来没有给过一句亲热的招呼,或者问一问安好。在家里或在街上,谁也没有见过他和老样子有些不同;他从不表示一点兴趣或者似乎对于别人的命运的同情;没有见过他喝醉和醉得呵呵大笑;没有闹过强盗在酩酊时候似的豪兴;——而且连一点影子也找不出。他是出于善恶之外的,然而在这绝无强烈的感情和情热中,却藏着一点可怕。他那大理石脸孔上,找不出什么不匀称的特征,但也记不起相像的人脸,线条都凑合得很草率。不过一看许多痘痕和麻点,却是属于那魔鬼在夜里来撒了豆的脸孔一类的。和这样的人物去亲近,想讨他的欢喜,人总以为决非一切人力所能及的罢;然而乞乞科夫竟去尝试了。他先从各种琐细的小事情上去迎合他;他悉心研究,科长用的鹅毛笔是怎样削法的,于是照样的削好几枝,放在他容易看见的处所;把他桌子上的尘沙和烟灰吹掉,擦去;给墨水瓶换上一块新布片;记住了他的帽子挂在那里——那世界上最讨人厌的帽子,每当散直之前,就取来放在他的旁边;如果他的背脊在墙壁上摩白了,就替他去刷,而且很赶紧。然而这些都丝毫没有效验,仿佛简直并无其事一样。乞乞科夫终于打听到他那上司的家族情形了:他知道他有一个成年的女儿,那脸孔也生得好象“在夜里撒了豆。”于是他就准备从这一边去攻城。他查出了每礼拜日她前去的是那一个教堂;每回都穿得很漂亮,很整齐,衬着出色的笔挺的硬胸衣,站在她对面,这事情有结果:严厉的科长软下来了,邀他去喝茶!马上见了大进步,乞乞科夫就搬到他的家里去,于是又立刻弄得必不可缺;他买面粉和白糖,像自己的未婚妻似的和那女儿来往,称科长先生为“爸爸,”在他的手上接吻。衙门里大家相信,在二月底,大精进日之前,是要举行婚礼的。严厉的科长就替他在自己的上司面前出力,不多久,乞乞科夫自己就当了科长,坐在一个刚刚空出的位置上了。这大约正是他亲近老科长的主要目的,因为这一天,他就悄悄的把行李搬回家里去,第二天已经住在别的屋子里了。他中止了尊科长为“爸爸”和在他手上接吻,婚礼这件事是从此永远拖下去,几乎好象简直并没有提起过似的。然而他如果遇见科长,却仍旧殷勤的抢先和他握手,请他去喝茶,使这老头子虽然很麻木,极冷淡,也每次摇着头,喃喃自语道:“他骗我,这恶鬼!”<br/> | ||
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| + | 这是最大的难关,然而现在通过了。从此就很容易,一路更加顺当的向前进。大家尊重他起来了。他具备了凡有想要打出这世界去的人们所必需的一切:愉快的态度,优美的举动,以及办事上的大胆的决断。用了这手段,不久就补了一个一般之所谓“好缺。” | ||
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翌日、パーヴルーシャは学校に通い始めた。学科に特別な才能は見せなかったが、勤勉と清潔さにおいて秀でていた。しかしたちまち別の才能を発揮した——甚だ切実な知力である。父の教えに従って友人と付き合い、彼らに自分を食わせ、自分には一文も使わせなかった。時には贈り物を受け取り、機会を見て元の贈り主に売り返しさえした。父から貰った半ルーブルは一文も使わず、この一年でかえって増やした。蝋で雲雀を作り、色鮮やかに塗って高く売り、市場で食物を買い込んでは金持ちの同窓の隣に座り、空腹の兆候を見せた者に生姜パンや饅頭の一角を覗かせ、飢えの度合いに応じて値をつけた。二ヶ月間は小さな木の籠に入れた鼠を訓練し、命令で後ろ足で立ったり寝転んだりさせ、これも高値で売った。約五ルーブル貯まると小袋に縫い込み、また一から貯め始めた。<br/> | 翌日、パーヴルーシャは学校に通い始めた。学科に特別な才能は見せなかったが、勤勉と清潔さにおいて秀でていた。しかしたちまち別の才能を発揮した——甚だ切実な知力である。父の教えに従って友人と付き合い、彼らに自分を食わせ、自分には一文も使わせなかった。時には贈り物を受け取り、機会を見て元の贈り主に売り返しさえした。父から貰った半ルーブルは一文も使わず、この一年でかえって増やした。蝋で雲雀を作り、色鮮やかに塗って高く売り、市場で食物を買い込んでは金持ちの同窓の隣に座り、空腹の兆候を見せた者に生姜パンや饅頭の一角を覗かせ、飢えの度合いに応じて値をつけた。二ヶ月間は小さな木の籠に入れた鼠を訓練し、命令で後ろ足で立ったり寝転んだりさせ、これも高値で売った。約五ルーブル貯まると小袋に縫い込み、また一から貯め始めた。<br/> | ||
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この時、あの品行を最も重んじた哀れな教師が失業し、酒を飲み始め、金も尽き、病に倒れ、パンの一切れさえ得られず、冷たい屋根裏で長く飢えていた。かつて頑固で高慢と斥けた学生たちが景況を知るや急いで金を募り、幾人かは自分の必需品を売ってまで寄付した。ただパーヴルーシャ・チチコフだけが何もないと言い訳し、五コペイカの銀貨を一枚出しただけで、同窓たちに「けちん坊め!」と言われて地面に投げつけられた。哀れな教師は元学生たちのこの行いを知ると両手で顔を覆い、弱々しく涸れた眼から涙が滔々と流れた。「臨終の床で神がこの涙を送って下さった!」と微かな声で言い、チチコフがどうしたかを知ると苦痛の溜息をついた。「ああ、パーヴルーシャ、パーヴルーシャ!人はかくも変わるものか!あれほど驯良な良い子だったのに。彼はわしを欺いた、ああ、まことに欺いたのだ!……」<br/> | この時、あの品行を最も重んじた哀れな教師が失業し、酒を飲み始め、金も尽き、病に倒れ、パンの一切れさえ得られず、冷たい屋根裏で長く飢えていた。かつて頑固で高慢と斥けた学生たちが景況を知るや急いで金を募り、幾人かは自分の必需品を売ってまで寄付した。ただパーヴルーシャ・チチコフだけが何もないと言い訳し、五コペイカの銀貨を一枚出しただけで、同窓たちに「けちん坊め!」と言われて地面に投げつけられた。哀れな教師は元学生たちのこの行いを知ると両手で顔を覆い、弱々しく涸れた眼から涙が滔々と流れた。「臨終の床で神がこの涙を送って下さった!」と微かな声で言い、チチコフがどうしたかを知ると苦痛の溜息をついた。「ああ、パーヴルーシャ、パーヴルーシャ!人はかくも変わるものか!あれほど驯良な良い子だったのに。彼はわしを欺いた、ああ、まことに欺いたのだ!……」<br/> | ||
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| − | しかし我らの主人公の天性がかくも冷酷で頑なで、感情がかくも麻痺して憐憫も同情も知らなかったわけではない。これらの感情は彼にもあり、助けようという気持ちもあったが、もう動かすまいと決めた金に手をつけるわけにはいかなかった。父の「金を省き、貯めよ」の忠告は肥沃な土壌に落ちていた。しかし彼は金のために金を愛したのではない。吝嗇が彼を支配する発条のすべてではなかった。彼が企慕したのは不足のない安楽で裕福な生活、馬車、整った家計、美味な食事であった。金持ちが華美な軽車に乗って通り過ぎると彼は根が生えたように立ち止まり、大きな夢から醒めたように言った。「しかも彼はただの助手に過ぎないのに、巻き髪まで焼いている!」豪富と安楽を示すものはすべて彼に深い印象を与えた。学校を出た後は一刻も安息がなく、職を探し続けたが、優等の文憑があっても財政廳の取るに足らぬ位置しか得られなかった。彼は真に前代未聞の克己と忍耐を示した。朝から遅い夜まで机の前に座り文書を書き続け、事務室の机で眠り、門番と一緒に食事をし、しかも清潔で高尚な外見を保ち、令人愉快な表情と上品な物腰を心がけた。<br/> | + | しかし我らの主人公の天性がかくも冷酷で頑なで、感情がかくも麻痺して憐憫も同情も知らなかったわけではない。これらの感情は彼にもあり、助けようという気持ちもあったが、もう動かすまいと決めた金に手をつけるわけにはいかなかった。父の「金を省き、貯めよ」の忠告は肥沃な土壌に落ちていた。しかし彼は金のために金を愛したのではない。吝嗇が彼を支配する発条のすべてではなかった。彼が企慕したのは不足のない安楽で裕福な生活、馬車、整った家計、美味な食事であった。金持ちが華美な軽車に乗って通り過ぎると彼は根が生えたように立ち止まり、大きな夢から醒めたように言った。「しかも彼はただの助手に過ぎないのに、巻き髪まで焼いている!」豪富と安楽を示すものはすべて彼に深い印象を与えた。学校を出た後は一刻も安息がなく、職を探し続けたが、優等の文憑があっても財政廳の取るに足らぬ位置しか得られなかった。彼は真に前代未聞の克己と忍耐を示した。朝から遅い夜まで机の前に座り文書を書き続け、事務室の机で眠り、門番と一緒に食事をし、しかも清潔で高尚な外見を保ち、令人愉快な表情と上品な物腰を心がけた。 |
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| + | 大家应该知道,在这时候,是开始严禁了收贿的。但一切规条都吓不倒他,倒时常利用它来收自己的利益,而且还显出了每当严禁时候,却更加旺盛的真正俄罗斯式的发明精神来。他的办法是这样的:倘有一个请愿人出现,把手伸进衣袋里,要摸出一张谁都极熟的在我们俄国称为“呵凡斯基公爵绍介信”[95]的来——他就马上显出和气的微笑,紧紧的按住了请愿人的手,说道:“你以为我是……不必,真的!不必!这是我们的义务和责任,就是没有报酬我们也应该办的!这一点,您放心就是。一到明天早上,就什么都妥当了!我可以问您住在那儿吗?您全不必自己费神。一切都会替您送到府上去的!”吃惊的请愿人很感动的回到家里去,自己想道:“这才是一个人!唉唉,要多一点,这才好,这是真的宝石呵!”然而请愿人等候了一天,等候了两天,却还是总不见他的文件送到家里去。到第三天也一样。他再上官厅去一趟——简直还没有看过他的呈文。他再去找他的宝石。“阿呀,对不起,对不起,”乞乞科夫优雅的说,一面握住了那位先生的两只手:“我们实在忙得要命,但是明天,明天您一定收到的!这真连我自己也非常过意不去!”和这些话,还伴着蛊惑的态度。如果这时衣角敞开了,他就连忙用手来整好,这样的敷衍了对手。然而文件却仍旧没有来,无论明天,后天,以至再后天。请愿人于是要想一想了:“哼,恐怕一定有些别的缘故罢?”他去探问,得了这样的回答:“书记得要一点!”——“当然,我怎么可以不给他呢:他们照例有他们的二十五个戈贝克,可是五十个也可以的。”——“不,那可不行,您至少得给他一张白票子。”[96]——“什么?给书记一张白的?”请愿人吓得叫了起来。“是的,您为什么只是这么的出惊呢?”人回答他说。“书记确是只有他们的二十五戈贝克的,其余的要送到上头去!”于是麻木的请愿人就敲一下自己的头,忿忿的诅咒新规则,诅咒禁收贿和官场的非常精炼的交际式。在先前,人们至少是知道办法:给头儿放一张红的票子[97]在桌子上,事情就有了着落,现在却要牺牲一张白的了,还要化掉整整一礼拜工夫,这才明白其中究竟是怎么一回事!……妈的这大人老爷们的廉洁和清高!请愿人自然是完全不错的:可是现在也不再有收贿:所有上司都是正经的,高尚的人物,只有书记和秘书还是恶根和强盗。但不多久,乞乞科夫的前面展开一片活动的大场面来了:成立了一个建筑很大的官家屋子的委员会。在这委员会里,乞乞科夫也入了选,而且是其中的一个最活动的分子。大家立刻来办公。给这官家建筑出力了,六年之久,然而为了气候,或者因为材料,这建筑简直不想往前走,总是跨不出地基以外去。但会里的委员们,却在市边的各处,造起一排京式的很好看的屋子来了;大约是那些地方的地面好一点。委员老爷们已经开始在享福,并且立了家庭的基础,到现在,乞乞科夫这才在新的景况之下,脱离了他那严厉的禁制和克己的重担的压迫。到现在,他这才对于向来看得很重的大斋[98]规则,决计通融办理,而且到现在,他才明白了对于人还不能自主的如火的青年时代力加抑制的那些享乐,他也并不是敌人。他竟阔绰起来了,雇厨子,买漂亮的荷兰小衫。他也买了外省无法买到的,特别是深灰和发光的淡红颜色的衣料,也办了一对高头大马,还自己来操纵他的车,捏好缰绳,使边马出色的驰骋;现在也已经染上用一块海绵,醮着水和可伦香水的混合物,来拭身体的习惯了,已经为了要使自己的皮肤软滑,购买重价的肥皂了,已经……<br/> | ||
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| + | 但那老废物的位置上,忽然换了新长官,是一个严厉的军人,贿赂系统和一切所谓不正和不端的死敌。到第二天,他就使所有官员全都惶恐了起来,直到最末的一个;要求收支帐目,到处发见了漏洞,看起来,什么总数都不对,立刻注意到京式的体面的屋子——而且接着就执行了调查。官员们被停职了;京式屋子被官家所没收,变作各种慈善事业机关和新兵的学校了;所有官员们都受了严重的道德的训斥,而尤其是我们的朋友乞乞科夫。他的脸虽然有愉快的表情,却忽然很招了上司的憎厌——究竟为什么呢——可只有上帝知道;这些事是往往并无缘故的——总之,他讨厌乞乞科夫得要死。而且这铁面无私的长官,发起怒来也可怕得很!然而他究竟不过是一个老兵,不明白文官们的一切精致的曲折和乖巧,别的一些官就仗着相貌老实和办事熟练的混骗,蒙恩得到登用了,于是这位将军就马上落在更大,更坏的恶棍的手里,而他却完全不知道;竟还在满足,自以为找着了好人,而且认真的自负,他怎样的善于从才能和本领上,来辨别和鉴定人。官员们立刻看透了他的性格和脾气。他的下属,就全是激烈的真理疯子,对于不正和不法,都毫不宽容的惩罚;无论那里,一遇到这等事,他们就穷追它,恰如渔人的捏着鱼叉,去追一条肥大的白鲟鱼一样,而且实在也有很大的结果,过不多久,每人就都有几千卢布的财产了。这时候,先前的官员也回来了很不少,又蒙宽恩,仍见收录;只有乞乞科夫独没有再回衙门的运气;虽有将军的秘书长因为一封呵凡斯基公爵的绍介信的督促,很替他出力,替他设法,这人,是最善于控御将军的鼻子的——然而他什么也办不成。将军原是一个被牵着鼻子跑来跑去的人(他自己当然并不觉得的;)但倘若他的脑袋里起了一种想头,那就牢得像一枚铁钉,决非人力所能拔出。这聪明的秘书长办得到的一切,是消灭先前的龌龊的履历,然而也只好打动他的长官,是诉之于他的同情,并且用浓烈的色采,向他画出乞乞科夫的悲惨的运命,和他那不幸的,然而其实是幸而完全没有的家族罢了。 | ||
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皆が知るべきは、この時期に収賄の厳禁が始まったことである。だがあらゆる規則もチチコフを怯ませず、かえってそれを利用して自分の利益とし、厳禁の時にこそ一層旺盛な、真にロシア式の発明精神を示した。彼の方法はこうであった。請願人が現れ、ポケットに手を入れて誰もが極めて馴染みのロシアで「アファナーシー公爵の紹介状」と呼ばれるものを取り出そうとすると、彼は直ちに愛想よく微笑み、請願人の手をしっかりと押さえて言った。「あなたは私が……いえいえ、結構です!これは我々の義務であり責任です。報酬なしでも当然いたすべきことです!ご安心なさい。明朝にはすべて片付きます!ご住所を伺ってよろしいですか?ご自身でわざわざお越しになる必要はありません。すべてお届けいたします!」感激した請願人は帰宅して思った。「これこそ人物だ!もっとこういう人がいればよいのに、真の宝石だ!」しかし一日待ち、二日待ち、三日待っても文書は届かなかった。再び役所へ行くと——まだ呈文すら見ていないと言う。チチコフに会うと彼は優雅に言った。「申し訳ありません、大変忙しくて。でも明日、明日には必ず!」しかし文書は来なかった。請願人は考えた。「何か別の事情があるのでは?」調べると答えが返ってきた。「書記にいくらか包まないと」——「もちろん、二十五コペイカでも五十コペイカでも」——「いいえ、少なくとも白い紙幣を一枚」。「何だと?書記に白い紙幣を?」驚いた請願人に答えが返った。「書記には二十五コペイカしか渡りません。残りは上に行くのです!」かくして請願人は新規則と清廉を呪い、以前なら上司に赤い紙幣[97]を一枚置けば済んだのにと嘆いた。<br/> | 皆が知るべきは、この時期に収賄の厳禁が始まったことである。だがあらゆる規則もチチコフを怯ませず、かえってそれを利用して自分の利益とし、厳禁の時にこそ一層旺盛な、真にロシア式の発明精神を示した。彼の方法はこうであった。請願人が現れ、ポケットに手を入れて誰もが極めて馴染みのロシアで「アファナーシー公爵の紹介状」と呼ばれるものを取り出そうとすると、彼は直ちに愛想よく微笑み、請願人の手をしっかりと押さえて言った。「あなたは私が……いえいえ、結構です!これは我々の義務であり責任です。報酬なしでも当然いたすべきことです!ご安心なさい。明朝にはすべて片付きます!ご住所を伺ってよろしいですか?ご自身でわざわざお越しになる必要はありません。すべてお届けいたします!」感激した請願人は帰宅して思った。「これこそ人物だ!もっとこういう人がいればよいのに、真の宝石だ!」しかし一日待ち、二日待ち、三日待っても文書は届かなかった。再び役所へ行くと——まだ呈文すら見ていないと言う。チチコフに会うと彼は優雅に言った。「申し訳ありません、大変忙しくて。でも明日、明日には必ず!」しかし文書は来なかった。請願人は考えた。「何か別の事情があるのでは?」調べると答えが返ってきた。「書記にいくらか包まないと」——「もちろん、二十五コペイカでも五十コペイカでも」——「いいえ、少なくとも白い紙幣を一枚」。「何だと?書記に白い紙幣を?」驚いた請願人に答えが返った。「書記には二十五コペイカしか渡りません。残りは上に行くのです!」かくして請願人は新規則と清廉を呪い、以前なら上司に赤い紙幣[97]を一枚置けば済んだのにと嘆いた。<br/> | ||
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やがてチチコフの前に大きな活動の場が開けた。官舎建設の委員会が設立され、チチコフは最も活動的な一員となった。六年間の努力にもかかわらず、気候のせいか材料のせいか建物は基礎から先へ進まなかった。だが委員たちは市の各所に見事な京風の邸宅を建てた。委員たちは裕福になり家庭を築いた。チチコフもようやく厳しい禁制と克己の重荷から解放され、贅沢を始めた。高級な衣料を買い、二頭の馬を入れ、コロン香水で身体を拭い、高価な石鹸を使うようになった。<br/> | やがてチチコフの前に大きな活動の場が開けた。官舎建設の委員会が設立され、チチコフは最も活動的な一員となった。六年間の努力にもかかわらず、気候のせいか材料のせいか建物は基礎から先へ進まなかった。だが委員たちは市の各所に見事な京風の邸宅を建てた。委員たちは裕福になり家庭を築いた。チチコフもようやく厳しい禁制と克己の重荷から解放され、贅沢を始めた。高級な衣料を買い、二頭の馬を入れ、コロン香水で身体を拭い、高価な石鹸を使うようになった。<br/> | ||
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| − | だがその古い上司の後任に厳格な軍人が来て、翌日には全官員を震え上がらせた。帳簿を調べ、至る所に穴を見つけ、京風の邸宅に目を付けた。官員たちは停職処分を受け、邸宅は没収された。チチコフは特に上司の憎悪を買った。この鉄面無私の長官が怒ると恐ろしかったが、所詮は軍人で文官の巧みな曲折を知らず、別の更に悪い悪党どもの手に落ちた。一方チチコフは復職の機会を得られず、将軍の秘書長が紹介状で力を尽くしたが無駄であった。将軍の頭に一つの考えが浮かべばそれは鉄の釘のように固く、人力では抜けなかった。秘書長ができたのは汚い履歴を消し、チチコフの悲惨な運命と不幸な——実は存在しない——家族について同情を引くことだけであった。 | + | だがその古い上司の後任に厳格な軍人が来て、翌日には全官員を震え上がらせた。帳簿を調べ、至る所に穴を見つけ、京風の邸宅に目を付けた。官員たちは停職処分を受け、邸宅は没収された。チチコフは特に上司の憎悪を買った。この鉄面無私の長官が怒ると恐ろしかったが、所詮は軍人で文官の巧みな曲折を知らず、別の更に悪い悪党どもの手に落ちた。一方チチコフは復職の機会を得られず、将軍の秘書長が紹介状で力を尽くしたが無駄であった。将軍の頭に一つの考えが浮かべばそれは鉄の釘のように固く、人力では抜けなかった。秘書長ができたのは汚い履歴を消し、チチコフの悲惨な運命と不幸な——実は存在しない——家族について同情を引くことだけであった。 |
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| + | “怎么的!”乞乞科夫说。“我钓着的了,拉上来的了,可是这东西又断掉了——这没有话好说。就是号啕大哭,也不能使这不幸变好的。还不如做事情去!”于是他决计从新开始他的行径,用忍耐武装起来,甘心抑制他先前那样的阔绰。他决计搬到一个别的市上去,在那里博得名声。然而一切都不十分顺手。在很短的时光中,他改换了两三回他的职业,因为那些事情,全是龌龊而且讨厌的。读者应该知道,在闲雅和洁净上,乞乞科夫是这世界上不可多得的人。开初虽然也只得在不干净的社会里活动,但他的魂灵却总是纯洁,无瑕的,所以他在衙门的公事房里,桌子也喜欢磁漆,而且一切都显得高尚和精致。他决不许自己的谈吐中,有一句不雅的言语,别人的话里倘有疏忽了他的品级和身分的句子,他也很不高兴。我相信,这大约是读者也很赞成的罢,如果知道了他每两天换一次白衬衫;夏天的大热时候,那就每天换两次:些微的不愉快的气味,他的灵敏的嗅觉机关是受不住的。所以每当彼得尔希加进来替他脱衣服,脱长靴,他总是用两粒丁香塞在鼻孔里;而且他那神经之娇嫩,是往往赛过一位年青小姐的;所以要再混进谁都发着烧酒气,全无礼貌的一伙里面去,真也苦痛得很。他虽然勉力自持,但在这样的逆境和坏运道之下,竟也瘦了一点,而且显出绿莹莹的脸色来了。当读者最初遇见,和他相识的时候,他是正在开始发胖,成了圆圆的,合式的身样了的;每一照镜,他已经常常想到尘世的快乐:一位漂亮的夫人,一间住满的孩子房,于是他脸上就和这思想一同露出微笑;但现在如果偶向镜子一瞥,就不禁叫喊起来道:“神圣的圣母,我是多么丑了呵!”他从此长久不高兴去照镜子了。然而我们的主角担受着一切,坚忍地,勇敢地担受着——于是他到底在税关上得了一个位置。我们应该在这里说明,这样的地位,本来久已是他的秘密希望的对象。他看见过税务官员弄到怎样的好看到出奇的外国货,把怎样的出色的麻纱和磁器去送他的姊妹、教母和婶娘。他屡次叹息着叫喊道:“但愿我也去得成:国界不远,四近都是有教育的人,还能穿多么精致的荷兰小衫呀!”我们还应该附白一下,他也还想着使皮肤洁白柔软,使面颊鲜活发光的一种特别的法兰西肥皂;这是什么商标呢,上帝知道,总之,他推测起来,是只在国界上才有的。所以,他虽然久已神往于税关,但从建筑委员会办事所发生出来的目前的利益,却把他暂时按下,他说得很不错,当建筑委员会还总是手里的麻雀时,税关也不过是屋顶上的鸽子罢了。现在他却已经决定,无论如何要进税关去——而且也真的进去了。他用了真正的火一般热心去办事。好象命里也注定他来做税务官吏似的。三四个礼拜后,他已经把税关事务练习得这样的熟悉,从头到底什么都明白了:他全不用称,也不用量;因为他只要一看发票,立刻知道包裹里有几丈匹头;只消用手把袋子一提,就说得出有多少重量;至于检查,那是他呢,恰如他自己的同事所说一样,简直是“一条好猎狗似的嗅觉:”这也实在很奇怪,他会耐心的去瞎查每个纽扣,而且都做得绝顶的冷静,又是出奇的文雅的。就是那被检查的不幸的对手气得发昏,失了一切自制的力量,恨不得在他愉快的脸上,重重的给一个耳刮子的时候,他也仍然神色自若,总是一样的说得很和气:“您肯赏光,劳您的驾,站起一下子来罢!”或是:“您肯屈驾,太太,到间壁的屋子里去一下么?那里有一位我们公务人员的夫人,想和您谈几句天呢,”或者“请您许可,我在您那外套的里子上,用小刀拆开一点点罢。”和这话同时,他就非常冷静的从这地方拉出头巾,围巾以及别的东西来,简直好象在翻自己的箱子一样。连上司也说,这是一个精怪,不是人。他到处搜出些东西:车轮间,车辕中,马耳朵里,以及上帝知道什么另外的处所,这些处所,没有一个诗人会想到去搜寻,只有税务官员这才想得出来的。那可怜的旅客通过了国境之后,很久还不能定下心神来,揩掉从一切毛孔中涌出的大汗,画一个十字,喃喃的说道:“阿唷,阿唷!”他的境遇好象一个逃出密室来的中学生,教师叫他进去听几句小教训,却竟是完全出于意外的挨了一顿痛打。对于他,私贩子一时毫没有法子想:他是所有波兰一带的犹太人帮的灾星和恶煞。他的正直和廉洁是无比的,而且也是出乎自然以上的。他从那些因为省掉无谓的登记,就不再充公的没收的货品和截留的东西上,决不沾一点光。办事有一种这样的毫不自私自利的热心,当然要惹起大家的惊异,终于也传到长官的耳朵里去了。他升了一极,并且赶紧向长官上了一个条陈,说怎样才可以捕获全部偷运者,加以法办。在这条陈上,还请给他以实行方法的委任。他立刻被任为指挥长,得了施行一切调查搜检的绝对的全权。他所要的就正是这一件。在这时候,私贩们恰恰也成立了一个大团体,做得很有心计,也很有盘算:这无耻的勾当,准备要赚钱一百万。乞乞科夫是早已知道了一点的,但当私贩们派人来通关节时,却遭了拒绝,他很冷淡的说,时候还没有到。一到掌握了一切关键之后,他便使人去通知这团体,告诉他们道:现在是时候了。他算得很正确。只在一年里面,他就能够赚得比二十年的热心办公还要多。他在先前是不愿意和他们合作的,因为他还不像一个棋中之帅,所以分起来也很有限。现在可是完全不同了,现在他可以对他们提出条件去了。因为要事情十分稳当,他又去引别一个官吏加入自己这面来,这计划成功了,那同事虽然头发已经雪白,竟不能拒绝他的诱惑。契约一结好,团体就进向了实行。他们的第一番活动,是见了冠冕堂皇的结果的。读者一定已经听到过关于西班牙羊的巧计的旅行这一个有名的,时常讲起的故事了的罢,那羊外面又蒙着一张皮,通过了国境,皮下面却藏着值到一百万的孛拉彭德[99]的花边。这事情就正出在乞乞科夫做着税务官的时候。如果他自己不去参加这计划,世界上是没有一个犹太人办得妥这类玩意的。羊通过了国境三四回之后,两个官员就各各有了四十万卢布的财产。哦,人们私议,是乞乞科夫怕要到五十万的了,因为他比别一个还要放肆点。只要没有一匹该死的羊捣乱,上帝才知道这大财是会发到怎么一个值得赞叹的总数呢。恶魔来搅扰这两位官。公羊触动了他们,他们无缘无故的彼此弄出事来了。正在快活的谈天的时候,乞乞科夫也许多喝了一点酒罢,就称那一个官为教士的儿子,那人虽然确是教士的儿子,但不知怎的却非常的以为受辱,就很激烈,很锋利的回过来。他说道:“你胡说!我是五等官,不是教士的儿子。你倒恐怕是教士的儿子!”因为要给对手一个刺,使他更加懊恼,就再添上一句道:“哼,一定是的!”他虽然把加在自己头上的坏话,回敬了我们的乞乞科夫,虽然那“哼,一定是的!”的一转,已经够得利害,他却另外还向长官送了一个秘密的告发。听人说,除此之外,他们俩原已为了一个活泼茁壮的女人,正在争风吃醋了的,那女人呢,用官们的表现法来说,那就是“切实”到像一个萝卜,哦,那人还雇了两个很有力气的家伙,要夜里在一条昏暗的小巷里把我们的主角狠命的打一通;然而到底也还是两位老爷们发胡涂,该女人是已经被一位勖玛哈略夫大尉弄了去的了。那实情究竟怎么样呢,可只有上帝知道。总之,和私贩们的秘密关系是传扬开来,显露出来了。五等文官立刻翻筋斗,但他拉自己的同事也翻了一个筋斗。他们被传到法庭上去,他们的全部财产都被查抄,就像在他们的负罪的头上来了一个晴天霹雳。他们的精神好象被烟雾所笼罩,到得清楚起来,这才栗然的明白了自己犯了什么事,五等文官禁不起这运命的打击,在什么地方穷死了,但六等文官却没有倒运,还是牢牢的站着。纵使前来搜查的官们的嗅觉有多么细致,他也能稳安的藏下了财产的一部分;他用尽了一切凡有识得透,做得多的深通世故的人的策略和口实:这里用合式的态度,那里用动人的言语,而且用些决不令人难受的谄媚,博得官们的帮忙,有时还塞给他们一点点,总而言之,他知道把他的事情怎么化小,纵使无论如何逃不出刑事裁判,至少,也不像他的同事那样没面子的收场。自然:财产和一切出色的外国货是不见了;这些东西,都跑到别个鉴赏家的手里去了。剩在这里的,是他从这大破绽里救出来的,藏着应急的至多一万卢布,还有两打荷兰小衫,一辆年青独身者所坐的小马车,以及两个农奴:马夫绥里方和跟丁彼得尔希加,此外是因为税务官员的纯粹的好心,留给他的五六块肥皂:使他把他的脸好弄得很是干净和光鲜——这就是一切。我们的主角现在又一下子陷在这样的逆境里了!忽然来毁坏了他的,是多么一个吓人的坏运道!他称这为:因真理而受苦。人们也许想,在这些变动,历练,运命的打击和人生的恶趣之后,他会带了他那最后的伤心的一万块,躲到外省的平安的角落里,从此在那里锈下去:身穿印花的睡衣,坐在小屋的窗口,看着农夫们在礼拜天怎样的打架,或者也许为了保养,到鸡棚那边去走一趟,查一下那一只可以烧汤,那么,他的生活就真的很闲静,而且为他设想,也并非过得毫无意思的罢。然而全不是这么一回事;对于我们的主角的不屈不挠的性格之坚强,人只好又说他不错。经过了够使一个人纵不灭亡,但遇事总不免沉静和驯良下去的一切这些打击之后,在他那里却仍没有消掉那未曾前闻的热情。他懊恼,他愤怒,唠叨全世界,骂运命的不公平,恨人们的奸恶,然而他不能放掉再来一个新的尝试。总而言之,他显出一种英雄气概来了,在这前面,那发源于迟钝的血液循环的德国人的萎靡不振的忍耐,就缩得一无所有。乞乞科夫的血液,却是火一般在脉管里流行的,倘要驾御一切要从这里奔迸出来,自由活动的欲望,必须有坚强的,明晰的意志。他这样那样的反省了许多时,而且总反省出一些正当。为什么我竟这样子?为什么现在不幸应该闯到我的头上来?那么,现在难得了职业?人都在图谋好处。我没有陷害过什么人,没有抢掠过一个寡妇,没有弄得谁去做乞丐,我不过取了一点余剩,别人站在我的地位上,也要伸下手去的。我不趁这机会揩点油,别人也要来揩的。为什么别人可以称心享福?为什么我却应该蛆虫似的烂掉?我现在是什么东西?我还有什么用处?我现在怎么和一个体面的一家之父见面呢?如果我一想到空活在这世界上,能不觉得良心的苛责吗?而且将来我的孩子们会怎么说呢?——“看我们的父亲罢,”他们会说:“他是一只猪,毫不留给我们一点财产。” | ||
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「何と!」チチコフは言った。「釣り上げたと思ったら、糸が切れてしまった——泣いても始まらない。仕事に取りかかるしかない!」こうして彼は再び行路を始め、忍耐で武装し、以前の贅沢を甘んじて抑えた。別の市に移り名声を博そうとしたが、すべてが順調ではなく、短期間に二三度職を変えた。いずれも汚く不快な仕事であった。チチコフは閑雅と潔癖において世に稀な人物であったことを知るべきだ。魂は常に純潔で無瑕であり、机は磁漆を好み、談吐に不雅な言葉を許さなかった。夏の暑い時は毎日二度白衬衫を替え、微かに不快な臭いも鋭敏な嗅覚が耐えられなかった。<br/> | 「何と!」チチコフは言った。「釣り上げたと思ったら、糸が切れてしまった——泣いても始まらない。仕事に取りかかるしかない!」こうして彼は再び行路を始め、忍耐で武装し、以前の贅沢を甘んじて抑えた。別の市に移り名声を博そうとしたが、すべてが順調ではなく、短期間に二三度職を変えた。いずれも汚く不快な仕事であった。チチコフは閑雅と潔癖において世に稀な人物であったことを知るべきだ。魂は常に純潔で無瑕であり、机は磁漆を好み、談吐に不雅な言葉を許さなかった。夏の暑い時は毎日二度白衬衫を替え、微かに不快な臭いも鋭敏な嗅覚が耐えられなかった。<br/> | ||
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ロシアの習慣に従い十字を切った後、彼は大計画の実行に取りかかった。住む土地を探すという嘘で国の辺境僻地を巡り、とりわけ災害——飢饉、死亡——の多い地方を探した。決して手当たり次第に地主を訪ねず、自分の口味に合う人を選んだ。つまりこの種の取引がさほど面倒でない者を。こうして我々の物語に登場した人物たちが現れたのである。<br/> | ロシアの習慣に従い十字を切った後、彼は大計画の実行に取りかかった。住む土地を探すという嘘で国の辺境僻地を巡り、とりわけ災害——飢饉、死亡——の多い地方を探した。決して手当たり次第に地主を訪ねず、自分の口味に合う人を選んだ。つまりこの種の取引がさほど面倒でない者を。こうして我々の物語に登場した人物たちが現れたのである。<br/> | ||
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| − | 彼が馬車で都会に向かう場合、たとえ繁華な首都でも最初は灰色で単調である。果てしない工場と煤けた作業場が味気なく屹立する。やがて六階建ての建物の角、体面のある店、看板、街路の長い列と鐘楼、円柱、彫像、教会、喧騒と華やかさ、人の手と精神の生み出した奇跡が現れるのだ。<br/> | + | 彼が馬車で都会に向かう場合、たとえ繁華な首都でも最初は灰色で単調である。果てしない工場と煤けた作業場が味気なく屹立する。やがて六階建ての建物の角、体面のある店、看板、街路の長い列と鐘楼、円柱、彫像、教会、喧騒と華やかさ、人の手と精神の生み出した奇跡が現れるのだ。 |
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| + | ! style="width: 50%; background-color: #f0f0f0; padding: 8px;" | 中文 (Chinese) | ||
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| + | 我们已经知道,乞乞科夫是很担心着他的后代的。这是一件发痒似的事情。假使嘴唇上不常涌出这奇特的,渺茫的“我的孩子们会怎么说呢?”的问题来,许多人就未必这么深的去捞别人的袋子了。未来的一家之父却赶忙去捞一切手头的东西,恰如一匹谨慎的雄猫,惴惴的斜视着两边,看主人可在近地:只要看到一块肥皂,一枝蜡烛,一片脂肪,爪下的一只金丝雀,他就全都抓来,什么也不放过。我们的主角在这么的慨叹和诉苦,但他的头却不断的在用功。他固执的要想出一些什么来;只还缺新建设的计划。他又缩小了,他又开始辛苦的工作生活,他又无不省俭,他又下了高尚和纯净的天,掉在龌龊和困苦的存在里了。在等候着好机会之间,总算得了法院代书人的职务,这职业者,在我们这里是还没有争得公民资格,非忍受各方面的打和推不可,被法院小官和他们的上司所轻蔑,判定了候在房外,并挨各种欺侮呵斥的苦恼的。然而艰难使我们的主角炼成一切的本领。在他所委托执行的许多公务中,也有这样的一件事:是有几百个农奴到救济局里来做抵押。那些农奴所属的土地,已经成为荒场。可怕的家畜传染病,奸恶经理人的舞弊,送掉顶好的农奴的时疫,坏收成,以及地主的不小的胡涂,都使这成为不毛之地。主人往墨斯科造起时髦房子来,装饰的最新式,最适意,但却把他的财产化得不剩一文钱,至于连吃也不容易。于是他只好把还剩在他手里的惟一的田地,拿去做抵押了向国家抵押的事,当时还不很明白,而且试办未久,所以要决定这一步,总不免心怀一点疑惧。乞乞科夫以代书人的资格,先来准备下一切;他首先是博得所有在场人的欢心,(没有这豫先的调度,谁都知道是连简单的讯问也轮不到的——总得每人有一瓶玛克拉酒才好,)待到确实的笼络住了所有官员之后,他才告诉他们说:这事件里还有一点必须注意的情形:“农奴的一半是已经死掉了的,要防后来会有什么申诉……”——“但他们是还写在户口调查册上的罢,不是吗?”秘书官说。“自然,”乞乞科夫回答道。——“那么,你还怕什么呢?”秘书官道。“这一个死掉,别一个会生,并无失少呀,这么样就成。”谁都看见,这位秘书官是能够用诗来说话的。但在我们的主角的头里,却闪出一个人所能想到的最天才的思想来了。“唉,我这老实人!”他对自己说。“我在找我的手套,它却就塞在自己的腰带上!趁新的人口调查还没有造好之前,我去买了所有死掉了的人们来;一下子弄它一千个,于是到救济局里去抵押;那么,每个魂灵我就有二百卢布,目前足可以弄到二十万卢布了!而且现在恰是最好的时机,时疫正在流行,靠上帝,送命的很不少!地主们输光了他的钱,到处游荡,把财产化得一点不剩,都想往彼得堡去做官:抛下田地,经理人又不很帮他们,收租也逐年的难起来;单是用不着再付人头税,都不知道他们多么愿意把死掉的魂灵让给我呢,唔,恐怕我到底只要化一两个戈贝克就什么都拿来了。这自然是不容易的,要费许多力,人只好永远在苦海里漂泛,掉下去,又从此造出新的历史来。然而人究竟为什么要他的聪明呢?所谓好事情,就是很不真实,没有人真肯相信的事情。自然,不连田地,是不能买,也不能押的;但我用移住的目的去买,自然,移住的目的;滔律支省和赫尔生省的荒地,现在几乎可以不化钱的去领;那地方你就可以移民的,心里想多少就多少!我简直送他们到那地方去:到赫尔生省去;使他们住下!移民是要履行法律的程序,遵照设定的条文,经过裁决的。如果他们要证明书,可以,我不反对。为什么不可以?我也能拿出一个地方审判厅长亲笔署名的证明书来的。这田地,就叫作‘乞乞科夫庄,’或者用我的本名,称为‘保甫尔村’罢。”在我们的主角的头里,建设了这奇特的计划;读者对于这,是否十分感谢呢,我毫不知道,但作者却觉得应该不可以言语形容的感谢的;无论如何,假使乞乞科夫没有发生这思想——这诗篇也不会看见世界的光了。<br/> | ||
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| + | 他依照俄国的习惯,划过一个十字之后,要实行他的大计划了。他要撒着谎,他是在找寻一块可以住下的小地方,还用许多另外的口实,到我们国度里的边疆僻壤去察看,尤其是比别处蒙着更多的灾害之处,就是:荒歉,死亡以及别的种种。一言以蔽之,是给他极好的机会,十分便宜的买到他所需要的农奴的地方。他决不随便去找任何的地主,却从他的口味来挑选人,这就是,须是和他做成这一种交易,不会怎样的棘手。他先设法去和他接近,赚得他的交情,使农奴可以白白的送他,自己无须破费。在我们这故事的进行中,出现的人物虽然总不合他的口味,但读者却也不能嗔怪作者的:这是乞乞科夫的错;因为这里他是局面的主人公,他想往那里去,我们也只好跟着他。如果有人加以责备,说我们的人物和性格都模胡,轻淡,那么,我们这一面也只能总是反复的说,在一件事情的开初,是不能测度它的全部情状,以及经过的广和深的。坐车到一个都会去,即使是繁华的首都,也往往毫无趣味。先是什么都显得灰色,单调。无边际的工厂和熏黑的作场干燥无味的屹立着。稍迟就出现了六层楼房的屋角,体面的店铺,挂着的招牌,街道的长行和钟楼,圆柱,雕象,教堂,还有街上的喧嚣和灿烂,以及人的手和人的精神所创造的奇迹。 | ||
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我々は既に知っている。チチコフは後代のことを甚だ気にかけていた。これは痒みのような事で、もし唇に「わが子らは何と言うであろう」という渺茫たる問いが常に浮かばなければ、多くの人はこれほど深く他人の袋を漁ることはなかったろう。未来の一家の父は手当たり次第に掻き集める、用心深い雄猫のように——石鹸も蝋燭も脂も、爪の下の金糸雀も、すべて掴んで離さない。<br/> | 我々は既に知っている。チチコフは後代のことを甚だ気にかけていた。これは痒みのような事で、もし唇に「わが子らは何と言うであろう」という渺茫たる問いが常に浮かばなければ、多くの人はこれほど深く他人の袋を漁ることはなかったろう。未来の一家の父は手当たり次第に掻き集める、用心深い雄猫のように——石鹸も蝋燭も脂も、爪の下の金糸雀も、すべて掴んで離さない。<br/> | ||
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彼の委託された公務の中に、数百人の農奴を救済局に抵当に入れるという仕事があった。その農奴が属する土地は既に荒場と化し、恐るべき家畜の伝染病、奸悪な経理人の不正、時疫、地主の愚鈍がすべてを不毛にしていた。地主はモスクワで最新式の邸宅を建て、財産を一文も残さず使い果たしていた。チチコフは代書人として一切を準備し、まず関係者全員の歓心を買い——各人にマデイラ酒一瓶が必要なのは言うまでもない——すべての官員を籠絡した後、こう告げた。「この件にはもう一つ注意すべき事情がある。農奴の半分は既に死んでいるから、後で申し立てがないようにせねばならぬ」。「だが彼らは戸籍簿にまだ載っているのだろう?」と秘書官。「当然」とチチコフ。——「ならば何を恐れる?一人死ねば一人生まれる、差引なしだ」。誰もがこの秘書官は詩で語る才があると認めた。しかしチチコフの頭には人間が思いつき得る最も天才的な思想が閃いた。「ああ、私はなんと正直者だ!手袋を探していたが、腰帯に挿してあるではないか!新しい人口調査がまだ済まぬうちに、死んだ人間をすべて買い集め、千人も手に入れれば救済局に抵当に出せる。一つの魂につき二百ルーブル、二十万は手に入る!今が最良の時機だ!」<br/> | 彼の委託された公務の中に、数百人の農奴を救済局に抵当に入れるという仕事があった。その農奴が属する土地は既に荒場と化し、恐るべき家畜の伝染病、奸悪な経理人の不正、時疫、地主の愚鈍がすべてを不毛にしていた。地主はモスクワで最新式の邸宅を建て、財産を一文も残さず使い果たしていた。チチコフは代書人として一切を準備し、まず関係者全員の歓心を買い——各人にマデイラ酒一瓶が必要なのは言うまでもない——すべての官員を籠絡した後、こう告げた。「この件にはもう一つ注意すべき事情がある。農奴の半分は既に死んでいるから、後で申し立てがないようにせねばならぬ」。「だが彼らは戸籍簿にまだ載っているのだろう?」と秘書官。「当然」とチチコフ。——「ならば何を恐れる?一人死ねば一人生まれる、差引なしだ」。誰もがこの秘書官は詩で語る才があると認めた。しかしチチコフの頭には人間が思いつき得る最も天才的な思想が閃いた。「ああ、私はなんと正直者だ!手袋を探していたが、腰帯に挿してあるではないか!新しい人口調査がまだ済まぬうちに、死んだ人間をすべて買い集め、千人も手に入れれば救済局に抵当に出せる。一つの魂につき二百ルーブル、二十万は手に入る!今が最良の時機だ!」<br/> | ||
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| − | 彼はロシアの習慣に従い十字を切り、大計画の実行に取りかかった。<br/> | + | 彼はロシアの習慣に従い十字を切り、大計画の実行に取りかかった。 |
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| + | ! style="width: 50%; background-color: #f0f0f0; padding: 8px;" | 中文 (Chinese) | ||
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| + | 第一回的购买是怎样的成交,读者已经看见了;这事件怎样地展开,怎样的成功和失败等候着我们的主角,他怎样地打胜和克服更其艰难的障碍,还有是强大的形象怎样地在我们前面开步,极其秘密的杠杆怎样地使我们这泛滥很广的故事运行,水平线怎样地激荡起来,于是迸为堂皇的抒情诗的洪流呢,我们到后来就看见。一位中年的绅士,一辆年青独身者常坐的马车,跟丁彼得尔希加,马夫绥里方和驾车的三头骏马,从议员到卑劣的花马,是我们已经绍介过了的,由这些编成的我们的旅团,要走的是一条远路。于此就可见我们的主角的生涯。但也许大家还希望我用最后的一笔,描出性格来罢:从他的德行方面说起来,他是怎样的人呢?他并不是具备一切道德,优长,以及无不完善的英雄——那是明明白白的。他究竟是怎样的人?那就是一个恶棍了罢?为什么立刻就是一个恶棍?对于别人,我们又何必这么严厉呢?我们这里,现在是已经没有恶棍的了。有的是仁善的,坚定的,和气的人,不过对于公然的侮辱,肯献出他的脸相来迎接颊上的一击的,却还是少得很。这一种类,我们只能找出两三个,他们自然立刻高声的谈起道德来。最确切是称他为好掌柜或是得利的天才。得利的欲望——是罪魁祸首,它就是世间称为“不很干净”的一切关系和事务的原因。自然,这样的性格,是有一点招人反感的,就是读者,即使在自己的一生中,和这样的人打交道,引他到自己的家里来,和他消遣过许多愉快的时间,但一在什么戏曲里,或者一篇诗歌里遇见,却就疑忌的向他看。然而什么性格都不畏惮,倒放出考察的眼光,来把握他那最内部的欲望的弹簧的人,是聪明,聪明,第三个聪明的;在人,什么都变化得很迅速;一瞬息间,内部就有可怕的虫蛆做了窠,不住的生长起来,把所有的生活力吸得干干净净。还有已经不只发现过一回的,是一个人系出高门,不但是剧烈的热情生长得很强盛,倒往往因为一种可怜的渺小的欲望,忘却了崇高的神圣的义务,向无聊的空虚里,去找伟大和尊荣了。像海中沙的,是人的热情,彼此无一相像,开初是无不柔顺,听命于人的,高超的也如卑俗的一样,但后来却成为可怕的暴君。恭喜的是从中选取最美的热情的人:他的无边的幸福逐日逐时的生长起来,愈进愈深的他进了他的魂灵的无际的天国。然而也有并不由人挑选的热情。这是和人一同出世的,却没有能够推开它的力量。它所驱使的是最高的计划,有一点东西含在这里面,在人的一生中决不暂时沉默,总在叫唤和招呼。使下界的大竞走场至于完成,乃是它的目的,无论它以朦胧的姿态游行,或者以使全世界发大欢呼的辉煌的现象,在我们面前经过——完全一样——它的到来,是为了给人以未知之善的。在驱使和催促我们的主角乞乞科夫的,大约也是发源于热情的罢,这非出于他自己,是伏在他的冰冷的生涯中,将来要令人向上天的智慧曲膝,而且微如尘沙的。至于这形象,为什么不就在目下已经出世的这诗篇里出现呢,却还是一个秘密。<br/> | ||
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| + | 但大家不满足于我们的主角,并不是苦楚;更其苦楚和伤心的倒是这:我的魂灵里生活着推不开的确信,是无论如何,读者竟会满足于这主角,满足于就是这一个乞乞科夫的。如果作者不去洞察他的心,如果他不去搅起那瞒着人眼,遮盖起来的,活在他的魂灵的最底里的一切,如果他不去揭破那谁也不肯对人明说的,他的秘密的心思,却只写得他像全市镇里,玛尼罗夫以及所有别的人们——那样子,——那么,大家就会非常满足,谁都把他当作一个很有意思的人物的罢。不过他的姿态和形象,也就当然不会那么活泼的在我们眼前出现:因此也没有什么感动,事后还在振撼我们的魂灵,我们只要一放下书本就又可以安详的坐到那全俄之乐的我们的打牌桌子前面去了。是的,我的体面的读者,你们是不喜欢看人的精赤条条的可怜相的:“看什么呢?”你们说。“这些有什么用呢?难道我们自己不知道世界上有很多的卑鄙和胡涂吗?即使没有这书,人也常常看见无法自慰的物事的。还是给我们看看惊心动魄的美丽的东西罢!来帮帮我们,还是使我们忘记自己罢!”——“为什么你要来告诉我,说我的经济不行的呀,弟兄?”一个地主对他的管家说。“没有你,我也明白,好朋友;你就竟不会谈谈什么别的了吗?是不是?还是帮我忘记一切,不要想到它的好——那么,我就幸福了。”钱也一样,是用它来经营田地的,却为了忘却自己,用各种手段去化掉。连也许能够忽然发见大富源的精神,也睡了觉了;他的田地拍卖了,地主为了忘却自己,只好去乞食;带着一个原是出奇的下贱和庸俗,连自己看见也要大吃一吓的魂灵。<br/> | ||
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| + | 对于作者,还有一种别样的申斥;这是出于所谓爱国者的,他们幽闲的坐在自己的窠里,做着随随便便的事情,在别人的粮食上,抽着好签子,积起了一批财产;然而一有从他们看起来,以为是辱没祖国的东西,即使不过是包含着苦口的真实的什么书一出版——他们也就像蜘蛛的发现一个苍蝇兜在他们的网上了的一般,从各处的角角落落里爬出来,扬起一种大声的叫喊道:“唔,把这样的物事发表出来,公然叙述,这是好的吗?写在这里的,确是我们的事——但这么办,算得聪明吗?况且外国人会怎么说呢?听别人说我们坏,觉得舒服吗?”而且他们想:这于我们有没有损呢?想:我们岂不是爱国者吗?对于这样的警告,尤其是关于外国人,我找不出适当的回答。有一件这样的事:在俄国的什么偏僻之处,曾经生活着两个人。其一,是一个大家族的父亲,叫作吉法·摩基维支;他是温和,平静的人,只爱舒适和幽闲的生活。他不大过问家务;他的生涯,倒是献给思索的居多,他沉潜于“哲学的问题”,照他自己说。“拿走兽来做例子罢,”他时常说,一面在房里走来走去。“走兽是完全精赤条条的生下来的。为什么竟是精赤条条?为什么不像飞禽似的再多一些毛?为什么它,譬如说,不从蛋壳里爬出来的?唉唉,真的,奇怪得很……人研究自然越深,就知道得越少!”市民吉法·摩基维支这样想。然而这还不是最关紧要的。别一位市民是摩基·吉法维支,他的亲生的儿子。他是一个俄国一般之所谓英雄,当那父亲正在研究走兽的产生的时候,他那二十来岁的广肩阔背的身体,却以全力在倾注于发展和生长。无论什么事,他不能轻易的,照常的就完——总是折断了谁的臂膊,或者给鼻子上肿起一大块。在家里或在邻近,只要一望见他,一切——从家里的使女起一直到狗——全都逃跑,连在他卧房里的自己的眠床,他也捣成了碎片。这样的是摩基·吉法维支,除此之外,他却是一个善良的好心的人物。但这并不是重要的。重要的是在这里:“我告诉你,吉法·摩基维支老爷,”自家的和别人的使女和家丁都来对父亲说,“你那摩基·吉法维支是怎样的一位少爷呀?他给谁都安静不来,太捣乱了!”——“对的,对的,他真也有些胡闹,”那父亲总是这么回答着,“但有什么办法呢?打他是已经不行的了,大家就都要说我严厉和苛刻,他却是一个爱面子的人;如果我在别人面前申斥他呢——他一定会小心的;但也忘不了当场丢脸——这就着实可怜。市里一知道,他们是要立刻叫他畜生的。你们以为我不会觉得苦痛的吗?你们以为我在研究哲学,再没有别的功夫,就不是他的父亲了吗?那里的话,你们弄错了。我是父亲呀,是的,我是父亲呀,妈的会不是。摩基·吉法维支——是深深的藏在我这里的心里的。”吉法·摩基维支用拳头使劲的捶着胸膛,非常愤激了:“即使他一世总是一匹畜生,至少,从我的嘴里是总不会说出来的;我可不能自己来给他丢脸!”他这样的发挥了父亲的感情之后,就一任摩基·吉法维支仍旧做着他的英雄事业,自己却回到他心爱的对象去,其间忽然提出这样的问题来了:“哼,如果象是生蛋的,那蛋壳应该不至于厚到没有什么炮弹打得碎罢?唉,唉,现在是到了发明一种新火器的时候了!”我们的两位居民,就是这样的在平安的地角里过活,他们,在我们这诗篇的完结之处,突然好象从一个窗口来窥探了一下,为的是对于热烈的爱国者的申斥,给一个平稳的回答,他们爱国者,就大概是一向静静的研究着哲学,或者他们所热爱的祖国的富的增加,不管做着坏事情,却只怕有人说出做着坏事情来的。然而爱国主义和上述的感情,也并不是这一切责备和申斥的原因。还有完全两样的东西藏在那里面。我为什么该守秘密呢?除了作者,谁还有这义务,来宣告神圣的真实呢?你们怕深刻的,探究的眼光射到你们的身上来。你们不敢自己用这眼光去看对象,你们喜欢瞎了眼睛,毫不思索,在一切之前溜过。我们也许在心里嗤笑乞乞科夫;也许竟在称赞作者,说,“然而,许多事情,他实在也观察得很精细!该是一个性情快活的人罢!”这话之后,你们就以加倍的骄傲,回到自己的本来,脸上显出一种很自负的微笑,接下去道:“人可是应该说,在俄国的一两个地方,确有非常特别和可笑的人的,其中也还有实在精炼的恶棍!”不过你们里面,可有谁怀着基督教的谦虚,不高声,不明说,只在万籁俱寂,魂灵孤独的自言自语的一瞬息间,在内部的深处,提一个问题来道:“怎么样?我这里恐怕也含有一点乞乞科夫气罢?”怎么会一点也没有。假如迎面走过了一个官,是中等品级的汉子——他就会立刻触一触他的邻人,几乎要笑了出来的样子,告诉他道:“看呀,看呀,这是乞乞科夫,他走过去了!”他还会忘记了和自己的身份和年龄相当的礼仪,孩子似的跟住他,嘲笑他,愚弄他,并且在他后面叫喊道:“乞乞科夫!乞乞科夫!乞乞科夫!”<br/> | ||
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| + | 然而我们话讲的太响,竟全没有留心到我们的主角在讲他一生的故事时睡得很熟,现在却已经醒来,而且要隐约的听到有谁屡次的叫着他的姓氏了。他这人,是很容易生气,如果毫不客气的讲他,也是极不高兴的。得罪了乞乞科夫没有,读者自然觉得并无关系;但作者却相反,无论如何,他总不能和他的主角闹散的:他还有许多路,要和他携手同行;还有两大部诗,摆在自己的前面,而且这实在也不是小事情。<br/> | ||
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| + | “喂,喂!你在闹什么了!”乞乞科夫向绥里方叫喊道。“你……?”<br/> | ||
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| + | “什么呀!”绥里方慢吞吞的问。<br/> | ||
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| + | “什么呀?你问!你这昏蛋!这是什么走法?前去,上紧!”<br/> | ||
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| + | 实在的,绥里方坐在他的马夫台上,久已迷蒙着眼睛了。他不过在半醒半睡中,间或用缰绳轻轻的敲着也在睡觉的马的背脊。彼得尔希加也不知道在什么地方落掉了帽子,反身向后,把头搁在乞乞科夫的膝髁上,吃了主人的许多有力的敲击。绥里方鼓起勇气来,在花马上使劲的抽上一两鞭,马就跑开了活泼的步子;于是他使鞭子在马背脊上呼呼发响,用了尖细的声音,唱歌似的叱咤道:“不怕就是了!”马匹奋迅起来,曳着轻车,羽毛似的前进。绥里方单是挥着鞭子,叫道:“吓,吓,吓!”一面在他的马夫台上很有规律的颠来簸去,车子就在散在公路上的山谷上飞驰。乞乞科夫靠在垫子上,略略欠起一点身子来,愉快的微笑着!因为他是喜欢疾走的。哪一个俄国人不喜欢疾走呢?他的魂灵,无时无地不神往于懵腾和颠倒,而且时常要高声的叫出“管他妈的”来,他的魂灵会不喜欢疾走吗?倘若其中含着一点很神妙,很感幸的的东西,他会不喜欢吗?好象一种不知的伟力,把你载在它的翼子上,你飞去了,周围的一切也和你一同飞去了:路标,坐在车上的商人,两旁的种着幽暗的松树和枞树,听到斧声和鸦鸣的树林,很长的道路,都飞过去了——远远的去在不可知的远地里;而在这飞速的闪烁和动荡中,却含有一种恐怖,可怕,一切飞逝的对象,都没有看清模样的工夫,只有我们头上的天,淡淡的云,上升的月亮,却好象不动的静静的站着。我的三驾马车呵,唉唉,我的鸟儿三驾马车呵!是谁发明了你的呢?你是只从大胆的,勇敢的国民里,这才生得出来的——在不爱玩笑,却如无边的平野一般,展布在半个地球之上的那个国度里:试去数一数路标罢,可不要闪花了眼睛!真的,你不是用铁攀来钩连起来的,乖巧的弄成的车子。却是迅速地,随随便便地,单单用了斧凿,一个敏捷的耶罗斯拉夫的农人做你成功的。驾驶你的马夫并不穿德国的长统靴,他蓬着胡子,戴着手套,坐着,鬼知道是在什么上;他一站起,挥动他的鞭子,唱起他的无穷尽的歌来——马就旋风似的飞跑。车轴闪成一枚圆圆的平板。道路隆隆鸣动。行路人吓得发喊,站下来仿佛生了根。——车子飞过去了,飞呀飞呀!……只看见在远地里好象一阵浓密的烟云,后面旋转着空气。 | ||
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最初の購入がどのように成立したかは読者が既に見た通りである。この事件がどのように展開し、どのような成功と失敗が我らの主人公を待ち受け、彼がいかにしてより困難な障碍を克服し、強大な形象がいかにして我々の前に歩み出し、秘密の槓桿がいかにして我々の汎濫する物語を運行させ、水平線がいかにして激蕩し、堂皇たる叙事詩の洪流となるかは、後に見ることになろう。一人の中年の紳士、若い独身者の常用する馬車、下僕ペテルシカ、馭者セリファン、三頭の馬——これらで編成された我々の旅団が進むべきは遠い道であった。ここに我らの主人公の生涯が見渡せる。<br/> | 最初の購入がどのように成立したかは読者が既に見た通りである。この事件がどのように展開し、どのような成功と失敗が我らの主人公を待ち受け、彼がいかにしてより困難な障碍を克服し、強大な形象がいかにして我々の前に歩み出し、秘密の槓桿がいかにして我々の汎濫する物語を運行させ、水平線がいかにして激蕩し、堂皇たる叙事詩の洪流となるかは、後に見ることになろう。一人の中年の紳士、若い独身者の常用する馬車、下僕ペテルシカ、馭者セリファン、三頭の馬——これらで編成された我々の旅団が進むべきは遠い道であった。ここに我らの主人公の生涯が見渡せる。<br/> | ||
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我らの主人公チチコフを駆り立てるものもまた熱情に発するのであろう。彼自身のものではなく、冷たい生涯の中に潜伏し、やがて人をして天上の智慧の前に跪かせるであろうもの。この形象がなぜ今出世したこの詩篇の中にまだ現れないのかは、なお一つの秘密である。<br/> | 我らの主人公チチコフを駆り立てるものもまた熱情に発するのであろう。彼自身のものではなく、冷たい生涯の中に潜伏し、やがて人をして天上の智慧の前に跪かせるであろうもの。この形象がなぜ今出世したこの詩篇の中にまだ現れないのかは、なお一つの秘密である。<br/> | ||
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| − | しかし読者が我らの主人公に不満を持つことは苦痛ではない。更に苦痛で傷心なのは、読者がこの主人公に、まさにこのチチコフに満足してしまうのではないかという推し開けぬ確信が私の魂に生きていることだ。もし作者が彼の心を洞察せず、魂の最底に隠された秘密の心思を揭破せず、ただ全市の人々やマニーロフたちと同じように描いていたなら——皆は大いに満足し、彼を非常に面白い人物と見做したであろう。だがその姿もそれほど活き活きと眼前に現れず、感動もなく、書を置けばまた安詳と牌卓の前に座れたであろう。そうだ、体面のある読者よ、あなたたちは人の精赤裸々な惨めさを見るのが嫌いなのだ。「何を見るのだ?」と言う。「世に多くの卑劣と愚鈍があることは承知している。もっと心躍る美しいものを見せてくれ!我々に自分自身を忘れさせてくれ!」と。 | + | しかし読者が我らの主人公に不満を持つことは苦痛ではない。更に苦痛で傷心なのは、読者がこの主人公に、まさにこのチチコフに満足してしまうのではないかという推し開けぬ確信が私の魂に生きていることだ。もし作者が彼の心を洞察せず、魂の最底に隠された秘密の心思を揭破せず、ただ全市の人々やマニーロフたちと同じように描いていたなら——皆は大いに満足し、彼を非常に面白い人物と見做したであろう。だがその姿もそれほど活き活きと眼前に現れず、感動もなく、書を置けばまた安詳と牌卓の前に座れたであろう。そうだ、体面のある読者よ、あなたたちは人の精赤裸々な惨めさを見るのが嫌いなのだ。「何を見るのだ?」と言う。「世に多くの卑劣と愚鈍があることは承知している。もっと心躍る美しいものを見せてくれ!我々に自分自身を忘れさせてくれ!」と。 |
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| + | 你不是也在飞跑,俄国呵,好象大胆的,总是追不着的三驾马车吗?地面在你底下扬尘;桥在发吼。一切都留在你后面了,远远的留在你后面。被上帝的奇迹所震悚似的,吃惊的旁观者站了下来。这是出自云间的闪电吗?这令人恐怖的动作,是什么意义?而且在这世所未见的马里,是蓄着怎样的不可思议的力量的呢?唉唉,你们马呵!你们神奇的马呵!有旋风住在你们的鬃毛上面吗?在每条血管里.都颤动着一只留神的耳朵吗?你们倾听了头上的心爱的,熟识的歌,现在就一致的挺出你们这黄铜的胸脯的吗?你们几乎蹄不点地,把身子伸成了线,飞过空中,狂奔而去,简直象是得了神助!……俄国呵,你奔到那里去,给一个回答罢!你一声也不响。奇妙的响着铃子的歌。好象被风所搅碎似的,空气在咆哮,在凝结;超过了凡在地上生活和动弹的一切,涌过去了;所有别的国度和国民,都对你退避,闪在一旁,让给你道路。 | ||
| + | | style="vertical-align: top; padding: 10px; line-height: 1.8;" | | ||
| + | おまえもまた飛んでいるのではないか、ロシアよ、大胆な、誰にも追いつけぬ三頭立ての馬車のように。地面はおまえの足下で砂塵を巻き上げ、橋は咆哮する。一切がおまえの背後に取り残された、遙か遠くに。神の奇跡に震撼されたかのように、驚いた傍観者は立ち止まる。これは雲間から射す稲妻であろうか。この恐るべき動きは、何を意味するのか。そしてこの前代未聞の馬たちに、いかなる不可思議な力が秘められているのか。ああ、馬たちよ!おまえたち神奇なる馬たちよ!おまえたちの鬣の上に旋風が住んでいるのか。一本一本の血管に、耳を澄ます一つの耳が震えているのか。おまえたちは頭上の愛しき聞き慣れた歌を聞き、今こそ一斉にその青銅の胸を突き出すのか。おまえたちは蹄も地に触れず、身を一線に伸ばし、空を飛び、狂奔して行く。まさに神助を得たかのように!……ロシアよ、おまえは何処へ馳せるのか、答えを返せ!おまえは一声も発しない。鈴の歌が奇妙に響く。風に砕かれたかのように、大気が咆哮し、凝結する。地上に生き動くすべてを超え、涌き過ぎて行った。すべての他の国々と民族は、おまえに道を譲り、脇に退いて道を開けるのだ。 | ||
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Revision as of 04:35, 24 April 2026
言語 / 语言: ZH · EN · DE · FR · ES · IT · RU · AR · HI · JA
対訳 / 对照: ZH-EN · ZH-DE · ZH-FR · ZH-ES · ZH-IT · ZH-RU · ZH-AR · ZH-HI · ZH-JA
一件小事 / A Small Incident
中日対訳 / 中日对照
| 中文 (Chinese) | 日本語 (Japanese) |
|---|---|
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【一件小事】
我从乡下跑到京城里,一转眼已经六年了。其间耳闻目睹的所谓国家大事,算起来也很不少;但在我心里,都不留甚么痕迹,倘要我寻出这些事的影响来说,便只是增长了我的坏脾气,——老实说,便是教我一天比一天的看不起人。 但有一件小事,却于我有意义,将我从坏脾气里拖开,使我至今忘记不得。 这是民国六年的冬天,大北风刮得正猛,我因为生计关系,不得不一早在路上走。一路几乎遇不见人,好容易才雇定了一辆人力车,教他拉到S门去。不一会,北风小了,路上浮尘早已刮净,剩下一条洁白的大道来,车夫也跑得更快。刚近S门,忽而车把上带着一个人,慢慢地倒了。 跌倒的是一个女人,花白头发,衣服都很破烂。伊从马路边上突然向车前横截过来;车夫已经让开道,但伊的破棉背心没有上扣,微风吹着,向外展开,所以终于兜着车把。幸而车夫早有点停步,否则伊定要栽一个大斤斗,跌到头破血出了。 伊伏在地上;车夫便也立住脚。我料定这老女人并没有伤,又没有别人看见,便很怪他多事,要自己惹出是非,也误了我的路。 我便对他说,“没有什么的。走你的罢!” 车夫毫不理会,——或者并没有听到,——却放下车子,扶那老女人慢慢起来,搀着臂膊立定,问伊说: “你怎么啦?” “我摔坏了。” 我想,我眼见你慢慢倒地,怎么会摔坏呢,装腔作势罢了,这真可憎恶。车夫多事,也正是自讨苦吃,现在你自己想法去。 车夫听了这老女人的话,却毫不踌躇,仍然搀着伊的臂膊,便一步一步的向前走。我有些诧异,忙看前面,是一所巡警分驻所,大风之后,外面也不见人,这车夫扶着那老女人,便正是向那大门走去。 我这时突然感到一种异样的感觉,觉得他满身灰尘的后影,刹时高大了,而且愈走愈大,须仰视才见。而且他对于我,渐渐的又几乎变成一种威压,甚而至于要榨出皮袍下面藏着的“小”来。 我的活力这时大约有些凝滞了,坐着没有动,也没有想,直到看见分驻所里走出一个巡警,才下了车。 巡警走近我说,“你自己雇车罢,他不能拉你了。” 我没有思索的从外套袋里抓出一大把铜元,交给巡警,说,“请你给他……” 风全住了,路上还很静。我走着,一面想,几乎怕敢想到我自己。以前的事姑且搁起,这一大把铜元又是什么意思?奖他么?我还能裁判车夫么?我不能回答自己。 这事到了现在,还是时时记起。我因此也时时熬了苦痛,努力的要想到我自己。几年来的文治武力,在我早如幼小时候所读过的“子曰诗云”一般,背不上半句了。独有这一件小事,却总是浮在我眼前,有时反更分明,教我惭愧,催我自新,并且增长我的勇气和希望。
(一九二○年七月。)
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【一つの小さな出来事】 |
| 中文 (Chinese) | 日本語 (Japanese) |
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N市的闺秀们是原有阔绰之称的,这一点,所有的妇女们可真足取为模范。关于什么正当的举动,什么美善的调子,礼节,以及态度上的最微妙最幽婉的训戒,尤其是关于研究时式,连细微末节也不漏之处,她们实在比彼得堡和墨斯科的闺秀们要进几步。她们穿着富于趣味的衣饰,坐着漂亮的马车,在大街上经过:还依时式带一个家丁,身缀金色丝绦,在踏台上飘来飘去。一张名片,如果那名字是写在忒力夫二或是凯罗厄斯上面的,那就是神圣的物事[72]。有两位大家闺秀,以前本是很要好的朋友,也是堂姊妹,就为了这样的一张名片彼此完全闹开——其中之一,没有去回看别一个。她们的丈夫和亲戚后来用尽心力,想她们从新和睦,却枉然——世界上的无论什么事,都该可以做成了,只有这一件可不成:使因为一面怠于回访,变成仇敌的两位闺秀从新和睦。于是这两位,用这市里的绅士淑女们的口气来说,就僵在“互加白眼”里了。关于这问题,有谁得了胜,就也会有许多非常动人的场面,那男人们往往为了他们的保护职务,演出极壮大,极勇侠的表现来。他们之间,决斗自然是没有的,因为大家都是文官;然而他们却彼此竭力来抉发别人的缺点,谁都知道,无论如何,这是比决斗厉害得远的。N市的闺秀们的风气,非常严紧,以高尚的愤怒,来对付一切过失和诱惑,如果给她们知道一种弱点,就判决得极严。如果她们一伙里,自己有了什么所谓这个那个的事呢,却玩得非常之秘密,谁也觉不出究竟有了什么事。体面总不会损。就是那男人,即使自己觉得了,或者听到了这个那个的事,也早有把握,会引了谚语,简而得要的回答道:“我所不知,我就不管。”这里还该叙述的是N市的闺秀们也如她们那彼得堡的同行一样,在言语和表白上,总是十分留心,而且努力于正当的语调的。没有人听到过她们说:“我醒鼻涕!”“我出汗,”“我吐口水,”她们却换上了这样的话:“我清了一下鼻子”或则“我用了我的手巾。”无论如何,也总不能说:“这杯子或盘子臭,”不能的,连觉得有些这意思的影子的话也不能说,要挑选一句这样的表现来替代它:“这杯子不成样子呵”,或者别的这一类话。因为要使俄国话更加高尚,就把所有言语的几乎一半,都从会话里逐出了,人就只好常常到法国话里去找逃路。这就成了完全两样的事情。用起法国话来,则即使比上面所述的还要厉害的词句,也全不算什么事。关于N市的闺秀们,就表面上说起来,大略如此。自然,倘使再看得深一点,那就又有完全不同的东西出现的:然而深察妇人的心,危险得很。我还是只以表面为度,再往前去罢。这以前,闺秀们是不大提起乞乞科夫的,虽然对于他那愉快的,体面的交际态度,也自然十分觉得。然而自从他的百万富翁的风传散布了以来,注意可也移到他另外的性质上去了。这并不是我们的闺秀们利己,或是贪财。罪恶只在百万富翁那一句话——不是百万富翁本身,只是那句话;因为这句话的发音中,除暗示着钱袋之外,也还含有一点东西,对于坏人,对于好人,对于非坏非好人,都给以强有力的印象;一言以蔽之,就是没有一个人不受它的影响的。百万富翁有一种便当之处,他能够特别观察那并非出于打算和谋划的非利己的卑屈,纯粹的卑屈:许多人知道得很清楚,他们不会从他这里有所得,也全不是向他有所求,然而偏要跑到他面前去,欣然微笑,摘下帽子,或者遇有百万富翁在场的午餐会,便去设法运动也来招待他自己。说这一种对于卑屈的倾向,也染上了闺秀们,那是不可以的。然而在许多客厅里,却确在开始议论起来,说乞乞科夫固不是美男子的标本,但总不失为一个体面人,假使他再胖上一点点,可就没有这么好看了。当这时候,对于瘦长男子,还来了几句近于侮辱的话:那不过是剔牙杖,不是人。闺秀们的打扮,也留心到各种的装饰了。匹头市场非常热闹,挤也挤不开。简直是赛会。许多马车穿梭似的在跑。有几匹布,是从市集贩来,因为价钱贵,至今不能卖掉的,这回却变成繁销,飞一般的脱手,使商人们也看得莫名其妙。当弥撒之际,看见闺秀们中有一位在衣服下面曳着拖裙,那裙圈胖得很大,至于把整个教堂占领,在场的警察便只好命令人民让出地方都退到大门口去,以免损害太太的衣服。连乞乞科夫,终于也不得不被对他的异常的注意,引起一点惊异了。大好天气的一天,他回到家里来,看见写字桌上有一封信。发信的是那里,送来的是谁,全都无从明白:侍者说,送信人不许他说出发信人是谁来。信的开头非常直截爽快,就是这样的句子:“不行,我非写信给你不可了!”以下说的是灵魂之间,实在神秘的交感,因为要使这真理格外显得有力,就用上许多点和横线,快要占到半行。再下去接续着几句金言,那确凿,真给人很深的意义,我们几乎负有引在这里的义务的:“什么是人生?——是流寓忧愁的山谷,什么是世界?——是无所感觉的人堆。”发信人于是说到为了去世已经二十五年的弱母,她眼泪滴湿了花笺;并且劝乞乞科夫从此离开拘束精神,闭塞呼吸的都会,跟她到荒野去;一到信的末尾,竟涌出确实的绝望来,用这几行做了结束:
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N市の令嬢たちはもとより贅沢で名高く、この点においてはすべての婦人たちの真の模範となり得る存在であった。正しい振る舞い、美しく善い調べ、礼節、そして態度における最も微妙で最も優雅な戒めについて、とりわけ流行の研究に関しては些末な事柄さえ見逃さぬ点で、彼女たちはペテルブルグやモスクワの令嬢たちより数歩先んじていた。趣味豊かな衣装を身にまとい、美しい馬車に乗って大通りを行き過ぎた。流行に従い金色の飾り紐を付けた従僕を一人連れ、踏み台の上をゆらゆらと揺れていた。一枚の名刺でも、その名がテリフニまたはカロエスの紙に書かれていれば、それは神聖な品であった[72]。二人の令嬢がいて、以前は仲の良い友人で従姉妹でもあったが、たった一枚のこのような名刺のために完全に仲違いした——一方が他方の訪問に返礼しなかったのである。夫たちや親戚が心血を注いで仲直りさせようとしたが徒労であった——世の中のいかなる事も成し遂げ得ようが、ただこの一つだけは不可能であった。訪問の返礼を怠ったために仇敵と化した二人の令嬢を再び和解させることは。かくしてこの二人は、この市の紳士淑女たちの言い方を借りれば、「互いに白い眼を向け合う」状態で膠着した。この問題で誰かが勝利を収めれば非常に感動的な場面が演じられ、男たちはその保護の職務のために壮大にして勇侠なる姿を見せた。彼らの間に決闘は無論なかった、皆が文官であったから。しかし互いに全力を尽くして相手の欠点を暴き立て、これは決闘よりも遙かに手厳しいものであった。N市の令嬢たちの気風は非常に厳格で、崇高な憤怒をもってあらゆる過失と誘惑に対処し、弱点を知れば極めて厳しく裁いた。仲間内でいわゆるあれこれの事があれば極めて秘密裏に事を運び、誰にも気づかれなかった。体面は決して損なわれない。夫が自ら気づいても、諺を引いて答えた。「我が知らぬことは、我が関せず」と。N市の令嬢たちもペテルブルグの同輩と同じく、言葉遣いに常に注意を払い正しい語調に努めていた。「鼻をかむ」とか「汗をかく」とか「唾を吐く」とは決して言わず、「鼻を少し整えました」あるいは「手巾を使いました」と替えた。「この杯が臭い」とも言えず、「この杯はいただけませんわ」などと代用した。ロシア語を高尚にするため、あらゆる言葉のほとんど半分が会話から追放され、しばしばフランス語に逃げ道を求めた。フランス語なら全く別の話で、更に激しい言葉でも問題にならない。N市の令嬢たちについて表面的に言えばこのようなものである。もう少し深く観れば全く異なるものが現れよう。しかし婦人の心を深く察するのは甚だ危険である。私は表面にとどめて先へ進もう。以前、令嬢たちはチチコフをあまり話題にしなかった。彼の愉快で体面ある社交態度には好感を持っていたが。しかし百万長者の噂が広まって以来、注目は彼の別の性質に移った。令嬢たちが利己的だったからではない。罪は「百万長者」という一語にあった。その発音には金袋を暗示する以外にも何かがあり、悪人にも善人にも強い印象を与える。その影響を受けぬ人は一人もいない。百万長者には便利がある。打算からではない純粋な卑屈を観察できることだ。多くの人は彼から何も得られぬと知りながら、前に走り寄って微笑み帽子を脱いだ。この卑屈への傾向が令嬢たちに染み付いたとは言えまい。しかし多くの客間で議論が始まった。チチコフは美男子ではないが体面ある紳士で、もう少し太れば見栄えが悪くなると。痩せた男への侮辱に近い言葉も飛んだ。あれは爪楊枝で人ではない、と。令嬢たちの装いもあらゆる装飾に気を配った。反物市場は大変な賑わいで押し合いへし合いであった。まるで縁日のようであった。値が張って売れ残っていた布も今度は飛ぶように売れた。ミサの際に令嬢の一人の裾の輪が大きく膨らんで教会を占領し、警官は人々に場所を空けるよう命じた。チチコフでさえ自分への異常な注目に驚いた。ある晴れた日、帰宅すると机の上に手紙があった。どこから来たか誰が届けたか分からず、召使は差出人を明かすことを禁じられたという。書き出しはこうだった。「いいえ、私はどうしてもあなたにお手紙を書かねばなりません!」以下は魂の間の神秘的な感応について述べられ、多くの点と横線が使われていた。続いて金言があった。「人生とは何か——それは憂愁の谷への流浪。世界とは何か——それは無感覚な人の群れ」。差出人は亡き母のために涙で便箋を濡らしたことを述べ、チチコフに都会を離れ共に荒野へ行くよう勧め、末尾にはこう結ばれていた。 |
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“我们这里是——全省都在活动了哩!”乞乞科夫后退着,一面自己说。但当闺秀们散开的时候,他却又重行察看,看他可能从颜面和眼睛的表示上,辨出寄信的人来;然而,颜面和眼睛都不告诉他,寄信人是那一个。各到各处,每张脸上都漂泛着一点依稀的可疑,无限的微妙——唉,多么微妙……!“不成,”乞乞科夫心里说:“女人……就是这样的物事”——这时他做了一个示意的手势——“那简直是无话可说的!如果谁想把她们脸上闪过的一切这曲折和层迭,再来叙述一下,或者模拟一下罢……也简直办不到!单是她们的眼睛就是一个无边无际的国土,倘有人错走了进去,那就完了!钩也钩不回,风也刮不出。谁试来描写一下她们的眼神罢:这温润,绵软,蜜甜的眼神……谁知道这样的眼神有多少种呢:刚的和柔的,朦朦胧胧的,或者如几个人所说的‘酣畅的’眼神,而且还有并不酣,然而更加危险的——那就是简直抓住人心,好象用箭穿通了灵魂的一种。不成,找不出话来形容的。这是人类社会的‘寻开心的’一半,再没有别的了!”
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「我々のところは——全省が活気づいておりますぞ!」チチコフは後ずさりしながら独り言を言った。だが令嬢たちが散開すると、彼は再び注意深く観察し、顔や眼差しから手紙の差出人を見分けようとした。しかし顔も眼も、誰が差出人かを告げなかった。どこを見ても、どの顔にも微かな疑いが漂い、限りない微妙さ——ああ、何という微妙さ……!「いけない」とチチコフは心中呟いた。「女というものは……まさにそういうものだ」——この時彼は意味深な手振りをした——「全く言いようがない!彼女たちの顔に過る一切のその曲折と重層を、誰かが叙述あるいは模倣しようとしたところで……到底不可能だ!彼女たちの眼差しだけでも無辺の国である。人が迷い込めばそれまでだ!鉤でも引き出せず、風でも吹き飛ばせない。誰か彼女たちの眼差しを描写してみるがよい。この潤い、柔らかさ、蜜甜さを……そのような眼差しがどれほどの種類あるか誰に分かろう。剛い眼差し、柔らかい眼差し、朦朧たる眼差し、あるいは人の言う「酣暢たる」眼差し、しかもまた酣ならずして更に危険な——まさに人の心を鷲掴みにし、矢のように魂を貫く一種の眼差しである。いけない、言葉が見つからない。これは人間社会の『戯れの』半分、それ以外の何物でもない!」 |
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乞乞科夫的态度惹起了一切闺秀们的不平。其中的一个故意在他旁边经过,要他悟出这一点来,并且用她展开的裾裙,稍稍卤莽地扫着金头发,一面又整理着在她肩头飘动的围巾,那巾角就正拂在这年青闺秀的脸孔上;也在这时候,别一位闺秀便在乞乞科夫的背后,和从她那里洋溢出来的紫罗兰香一起,嘴里飞出了一句颇为恶毒的辛辣的言辞。然而无论他实在没有听见,或者不过装作不听见,他的举动在这地方却真的有些不合,因为闺秀们的意见是总该给点尊重的。他也后悔自己的过失,但可惜是在后来,已经到了太晚的时候了。
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チチコフの態度は全ての令嬢たちの不平を買った。一人が故意に傍を通り、広げたスカートの裾で金髪の娘を掠め、肩掛けの巾角をその顔にかけた。別の令嬢がチチコフの背後で菫の香と共に悪意に満ちた辛辣な一言を飛ばした。しかし彼が聞こえなかったのか聞こえぬ振りをしたのか、いずれにせよ振る舞いはいささか不穏当であった。令嬢たちの意見には敬意を払うべきだからだ。彼は過ちを悔いたが、既に手遅れであった。 |
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他回答说,他曾经出乎意外地和她有过相见的光荣:以后还想添上几句去,然而完全失败了。知事太太又说了一两句话,就和她的女儿走向大厅的那一头,去招呼另外的客人,乞乞科夫却还生根一般的站着。他在这地方还站了很久的工夫,恰如一个高高兴兴的到街上去散步的人,周围景象,无不浏览,却突然立住了,因为他想了起来,自己还忘记了什么;恐怕再没有比这样的人,更加不中用的了:只一击就从他脸上失去了无忧无愁的样子。他竭力的回想,自己究竟忘记了什么呢:手巾么?手巾就塞在衣袋里!他的钱?钱可是也在的!好象什么也没有缺,然而总有一个莫名其妙的妖魔,在耳朵边悄悄的告诉他忘记了什么。他只是胡胡涂涂的看着潮涌的人群,尾追的马车,兵们的枪和帽,店家的招牌之类,心里却并不明白。乞乞科夫也就是这模样,和周围的事情全不相关了。这之间,从女人的发香的口唇里,向他飞过许多柔腻的质问和暗示来。“我们这些可怜的地上居民可以斗胆的问您,您在沉思着什么吗?”——“您的思想所寄托的幸福的旷野,是在什么地方呢?”——“引您进这快活的暝想之谷的那人的名字,我们可以知道吗?”然而他不再看重这些问题了,闺秀们的亲爱的言语,恰如说给了风的一样,是的,他竟这样的疏忽,至于放闺秀们静静的站着,自己却跑到大厅的那一边,去探知事太太和她女儿的踪迹去了。但闺秀们却并不肯这么轻易的就放手——各人都暗自下了坚固的决心,要用尽对于我们的心,非常危险的药味,要用尽她们的极顶强烈的撩人之力。我在这里应该夹叙一下,有几个闺秀——我说,有几个,决不是全体——是被一个小小的弱点所累的:如果她觉得自己有一点动人之处,无论前额也好,嘴也好,手也好,就以为这种特色,别人也应该立刻佩服,大家异口同声的喊道:“瞧呀,瞧呀,她有多么出色的希腊式的鼻子呀!”或者是“多么整齐的动人的前额呵!”如果有很美的肩膀呢,她首先就相信一切青年男子,都要给这肩膀所迷,她一走过,就无条件的叫起来道:“阿呀,她有多么出色的肩膀呀!”而对于脸孔,头发,眼睛和前额,却看也不看,即使看,也不过当作不关紧要的东西。闺秀们中的有几个,是在这样的想的。但这一晚上,却谁都立下誓愿,在跳舞之际,要竭力表现得动人,还把自己的最大美艳的特色,显得非常明白。邮政局长夫人在应着音响,跳着华勒支舞之间,把她俊俏的头,非常疲乏的侧了起来,令人觉得真的到了上界。一个非常可爱的闺秀,到会的目的,是完全不在跳舞的,用她自己的话来说,是在右脚的大趾上,有了鸡眼睛模样,豌豆儿大小的不舒服或是不便当,所以她只得穿了绒鞋,——但竟也坐不住了,就穿着她的绒鞋跳了几回华勒支,为的是不过使邮政局长夫人不要太自鸣得意。
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彼は答えた、思いがけなくも彼女と相見える光栄に浴したことがあると。さらに幾言か付け加えようとしたが完全に失敗した。知事夫人は一二言述べると娘と共に広間の向こう端へ他の客を迎えに向かい、チチコフは根が生えたように立ち尽くしていた。長い間そこに立っていた。ちょうど上機嫌で散歩に出た人が突然立ち止まる——何かを忘れたのだ。おそらくこのような人ほど不甲斐ない者はあるまい。一撃で顔から憂いなき表情が消える。懸命に思い出そうとする。手巾か?ポケットにある!金か?ある!何も欠けていないのに、得体の知れない魔物が耳元で忘れ物を囁く。ぼんやりと人の波、馬車、兵士の銃と帽子、店の看板を眺めているが、心中では何も分からない。チチコフもまさにこのように周囲と無関係になった。女たちの香る唇から柔らかな質問が飛んできた。「何をお考えですの?」「あなたのお心の幸福なる曠野は何処に?」「この瞑想の谷へあなたを導いたお方のお名前は?」しかし彼は顧みなかった。令嬢たちを立たせたまま広間の向こう側へ知事夫人と娘を探しに駆けた。だが令嬢たちは容易に手を放さず、心にとって危険な薬を尽くそうと決心していた。何人かの令嬢——決して全員ではない——は小さな弱点に悩まされていた。自分の魅力に他者も賞賛すべきだと思い込むのだ。「何と見事なギリシャ式の鼻!」「何と出色の肩!」しかしこの晩は皆が舞踏で精一杯魅力的に見せようとした。郵便局長夫人はワルツで美しい頭を傾け天上に至ったかのようであった。ある令嬢は鶏眼のためフェルトの靴だったが座っていられずワルツを踊った。 |
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然而检事和乞乞科夫都非常失措,简直找不出答话来;罗士特来夫却有些快活起来了,不管别人,尽说着他的话:“哦,哦,我的乖乖……如果你不告诉我为什么要买死魂灵,我是不放开你的。听哪,乞乞科夫,你应该羞;你一定自己也明白,你没有比我再好的好朋友了。瞧罢,大人也在这里……对不对,检事先生?您不相信罢,大人,我们彼此有怎样的交情,实在的,如果您问我——我站在这里,如果您问我:‘罗士特来夫,从实招来,你的亲爷和乞乞科夫两个里,你爱谁呀!’那我就回答说:乞乞科夫!天在头上!……心肝,来呀,让我和你接一个吻,亲一个嘴。您也许可我和他接一个吻罢,大人。请你不要推却,乞乞科夫,让我在你那雪白的面庞上,亲一个嘴儿罢!”然而罗士特来夫和他的亲嘴来得很不像样,几乎是直奔过去的。大家都从他身边退开,也不再去听他了。不过他那买死魂灵的话,却是放开喉咙,喊了出来的,又带着响亮的笑声,所以连停在大厅的较远之处的客人们,也无不加以注意。这报告来得太兀突,使大家的脸上带着一半疑惑,一半胡涂的表情,一声不响的呆立起来。乞乞科夫并且看见许多闺秀们都在使着眼色,恶意的可憎的微笑着,在有几个的脸上,还看出一点非常古怪的东西和另有意思的东西来,于是更加狼狈了。罗士特来夫是一个说谎大家,那是谁都知道的.从他那里听些胡说八道,也是谁都不以为意的:然而尘世的凡人——唉唉,怎么这凡人竟会这样的呢,可实在很难解:一有极其昏妄,极其无聊的新闻,只要是新闻,他就无条件的散布到别一个凡人那里去,虽然也说:“又起了多么大的谣言了呵!”那别一个凡人就尖起耳朵,听得很高兴,后来固然也说道:“然而这是一个大谎,完全不必相信的!”于是连忙出外,去找第三个凡人,告诉他这故事,之后又因了义愤,同声叫喊道:“多么下贱的谎话呀!”而消息就这样的传遍了全市镇,所有在此的凡人们,多日谈论着这件事,一直到大家弄得厌倦,这才说,这故事是没有谈论的价值的。
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チチコフの態度は全ての令嬢たちの不平を買った。一人が故意に傍を通り広げたスカートの裾で金髪の娘を掠めた。別の令嬢が背後で菫の香と共に辛辣な一言を飛ばした。しかし彼は聞こえぬ振りをし、振る舞いはいささか不穏当であった。彼は過ちを悔いたが既に手遅れであった。 |
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第九章】
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【第九章】 |
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“这倒并不是的,安娜·格力戈利也夫娜!和您所想象的,完全是另一回事。您想想看,他忽然站在她面前了,连牙齿也武装着,就是一个力那勒陀·力那勒提尼,[78]并且对她吆喝道:‘把灵魂卖给我,那些死掉了的,’他说。科罗皤契加自然是回答得很有理:‘我不能卖给您;他们是已经死掉的了。’——‘不,’他喊道,‘他们没有死。知道他们死没有死,这是我的事,’他说,‘他们是没有死的,没有死的!”他叫喊着。‘他们是没有死的!’总而言之,他闹了一个大乱子,全村都逃了,孩子哭喊起来,大家嚷叫着,谁也不明白谁,一句话,不得了,不得了,不得了!您简直不能知道,安娜·格力戈利也夫娜,当我听了这些一切的时候,我有多么害怕。‘亲爱的太太,’我的玛式加对我说。‘您去照一照镜子罢!您发了青了!’‘唉唉,现在照什么镜,’我说,‘我得赶快上安娜·格力戈利也夫娜那里去,去告诉她哩。’我立刻叫套车。我的车夫安特留式加问我要到什么地方去,我却说不出一句话儿来,只是白痴似的看着他的脸。我相信,他一定以为我发了疯了。唉唉,安娜·格力戈利也夫娜,如果您能够知道一点我怎么兴奋呵!”
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「それはまったく違いますのよ、アンナ・グリゴリエヴナ! あなたのお考えとはまるで別のことですの。考えてみてくださいな。彼が突然彼女の前に現れたのですわ。歯まで武装して、まるでリナルド・リナルディーニそのもので、彼女に怒鳴りつけたのです。『魂を売れ、死んだやつらの魂を』と言いました。コロボーチカはもちろん至極もっともな返事をしました。『お売りすることはできません。彼らはもう死んでおりますから』。『いや』と彼は叫びました。『死んではおらぬ。死んだかどうかを知るのはわしのことだ』と言いました。『死んではおらぬ、死んではおらぬ!』と叫びました。『死んではおらぬ!』。つまるところ、大騒ぎを起こし、村じゅうが逃げ出し、子供たちは泣き叫び、みなわめき合い、誰にも誰のことやら分からず、一言で言えば、大変なこと、大変なこと、大変なことでしたわ! アンナ・グリゴリエヴナ、これを全部聞いた時に、私がどれほど怖かったか、想像もおつきになりますまい。『奥様』と私のマーシェンカが申しました。『鏡をお見になってくださいませ! 真っ青でございますよ!』。『ああ、今は鏡どころではないわ』と私は申しました。『すぐにアンナ・グリゴリエヴナのところに駆けつけて、お知らせしなければ』。私はすぐに馬車の用意を命じました。御者のアンドリューシカが、どちらへ参りますかと聞きますのに、私は一言も口がきけず、ただ白痴のように彼の顔を見つめるばかり。きっと気がふれたと思ったことでしょう。ああ、アンナ・グリゴリエヴナ、私がどれほど興奮したか、もしお分かりになれば!」 |
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第二回了。我的男人说,这是罗士特来夫撒谎!但一定还有什么藏在里面的!”
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「ええ、でもまだ何か中身があるはずですわ!」 |
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当我们的两位闺秀用了许多锐利的感觉,把这么错杂纠缠的事件,顺顺当当的解释清楚了的时候,那检事,却和他的永久不动的脸孔,浓密的眉毛和着的眼睛,走进客厅里来了。两位闺秀便马上报告他一切的新闻,讲述购买死魂灵,讲述乞乞科夫诱拐知事小姐的目的,而且讲的这么长,一直弄到他莫名其妙。他迷惑似的永是站在老地方,着左眼睛,用一块手帕揩掉胡子上面的鼻烟,听到的话却还是一句也不懂。当这时机,闺秀们便放下他不管,跑了出去,各奔自己的前程,到市里去发生骚扰去了。这计划,不过半点多钟就给她们做到。市镇由最内部开始,什么都显了很野的激昂,一下子就没有人还知道别的事。闺秀们是善于制造这种烟雾的,使所有的人,尤其是官员,都几乎茫然自失。她们的地位,开初就像一个中学生,用纸片卷了鼻烟,就是我们这里叫作“骠骑兵”的,探进睡着的同窗的鼻孔里面去。那睡着的人呼吸有些不通畅了,一面却以打鼾的全力,吸进鼻烟去,醒了,跳了起来,瞪着眼睛,看来看去,像一个傻子,却不明白他在什么地方,出了什么事;但接着又觉到了射在墙上的太阳的微光,躲在屋角里的同窗的笑声,穿窗而入的曙色,已经清醒的森林,数千鸟声的和鸣,在朝阳下发闪,在芦苇间曲折流行的小河,那明晃晃的波中,有无数稀湿的儿童在嬉游,叫人去洗澡——这时他才觉得,他鼻子里原来藏着骠骑兵。我们的市镇里的居民和官员的景况,开初就完全是这样的。谁都小羊似的呆站着,而且瞪着眼睛。死魂灵,知事的女儿和乞乞科夫;这一切都纠缠起来,在他们的脑袋里希奇古怪的起伏和旋转;待到最先的迷惘收了场,他们这才来区别种种的事物,将这一个和那一个分开,要求着清帐,但到他们觉得关于这事件简直不能明白的时候,他们就发恼了。“这算是什么比喻,哼,真的,死魂灵是什么昏话呢?这故事和死魂灵,有什么逻辑关系呢?那么,人怎么会买死魂灵?那里会有这样的驴子来做这等事?他用什么呆钱来买死魂灵?他拿这死魂灵究竟有什么用?况且:知事的女儿和这事件又有什么相干?如果他真要诱拐她,为什么他就得要死魂灵?如果他要买死魂灵,又何必去诱拐知事的女儿?莫非他要把死魂灵来送知事的女儿吗?市里流传着怎样的一种胡说白道呵!多么不像样:人还来不及回头看一看,这胡涂话就已经说给别人了……如果这事件还有一点什么意义呢!……但别一面也许有什么藏在那里面,否则也不会生出这种流言来。总该有什么缘故的。但死魂灵能是缘故的吗?什么混帐缘故也不是,这实在就像‘一个木雕的马掌,’‘一双煮软的长靴’或是‘一只玻璃的义足’一样!”总而言之,凡是说话,闲谈,私语,以及全市里所讲述的,都不外乎死魂灵和知事的女儿,乞乞科夫和死魂灵,知事的女儿和乞乞科夫,一切东西,全都动弹起来了。好象一阵旋风,吹过了沉睡至今的市镇。所有的懒人和隐士,向来是终年穿着睡衣,伏在火炉背后,忽而归罪于靴匠,说把他的长靴做得太小了,忽而归罪于成衣匠或者他的喝醉的车夫的,却也都从他们的巢穴里爬了出来,连那些久已和他的朋友断绝关系,只还和两位地主熊皮氏先生和负炉氏先生相往来的人们(两个很出名的姓氏,是从躺“在熊皮上”和“背靠着炉后面”的话制成,在我们这里很爱说,恰如成语里的“去访打鼾氏先生和黑甜氏先生”一样,那两人是无论侧卧,仰卧,以及什么位置的卧法,都能死一般的熟睡,从鼻子里发出大鼾,小鼾,以及一切附属的声音来的;)连那些请吃五百卢布的鱼羹和三四尺长的鲟鳇鱼,还有只能想象的入口即化的馒头,也一向不能诱他离家的人们,也统统出现了;一言以蔽之,好象是这市镇显得人口增多,幅员加广,到处是令人心满意足的活泼的交际模样。居然泛起一位希梭以·巴孚努且维支先生和一位麦唐纳·凯尔洛维支先生来了,这是先前毫没有听到过的;忽然在客厅里现出一个一臂受过弹伤的长条子,一个真的巨人来了,这大块头是一向没有看见过的。街上是只见些有盖的马车,大洪水以前的板车,嘎嘎的叫的箱车,轰轰的响的四轮车——乱七八糟。在别的时候和别的景况之下,这流言恐怕绝不会被注意,但N市久已没有了新闻。从最近的三个月以来,在都会里几乎等于没有所谓谈柄,而这在都市里,是谁都知道,那重要不下于按时输送粮食的。忽然间,这市镇的居民分为代表两种完全不同的意见的,两个完全相反的党派了:男的和女的。男人们的意见胡涂之至;他们只着重于死魂灵。女党则专管知事女儿的诱拐。这一党里——为闺秀们的名誉起见,说在这里——用心,秩序和思虑,都好得差远。这分明是因为女人的定命,原在成为贤妻,到处总在给好秩序操心的。在她们那里,一切就立刻获得一种确凿而生动的外观,显豁而切实的形状,无不明明白白,透澈而且清楚,好象一幅完工的钩勒分明的图画。现在这事情了然了,说是乞乞科夫原是早已爱上了那人的,说是她也到花园里在月下去相会,说是倘使没有乞乞科夫的前妻夹在这中间(怎么知道他已经结过婚的呢,谁也说不出,)知事也早把他的女儿给乞乞科夫做老婆了,因为他有钱,像犹太人一样,说是那女人的心里还怀着绝望的爱,便写了一封很动人的信给知事,又说是乞乞科夫遭了她父母的坚决的拒绝,便决计来诱拐了。在许多人家里,这故事却又说得有点不同:乞乞科夫并没有老婆,但是一个精细切实的汉子,他要得那女儿,就先从母亲入手,和她有了一点秘密的事,这才说要娶她的女儿,母亲可是怕了起来,这是很容易犯罪,违背宗教的神圣的禁令的,便为后悔所苛责,一下子拒绝了,那时乞乞科夫才决了心,要把女儿诱拐。也还有一大批说明和修正,那流言传得愈广,一直侵入市边和小巷里,这些说明和修正也发生得愈多。在我们俄国,社会的下层,是也极喜欢上等人家的故事的,所以便是那样的小人家,也立刻来谈这丑闻,虽然毫不知道乞乞科夫,却还是马上造成新的流言和解释。这故事不断的加上兴味去,逐日具备些新鲜的和一定的形态,终于成为完全确切的事实,传到知事太太自己的耳朵里去了。知事太太是一家的母亲,是全市的第一个名媛,为了这故事,非常苦恼,况且她真的想也想不到,于是就大大的,也极正当的愤激了起来。可怜的金头发,是挨了一场十六七岁的女孩儿很难忍受的极不愉快的面谕。质问,指示,谴责,训戒和威吓的洪流,向这可怜的娃儿直注下来,弄得她流泪,呜咽,一句话也不懂;门丁是受了严厉的命令,无论怎样,也决不许再放进乞乞科夫来。
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我らの二人の令嬢が鋭敏な感覚をもってかくも錯綜した事件を見事に解きほぐした時、検事はその永久に動かぬ顔、濃い眉と瞑った眼で客間に入ってきた。二人の令嬢は直ちに一切のニュースを報告し、死せる魂の購入について、知事令嬢の誘拐の目的について語り、しかも甚だ長々と話し続けたので検事は全く訳が分からなくなった。二人は彼を放ったらかしにして各々の目的地へ、市中に騒動を広めに出かけた。この計画は半時間余りで達成された。市は底から掻き乱され、すべてが甚だ激昂し、もはや誰にも何が何だか分からなくなった。 |
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第一章里,就该发生的疑问了。大家又决定到卖给他死魂灵的人们那里,去研究几件事,至少,是想知道那交易是怎样的情形,死魂灵究竟该作怎样的解释,以及乞乞科夫是否在偶然间,或者滑了口,走漏过一点他的计划和目的,或者对他们讲过他是什么人。最先是到科罗皤契加那里去,但所得并不多:他用十五卢布买了死魂灵,也还要买鸟毛,哦,他还和她约定,竭力来买她另外的一切。他也把脂肪供给国家,所以他的确是骗子;因为先已有人买了她的鸟毛,而且把脂肪供给过国家。他什么利益都垄断,住持太太就给骗去足足一百卢布了。此外也探不出什么来;她说来说去,总只是这几句,于是官员们即刻明白,科罗皤契加简直不过是一个痴呆的老虔婆。玛尼罗夫声明:他敢担保保甫尔·伊凡诺维支,犹如担保自己一样。只要他能有保甫尔·伊凡诺维支那样出众的人格百分之一,他就极情愿放弃全部财产;一说到他,他大抵就细起了眼睛,还吐露了一点关于友情的思想。这思想,自然是尽够证明他温良的心术的;但对于这事件本身,他却并没有说明白。梭巴开维支回答道:由他看来,乞乞科夫是一个体面的人,他,梭巴开维支,只卖给了他最好的农奴,无论从那一点看,都是壮健活泼的人物;然而他自然不能担保将来就不会出什么事。倘使他们吃不起移住的辛苦,在路上死掉了,那就不是他的罪;这全在上帝的手中,世界上时疫和别的死症多得很,已经有过全村死尽的事实了。官员诸公又用了另一种方法来救自己的急,这实在不能说是高明的,然而也常常使用。他们曲曲折折,使相识的奴仆,去打听乞乞科夫的跟丁,看他们是否知道自己主人的过往经历和生活关系中的一点什么节目。然而打听出来的也很少。从彼得尔希加,除了那一些住房的霉臭之外,他们毫无所得,绥里方也不过短短的说明道:“他先前是官,在税关上办事的。”这就是一切。这一流人,是有一种希奇古怪的脾气的:如果直截的问他们什么事,他们就什么也说不出。他们不能在自己的脑袋里把这事连结起来,或者只是简单的说,他们不知道。但倘若问他们别的事,可就什么都搬出来了,只要你愿意,而且还讲的很详细,连你从来并不想听的。官员们所做的一切的调查,只使他们明白了一件事:乞乞科夫到底是什么人呢,他们实在不知道,但他一定总该是什么人。他们终于决定,关于这对象,要有一致的意见,至少是弄出一个切实的判断来,他们怎么办,他们取什么标准,他们该怎样调查,他是什么人,是政治的不可放过,应该逮捕监禁的人,还倒是一个能把他们自己当作政治的不可放过的脚色,加以逮捕监禁的人呢。为了这目的,大家就彼此约定,都到警察局长的家里去,读者也早经熟识,那全市的父母和恩人的家里去了。 |
第一章で、すでに生じてしかるべき疑問だった。皆はさらに、死せる魂を彼に売った人々のところに行き、いくつかの事柄を調べることに決めた。少なくとも、その取引がどのようなものであったか、死せる魂とはいったいどう解釈すべきか、またチチコフが偶然の間に、あるいは口を滑らせて、少しでも計画や目的を漏らしたことはないか、あるいは自分が何者であるかを彼らに語ったことはないかを知りたかった。最初にコロボーチカのところへ行ったが、得られたものは多くなかった。彼は十五ルーブルで死せる魂を買い、さらに鳥の羽毛も買いたがった。ああ、それから彼女の他の一切のものを力を尽くして買うとも約束していた。彼は脂肪も国家に納めており、したがって確かに詐欺師である。なぜなら以前にすでに別の者が彼女の鳥の羽毛を買い、脂肪も国家に納めたことがあったからだ。彼はあらゆる利益を独占し、住持の女房はまんまと百ルーブルも騙し取られた。それ以外に探り出せることはなかった。彼女は何度言っても同じことの繰り返しで、そこで役人たちはたちまち了解した。コロボーチカは愚かな信心深い老婆にすぎないと。マニーロフは、パーヴェル・イワノヴィチの保証人になることは、自分自身の保証人になるのと同じだと宣言した。パーヴェル・イワノヴィチのように卓越した人格の百分の一でも持てるなら、全財産を喜んで放棄すると言い、彼について語る時にはたいてい目を細め、友情についての思想を少し漏らした。この思想は、もちろん彼の温良な心根を十分に証明するものだったが、事件そのものについては何も明らかにしなかった。ソバケーヴィチは答えた。自分の見るところ、チチコフは体面のある人物であり、自分ソバケーヴィチはただ最良の農奴だけを売った。どの点から見ても壮健で活発な者たちであると。だが将来何事も起こらぬとは当然保証できない。移住の辛苦に堪えられず、途中で死んだとしても、それは自分の罪ではない。すべては神の御手の中にあるのであり、世の中には疫病やその他の死病がいくらでもあり、村ごと死に絶えた事実さえすでにあるのだからと。役人諸公はまた別の方法で急場を凌ごうとしたが、これは高明とは言えないものの、しばしば用いられる手であった。彼らは回りくどく、知人の下僕を使わせて、チチコフの下男たちのところに行かせ、主人の来歴や生活関係の中に何か手がかりがないか探らせた。だが探り出せたものもまた甚だ少なかった。ペトルーシカからは、家の黴の臭い以外に何も得られず、セリファンもただ短く説明しただけだった。「以前は役人で、税関で勤めておりました」。それが全部だった。この種の人間には一風変わった気質がある。何かを直截に尋ねると、何も言えない。自分の頭の中でそれをつなぎ合わせることができないか、あるいはただ知らないと言うだけだ。だが別のことを尋ねれば、何でもかんでも持ち出してくる。お望みとあらば、聞きたくもないことまで詳しく語るのだ。役人たちのあらゆる調査から分かったのはただ一つ。チチコフがいったい何者であるか、彼らにはまったく分からない。だが彼は何者かであるに違いない。ついに彼らは決定した。この問題について一致した意見を持ち、少なくとも確実な判断を出さねばならぬと。どうするか、何を基準とするか、どう調査すべきか。彼は政治上放置すべからざる人物で、逮捕拘禁すべきなのか。それとも逆に、彼ら自身を政治上放置すべからざる人物として逮捕拘禁し得る人物なのか。この目的のために、皆は互いに申し合わせ、警察局長の家に集まることにした。読者もすでにおなじみの、全市の父母にして恩人のあの家に。 |
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第十章】
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“在一八一二年的出兵[82]之后,可敬的先生,”邮政局长说,虽然并不是只有一个先生,坐在房里的倒一共有六个,“在一八一二年的出兵之后,和别的伤兵一起,有一个大尉,名叫戈贝金的,也送到卫戍病院里来了。是一个粗心浮气的朋友,恶魔似的强横,凡世界上所有的事,他都做过,在过守卫本部,受过许多点钟的禁锢。在克拉司努伊[83]附近,或是在利俾瑟[84]之战罢,那不关紧要,总之是他在战场上失去了一只臂膊和一条腿。您也知道,那时对于伤兵还没有什么设备:那废兵的年金,您也想得到,说起来,是一直到后来这才制定的。戈贝金大尉一看,他应该做事,可是您瞧,他只有一条臂膊,就是左边的那一条。他就到他父亲的家里去,但那父亲给他的回答是:‘我也还是不能养活你;我,’您想想就是‘我自己就得十分辛苦,这才能够维持。’于是我的戈贝金大尉决定,您明白,可敬的先生,于是戈贝金决定,上圣彼得堡去,到该管机关那里,看他们可能给他一点小小的补助。他呢,说起来,是所谓牺牲了他的一生,而且流过血的……他坐着一辆货车或是公家的驿车,上首都去了,您瞧,可敬的先生,不消说,他吃尽辛苦,这才到了彼得堡。您自己想想看:现在是这人,就是戈贝金大尉,在彼得堡,就是在所谓世上无双的地方了!他的周围忽然光辉灿烂,所谓一片人生的广野,童话样的仙海拉宰台[85],您听明白了没有?您自己想想就是,他面前忽然躺着这么一条涅夫斯基大街,或者这么一条豌豆街,或者,妈的,这么一条列退那耶街,这里的空中耸着这么的一座塔,那里又挂着几道桥,您知道,一点架子和柱子也没有,一句话,真正的什米拉米斯。[86]实在的,可敬的先生!他先在街上走了一转,为的是要租一间房子;然而对于他,什么都令人疑疑惑惑:所有这些窗幔,卷帘和所有鬼物事,您知道,就是地毯呀,真正波斯的,可敬的先生……一句话,说起来,就是所谓用脚踏着钱。人走过街上,鼻子远远的就觉得,千元钞票发着气味;您知道,我那戈贝金大尉的整个国立银行里,却只有五张蓝钞票和一两枚银角子……那么,您很知道,这是买不成一块田地的,也就是说,倘使再加上四万去,却也许买得到;然而有四万,人就先去租法国的王位了。好,他终于住在一个客店‘力伐耳市’里,每天一卢布,您知道,午餐两样,一碟菜汤加一片汤料肉……他看起来,他的钱是用不多久的。他就打听,他应该往那里去。‘你能到那里去呢,’人们对他说。‘长官都不在市里呀。您明白的,都在巴黎。军队还没有回来。但这里有一个叫作临时委员会的。您去试试看,’人们对他说,‘在那里您也许会得点什么结果的罢。’——‘那么,好,我就到委员会去,’戈贝金说。‘我要去告诉他们了。事情是如此这般的。我呢,说起来,是流了我的血,而且牺牲了我的一生的。’于是他,有一天的早晨,起来的早一点,用左手理一理胡子,于是,您瞧,他到理发店里去了,这是因为要显得新开张的意思,穿好他的制服,用木脚一拐一拐的走到委员会的上司那里去。您只要自己想想就是!他问,上司住在那里呢。人们告诉他说,海边上的那房子,就是他的。真是一所茅棚,您懂吗!玻璃窗,大镜子,大理石,磁漆,您只要自己想想就是,可敬的先生!一句话,令人头昏眼花。金属的门上的把手,是精致的好东西,好到人得先跑到店里去买两戈贝克肥皂,于是,就这么说罢,来洗一两点钟手,这才敢于去捏它。甬道前面呢,您瞧,站着一个手里拿着大刀的门丁,一副伯爵相,麻布领子,干干净净的像一匹养得很好的布尔狗……我这戈贝金总算拖着他的木脚走进前厅去,坐在一个角落里,只因为恐怕那臂膊在亚美利加或是印度上,在镀金的磁瓶上,您很知道的,碰一下。您瞧,他自然应该等候许多工夫,因为他到这里的时候,那上司呢,说起来,还刚刚起床,当差的正给他搬进什么一个银的盆子去,您很知道,是洗脸用的。我的戈贝金一直等了四个钟头之久;当直的官员总算出来了,说道:‘长官就来!’这时屋子里早已充满了肩章和肩绶。一句话,人们拥挤得好象盘子里的豆子一样。到底,可敬的先生,长官进来了。那,您自然自己想得到的:是长官自己呵。唔,自然,他的相貌就正和他的品级和官衔相称,这样的一副样子,您懂了没有?全是京派的谦虚。他先问这个,然后再问那个:‘您到这里贵干呀?’——‘那么,您呢?’——‘您有什么见教呢?’——‘您光降是为了什么事情呢?’临末也轮到了我的戈贝金:‘如此如此;这般这般,’他说,‘我流了我的血,一条腿和一只臂膊失掉了,说起来。我已经不能做事,请允许我问一声,我可不可以得一点小小的补助,什么一种安排,算是教养之用的小奖金或者恩饷呢,您是很知道的。’长官看见这人装着义足,右边的袖子也空空的挂着。‘就是了,’他说,‘请您过几天再来听信罢!’我的戈贝金真是高兴非凡。‘哪,’他想,‘事情成功了。’他很得意,您想想就知道的;简直在铺道上直跳。他到巴勒庚酒店去,喝烧酒,在‘伦敦’[87]吃中饭,叫了一碟炸排骨加胡椒花苞,再是一碟嫩鸡带各样的佐料,还有一瓶葡萄酒——一句话,这是一场阔绰的筵宴,说起来。他在铺道上忽然看见来了一个英国女人。您知道,长长的,像天鹅一样。我的戈贝金,狂喜到血都发沸了,就下死劲的要用他的木脚跟着她跑,下死劲,下死劲,下死劲;‘唔,不行!’他想,‘且莫忙妈的什么娘儿们;慢慢的来,等我有了恩饷。我实在太荒唐了。’就在这一天,请注意呀,他几乎化掉了他的钱的一半。三四天之后,您瞧,他就又到委员会里去见长官:‘我来了,’他说:‘为的是等信,如此如此,这般这般,旧病和负伤的结果……说起来,我是流了我的血,您知道的。’说的都是官场话,那自然!‘是呀,是呀,’那长官说,‘但我先得通知您,您的事情,没有上司的决定,我可是没法办理的。您自己看就是,是怎么一个时候。战事是差不多,说起来,还没有完结。请您再熬一会儿,等到大臣们回来罢。您可以相信,不会忘记您的。如果您没法过活,就请您拿了这个去……这是已经尽了我所有的力量的……’哪,您知道,他给的自然并不多,不过用得省一点,也还可以将就到决定的日子。然而我的戈贝金不愿意这样子。他想,他是到明天就会有一两千的:‘这是你的,我的亲爱的,喝一下高兴高兴罢!’他现在却只好等候,而且等到不知什么时候为止了。他的脑袋里,您知道,是接二连三的出现着英国女人,肉汤和炸排骨。他就像一匹猫头鹰或者一只茸毛狗,给厨子泼了一身水,从长官那里跑出来——夹着尾巴,挂下了耳朵。在彼得堡的生活,他有些厌倦了,他也已经这样那样的尝了一下。现在是:瞧着罢,你以后怎么办,一切好东西都没有路道,您瞧。况且他还是一个活泼的年青人,胃口好,说起来,真像狼肚子。他怎么不常常走过什么一个饭店前面,现在您自己想想看,厨子是外国人,一个法兰西人,您知道,那么一幅坦白的脸,总是只穿着很精致的荷兰小衫,还有一块围身,说起来,雪似的白。这家伙现在站在他的灶跟前,在给你们做什么Finserb或是炸排骨加香菌,一句话,是很好的大菜,使我们的大尉馋的恨不得自己去吃一通。或者他走过米留丁的店门口:笑嘻嘻的迎着他的是一条熏鲑鱼,或者一篮子樱桃——每件五卢布,或者一大堆西瓜,简直是一辆公共汽车,您知道,都在窗子里,向外面找寻着衣袋里有些多余的百来块钱的呆子;您想想罢,一句话,步步都是诱惑,真教人所谓嘴里流涎,然而对于他呢:请等一等。现在请您设身处地的来想一想:一面呢,您瞧,熏鱼和西瓜,别一面呢,是这么的一种苦小菜,那名目就叫作:‘明天再来。’‘哼,什么,’他想,‘不管他们要怎么样,我到委员会去,和所有的长官闹一场罢,我告诉他们:不行,多谢,这是不成的!’真的,他是强横的,不要面子的人——他一出搁楼,胆子就越大——于是他到委员会去了:‘唔,您要怎样呢?’人问他,‘您还要什么呢,您可是已经得了回信的了。’——‘我告诉您,’他说,‘我可是不能这么苦熬苦省。我得有我的炸排骨和一瓶法国的红酒吃中饭,还去看一回戏,高兴一下子,您知道,’他说。——‘那可不成,这是只好请您原谅我们的了,’这时长官就说……‘要这样子,您是应该忍耐的。您已经得了一点,可以敷衍到得到上头的决定,而且您也可以相信,您总会获得报酬,因为在我们这里,在俄国,如果有一个人,给他的祖国,说起来,是所谓尽了义务,对这样的人,置之不理,是还未有过先例的。但是,如果您现在就要随意的吃炸排骨,上戏园,您知道,那可只好请您原谅。只好请您自己去想法。只好请您自己办。’然而,您只要自己想一想就是,我的戈贝金屹然不动。这些话,像豌豆从墙上一样,都从他那里滚下去了。他大叫一声,给全体起了一个大乱子。他给所有的科长和秘书一阵真正的弹雨……‘好,你们这么说,那么说就是,’他说,‘好,你们可真不知道你们的义务和责任的,你们这些违法者!’一句话,他责骂他们了一通。别的衙门里的一个将军,也几乎遭殃。连这人也拉上了,您懂了没有?总之,他闹的乱七八糟。这么一个捣乱家伙,怎么办才好呢?长官看起来,除了用所谓严厉的办法来下场,也再没有别的路。‘好罢,’他说,‘如果您对给您的东西还不满足,又不愿意在京里静候您的事情的决定,那么,我把您送回原籍去就是。叫野战猎兵来,送他回家去罢!’然而那野战猎兵,您很知道,却已经站着,等在门外面了:这么一个高大的家伙,您知道,简直好象天造他来跑腿的一样。一句话,是一个很好的拔牙钳。于是我们这上帝的忠仆就被装在马车里,由野战猎兵带走了。‘唔,’戈贝金想,‘我至少也省了盘缠钱。这一点,我倒要谢谢大人老爷们的。’他这么的走着,可敬的先生,和那野战猎兵,当他这样的坐在野战猎兵的旁边的时候,说起来,他在所谓对自己说:‘好,’他说,‘你告诉我,我只好自己办,自己想法子!好,可以,’他说,‘我就来想法子罢!’他怎样的被送到他一定的地方,就是他到底弄到那里去了呢,什么也不知道。所以关于戈贝金大尉的消息,就沉在忘却的河流里面了,您知道,诗人之所谓莱多河。[88]但这地方,您瞧,我的先生们,在这地方,可以说,却打着我们的奇闻的结子的。戈贝金究竟那里去了呢,谁也不知道;然而您自己想想罢,不到两个月,略山的林子里就现出一群强盗来,而这群强盗的头领,您瞧,却并非别的……”
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「一八一二年の出征[82]の後のことでありますが」と郵便局長が言った。部屋には六人いたが彼は一人だけに話しかけるかのように言った。「一八一二年の出征の後、他の傷病兵と共にゴベーキンという大尉が衛戍病院に送られてきました。無鉄砲な男で、悪魔のように横暴、世のあらゆることをやらかし、歩哨勤務にも就き、何時間もの禁固を受けたこともあった。クラースヌイ[83]付近かリプシッヒ[84]の戦いかは重要ではありませんが、ともかく戦場で片腕と片脚を失ったのです。当時は傷病兵への設備などなく、廃兵年金も後になってようやく制定されたものでした。 |
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对于这臆测,官员们自然并不信仰,但他们想来想去,各人都静静的研究着这事情,却觉得乞乞科夫的侧脸,显然和拿破仑的似乎有些相象。警察局长曾经参加一八一二年的战事,见过拿破仑本人,也承认他的确并不比乞乞科夫高大,脸盘也不见得更瘦,可是别一面,又并不见得更肥。许多读者,也许以为这一切是非常不确的——哦,作者也极愿意跟着说,这故事非常不确;但没奈何的是确曾闹过我们在这里所说的事情,而这市镇并非荒僻之处,乃是邻近两大首都的地方,却也尤为奇特。这事即起于对法国人的光荣的战胜之后,是大家还应该记得的。当这时候,所有我们的地主,官僚,商人,掌柜,以及一切有教育的和无教育的人物,在最初的八年间,是都成了俗化的政治家的了。《墨斯科新报》和《祖国之子》被抢夺着看,至于得到末一个读者的手里,已经变成一团糟,不大看得出。没有这些问题了:您买这批燕麦是什么价钱呀,先生?——昨天的下雪,您以为怎样呢?——只听到问的是:哪,报上怎么说?——拿破仑没有跑掉吗?——而商人们尤其害怕,因为他们很相信一个三年前就下了监狱的前知者的豫言。这新的豫言者,忽然之间——没有人知道他是从那里来的——脚登草鞋,身披非常腥臭的光皮,在市上出现了,并且宣告说,拿破仑是反基督,现在系着石头的索子,困在七重墙和七个海后面,但他马上就要粉碎他的索子,来征服全世界了这豫言者就为了他的豫言下了监狱,也为了法律。但却完成了他的传道,商人们因此很失掉一点理性。许久之后,即使有着赚钱的交易的时候,商人们也还跑到客店里去,在那里聚起来喝茶,谈着反基督。许多商人们和高尚的贵族,也不自禁的想着这件事,而且在那时支配了一切人心的神秘情调的潮流之下,相信从构成拿破仑这字的每个字母上,会发见一种特别的,大有道理的意义;有许多人竟还想从这里看出《默示录》的数目字来了。[90]所以即使官员们研究着这一点,实在也毫不足怪的。然而,他们也就立刻省悟过来,觉得他们的幻想太发达了,事情却全不是这么一回事。他们这么想,那么想,讨论来,讨论去,终于决定了去问一问罗士特来夫,倒也许并不坏。他是发表了死魂灵的故事的第一个人,而且据人们说,和乞乞科夫有很密切的关系,应该知道一点他的生活情形的;于是大家决定,先去听一听罗士特夫来怎么说。
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この臆測に対して官員たちは当然信を置かなかったが、各々静かに考えてみると、チチコフの横顔はナポレオンに似ていなくもないと感じた。警察署長は一八一二年の戦役に参加しナポレオン本人を見たことがあり、確かにチチコフより背が高いわけではなく、顔もさして痩せてはいなかったが太くもなかったと認めた。多くの読者はこれを甚だ不確かと思うだろう——ああ、作者もそう願うが、残念ながら我々がここに述べた通りのことが確かに起こったのであり、しかもこの市は僻地ではなく両大首都に近い場所であったことが一層奇特である。 |
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“唔,怎么?为什么只有我不,为什么不?”
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「うむ、なぜだ? なぜ私だけがいけないのだ、なぜだ?」 |
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第十一章】
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然而这两个字里可藏着多么希罕的,神奇的蛊惑:公路!而且又多么的出色呢,这公路!一个晴天,秋叶,空气是凉爽的……你紧紧的裹在自己的雨衣里,帽子拉到耳朵边,舒服的缩在你的车角上!到得后来,寒气就从肢节上走掉,涌出温暖来了。马在跑着……有些磕睡了起来。眼睑合上了。朦胧中还听得一点“雪不白呀……”的歌儿,马的鼻息和轮子的响动,终于是把你的邻人挤在车角里,高声的打了鼾。然而你现在醒来了,已经走过了五站;月亮升在空中;你经过一个陌生的市镇,有旧式圆屋顶和昏沉的尖塔的教堂,有阴暗的木造的和雪白的石造的房屋;处处有一大条闪烁的月光,白麻布头巾似的罩在墙壁和街道上,漆黑的阴影斜躺在这上面,照亮了的木屋顶,像闪闪的金属一般的在发着光;一个人也没有:都睡了觉。只有一个孤独的灯,还点在这里或是那里的小窗里:是居民在修自己的长靴,或则面包师正在炉边做事罢?——你不高兴什么呢?唉唉,怎样的夜……天上的力!在这上面的是怎样的夜呀!唉唉,空气,唉唉,天空,在你那莫测的深处,在我们的上头,不可捉摸的明朗地,响亮地展开着的又高又远的天空!……夜的凉爽的呼息,吹着你的眼睛,唱着使你入于甜美的酣睡;于是你懵腾了,全不自觉,而且打鼾了——然而被你挤在车角上的可怜的邻人,却因为你这太重的负担,忿忿的一摇。你又从新醒了转来,你的面前就又是田地和平原;只见无际的野地,此外什么也没有。路标一个个的跑过去;天亮了;在苍白的,寒冷的地平线上,露出微弱的金色的光芒,朝风冷冰冰的,有力的吹着耳朵。你要裹好着外套!多么出色的寒冷呵!又来招你的睡眠可多么希奇!一震又震醒了你。太阳已经升在天顶了。“小心,小心!”你的旁边有人在喊着,车子驰下了峻坂来。下面等着一只渡船;一个很大的清池,在太阳下,铜锅似的在发闪;一个村庄,坡上是如画的小屋;旁边闪烁着村教堂的十字架,好象一颗星;蜂鸣似的响着农夫们的起劲的闲谈,还有肚子里的熬不下去的饥饿……我的上帝,这是很远很远的旅行的道路,可是多么美丽呵!每当陷没和沉溺,我总是立刻缒住你,你也总是拉我上来,宽仁的抓着我的臂膊!而且由这样子,又产生了多少满是神异的诗情的雄伟的思想和梦境,多少幸福的印象充实了魂灵!……
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だが、この二字の中に何と珍しく、神秘な魅惑が隠されていることか。大道! しかもまた何と見事なことか、この大道は! 晴天、秋の葉、空気は冷涼……雨合羽にしっかりと身を包み、帽子を耳まで引き下ろし、心地よく車の隅に縮こまる。やがて寒気が四肢から去り、温もりが湧き上がってくる。馬は走っている……少し眠くなる。瞼が合わさる。朦朧とした中に「雪は白くない……」という歌の切れ端がまだ聞こえ、馬の鼻息と車輪の音が聞こえ、ついには隣人を車の隅に押しやって、大いびきをかいている。だが今、目が覚めた。もう五つの駅を過ぎていた。月が空に昇り、見知らぬ町を通り過ぎる。旧式の丸屋根と薄暗い尖塔のある教会、暗い木造の家と真っ白な石造りの家々。あちこちに月光の大きな帯が煌めき、白い麻布の頭巾のように壁と通りに覆いかぶさり、真っ黒な影がその上に斜めに横たわり、照らし出された木の屋根がきらきらと金属のように光っている。人っ子一人いない。みな寝ている。ただ一つの孤独な灯が、あちらこちらの小窓にまだ点っている。住人が自分の長靴を繕っているのか、それともパン屋が炉のそばで仕事をしているのか?――何が不満なのだ? ああ、何という夜……天上の力よ! この上に広がるのは何という夜であろう! ああ、大気よ、ああ、天空よ。お前の測り知れぬ深みの中で、我々の頭上に、捉えがたく明朗に、朗々と広がる、高く遠い天空よ!……夜の冷涼な息吹がお前の目に吹きつけ、甘美な眠りへと誘う歌を歌う。そしてお前は朦朧となり、まったく無意識に、そして鼾をかいている――だが車の隅に押しやられた哀れな隣人は、お前のこの重すぎる荷物に、憤然と身を揺する。お前はまた目を覚ます。目の前にはまた田地と平原。ただ果てしない野が広がるだけで、他には何もない。道標が一つずつ走り過ぎてゆく。夜が明ける。蒼白い冷たい地平線に、微かな金色の光が現れ、朝風が冷たく力強く耳を打つ。外套をしっかりと巻きつけねば! 何と見事な寒さだろう! そしてまた何と不思議な睡魔が誘いかけてくることか! 一揺れしてまた目が覚める。太陽はすでに天頂に昇っている。「気をつけろ、気をつけろ!」傍らで誰かが叫び、車は急な坂を駆け下りてきた。下では渡し船が待っている。大きな澄んだ池が太陽の下で銅の鍋のようにきらめき、村があり、斜面には絵のような小屋が並び、そばに村の教会の十字架が星のように煌めく。蜂の羽音のように農夫たちの賑やかな雑談が響き、そして腹の中のどうにも堪えがたい飢え……わが神よ、これは遥かな旅路だが、何と美しいことか! 沈み溺れる時、私はいつもお前に縋りつき、お前はいつも私を引き上げ、慈悲深く腕を掴んでくれた! そしてこのようにして、神秘と詩情に満ちた雄大な思想と夢想が、どれほど多く生まれたことか、幸福な印象がどれほど魂を充たしたことか!…… |
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到第二天,保甫卢沙就上学校去了。对于规定的学科,他并不见得有特别的才能;优秀之处倒在肯用功和爱整洁;然而他立刻又迸出另外一种才能来:很切实的智力。他立刻明白了办法,和朋友交际,就遵照着父亲的教训,那就是使他们请自己吃,给自己化,他自己却一点也不破费,而且有时还得到赠品,后来看着机会,仍旧卖给原先的赠送者,事事俭省,是他孩子时候就学好了的。从父亲得来的半卢布,他不但一文也没有化,在这一年里倒还增加了数目,这是因为他显出一种伟大的创业精神来:用白蜡做成云雀,画得斑斓悦目,非常之贵的卖掉了。后来有一时期,他又试办着别样的投机事业,用的是这样的方法:他到市场上去买了食物来,进得学校,就坐在最富足,最有钱的人的旁边:一看出一个同学无精打采了——这就是觉得肚饿的征候——他就装作并非故意模样,在椅子下面,给他看见一个姜饼或者面饼的一角。待到引得人嘴馋,他于是取得一个价钱,并无一定,以馋的大小为标准。两个月之久,他又在房里不断的训练着一匹关在小木笼里的鼠子;到底练得那鼠子听着命令,用后脚直立,躺倒,站起了,他就一样的卖掉,得了大价钱。用这样的法子,积到大约五个卢布的时候,便缝在一个小袋里,再重新来积钱。和学校的上头的关系,他可更要聪明些。谁也不及他,能在椅子上坐得鼠子一般静。我们在这里应该声明一下,教师是最喜欢安静的人,而对于机灵的孩子却是受不住的;他觉得他们常常在笑他。一个学生,如果先被认作狡猾,爱闹的了,那么,他只要在椅子上略略一动,无意的把眉头一皱,教师就要对他发怒。他毫不宽假的窘迫他,责罚他。“我要教好你的骄傲和反抗!”他叫喊着说。“我看得你清清楚楚,比你自己还清楚!跪下!你要知道肚子饿是什么味道了!”于是这孩子就应该擦破膝盖,挨饿一天,连自己也不明白为什么。“本领,资质,才能——这都是胡说白道!”教师常常说。“我顶着重的是品行。一个彬彬有礼的学生,就是连字母也不认识,一切学科我还是给他很好的分数;但一给我看出回嘴和笑人的坏脾气——就给一个零分,即使他有一个梭伦[92]藏在衣袋里!”所以他也很忿忿的憎恶克理罗夫[93],因为这人在他的寓言里说过:“喝酒毫不要紧,但要明白事情!”他又时常十分满足的,脸上和眼里全都光辉灿烂的,讲述他先前教过的学校,竟有这么安静,连一个蝇子在屋里飞过,也可以听出来,整整一个年,学生在授课时间中敢发一声咳嗽,醒一下鼻子的,连一回也没有,直到摇铃为止,谁也辨不出教室里有没有人。乞乞科夫立刻捉着了教师的精神和意思,懂得这好品行是什么了。在授课时间中,无论别人怎么来拧他,来抓他,他连一动眼,一皱眉的事,也一回也没有;铃声一响,乞乞科夫可就没命的奔到门口去,为的是争先把帽子递给那教师——那教师戴的是一顶普通的农家帽;于是首先跑出了教室,设法和他在路上遇到好几回,每一回又恭恭敬敬的除下了帽子。他的办法得了很出色的效验。自从他入校以来,成绩一直都很好,毕业是优等的文凭和全学科最好的分数,另外还有一本书,印着金字道:“敦品励学之赏。”当他离开学校的时候,已经是一个有着必须常常修剃的下巴的一表非凡的青年了。这时就死掉了他的父亲。他留给自己的儿子的是四件破旧的粗呢小衫,两件羊皮里子的旧长褂,以及全不足道的一点钱。那父亲分明是只会说节俭的好教训,自己却储蓄得很有限的,乞乞科夫立刻把古老的小屋子和连带的瘠地一起卖了一千个卢布,把住着的一家农奴送到市里去,自己就在那里住下,给国家去服务了。这时候,那最着重安静和好品行的可怜的教师,不知道为了他没本领,还是一种别的过失呢,却失了业;因为气愤,他就喝起酒来;但又立刻没有了钱;生病,无法可想,连一口面包也得不到,他只好长久饿在一间冰冷的偏僻的阁楼里。那些先前为了顽皮和乖巧,他总是斥为顽梗和骄傲的学生们,一知道他的景况,便赶紧来募集一点钱,有几个还因此卖掉了自己的缺少不得的物件;只有保甫卢沙·乞乞科夫却推托了,说他一无所有,单捐了一枚小气的五戈贝克的银钱,同学们向他说了一句:哼,你这吝啬鬼!便抛在地上了。可怜的教师一知道他先前的学生的这举动,就用两手掩了脸;像一个孱弱的孩子,眼泪滔滔不绝,涌出他昏浊的眼睛来,“在临死的床上,上帝还送我这眼泪!”他用微弱的声音说;到得知道了乞乞科夫怎样对他的时候,他就苦痛的叹息,接着道:“唉唉,保甫卢沙,保甫卢沙!人是多么会变化呵!他曾是怎样的一个驯良的好孩子呀!他毫不粗野,软得像丝绢一样。他骗了我了,唉唉,他真的骗了我了!……”
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翌日、パーヴルーシャは学校に通い始めた。学科に特別な才能は見せなかったが、勤勉と清潔さにおいて秀でていた。しかしたちまち別の才能を発揮した——甚だ切実な知力である。父の教えに従って友人と付き合い、彼らに自分を食わせ、自分には一文も使わせなかった。時には贈り物を受け取り、機会を見て元の贈り主に売り返しさえした。父から貰った半ルーブルは一文も使わず、この一年でかえって増やした。蝋で雲雀を作り、色鮮やかに塗って高く売り、市場で食物を買い込んでは金持ちの同窓の隣に座り、空腹の兆候を見せた者に生姜パンや饅頭の一角を覗かせ、飢えの度合いに応じて値をつけた。二ヶ月間は小さな木の籠に入れた鼠を訓練し、命令で後ろ足で立ったり寝転んだりさせ、これも高値で売った。約五ルーブル貯まると小袋に縫い込み、また一から貯め始めた。 |
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大家应该知道,在这时候,是开始严禁了收贿的。但一切规条都吓不倒他,倒时常利用它来收自己的利益,而且还显出了每当严禁时候,却更加旺盛的真正俄罗斯式的发明精神来。他的办法是这样的:倘有一个请愿人出现,把手伸进衣袋里,要摸出一张谁都极熟的在我们俄国称为“呵凡斯基公爵绍介信”[95]的来——他就马上显出和气的微笑,紧紧的按住了请愿人的手,说道:“你以为我是……不必,真的!不必!这是我们的义务和责任,就是没有报酬我们也应该办的!这一点,您放心就是。一到明天早上,就什么都妥当了!我可以问您住在那儿吗?您全不必自己费神。一切都会替您送到府上去的!”吃惊的请愿人很感动的回到家里去,自己想道:“这才是一个人!唉唉,要多一点,这才好,这是真的宝石呵!”然而请愿人等候了一天,等候了两天,却还是总不见他的文件送到家里去。到第三天也一样。他再上官厅去一趟——简直还没有看过他的呈文。他再去找他的宝石。“阿呀,对不起,对不起,”乞乞科夫优雅的说,一面握住了那位先生的两只手:“我们实在忙得要命,但是明天,明天您一定收到的!这真连我自己也非常过意不去!”和这些话,还伴着蛊惑的态度。如果这时衣角敞开了,他就连忙用手来整好,这样的敷衍了对手。然而文件却仍旧没有来,无论明天,后天,以至再后天。请愿人于是要想一想了:“哼,恐怕一定有些别的缘故罢?”他去探问,得了这样的回答:“书记得要一点!”——“当然,我怎么可以不给他呢:他们照例有他们的二十五个戈贝克,可是五十个也可以的。”——“不,那可不行,您至少得给他一张白票子。”[96]——“什么?给书记一张白的?”请愿人吓得叫了起来。“是的,您为什么只是这么的出惊呢?”人回答他说。“书记确是只有他们的二十五戈贝克的,其余的要送到上头去!”于是麻木的请愿人就敲一下自己的头,忿忿的诅咒新规则,诅咒禁收贿和官场的非常精炼的交际式。在先前,人们至少是知道办法:给头儿放一张红的票子[97]在桌子上,事情就有了着落,现在却要牺牲一张白的了,还要化掉整整一礼拜工夫,这才明白其中究竟是怎么一回事!……妈的这大人老爷们的廉洁和清高!请愿人自然是完全不错的:可是现在也不再有收贿:所有上司都是正经的,高尚的人物,只有书记和秘书还是恶根和强盗。但不多久,乞乞科夫的前面展开一片活动的大场面来了:成立了一个建筑很大的官家屋子的委员会。在这委员会里,乞乞科夫也入了选,而且是其中的一个最活动的分子。大家立刻来办公。给这官家建筑出力了,六年之久,然而为了气候,或者因为材料,这建筑简直不想往前走,总是跨不出地基以外去。但会里的委员们,却在市边的各处,造起一排京式的很好看的屋子来了;大约是那些地方的地面好一点。委员老爷们已经开始在享福,并且立了家庭的基础,到现在,乞乞科夫这才在新的景况之下,脱离了他那严厉的禁制和克己的重担的压迫。到现在,他这才对于向来看得很重的大斋[98]规则,决计通融办理,而且到现在,他才明白了对于人还不能自主的如火的青年时代力加抑制的那些享乐,他也并不是敌人。他竟阔绰起来了,雇厨子,买漂亮的荷兰小衫。他也买了外省无法买到的,特别是深灰和发光的淡红颜色的衣料,也办了一对高头大马,还自己来操纵他的车,捏好缰绳,使边马出色的驰骋;现在也已经染上用一块海绵,醮着水和可伦香水的混合物,来拭身体的习惯了,已经为了要使自己的皮肤软滑,购买重价的肥皂了,已经……
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皆が知るべきは、この時期に収賄の厳禁が始まったことである。だがあらゆる規則もチチコフを怯ませず、かえってそれを利用して自分の利益とし、厳禁の時にこそ一層旺盛な、真にロシア式の発明精神を示した。彼の方法はこうであった。請願人が現れ、ポケットに手を入れて誰もが極めて馴染みのロシアで「アファナーシー公爵の紹介状」と呼ばれるものを取り出そうとすると、彼は直ちに愛想よく微笑み、請願人の手をしっかりと押さえて言った。「あなたは私が……いえいえ、結構です!これは我々の義務であり責任です。報酬なしでも当然いたすべきことです!ご安心なさい。明朝にはすべて片付きます!ご住所を伺ってよろしいですか?ご自身でわざわざお越しになる必要はありません。すべてお届けいたします!」感激した請願人は帰宅して思った。「これこそ人物だ!もっとこういう人がいればよいのに、真の宝石だ!」しかし一日待ち、二日待ち、三日待っても文書は届かなかった。再び役所へ行くと——まだ呈文すら見ていないと言う。チチコフに会うと彼は優雅に言った。「申し訳ありません、大変忙しくて。でも明日、明日には必ず!」しかし文書は来なかった。請願人は考えた。「何か別の事情があるのでは?」調べると答えが返ってきた。「書記にいくらか包まないと」——「もちろん、二十五コペイカでも五十コペイカでも」——「いいえ、少なくとも白い紙幣を一枚」。「何だと?書記に白い紙幣を?」驚いた請願人に答えが返った。「書記には二十五コペイカしか渡りません。残りは上に行くのです!」かくして請願人は新規則と清廉を呪い、以前なら上司に赤い紙幣[97]を一枚置けば済んだのにと嘆いた。 |
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“怎么的!”乞乞科夫说。“我钓着的了,拉上来的了,可是这东西又断掉了——这没有话好说。就是号啕大哭,也不能使这不幸变好的。还不如做事情去!”于是他决计从新开始他的行径,用忍耐武装起来,甘心抑制他先前那样的阔绰。他决计搬到一个别的市上去,在那里博得名声。然而一切都不十分顺手。在很短的时光中,他改换了两三回他的职业,因为那些事情,全是龌龊而且讨厌的。读者应该知道,在闲雅和洁净上,乞乞科夫是这世界上不可多得的人。开初虽然也只得在不干净的社会里活动,但他的魂灵却总是纯洁,无瑕的,所以他在衙门的公事房里,桌子也喜欢磁漆,而且一切都显得高尚和精致。他决不许自己的谈吐中,有一句不雅的言语,别人的话里倘有疏忽了他的品级和身分的句子,他也很不高兴。我相信,这大约是读者也很赞成的罢,如果知道了他每两天换一次白衬衫;夏天的大热时候,那就每天换两次:些微的不愉快的气味,他的灵敏的嗅觉机关是受不住的。所以每当彼得尔希加进来替他脱衣服,脱长靴,他总是用两粒丁香塞在鼻孔里;而且他那神经之娇嫩,是往往赛过一位年青小姐的;所以要再混进谁都发着烧酒气,全无礼貌的一伙里面去,真也苦痛得很。他虽然勉力自持,但在这样的逆境和坏运道之下,竟也瘦了一点,而且显出绿莹莹的脸色来了。当读者最初遇见,和他相识的时候,他是正在开始发胖,成了圆圆的,合式的身样了的;每一照镜,他已经常常想到尘世的快乐:一位漂亮的夫人,一间住满的孩子房,于是他脸上就和这思想一同露出微笑;但现在如果偶向镜子一瞥,就不禁叫喊起来道:“神圣的圣母,我是多么丑了呵!”他从此长久不高兴去照镜子了。然而我们的主角担受着一切,坚忍地,勇敢地担受着——于是他到底在税关上得了一个位置。我们应该在这里说明,这样的地位,本来久已是他的秘密希望的对象。他看见过税务官员弄到怎样的好看到出奇的外国货,把怎样的出色的麻纱和磁器去送他的姊妹、教母和婶娘。他屡次叹息着叫喊道:“但愿我也去得成:国界不远,四近都是有教育的人,还能穿多么精致的荷兰小衫呀!”我们还应该附白一下,他也还想着使皮肤洁白柔软,使面颊鲜活发光的一种特别的法兰西肥皂;这是什么商标呢,上帝知道,总之,他推测起来,是只在国界上才有的。所以,他虽然久已神往于税关,但从建筑委员会办事所发生出来的目前的利益,却把他暂时按下,他说得很不错,当建筑委员会还总是手里的麻雀时,税关也不过是屋顶上的鸽子罢了。现在他却已经决定,无论如何要进税关去——而且也真的进去了。他用了真正的火一般热心去办事。好象命里也注定他来做税务官吏似的。三四个礼拜后,他已经把税关事务练习得这样的熟悉,从头到底什么都明白了:他全不用称,也不用量;因为他只要一看发票,立刻知道包裹里有几丈匹头;只消用手把袋子一提,就说得出有多少重量;至于检查,那是他呢,恰如他自己的同事所说一样,简直是“一条好猎狗似的嗅觉:”这也实在很奇怪,他会耐心的去瞎查每个纽扣,而且都做得绝顶的冷静,又是出奇的文雅的。就是那被检查的不幸的对手气得发昏,失了一切自制的力量,恨不得在他愉快的脸上,重重的给一个耳刮子的时候,他也仍然神色自若,总是一样的说得很和气:“您肯赏光,劳您的驾,站起一下子来罢!”或是:“您肯屈驾,太太,到间壁的屋子里去一下么?那里有一位我们公务人员的夫人,想和您谈几句天呢,”或者“请您许可,我在您那外套的里子上,用小刀拆开一点点罢。”和这话同时,他就非常冷静的从这地方拉出头巾,围巾以及别的东西来,简直好象在翻自己的箱子一样。连上司也说,这是一个精怪,不是人。他到处搜出些东西:车轮间,车辕中,马耳朵里,以及上帝知道什么另外的处所,这些处所,没有一个诗人会想到去搜寻,只有税务官员这才想得出来的。那可怜的旅客通过了国境之后,很久还不能定下心神来,揩掉从一切毛孔中涌出的大汗,画一个十字,喃喃的说道:“阿唷,阿唷!”他的境遇好象一个逃出密室来的中学生,教师叫他进去听几句小教训,却竟是完全出于意外的挨了一顿痛打。对于他,私贩子一时毫没有法子想:他是所有波兰一带的犹太人帮的灾星和恶煞。他的正直和廉洁是无比的,而且也是出乎自然以上的。他从那些因为省掉无谓的登记,就不再充公的没收的货品和截留的东西上,决不沾一点光。办事有一种这样的毫不自私自利的热心,当然要惹起大家的惊异,终于也传到长官的耳朵里去了。他升了一极,并且赶紧向长官上了一个条陈,说怎样才可以捕获全部偷运者,加以法办。在这条陈上,还请给他以实行方法的委任。他立刻被任为指挥长,得了施行一切调查搜检的绝对的全权。他所要的就正是这一件。在这时候,私贩们恰恰也成立了一个大团体,做得很有心计,也很有盘算:这无耻的勾当,准备要赚钱一百万。乞乞科夫是早已知道了一点的,但当私贩们派人来通关节时,却遭了拒绝,他很冷淡的说,时候还没有到。一到掌握了一切关键之后,他便使人去通知这团体,告诉他们道:现在是时候了。他算得很正确。只在一年里面,他就能够赚得比二十年的热心办公还要多。他在先前是不愿意和他们合作的,因为他还不像一个棋中之帅,所以分起来也很有限。现在可是完全不同了,现在他可以对他们提出条件去了。因为要事情十分稳当,他又去引别一个官吏加入自己这面来,这计划成功了,那同事虽然头发已经雪白,竟不能拒绝他的诱惑。契约一结好,团体就进向了实行。他们的第一番活动,是见了冠冕堂皇的结果的。读者一定已经听到过关于西班牙羊的巧计的旅行这一个有名的,时常讲起的故事了的罢,那羊外面又蒙着一张皮,通过了国境,皮下面却藏着值到一百万的孛拉彭德[99]的花边。这事情就正出在乞乞科夫做着税务官的时候。如果他自己不去参加这计划,世界上是没有一个犹太人办得妥这类玩意的。羊通过了国境三四回之后,两个官员就各各有了四十万卢布的财产。哦,人们私议,是乞乞科夫怕要到五十万的了,因为他比别一个还要放肆点。只要没有一匹该死的羊捣乱,上帝才知道这大财是会发到怎么一个值得赞叹的总数呢。恶魔来搅扰这两位官。公羊触动了他们,他们无缘无故的彼此弄出事来了。正在快活的谈天的时候,乞乞科夫也许多喝了一点酒罢,就称那一个官为教士的儿子,那人虽然确是教士的儿子,但不知怎的却非常的以为受辱,就很激烈,很锋利的回过来。他说道:“你胡说!我是五等官,不是教士的儿子。你倒恐怕是教士的儿子!”因为要给对手一个刺,使他更加懊恼,就再添上一句道:“哼,一定是的!”他虽然把加在自己头上的坏话,回敬了我们的乞乞科夫,虽然那“哼,一定是的!”的一转,已经够得利害,他却另外还向长官送了一个秘密的告发。听人说,除此之外,他们俩原已为了一个活泼茁壮的女人,正在争风吃醋了的,那女人呢,用官们的表现法来说,那就是“切实”到像一个萝卜,哦,那人还雇了两个很有力气的家伙,要夜里在一条昏暗的小巷里把我们的主角狠命的打一通;然而到底也还是两位老爷们发胡涂,该女人是已经被一位勖玛哈略夫大尉弄了去的了。那实情究竟怎么样呢,可只有上帝知道。总之,和私贩们的秘密关系是传扬开来,显露出来了。五等文官立刻翻筋斗,但他拉自己的同事也翻了一个筋斗。他们被传到法庭上去,他们的全部财产都被查抄,就像在他们的负罪的头上来了一个晴天霹雳。他们的精神好象被烟雾所笼罩,到得清楚起来,这才栗然的明白了自己犯了什么事,五等文官禁不起这运命的打击,在什么地方穷死了,但六等文官却没有倒运,还是牢牢的站着。纵使前来搜查的官们的嗅觉有多么细致,他也能稳安的藏下了财产的一部分;他用尽了一切凡有识得透,做得多的深通世故的人的策略和口实:这里用合式的态度,那里用动人的言语,而且用些决不令人难受的谄媚,博得官们的帮忙,有时还塞给他们一点点,总而言之,他知道把他的事情怎么化小,纵使无论如何逃不出刑事裁判,至少,也不像他的同事那样没面子的收场。自然:财产和一切出色的外国货是不见了;这些东西,都跑到别个鉴赏家的手里去了。剩在这里的,是他从这大破绽里救出来的,藏着应急的至多一万卢布,还有两打荷兰小衫,一辆年青独身者所坐的小马车,以及两个农奴:马夫绥里方和跟丁彼得尔希加,此外是因为税务官员的纯粹的好心,留给他的五六块肥皂:使他把他的脸好弄得很是干净和光鲜——这就是一切。我们的主角现在又一下子陷在这样的逆境里了!忽然来毁坏了他的,是多么一个吓人的坏运道!他称这为:因真理而受苦。人们也许想,在这些变动,历练,运命的打击和人生的恶趣之后,他会带了他那最后的伤心的一万块,躲到外省的平安的角落里,从此在那里锈下去:身穿印花的睡衣,坐在小屋的窗口,看着农夫们在礼拜天怎样的打架,或者也许为了保养,到鸡棚那边去走一趟,查一下那一只可以烧汤,那么,他的生活就真的很闲静,而且为他设想,也并非过得毫无意思的罢。然而全不是这么一回事;对于我们的主角的不屈不挠的性格之坚强,人只好又说他不错。经过了够使一个人纵不灭亡,但遇事总不免沉静和驯良下去的一切这些打击之后,在他那里却仍没有消掉那未曾前闻的热情。他懊恼,他愤怒,唠叨全世界,骂运命的不公平,恨人们的奸恶,然而他不能放掉再来一个新的尝试。总而言之,他显出一种英雄气概来了,在这前面,那发源于迟钝的血液循环的德国人的萎靡不振的忍耐,就缩得一无所有。乞乞科夫的血液,却是火一般在脉管里流行的,倘要驾御一切要从这里奔迸出来,自由活动的欲望,必须有坚强的,明晰的意志。他这样那样的反省了许多时,而且总反省出一些正当。为什么我竟这样子?为什么现在不幸应该闯到我的头上来?那么,现在难得了职业?人都在图谋好处。我没有陷害过什么人,没有抢掠过一个寡妇,没有弄得谁去做乞丐,我不过取了一点余剩,别人站在我的地位上,也要伸下手去的。我不趁这机会揩点油,别人也要来揩的。为什么别人可以称心享福?为什么我却应该蛆虫似的烂掉?我现在是什么东西?我还有什么用处?我现在怎么和一个体面的一家之父见面呢?如果我一想到空活在这世界上,能不觉得良心的苛责吗?而且将来我的孩子们会怎么说呢?——“看我们的父亲罢,”他们会说:“他是一只猪,毫不留给我们一点财产。” |
「何と!」チチコフは言った。「釣り上げたと思ったら、糸が切れてしまった——泣いても始まらない。仕事に取りかかるしかない!」こうして彼は再び行路を始め、忍耐で武装し、以前の贅沢を甘んじて抑えた。別の市に移り名声を博そうとしたが、すべてが順調ではなく、短期間に二三度職を変えた。いずれも汚く不快な仕事であった。チチコフは閑雅と潔癖において世に稀な人物であったことを知るべきだ。魂は常に純潔で無瑕であり、机は磁漆を好み、談吐に不雅な言葉を許さなかった。夏の暑い時は毎日二度白衬衫を替え、微かに不快な臭いも鋭敏な嗅覚が耐えられなかった。 |
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我们已经知道,乞乞科夫是很担心着他的后代的。这是一件发痒似的事情。假使嘴唇上不常涌出这奇特的,渺茫的“我的孩子们会怎么说呢?”的问题来,许多人就未必这么深的去捞别人的袋子了。未来的一家之父却赶忙去捞一切手头的东西,恰如一匹谨慎的雄猫,惴惴的斜视着两边,看主人可在近地:只要看到一块肥皂,一枝蜡烛,一片脂肪,爪下的一只金丝雀,他就全都抓来,什么也不放过。我们的主角在这么的慨叹和诉苦,但他的头却不断的在用功。他固执的要想出一些什么来;只还缺新建设的计划。他又缩小了,他又开始辛苦的工作生活,他又无不省俭,他又下了高尚和纯净的天,掉在龌龊和困苦的存在里了。在等候着好机会之间,总算得了法院代书人的职务,这职业者,在我们这里是还没有争得公民资格,非忍受各方面的打和推不可,被法院小官和他们的上司所轻蔑,判定了候在房外,并挨各种欺侮呵斥的苦恼的。然而艰难使我们的主角炼成一切的本领。在他所委托执行的许多公务中,也有这样的一件事:是有几百个农奴到救济局里来做抵押。那些农奴所属的土地,已经成为荒场。可怕的家畜传染病,奸恶经理人的舞弊,送掉顶好的农奴的时疫,坏收成,以及地主的不小的胡涂,都使这成为不毛之地。主人往墨斯科造起时髦房子来,装饰的最新式,最适意,但却把他的财产化得不剩一文钱,至于连吃也不容易。于是他只好把还剩在他手里的惟一的田地,拿去做抵押了向国家抵押的事,当时还不很明白,而且试办未久,所以要决定这一步,总不免心怀一点疑惧。乞乞科夫以代书人的资格,先来准备下一切;他首先是博得所有在场人的欢心,(没有这豫先的调度,谁都知道是连简单的讯问也轮不到的——总得每人有一瓶玛克拉酒才好,)待到确实的笼络住了所有官员之后,他才告诉他们说:这事件里还有一点必须注意的情形:“农奴的一半是已经死掉了的,要防后来会有什么申诉……”——“但他们是还写在户口调查册上的罢,不是吗?”秘书官说。“自然,”乞乞科夫回答道。——“那么,你还怕什么呢?”秘书官道。“这一个死掉,别一个会生,并无失少呀,这么样就成。”谁都看见,这位秘书官是能够用诗来说话的。但在我们的主角的头里,却闪出一个人所能想到的最天才的思想来了。“唉,我这老实人!”他对自己说。“我在找我的手套,它却就塞在自己的腰带上!趁新的人口调查还没有造好之前,我去买了所有死掉了的人们来;一下子弄它一千个,于是到救济局里去抵押;那么,每个魂灵我就有二百卢布,目前足可以弄到二十万卢布了!而且现在恰是最好的时机,时疫正在流行,靠上帝,送命的很不少!地主们输光了他的钱,到处游荡,把财产化得一点不剩,都想往彼得堡去做官:抛下田地,经理人又不很帮他们,收租也逐年的难起来;单是用不着再付人头税,都不知道他们多么愿意把死掉的魂灵让给我呢,唔,恐怕我到底只要化一两个戈贝克就什么都拿来了。这自然是不容易的,要费许多力,人只好永远在苦海里漂泛,掉下去,又从此造出新的历史来。然而人究竟为什么要他的聪明呢?所谓好事情,就是很不真实,没有人真肯相信的事情。自然,不连田地,是不能买,也不能押的;但我用移住的目的去买,自然,移住的目的;滔律支省和赫尔生省的荒地,现在几乎可以不化钱的去领;那地方你就可以移民的,心里想多少就多少!我简直送他们到那地方去:到赫尔生省去;使他们住下!移民是要履行法律的程序,遵照设定的条文,经过裁决的。如果他们要证明书,可以,我不反对。为什么不可以?我也能拿出一个地方审判厅长亲笔署名的证明书来的。这田地,就叫作‘乞乞科夫庄,’或者用我的本名,称为‘保甫尔村’罢。”在我们的主角的头里,建设了这奇特的计划;读者对于这,是否十分感谢呢,我毫不知道,但作者却觉得应该不可以言语形容的感谢的;无论如何,假使乞乞科夫没有发生这思想——这诗篇也不会看见世界的光了。
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我々は既に知っている。チチコフは後代のことを甚だ気にかけていた。これは痒みのような事で、もし唇に「わが子らは何と言うであろう」という渺茫たる問いが常に浮かばなければ、多くの人はこれほど深く他人の袋を漁ることはなかったろう。未来の一家の父は手当たり次第に掻き集める、用心深い雄猫のように——石鹸も蝋燭も脂も、爪の下の金糸雀も、すべて掴んで離さない。 |
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第一回的购买是怎样的成交,读者已经看见了;这事件怎样地展开,怎样的成功和失败等候着我们的主角,他怎样地打胜和克服更其艰难的障碍,还有是强大的形象怎样地在我们前面开步,极其秘密的杠杆怎样地使我们这泛滥很广的故事运行,水平线怎样地激荡起来,于是迸为堂皇的抒情诗的洪流呢,我们到后来就看见。一位中年的绅士,一辆年青独身者常坐的马车,跟丁彼得尔希加,马夫绥里方和驾车的三头骏马,从议员到卑劣的花马,是我们已经绍介过了的,由这些编成的我们的旅团,要走的是一条远路。于此就可见我们的主角的生涯。但也许大家还希望我用最后的一笔,描出性格来罢:从他的德行方面说起来,他是怎样的人呢?他并不是具备一切道德,优长,以及无不完善的英雄——那是明明白白的。他究竟是怎样的人?那就是一个恶棍了罢?为什么立刻就是一个恶棍?对于别人,我们又何必这么严厉呢?我们这里,现在是已经没有恶棍的了。有的是仁善的,坚定的,和气的人,不过对于公然的侮辱,肯献出他的脸相来迎接颊上的一击的,却还是少得很。这一种类,我们只能找出两三个,他们自然立刻高声的谈起道德来。最确切是称他为好掌柜或是得利的天才。得利的欲望——是罪魁祸首,它就是世间称为“不很干净”的一切关系和事务的原因。自然,这样的性格,是有一点招人反感的,就是读者,即使在自己的一生中,和这样的人打交道,引他到自己的家里来,和他消遣过许多愉快的时间,但一在什么戏曲里,或者一篇诗歌里遇见,却就疑忌的向他看。然而什么性格都不畏惮,倒放出考察的眼光,来把握他那最内部的欲望的弹簧的人,是聪明,聪明,第三个聪明的;在人,什么都变化得很迅速;一瞬息间,内部就有可怕的虫蛆做了窠,不住的生长起来,把所有的生活力吸得干干净净。还有已经不只发现过一回的,是一个人系出高门,不但是剧烈的热情生长得很强盛,倒往往因为一种可怜的渺小的欲望,忘却了崇高的神圣的义务,向无聊的空虚里,去找伟大和尊荣了。像海中沙的,是人的热情,彼此无一相像,开初是无不柔顺,听命于人的,高超的也如卑俗的一样,但后来却成为可怕的暴君。恭喜的是从中选取最美的热情的人:他的无边的幸福逐日逐时的生长起来,愈进愈深的他进了他的魂灵的无际的天国。然而也有并不由人挑选的热情。这是和人一同出世的,却没有能够推开它的力量。它所驱使的是最高的计划,有一点东西含在这里面,在人的一生中决不暂时沉默,总在叫唤和招呼。使下界的大竞走场至于完成,乃是它的目的,无论它以朦胧的姿态游行,或者以使全世界发大欢呼的辉煌的现象,在我们面前经过——完全一样——它的到来,是为了给人以未知之善的。在驱使和催促我们的主角乞乞科夫的,大约也是发源于热情的罢,这非出于他自己,是伏在他的冰冷的生涯中,将来要令人向上天的智慧曲膝,而且微如尘沙的。至于这形象,为什么不就在目下已经出世的这诗篇里出现呢,却还是一个秘密。
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最初の購入がどのように成立したかは読者が既に見た通りである。この事件がどのように展開し、どのような成功と失敗が我らの主人公を待ち受け、彼がいかにしてより困難な障碍を克服し、強大な形象がいかにして我々の前に歩み出し、秘密の槓桿がいかにして我々の汎濫する物語を運行させ、水平線がいかにして激蕩し、堂皇たる叙事詩の洪流となるかは、後に見ることになろう。一人の中年の紳士、若い独身者の常用する馬車、下僕ペテルシカ、馭者セリファン、三頭の馬——これらで編成された我々の旅団が進むべきは遠い道であった。ここに我らの主人公の生涯が見渡せる。 |
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你不是也在飞跑,俄国呵,好象大胆的,总是追不着的三驾马车吗?地面在你底下扬尘;桥在发吼。一切都留在你后面了,远远的留在你后面。被上帝的奇迹所震悚似的,吃惊的旁观者站了下来。这是出自云间的闪电吗?这令人恐怖的动作,是什么意义?而且在这世所未见的马里,是蓄着怎样的不可思议的力量的呢?唉唉,你们马呵!你们神奇的马呵!有旋风住在你们的鬃毛上面吗?在每条血管里.都颤动着一只留神的耳朵吗?你们倾听了头上的心爱的,熟识的歌,现在就一致的挺出你们这黄铜的胸脯的吗?你们几乎蹄不点地,把身子伸成了线,飞过空中,狂奔而去,简直象是得了神助!……俄国呵,你奔到那里去,给一个回答罢!你一声也不响。奇妙的响着铃子的歌。好象被风所搅碎似的,空气在咆哮,在凝结;超过了凡在地上生活和动弹的一切,涌过去了;所有别的国度和国民,都对你退避,闪在一旁,让给你道路。 |
おまえもまた飛んでいるのではないか、ロシアよ、大胆な、誰にも追いつけぬ三頭立ての馬車のように。地面はおまえの足下で砂塵を巻き上げ、橋は咆哮する。一切がおまえの背後に取り残された、遙か遠くに。神の奇跡に震撼されたかのように、驚いた傍観者は立ち止まる。これは雲間から射す稲妻であろうか。この恐るべき動きは、何を意味するのか。そしてこの前代未聞の馬たちに、いかなる不可思議な力が秘められているのか。ああ、馬たちよ!おまえたち神奇なる馬たちよ!おまえたちの鬣の上に旋風が住んでいるのか。一本一本の血管に、耳を澄ます一つの耳が震えているのか。おまえたちは頭上の愛しき聞き慣れた歌を聞き、今こそ一斉にその青銅の胸を突き出すのか。おまえたちは蹄も地に触れず、身を一線に伸ばし、空を飛び、狂奔して行く。まさに神助を得たかのように!……ロシアよ、おまえは何処へ馳せるのか、答えを返せ!おまえは一声も発しない。鈴の歌が奇妙に響く。風に砕かれたかのように、大気が咆哮し、凝結する。地上に生き動くすべてを超え、涌き過ぎて行った。すべての他の国々と民族は、おまえに道を譲り、脇に退いて道を開けるのだ。 |